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発言のやり取り

教育こども委員会2026年2月18日(水) 開催

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2月18日  午前10時0分開会        午後0時0分休憩         〃 1時10分再開         〃 2時53分閉会  4人から傍聴の申出があり、これを許した。 1.委員席について  今後の委員席について決定した。 2.議案審査 (1) 議案第1号 一般会計予算補正(第6号)〔関係分〕 (2)  〃 第15号 総合図書館の指定管理者の指定 (3)  〃 第23号 和解  以上3件を審査した結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決した。  なお、質疑・意見の概要は次のとおりである。

1. 議案第1号 一般会計予算補正(第6号)〔関係分〕

1号関係 ◯ 小学校建設費の校舎等整備費の追加について、小・中学校建設費の当初予算額は約316億円だが、このうち小学校建設費の予算額を示されたい。

答弁執行部
約110億円である。
質疑・意見委員
当初予算が110億円であるにもかかわらず、なぜ年度末の補正で80億円を追加計上することになるか理解できない。必要な額は本来、当初予算で計上すべきものであり、国も今は補正ではなく当初予算に計上する方針を示している。そのような中で、国が悪いのかもしれないので尋ねるが、当初予算編成段階で必要額を盛り込んだものの削減された結果なのか、もしくは翌年度に計画していた事業があるなら前倒しで実施するということなのか。当初予算110億円に対し80億円もの補正が必要となる状況は、市民や国民から見れば予算制度が形骸化しているのではないかという印象を与えかねない。今回の補正に至った経緯と内容を示されたい。
答弁執行部
令和8年3月議会で令和8年度当初予算を諮る予定であり、今回の補正はその一部を前倒しで予算化するものである。8年度の福岡市の予算編成の全体の流れとしては、7年度中に市内部で予算の調整を行い、金額がある程度固まった12月頃に国に対して補助の申請を行う仕組みとなっている。本来、当初予算は3月議会に諮るが、例年この時期に文部科学省が補正により、次年度予算を前倒しで予算化することから、本市も財源確保のために、文部科学省に併せて、2月議会で補正により次年度予算の一部を前倒しで予算化している。
質疑・意見委員
必要なものを当初予算で組むのが本来であるが、文部科学省は毎年今回のような多額の補正をしているという理解でよいか。年度末に次年度分を補正することが常態化しており、文部科学省はお金に余裕があるという理解でよいか。
答弁執行部
文部科学省の施設関係の予算は、令和2年度以降は当初予算を補正予算が6年連続で上回っている。以前は当初予算が補正予算を上回っている年度もあり、一概には言えないが、現状はその傾向にある。
質疑・意見委員
本当に国がいけないのかどうかは判断に苦しむところであるが、不思議に感じている。教育委員会が必要な分については、国が当初予算で満たしてくれており、今回の補正はあくまで次年度分を前倒しするということである。これが単年度であればまだ分からなくもないが、これを毎年同じやり方で続けているということは、国がくれるから本市としてはもらわざるを得ないということだと思う。このようなやり方でよいのかと疑問に思うが、所見を尋ねる。
答弁執行部
必要な予算は当初予算で組むのが原則と本市も考えている。国がこの時期に前倒しで財源を示してくるため、予算を確保するためにこのような状況になっているが、国に対しても必要な予算は当初予算で確保するよう要望している。
質疑・意見委員
必要な予算は満たしているという説明であるが、本来であれば毎年180億円程度は必要となっている。それにもかかわらず、当初予算では常に110億円程度で計上されており、これは実際に必要となる金額をごまかしているように映る。ここ5年ほどは当初予算を少なく計上し、年度末に3分の1程度を追加で計上するやり方が常態化しているように見える。実際、公園整備などは申請しても満額は認められず、余裕ができたら追加で計上するというのが普通であり、予算議会後に配付される発注予定表も、申請額満額が来ない前提で、見込みで予定のため変更の可能性があることが記載されている。年によっては多く来ることもあるが、当初は厳しく、後半余裕があれば追加補助というのが他省庁である。しかし、文部科学省だけは全額を予算ベースで認めるとしており、毎年、国に余裕があるかは分からないが、追加で次年度分が前倒しで出してくる。これが経済対策やコロナ等の特殊事情なら理解できるが、特異なやり方に映る。本来、毎年180億円程度は必要であるにもかかわらず、ごまかしのような当初予算を組まざるを得ない状況に追い込まれているのではないかと感じている。これは、国会議員を通じてでも、当初必要なものを当初にきちんと見込める予算立てができるよう求めるべきと思うが、所見を尋ねる。
答弁執行部
本市においても令和6、7年度に、国に対して必要な財源を当初予算で確保するよう要望している。
質疑・意見委員
国との関係において、地方が子分のように扱われ、国の言うことを聞かなければ知らないという姿勢に見えてならず、これで地方分権が成り立つのかという懸念がある。より強い立場の者が襟を正して、国民に対してこの額を毎年の必要額として見込み、当初予算に計上していると示すべきである。適正な必要額を当初からしっかり見込むべきであり、見込み違いが生じることはあり得るとしても、例えば、地域からの防犯カメラ設置申込みが多く、当初予算が不足して次年度にしかできないというような案件こそ、補正を組んで機動的に対応すべきである。納税者を馬鹿にするような運用であるなら、改めてもらいたいと意見を述べておく。
質疑・意見委員
小中学校建設費について、各学校から老朽化している、ここが危ないので改修が必要といった要望があると思うが、こうした改修要望は今回の補正予算に含まれると考えてよいか。
答弁執行部
今回補正に上げている事業については、長寿命化改良のような計画的に改修を進めているものや、便所改造工事のように令和12年度を目標として強力に進めているものである。どのように進めていくかは、設計段階や計画段階の際に学校と協議をしながら、老朽度、改修の必要性を踏まえて決定しているところである。
質疑・意見委員
的確に答えてもらいたいが、学校等から多数の要望があって、全てとは言わないが、これらの工事は今回の校舎等整備費の項目で実施することが多いのか。それとも別項目で実施しているのか示されたい。
答弁執行部
学校からの改良要望の中には、修繕のほか、長寿命化改良のような大規模な工事において、改善するようなものも含まれている。
質疑・意見委員
