議員提出議案第1号
加熱式たばこも禁煙対象に。屋外公共場所での喫煙も全面禁止へ
電子たばこ(加熱式)をこれまでの禁煙ルールの対象に加え、道路・公園など屋外の公共の場所での喫煙を全面禁止にする条例改正案です。受動喫煙から市民を守り、誰もが安心して歩けるまちづくりを推進します。施行日は市の規則で別途定められます。
議案原文(PDF)人に優しく安全で快適なまち福岡をつくる条例の一部を改正する条例案
👉 審議のステータス
議会での審議
この議案で議論されたこと
- 加熱式たばこ・公園・立ち止まっての喫煙を規制対象に加える理由
- 路上禁煙地区を都心部の一部に限定したままとすることの是非
- 20年以上適用実績がない2万円以下の過料の扱い
- 公開空地・軒先・屋台など規制対象となる場所の線引き
- 分煙施設の整備と改正内容の周知・啓発の進め方
4名の議員が質疑を行いました
中山郁美・51番・日本共産党市議団
質問のポイント
路上禁煙地区での喫煙に対する2万円以下の過料が条例制定以降何件適用されたのかを質し、公平性や徴収体制の面から過料規定を削除すべきではないかと主張した。あわせて、思いやりや社会活動への参加など内心の自由に関わる規定を残したままの改正には賛同し難いとして、喫煙以外の条文も精査して提出し直すよう求めた。
提案者代表 津田信太郎議員 の答弁
提案者を代表して津田信太郎議員が、平成15年8月の施行以降、過料が適用されたことはないと答弁した。過料は条例による規制の実効性を高める手段であり削除は想定していないとしたうえで、喫煙以外の規定については有志議員による検討の中で改正すべきとの意見が出なかったため提案していないと説明した。
大沢めぐみ・35番・日本維新の会福岡市議団
質問のポイント
受動喫煙の防止を趣旨に掲げながら路上禁煙地区を都心部の一部に限定している理由と、見直しの時期を明示しない理由、将来的な地区拡大の可否を提案者に質した。20年以上にわたり過料の適用がゼロである運用の甘さを指摘し、悪質な違反者への過料適用を含む実効性の担保を求めるとともに、市には民間との連携を含む分煙環境整備の進め方を尋ねた。
提案者代表 津田信太郎議員・市民局長(舟越伸一) の答弁
津田信太郎議員は、人流が最も多い都心部で受動喫煙のリスクが高いため、まずは現行の路上禁煙地区で規制を強化することが重要と答弁した。改善の時期を予測することが難しいため見直しの期限は設けていないが、附則で将来的な地区拡大も見据えているとし、違反者が多く見られる場合はまず原因を探り、必要に応じて市長部局への要請やさらなる条例改正を検討するとした。市民局長(舟越伸一)は、分煙施設の整備は改正条例案の趣旨や審議の結果を踏まえて検討すると答弁した。
川口 浩・52番・無所属
質問のポイント
分煙の環境が整わないまま罰則で規制する進め方に疑問を呈し、公開空地やセットバック部分、店舗の軒先、屋台、イベントの仮設喫煙所が条例の規制対象になるのかを具体的に質した。あわせて屋内と屋外の定義、これまでの啓発で改善した点と課題、今後の分煙施設の整備の進め方を尋ねた。
提案者代表 古川清文議員・市民局長(舟越伸一)・保健医療局長(山嶋剛) の答弁
古川清文議員は、屋外の公共の場所での喫煙を規制対象とし、公開空地・セットバック部分・軒先・民間スペースは民有地であれば対象外、道路上で営業する屋台は屋外に該当すれば対象になると答弁した。規制対象の公園として警固公園や中比恵公園などを挙げている。保健医療局長(山嶋剛)は、屋根があり側壁がおおむね半分以上覆われた内部が屋内で、それ以外は屋外という健康増進法の考え方と同義であると説明し、市民局長(舟越伸一)は歩行喫煙率が0.04%まで低下した一方、加熱式たばこや公園が対象外である点が課題と答弁した。
森 あやこ・45番・無所属
質問のポイント
改正する条文の内容と提出の理由、健康増進法の全面施行から6年を経てなぜ今の改正なのかを提案者に質した。市には、路上喫煙や受動喫煙に関する苦情の件数、指導件数と歩行喫煙率、吸い殻の散乱状況、市たばこ税収と対策経費、過料の徴収実績や指導員を装った詐欺行為への対策を尋ね、市民同士の監視につながらない啓発の在り方と子どもを含めた教育の重要性を指摘した。
提案者代表 古川清文議員・市民局長(舟越伸一)・保健医療局長(山嶋剛)・財政局長(中村剛士) の答弁
市民局長(舟越伸一)は、路上喫煙に関する市民意見が令和3年度の45件から7年度は92件に増え、令和7年度の指導件数は1万9,958件、歩行喫煙率は平成15年度の3.09%から0.04%に低下したと答弁した。過料の徴収実績はなく、平成16年の詐欺事案以降は同様の事案は確認されていないとしている。保健医療局長(山嶋剛)は、受動喫煙に関する相談等が年200件台で推移し、受動喫煙の機会があると答えた市民の割合は52.3%から34.9%に減少したと説明した。財政局長(中村剛士)は市たばこ税の決算額が令和6年度で131億7,000万円余と示し、古川清文議員は周知・啓発と教育を通じてモラル・マナーを高めることが受動喫煙の防止につながると答弁した。
🗳️会派の賛否
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