全部ではないけれども、当然入っているということである。教育委員会がすぐにしないといけないかどうかを当然判断しており、学校から要望があったけれども、次年度に先延ばしとなったものもあるかもしれない。それらが分かる資料をもらえないため実態が分からない。また、必要な予算は満たしているとの説明であるが、実際には毎年の必要額は約180~190億円である一方、当初予算はおおむね110億円程度で計上され、年度末に約3分の1を補正で積み増す運用が、ここ5年ほど常態化しているように見える。他局では申請に対して当初交付額は7~8割程度で、年度末に追加交付というのが一般的である。一方、文部科学省分に関しては当初に要求した分は満額認められ、さらに次年度分の前倒しまで来るとの説明である。これは経済対策やコロナ対応のような特殊事情でない限り特異に見える。本来は当初にその年度に必要な額を市民に明示し、不足は補正で対応するのが筋である。ところが教育委員会は、当初に出したものが全額認められ、補正は次年度の繰上げという説明である。そうであるなら、市として本当に必要分を漏れなく計上し当初に要求しているのかが疑問であり、校長等からの要望や定期計画に基づく必要額の計上の妥当性を確認したい。学校からの要望は多数あり、精査し優先度を付け平準化することは当然必要であると理解している。しかし、国からは満額来ているのに教育委員会側でストップし、現場にしわ寄せが出ていないかの検証のため、運用実態が把握できる資料を提出してもらいたいが、所見を尋ねる。
答弁執行部
予算要求については、まず市内部で次年度の予算を要求していく。その中で教育委員会として、各学校からの意見も踏まえつつ優先順位を付けながら予算要求等を行う。その後、予算がおおむね固まった12月に国へ補助申請を行い、これに対して交付決定がなされるというのが全体の流れである。申請内容および交付決定通知の公開は可能と考えている。
質疑・意見委員
国へは本市としての意見を申し出ているということであり、今後の国の対応や全国的な運用実態については調べていきたい。ただし、予算の中身は本市の問題であり、教育委員会が判断して財政局へ要求し、必要性の判断を行うものであるから、そこには限度があることは理解している。一方で、毎年多額の繰越しや、以前は他局でも補正で次年度分を前倒しした事例など、変則的なやり方が多くあった。内部で精査しているとの説明であるが、その精査が正しいかを確認したい。各学校からの要望は100件を超えると思うが、そのうち市の財政状況や平準化の観点から、国の補助で実施するもの、様子を見るものに選別しているのだろうと思う。全てを実施せよと言っているわけではないが、これだけの件数が上がっているという事実を踏まえ、予算委員会等の場で各学校から上がった要望がどうなっているのかを確認したい。現場の実情の精査ではなく、帳尻合わせに見える点があるため、学校名、要望内容、次年度採用とした項目の一覧の提出を求めておく。
質疑・意見委員
デジタル活用推進事業債がどのようなものか尋ねる。また、小学校管理費、中学校管理費、高等学校管理費、特別支援学校管理費それぞれについて、どのくらいデジタルトランスフォーメーションが進んでいくのかを尋ねる。
答弁執行部
デジタル活用推進事業債は、令和7年4月に総務省が創設した制度であり、地方団体がデジタル技術を活用した行政の運営化や効率化などに対して幅広い取組が対象となっている。具体的な内容は、令和11年度までの5年間の償還で起債が可能となっており、その償還に対して50%地方交付税措置がされる優遇がある起債になっている。活用については、教育データ連携基盤の構築や、学校施設開放事業システムの構築に活用しているところである。
質疑・意見委員
各小学校、中学校、高校、特別支援学校全てで利用されていると理解してよいか。
答弁執行部
小学校、中学校、高校、特別支援学校で合計1,700万円のデジタル活用推進事業債を財源として充てている。学校施設の開放事業はシステム管理を行っており、システムのバージョンアップや改修を常に行っている。今回、デジタル活用推進事業債をその費用に充てることが可能となったため活用したものである。学校施設の開放事業は小中学校を対象とした事業であるが、高校や特別支援学校についても開放で利用される場合があることから、高校や特別支援学校も含めたものである。
質疑・意見委員
デジタル関連事業債の教育情報連携基盤について、既に小学校では作業が終わったと聞いている。本来、学校の教員だけに任せるのではなく、費用をかけて専門の職員を配置するなどの措置がなされるべきだったのではないかという声があるが、実際に連携作業を行う段階でそのような措置があったのか尋ねる。
答弁執行部
指摘の端末の統合作業については、今回のデータ連携基盤とは全く違う費目で実施している別の事業である。データ連携基盤については、令和8年度に一部の学校で試行を行うものであり、教員の学校内の情報把握ということでデータ連携基盤を構築する部分に充てるため、今回補正を行うものである。
質疑・意見委員
端末の統合作業で、教員以外に人を配置していないと理解してよいか。
答弁執行部
端末の統合作業については、作業全体を委託しており各学校に特別に人を配置したということはない。
質疑・意見委員
データ連携基盤の構築については、当初予算で出されていたものを今回の補正でデジタル活用推進事業債に予算を付け替えているということだが、現在、別々に管理している情報が全て一元化されると聞いている。これは個人情報の問題など、保護者の同意や理解が得られているのか。また、個人情報が他に利活用されたりすることがないのか尋ねる。
答弁執行部
それぞれの学校が管理しているデータの利活用については、年度初めに保護者に文書を配付し、趣旨について説明をしているところである。また、教育データ連携基盤で用いるデータについては、セキュリティーを高めた状態で管理を行い、外部に漏れないよう最大限の配慮を行いながら進めていく。
質疑・意見委員
相当な個人情報の積み上げになるが、いろいろな影響を考えて慎重に個人情報として取り扱っていく必要があるのではないかと思うが、所見を尋ねる。また、保護者からの声があれば示されたい。
答弁執行部
現在、データ連携基盤の構築をしているところであり、保護者からの懸念は今のところ把握していない。また、個人情報データの蓄積に関する心配については、できるだけセキュリティーを高めた上で、誰でもアクセスできるものではない形でのデータ活用を進めているところである。
質疑・意見委員
この連携基盤の作業を行うに当たって、現場の教員にデータを一元管理することを説明しているのか尋ねる。
答弁執行部
教育データ連携基盤の構築については、各学校宛てに校長会等を通じてどのようなものをつくるという説明を行っているところである。
質疑・意見委員
現在、トラブルや学校からの懸念は出ていないのか尋ねる。
答弁執行部
現在、教育データ連携基盤については構築の最中であり、実際に運用を始めたものではないため、現状で懸念などが現場から上がってきているということはない。
質疑・意見委員
構築の途中であるということもあるかもしれないが、機材のトラブルなどが実際にあり、実務作業にも影響が出ているという話を聞いている。現場の声をしっかりと把握してもらいたいと要望しておく。
答弁執行部
指摘があった端末のトラブルなどについては、ネットワークの統合作業の中で生じているものであり、教育データ連携基盤の構築の中で起きているものではない。

2. 議案第15号 総合図書館の指定管理者の指定

15号関係 ◯ 総合図書館の指定管理者の指定について、指定管理者選定評価委員会の学識経験者として工学部教授が入っているのは、特に図書館に関わる専門知識があっての選任なのか。選定委員の選び方について、どのような観点で入れたのか示されたい。

答弁執行部
選定評価委員会の工学部教授の委員については、現在、公共空間のデザインやまちづくりを専門としており、幅広い知見を生かして、公共団体における附属機関や各種プロポーザル審査委員会の経験も豊富であり、そのような観点で選任したところである。
質疑・意見委員
プロポーザルの経験が豊富というのは、例えば物を建てるなど、工学的な専門知識が役に立つというのは分かるが、そうではなく、大学教授だから学識が豊富だからというだけではないのか。他にも多くの人がいる中で、例えばリニューアルであればまだ分かるが、現在の指定管理についての評価において、工学部の知見がどう関わって生かされるのか疑問に感じている。経験豊富というのは、審査する中身によって変わってくるものであり、もしかすると安易に選定したのではないかという印象も受けてしまう。こういう観点を期待しており、この工学部の人はこういう研究をしていて、こういう部分が選定の評価に資するという説明がなければ、単に委員歴が豊富であるというだけでは評価できない。この人が悪いと言っているわけではなく、今回選定した際に、この案件に対してこういう貢献を期待している点などがあれば示されたい。
答弁執行部
今回の学識経験者の委員については、これまでの経験を生かして応募団体の運営状況や意欲等を精査してもらうとともに、図書館という空間の利活用や効率的な管理運営の観点から評価や意見交換を行ってもらいたいということで選任したものである。指摘の内容については、今後しっかりと踏まえていきたいと考えている。
質疑・意見委員
少し歯がゆい答弁であるが、この人はこういう理由で委員になるとよいという部分を持った人選を心がけてもらいたい。全てがそうなるとは思わないが、委員になった人が専門ではないところまで評価する場面が出てくる。自分ではこれはよく分からないというところでも、委員になれば全ての評価項目に点数をつけなければならず、分からない分野では他人の意見に引っ張られることも多い。しかしながら、全ての分野に精通している人はなかなかおらず、利用者代表の人などは分からない部分は同点にするなど工夫している。複数の委員で点数により評価していく中で、この人はこういう部分に非常に見識が深いので選んだというようなことが本来は必要である。ぜひ、人選においては誤解を招かないように求めておく。

3. 議案第23号 和解

23号関係 ◯ 和解について、野球のスパイクで足を蹴られたのが令和4年9月で、ゲームのアカウントを使用できない状態にされたのが令和5年1月ということで間違いないか。

答弁執行部
そのとおりである。
質疑・意見委員
スパイクで蹴られた後、担任や学校はトラブルの件をすぐに把握していなかったということか。
答弁執行部
学校が事案を認識したのは、事案が発生した令和4年9月の時点ではなく、5年2月に保護者から相談があった際である。
質疑・意見委員
令和4年9月に蹴られた件について、被害児童は当時いじめかもしれないと思いながらも声を上げず、我慢していたのではないかと感じている。子どもたちが訴えやすい環境が必要ではないか。先生に相談しにくい子どももおり、先生に話すことで状況が悪化するのではないかと恐れる思いもあると思うが、スパイクで蹴られたというのは大けがにつながり得る重大な事案である。さらに、その後も状況は収まらず、再びゲームのアカウントを使用できない状態にされる行為もあったが、学校としては当時把握しておらず、最終的に認識したのは5年2月に相談があった時点であるという理解でよいか。
答弁執行部
そのとおりである。
質疑・意見委員
令和4年10月にゲームのアカウントを使用できない状態にされるという事案が発生して、その後3学期に入り5年2月になって保護者と本人から過去に蹴られたこともあるという相談が学校に寄せられたということである。そこから学校が対応に入り解決策を模索したものの、最終的に納得には至らず訴訟に至ったということである。第1回期日が5年12月であったと聞いているが、実際に訴えを提起した日付を把握していれば示されたい。
答弁執行部
令和5年10月4日である。
質疑・意見委員
令和5年2月に相談が寄せられ、年度が変わって秋頃まで話合いが続いたものの、平行線のままで折り合いがつかず、法的手段を取るという判断に至ったと理解している。その結果、10月に訴訟となり複数回の期日を経て、裁判所から子どもの将来を考えて和解が望ましいのではないかとの提案があったという状況である。このような事案は、今後も起こり得るし、既に起きている可能性もある。そこで聞きたいのが、問題が発覚したのが5年2月であり、訴訟となったのが5年10月であるという点である。相談があった以上、学校として配慮が必要であり、簡単に外部に漏らすこともできないことは理解している。ただ、訴訟に至れば、和解にせよ判決にせよ議会に報告が必要になるという現在の仕組みがある。市が被告となった場合も同様であり、和解した場合や判決が出た場合は議会に報告する流れになっている。今回も、市内部で検討が行われた結果、和解を受け入れる形になったが、その経過を私たちは知らないままであり、現場ではほかにも多数の事案が生じている可能性がある。解決できるものもあるが、できずに訴訟となれば、数年後に議会に報告が必要となる。その間の対応は市内部で進めざるを得ないが、どうせ議会に報告するのであれば、訴訟が起きた段階でこういう事案があり、見解の相違があり訴訟となったという情報をもっと早く共有できないものかと考えている。今回のケースは5年2月に相談があり、そこから2年半経って初めて過去にこうした訴訟案件があったと議会として知ることになる。もう少し早い段階で、訴訟があったことだけでも把握できれば、いじめ対策が十分か、市としてどう対応すべきかなどを検討することができる。訴訟前の相談段階では公開はできないことは理解しているが、訴訟が提起された段階で本委員会に報告をすることはできないのか尋ねる。
答弁執行部
本市が裁判で提訴された場合の報告の在り方については、今後、総務企画局と協議していく。
質疑・意見委員
交通事故の場合であれば、こちらの過失の有無も含めて、まず事故発生の報告があり、その後は保険会社との協議中であるため、最終的な判断がまとまり次第また報告するという形になっている。しかし、今回のような訴訟案件で、特にいじめ対策のような重大な事案については、2年半経ってから議会に報告があるというのは非常に間の抜けた状況に感じている。学校現場は子どもの未来に関わるものであり、本来であれば再発防止や改善につながる機会としてもっと早く把握したいという思いがある。そのため、こうした訴訟や深刻な事案について、少しでも早く情報が共有され、改善につなげることができるよう検討してもらいたい。
質疑・意見委員
市としては、早期に訴訟を終結させることで、原告の精神的、経済的負担を軽減することも重要であると判断し、市に支払い義務がないという和解内容を踏まえ速やかに終結を選択したものであると理解した。ただし、この和解結果とは別に、原告の訴えの中には、良好な学校生活を送ることができる環境整備をすべき義務を市が怠ったのではないかという懸念が示されていた点がある。この点について、市としては損害賠償義務は認められなかったものの、学校や市の対応に何らかの反省すべき点があったと考えているのか、あるいは一定の対応は十分行ってきたという認識なのか、その見解を尋ねる。市として賠償の支払いはなかったが、訴えられたこと自体について、どのように受け止めているのかを確認したい。訴えた側が市の対応が不十分だったのではないかと考えている可能性もある。和解内容そのものではなく、訴えられたことに対する所見を尋ねる。
答弁執行部
相談を受けた後の学校の対応については、しっかりと行っていたという認識である。しかしながら、そもそもこのような問題が学校で発生しないよう、事前のアンケート調査等により生徒が訴える前の段階で学校が兆候を察知することが重要であると考えている。その上で、学校環境を適切に整備していくことが必要であると考えている。
質疑・意見委員
市としてはやるべきことは行っていたとの認識であるが、一方でさらなる改善が必要な点についても検討していきたいという理解でよいか。
答弁執行部
そのとおりである。
質疑・意見委員
今回の件を機に、何か取り組んだことがあるのか尋ねる。
答弁執行部
児童生徒間で同様な問題が起きないよう、日々の研修等を通じて教職員が事前に察知できるよう指導を行っているところである。
質疑・意見委員
このような事案がなければそれでよく、発生した場合は速やかに把握できるような仕組みができれば未然防止にもつながると考えている。教育委員会と一緒になって対応策を検討していきたいため、本委員会への報告については総務企画局と協議してもらいたい。
質疑・意見委員
被害生徒は、その後不登校になったのか。もし、不登校になっていた場合、どれくらいの欠席があったのか時期も併せて示されたい。
答弁執行部
欠席の期間は、令和4年度の2年生の時に25日間、5年度の3年生の時に22日間である。
質疑・意見委員
何月頃に集中して欠席しているか分かれば示されたい。
答弁執行部
令和4年度で欠席日数が一番多いのは2月の12日間である。5年度で欠席日数が一番多いのは4月の9日間である。
質疑・意見委員
今回の事案は重大事態には認定されたのか。認定されてないとしたら、その理由を示されたい。
答弁執行部
本件はいじめの重大事態には認定していない。理由として、不登校を目安とする場合はおおむね30日間の欠席が目安となるが、本件はそれを下回っていたためである。また、保護者から重大事態として調査してほしいという要望もなかったことから、本件は重大事態としていない。
質疑・意見委員
基準値を下回っていたこと、保護者から要望がなかったことは理解したが、結局、訴訟になっているということは、何かしら納得していない部分があったからだと思う。初動にもう少しやれることがあったのではないかと思うため、今後、類似の事態が起きたときにはより慎重な初動対応をお願いしたい。

4. 第2次福岡市立学校における働き方改革推進プログラム(案)について

3.専決処分 (1) 報告第1号 学校給食に係る訴えの提起  本件について、理事者から専決処分を行った旨の報告があった。 4.第2次福岡市立学校における働き方改革推進プログラム(案)について  本件について、理事者から資料に基づき報告があった。  なお、次のような質疑・意見があった。

質疑・意見委員
働き方改革推進プログラム案について、いじめに関する学校への支援ではこのような別組織を作るべきだとずっと思っていたため、やっとという思いである。ここに記載の内容以外で、教育委員会としてこのプロジェクトチームを設置することへの意気込みを尋ねる。
答弁執行部
新しい事業を始める理由として、大きく2つの観点から運用する予定である。1つはいじめに関する調査研究を行うことである。いじめが発生する原因や発生した後の初動対応について、学識経験者も交えながら議論し未然防止、起きた場合の早期対応について本市としての方策を策定していく。もう1つは、これと同時並行で、実際に学校現場で発生しているいじめについて、重大化が懸念される案件があった場合には学校を直接支援していく。いじめの認知件数が上昇すること自体は望ましいと考えているが、それが重大化しないよう努めていく。
質疑・意見委員
未然防止はもちろんであるが、早期対応によってその場で確実に解決できる組織にしていかなければならない。先ほども重大事態案件にならないようにという話があったが、それに加えて訴訟にならないようにすることや、いじめが原因で不登校になる子を出さないことも重要である。小さないじめというものはあるとは思うが、本当に傷ついてしまうようないじめについては、早期対応と早期解決がこのプロジェクトチームの大きな役割になるのではないか。そのため、解決という視点もしっかり入れてもらいたいが、どのように考えているのか尋ねる。また、解決を進めていくためには様々な研究も必要になると思うが、所見を尋ねる。
答弁執行部
いじめの解決を目指すということは指摘のとおりである。一方、いじめの解消という概念があり、いじめが実際に終わっていること、被害を受けた子どもが心理的苦痛を感じていないことの両方を満たすものである。これらを踏まえ、いじめの解消を早期に目指していくという意味で、今後も学校現場と一緒になって取り組んでいきたいと考えている。
質疑・意見委員
解消と解決はどのような違いがあるのか。
答弁執行部
いじめの解消というのは、文部科学省が用いている用語でありほぼ解決と同じ内容である。要するに、被害を受け、精神的苦痛を感じていた子どもがその苦痛がなくなり、これまでどおり学校生活を送れるような状態にしていくことである。
質疑・意見委員
解消と解決が同じことなのかはよく分からないが、解決でいいのではないか。それに加え、組織がきちんと対応し解決に至った後の経過をしっかり見ていくこと、例えば半年間フォローしていくことなども大事ではないか。そのためにスクールソーシャルワーカーやカウンセラーが入っているのだと思う。また、弁護士等とはスクールロイヤーの他にどのような人を想定しているのか分からないが、解決後のフォローもこの項目にしっかりと含んでいるという理解でよいか。
答弁執行部
指摘のとおり、いじめが解決しないと最終目的が達成されない。そのため、解決を目指しその後のフォローアップも同時並行で行っていく考えである。また弁護士等については、弁護士、学識経験者のほか、必要に応じて助言をもらえる人に協力をお願いする考えである。
質疑・意見委員
弁護士等という形ではなく、これは本気でやっていかなければならないものであり、冷徹に解決していくことも必要である。そのため、現時点で考えられている学識経験者など、関与する人たちをしっかり明記して、どういう人たちが入る組織なのかを示すべきである。まだ始まる前で明確に言い切れない部分があることは理解しているが、きちんと明記してもらいたいが、所見を尋ねる。
答弁執行部
必要な人材については明記していく。
質疑・意見委員
いじめに関連して、以前から事例研究をしっかりするよう求めていたため、このプロジェクトチームの発足についてはありがたいと思っている。しかし、既存の組織との役割分担、住み分けをはっきりさせてもらいたい。もともと本市には、関係機関と連携するいじめ問題対策連携協議会がある。また、先ほど答弁にもあった調査研究や当事者間の関係調整を行い問題解決を図る組織として、いじめ防止対策推進委員会が条例で設置されている。さらに、重大事案ごとには第三者委員会も立ち上がる。そのため、調査や研究、当事者間の調整、サポートなどについて、既存の組織とどのように分担し、このプロジェクトチームがどこを担うのかを簡潔に説明してもらいたい。
答弁執行部
福岡市いじめ防止対策推進委員会という組織があり、これはいじめ防止対策推進法に規定する重大事態に係る調査を行う委員会である。第三者委員会はいじめ重大事態が起きた場合に各学校に設置されるが、福岡市いじめ防止対策推進委員会は、その中でも重篤な案件を取り扱う委員会として設置している。プロジェクトチームの役割については、本市におけるいじめ事案の分析、他都市の先進事例の調査、有識者との意見交換などを行い、いじめの未然防止、早期発見、速やかな対処のための効果的な方策を検討していくことである。また、プロジェクトチームが事実関係を整理し、学校訪問を行い、児童生徒へのヒアリングや保護者対応についても支援を行うことを役割分担として考えている。
質疑・意見委員
重大事態に至らないように、アドホックではない組織としていろいろな事例を研究、蓄積し、フィードバックをしてもらうよう要望しておく。
質疑・意見委員
働き方改革推進プログラムの中身に入る前に、これまでの主な取組みのところで、2点意見を述べておきたい。1点目は全学年で35人以下学級の実施である。これは国に先行して本市が実施したものであるが、40人学級と比べてどういう効果があったのか、35人からさらに減らす必要性があるのかなどの検証については、国を待たずに先駆けて行ってもらいたい。2点目は土曜授業の縮小である。4回から2回へ一旦縮小しているが、やはり学校現場の声を踏まえて、土曜授業の意義がどこまであるのか、その必要性が何なのかを精査した上で、廃止の選択肢をあらかじめ排除することなく、今後、しっかり検証を行ってもらいたい。
質疑・意見委員
数値目標について、以前からトータルの時間外在校等時間だけ見ていても、教員が教員でなければならない業務にどれだけ専念できるようになったかは分からないと指摘してきた。内訳まで見なければ実態は把握できないと考えており、実態把握調査を行い定量的、客観的に働き方改革の成果を把握すべきではないかと意見を述べてきた。今回の資料では、国が示しているトータルの時間外在校等時間について、月30時間以下や45時間以下を100%というような数値目標しか示されておらず、内訳が示されていない。この件について、教育委員会としてどう考え、結局トータルのみを数値目標として示すことになったのか、簡単に説明してもらいたい。
答弁執行部
内訳に関する数値目標を追加すれば、その実態把握も必要になると考えている。学校現場からはアンケート調査等が負担になっているとの意見があり、実態把握により学校の負担が発生することを考慮すると、数値目標の設定については慎重に検討する必要があると考えている。
質疑・意見委員
令和7年12月議会でも、教育長から学校現場の負担を考慮した上でという答弁があり、その観点は大事だと思う。働き方改革の取組を推進するために、学校現場の負担が増えてしまっては元も子もない。一方で、教員が教員でなければならない業務に専念できるようになっているかどうかという中身を見ていかないと、この取組自体に効果があるかどうか分からない。答弁にあったように、学校現場の負担を考慮して慎重に検討することは大事だが、仮に定量的にしっかり取ることが負担につながるのであれば、限界はありつつも定性的にでもよいので、教員でなければならない業務が何で、その業務にどれだけ時間が確保できているのかを教員に聞き取ってもらいたい。そのうえで、それをパーセンテージとして示し、増えていることが分かるようにしてもらいたい。トータルの時間が45時間以下、30時間以下に収まったので働き方改革が進んでいるということでは弱いと感じている。肝心要の部分にどれだけ時間を割けるようになったのかをしっかり把握してもらいたいが、所見を尋ねる。
答弁執行部
定性的な指標であれば現場の負担は若干抑えられると考えており、第3次教育振興基本計画において数値目標として設定している。具体的には、子どもと向き合う時間や自らの授業を磨く時間を確保できていると思う教員の割合を設定しており、これを毎年度確認し公表しながら進めていきたいと考えている。
質疑・意見委員
他の計画で指標を既に設定しているのであれば、本計画にも記載してよいのではないか。また、数値目標について、ワークライフバランスが取れているという指標は国が示しているため入れること自体は否定しないが、ワークとライフのバランスの基準は人によって大きく異なり主観性が高い。したがって、この数字がそのまま働き方改革の進捗を示すとは限らない面がある。どうしても入れるのであれば頭ごなしに否定はしないが、繰り返し言っているとおり、より意味のある指標を追加してほしいと意見を述べておく。
質疑・意見委員
持ち授業時数の軽減について、令和7年12月議会では授業時数を縮減することで負担を軽減するという答弁であったが、表現としてはそちらが適切ではないか。本当に持ち授業時数の軽減という表現が正しいか再検討してもらいたいと意見を述べておく。
質疑・意見委員
生成AIの活用促進について、生成AIは負担軽減に資するのは確かであるが、負担軽減のために生成AIを活用するということが独り歩きすると、本当は子どもの学びや授業の質の向上に利用できるのに、負担を軽くするために活用するものと勘違いされる懸念がある。そのため、生成AIの活用と授業準備の支援はセットで学びの質の向上も含めて進めてもらいたい。また、授業準備の支援について、授業アイデアの共有、紹介自体はよいが、指導案をそのまま持ってくればよいという話にはならない。授業づくりの本質を押さえ、表面的なアイデアのなぞりに終始しないよう、留意して進めてもらいたいと意見を述べておく。
質疑・意見委員
通話録音の実施について、水かけ論の防止等の観点から妥当だと思うが、これに関連して防犯カメラの活用も検討すべきである。従来の出入り管理、侵入監視だけでなく、教員と児童生徒間のトラブル、児童生徒同士のいじめ、教員による性犯罪等の未然防止など発生時の迅速対応の促進に資する面がある。もちろん、設置数や場所によって未然防止効果には限界があり、単体で万能ではないため、複数の手だてを組み合わせる必要がある。また、プライバシーへの配慮として映像データの管理体制の整備は不可欠である。昨今、SNS上でいじめ事案に関し様々な動きがあり、被害児童生徒の保護が最優先である一方、真偽不明の情報が飛び交い無関係の第三者が被害を受ける事例も散見される。通話録音を進めるのであれば、関連して防犯カメラの設置の必要性について、学校現場や児童生徒、保護者の声も踏まえしっかり検討した上で結論を出してもらいたいが、所見を尋ねる。
答弁執行部
本市においては、児童生徒の安全確保の観点から、校門や昇降口などに防犯カメラを設置し不審者侵入の抑止に活用している。一方で、校舎内、特に教室など私的な領域への監視範囲の拡大については課題も多く、撮影された映像は個人情報であり、その運用にもリスクが伴うと考えている。このようなことから、校舎内への防犯カメラの設置拡大については、慎重に検討する必要があると考えている。他都市の先行事例や課題を注視しつつ、適切な在り方を検討していく必要があると認識している。
質疑・意見委員
防犯カメラを一律に敷き詰めるべきだという趣旨ではない。理想を言えば、防犯カメラに頼らなくても、ソフト面の取組も含め子ども一人一人が安心して生活できる環境を整えることがベストである。一方で、予算や時間の制約により、直ちに対応できない課題もある。だからこそ、今苦しんでいる子どもをどう守るかを最優先に据えるべきである。その上で、プライバシーに限らず、教員負担の増加、誰がどのように管理するのか、データの取り扱いは、防犯カメラによって遠隔でオンラインで見られるのか、ハードディスクに保存して定期交換、点検するのかなど具体的課題をやらない理由にするのではなく、どうすればクリアできるかという観点で検討してほしい。他都市の動向も参照しつつ、子どもを守る手だてとして、短期的な取組と長期的な取組をどう組み合わせるかを検討してほしいと意見を述べておく。
質疑・意見委員
共同学校事務室への事務の集約で、事務職員が関わる業務範囲の拡大により教員の負担軽減を図るためという表現について、教員の負担軽減を図るために事務職員の業務範囲が拡大してきており、その負担をさらに軽減するために共同学校事務室を設置したと理解していた。しかし、この文章では事務職員が関わる業務範囲が拡大することで、教員の負担軽減を図ると読めるが、文章の意味を尋ねる。
答弁執行部
共同学校事務室運営事業については、各学校の事務職員が行っていた事務の一部を集約・効率化するため、共同学校事務室を設置しているものである。その分、学校現場の事務職員の負担が軽減されており、当該事務職員が、教員と協力して行う仕事を増やすことによって、教員の負担軽減を図っているという趣旨である。協力して行う業務はいくつか定めており、学校の事務職員は各校で人数や状況が異なるものの、教員と協力して仕事を進めることにより、教員の負担軽減を図るという趣旨である。
質疑・意見委員
事務職員の働き方や業務改善のほうが先にあったという記憶である。まず、教職員の負担軽減があり、その業務が事務職員に移ってしまい事務職員の負担が増えたという現場の声が当時あった。その時期と、共同学校事務室ができる時期が重なっていたため、逆の流れではないかという印象を持っていた。この文章のままでは分かりにくいのではないかと思うため、読み違いが生じないよう文章表現をもう少し工夫してもらいたいと意見を述べておく。
質疑・意見委員
土曜事業の縮小について、将来的にどうしていくのかというビジョンが必要ではないかと意見を述べておく。
質疑・意見委員
11時間勤務間インターバルの導入について、インターバルの確保がほぼできていると聞いたがしっかりと現状分析が必要ではないか。先ほどの教員の在校時間の数値を踏まえると、実態と矛盾しているように感じており、実態の分析を精緻に行う必要があるのではないか。また、どうしても学校に残らざるを得なかった教員が、翌朝11時間のインターバルを取ることで、例えば本来の勤務開始時間が8時30分のところが9時30分になることがあるが、その間の手だてが示されていない。学校現場で管理職や同学年の先生が対応せざるを得ない状況がある中で、この制度が実効性のあるものなのか、現場の実態を踏まえ精査する必要があるのではないかと意見を述べておく。
質疑・意見委員
時制等の工夫や持ち授業時数の軽減について、教員の数を増やさなければ現実的に対応できない問題である。限られた教員の数で対応するのは難しく、予算と定数の確保が必要である。一部教科担任制についても、国が予算と人の配置をしたとはいえ、現場では充足している声があまり聞こえず、学校内で工夫し合って運営している現状がある。この点についても、予算や定数の確保が必要であると意見を述べておく。
質疑・意見委員
授業準備の支援について、生成AIの活用で本当に解決できるのか疑問を持っている。生成AIが様々なデータから案を出すとしても、1つの指導案を複数の学級では使えないというのが現場の実態である。子どもたちは一人一人状況が異なり、以前作成した指導案がそのまま使えないことが多い。授業づくりの本質は、目の前の子どもの実態に即した授業をつくることであり、これは教員の責務である。その点で、AIに安易に頼り過ぎるのは危うさも感じる。勤務時間内に教材研究や授業準備ができる時間の確保が最優先されるべきである。時制の工夫によって一定の時間が生み出される部分もあると思うが、ここは丁寧な対応が必要であると意見を述べておく。
質疑・意見委員
若手教員の育成について、初任者研修等の内容見直しとあるが、サポート体制としては理解できる一方で、どのような見直しを想定しているのか尋ねる。
答弁執行部
初任者研修の内容の見直しについては、若手教員の1年次の研修内容を見直している。まず、学級経営や生徒指導などの実践的な研修を、年度初めの早い段階で実施するよう内容を組み替えている。また、互いに授業参観を行い、学び合う研修も来年度から計画している。こうした取組を通して、自信を持って教員生活を送れるようにしていきたいと考えている。
質疑・意見委員
学び合う研修は大事だと思う。座学や既成の研修ではなく、先生たちの力になる研修が必要であり、初任者研修の内容の見直しに期待していると意見を述べておく。
質疑・意見委員
いじめについて、先ほど解決と解消という表現があったが、この2つは全く異なるものだと思っている。いじめ問題は、まず物理的、現象面として解決しなければ、当事者にとって解消にはならない。先ほどの答弁で、精神的苦痛をなくすという言葉を使ったが、まさにそれが解消である。解決というのは、まず問題の解決があり、その後に精神的苦痛の回復などの解消に向かうという一連の流れだと受け止めているが、その理解でよいか。また、未然防止について、教育振興基本計画とも関わるが、未然防止とはいじめを生み出さないことであり、その基盤は学級経営、集団づくりにある。自尊感情を育てること、人権教育の基礎的な部分が大事であると考えている。しかし、この視点が資料には見受けられないように感じた。未然防止について、学級経営や集団づくり、人権教育の基盤という観点をどのように位置づけているのか、所見を尋ねる。
答弁執行部
解消と解決の件であるが、まず当事者間での問題の解決を図った上で、いじめ自体の解消へ向かうという理解である。また、いじめの起きない学級づくりについては、相互の人権感覚や相互尊重を育むことについて教員が助言等を行い、そもそも学級がいじめの起きない状況になるようにすることは教員の務めであると考えており、実現できるようサポートしていきたいと考えている。
質疑・意見委員
そういう学級経営についても、先生自身が余裕やゆとりを持てないと、子どもと向き合うことが難しい場面があると思う。教員の人数や学校全体の雰囲気、さらには管理職を中心とした学校運営にも関わってくるのではないかと感じていると意見を述べておく。
質疑・意見委員
部活動について、国の方針とは違う方向で、本市は既にかじを切っていると感じているが、将来的に部活動をどのようにしていくのか、その着地点が見えない。部活動指導員を全て配置していくのか、どういった方向性で進めるのか、そのイメージがつかめていない。本市として部活動を今後どのように運営していくのか、終着点をどのように考えているのか、所見を尋ねる。
答弁執行部
部活動について、国は少子化の進行を踏まえ地域展開を進める方向であるが、本市はまだ児童生徒数が大きく減っておらず、部活動も存続している状況である。これまで部活動が果たしてきた役割は子どもの成長にとって大きいことから、当面は部活動をしっかり継続していくことを大前提としている。その上で、持続可能な部活動を維持するため、専門的な指導ができる部活動指導員を導入し、併せて学校の働き方改革も進めていく。子どもたちの活動を保障する観点から、部活動を維持、継続していきたいと考えている。
質疑・意見委員
当面、部活動を担う顧問の先生は、教育職員と専門的な指導員が混在する形で、相互に協力しながら部活動を進めていくというのが本市の部活動の形であると理解してよいか。
答弁執行部
部活動を頑張りたいという先生も多くおり、そうした先生がしっかり部活動に取り組めるようにしていきたいと考えている。一方で、専門的な指導ができなかったり、様々な事情で部活動を持つことが難しい先生も増えている状況がある。そのため、先生が部活動を担当できない場合に、子どもたちの活動が途切れないようにする必要がある。この観点から、部活動指導員を今後も増やしていく必要があると考えており、その方向で検討しているところである。
質疑・意見委員
業務委託、業務分担の見直しについて、以前はワックスがけなどを学校用務の先生が共同で行っていた。その後、学校用務の先生が集まり協力しながら1校ずつワックスがけをしていた時期もあった。現在、ワックスがけ等の作業は業務委託をしているのか尋ねる。
答弁執行部
体育館以外の廊下や教室のワックスがけの業務委託は、令和6年度に試行実施、7年度から全校実施している。
質疑・意見委員
昨年現場から、丁寧な作業を徹底していた頃と異なり、業者によっては汚れを落とさずそのままワックスをかけている事例があると聞いているが、現場からそのような意見が上がってきているか尋ねる。
答弁執行部
学校、学校用務員から報告が上がってきている。解決に向けて、より丁寧なワックスがけとなるよう仕様書の変更等を検討していく。
質疑・意見委員
学校用務員が在籍している中で、業務委託することとした理由が見当たらないが、切り替えることとなった背景を尋ねる。
答弁執行部
学校用務員を含む現業職員については、全市的な方針として退職不補充としている。そのため、学校用務員の定数自体は変わっていないものの、正規職員と会計年度任用職員の比率が変化してきている。その結果、業務効率や技能面でこれまでどおりとはいかないところがあり、対応可能な業務については業務委託を進めているところである。
質疑・意見委員
学校用務員がセンター化されていく中で、会計年度職員が増えている現状において、将来的に学校用務員が淘汰されていくのではないかと懸念している。働き方改革の観点から言えば、以前も言ったが、学校用務員が別の学校にいることで、緊急の修繕や営繕の対応が必要になった際、教頭を通じてお願いをすることになり、非常に手間がかかるという声を現場から聞いている。その結果、応急的な対応を教員が行っている事例も複数ある。これは教員の負担にもつながっている。学校用務員がセンター化された中で、こうした突発的な対応により、専門外である教員の負担となっているという声を現場から聞いている。そうした状況を踏まえると、今回の業務委託、業務分担の見直し自体は理解できるものの、委託が必ずしも最適なのかどうか疑問である。これまで専門職として研修を重ね、学校現場の営繕などに対応してきた学校用務員がいる中で、令和7年度からワックスがけを全面的に委託するという点については、働き方改革の観点から少し異質に感じた。業務分担の見直しは理解するが、即委託に結びつけることが適切なのかどうか、専門職員の存在を踏まえると違和感がある。現場の実態と働き方改革の両面を考えたとき、この点については再度検討する必要があるのではないかと思うが、所見を尋ねる。
答弁執行部
学校用務員のセンター化により、教員に一部負担が生じているのではないかという意見があったものと認識している。また、ワックスがけ以外の委託業務として、テント張りやプール清掃等についても検討していくことで、教員の負担軽減につながるものと考えている。
質疑・意見委員
委託を進めていくのであれば、掃除を委託してもらいたい。掃除の仕方を学ぶという教育的な観点から考えると、児童生徒が行う清掃については週に1回程度でよいのではないか。民間では清掃業務を業者に委託しているところがほとんどであり、もし委託を進めるのであれば、清掃を委託するほうが先ではないか。プログラム案について、現実的にどうなのかという点や文言の読み違いが生じないよう、丁寧な表現も含め再検討してもらうよう要望しておく。
質疑・意見委員
若手教員の育成について、学校現場を視察した際も若手の先生が非常に多いということを強く実感している。その中で、若手教員をしっかり育成することが授業の充実や事務時間の確保にもつながっていくものと考えている。今回、サポート体制を強化していくことに至った背景や狙いを尋ねる。
答弁執行部
学校では若手教員が大変増えており、学校、教育委員会ともに若手教員の育成を大きな課題と捉えている。今回、教育委員会と学校が同じ方向を向いてともに育成を進めていくという趣旨で、若手育成支援についてパッケージ化したところである。新採教員の悩みを分析した結果、学習指導に関する悩みだけでなく、人間関係や仕事の見通しが持てないことへの不安など、横のつながりの必要性が明らかになった。そのため、このパッケージでは横のつながりをつくる研修を実施することとし、加えて、本人の学びを支援する取組、メンタルヘルス面からのサポート、アウトリーチ型の支援などの体制も整えている。また、初任者ハンドブックを教育センターで作成するなど、若手教員が見通しを持って教員生活を送り、やりがいを感じられるようみんなで応援していくものである。
質疑・意見委員
希望を持って先生になったと思う一方で、現実には悩みがあっても相談できなかったり、大きな苦労を抱えているという声も聞いている。体制を整えてもらうことで、生きがいを持って働くことにつながり、教室での授業の質の向上にもつながると思うため、現場で若手教員を支え、サポートしていく役割を誰が担っていくのか考えを示されたい。
答弁執行部
現在は、拠点校指導教員がまず初任者の全般的な指導を担っている。校内においても、初任者研修、初任者指導の役割を担う者が配置されている。また、教育センターからの支援として、校長から課題があると要請のあった学校については、一緒に研修を行い支えている。
質疑・意見委員
現場の中堅の先生も、若手教員を育てるために一生懸命取り組んでいると感じている。現場からの話を聞いても、その支えが大きな力になっていることがよく分かる。そうしたサポート体制の中で、教育委員会の支援に加えて、現場の中堅の先生にも無理のない形でサポートを続けてもらえるような体制づくりも大切であり、その視点も含めて検討を求めておく。
質疑・意見委員
令和6年度までに時間外在校等時間が100時間以上の教職員をゼロにするという目標が達成されていない状況について、どのような分析をしているのか所見を尋ねる。
答弁執行部
長時間勤務の要因については、時間外在校等時間が長時間となっている教員がいる学校の校長や当該教員本人と面談を行い、確認しており、業務量が全体として多かったり、偏ったりしていることや、事案対応などによって突発的な業務が発生していることなどが挙げられる。特に中学校においては、勤務時間外の部活動の影響もあると聞いている。また、真面目な性格でとことんまでやりたいという教員もおり、そうした性質や性格による面もあると考えている。
質疑・意見委員
改善の在り方として時間を意識した働き方の浸透や、業務の効率化等が掲げられている。説明のあった状況も踏まえると、そもそも教員の業務の大半は、子どもに直接関わる業務であるが、どのように考えているのか尋ねる。
答弁執行部
教員の業務については、指摘のとおり1日の大半を授業および授業準備に費やしている状況がある。これまでのプログラムでは、その周辺業務の負担軽減に取り組んできたが、次期プログラムにおいては授業および授業準備そのものの負担軽減に取り組むことで、勤務時間中に時間を確保していきたいと考えている。
質疑・意見委員
そこにも関わるが、プログラム案の教職員アンケートにおける意見として、持ち授業時数が多く、勤務時間中に授業準備の時間を確保できないとあるが、現在、教員1人当たりの授業時数の持ち時間はどれくらいなのか尋ねる。
答弁執行部
小学校の高学年で29こま程度、中学校では20~24こま程度の授業を持っている状況である。
質疑・意見委員
やはり持ち授業時数が多いということだと思うが、その点が本プログラムに十分反映されていないのではないか。校長会や全国自治会等でも、基礎定数の改善を国に求めていると承知している。小学校は1日4こま、中学校は週18こま程度といった水準へ持ち授業時数を見直さなければ根本的な解決には至らない。先ほどの人を増やすべきという議論とも同趣旨であり、持ち時間数を1日8時間労働に見合う水準へ改めるための定数増を国に求めていく必要があると考えるが、本市として国への要望は行っているのか尋ねる。
答弁執行部
持ち授業時数の軽減については、一部教科担任制の拡充など国において進められているところである。引き続き、定数改善に向けて要望していきたいと考えている。
質疑・意見委員
業務改善の中身について、全国学力一斉テストが不登校の増大にもつながっているという問題がある。国や行政から押し付けられていると感じる学力テストや生活習慣、学習定着度調査など、現場に管理と競争を強いる施策で無理が生じ、教員の精神的ストレスを増大させ、子どもたちにも悪影響を与えている。そのため、国にやめるよう要望していくことが必要ではないかと意見を述べておく。
質疑・意見委員
時間外在校等時間の状況について、月100時間以上の教員がまだいるが、第1次プログラムでの目標はどうだったか尋ねる。
答弁執行部
令和6年度までの第1次プログラムでの目標は、1つ目が校種別平均月45時間以内にする、2つ目が月100時間以上の教職員をゼロにするというものであった。
質疑・意見委員
1次の取組では数字上は減少しているものの、実態として十分に改善できていない。うまくいっていないという状況の中で第2次プログラムでも校種別平均で月30時間以下、そして45時間以下を100%とする目標を掲げているが、これでは前回と同じである。特定の時間外が長い人が平均を押し上げているのかといった分布が見えないため、100時間や80時間を超える教員数の割合がどれくらいなのか確認したが、小学校は100時間以上が0.1%、80時間超が1.3%、中学校は100時間以上が0.9%、80時間超が3.8%であった。次期プログラムに45時間以下を100%にすると掲げているが、前回達成できなかった中で、100時間を超えて体調を崩した場合には市の責任にもなり得る状況について、本当に分析したのかという思いがある。解消までできなくても、例えば教員を増やすしかないということもあるのではないか。しかし、募集の関係もあり、職場として人気がなければ応募自体が来ない。年度によって必要だからということで一時的に人を余計に雇うというのもいかがなものかと思うし、現場もそれを望んでいないかもしれない。ただ、努力は必要であり、魅力ある職場にしていく必要もある。学生にとっても、教育大でなければ教職課程を通常の単位に加えて履修しなければならず、その単位を取らなければ教員になりたくてもなれない。養成所に行けば小学校免許が取れる場合もあるが、魅力がないので学生が減り、倍率も下がり続けているのが現状である。一方で、産休も取りやすくなり、代替教員も必要になっている。そのような中で、教育委員会の対応が遅れたことにより悪循環に陥っている状況である。魅力がなく応募が減っている状況の中、早く手を打たなければ何倍もの負担がかかるのではないかという危機感を持っている。45時間の目標は示されているが、実態としては80時間を超える教員が存在している。その要因について先ほど説明があったが、業務量が多く、結果として人員を増やす必要があるという点は賛成である。突発的要因で勤務時間が長くなることがあるという説明もあったが、毎回同じ人に負担が集中しているのではないか。部活動については民間活用により一定程度負担が軽減されている。やりたい人は担当し、土曜に出た場合は日曜を代替の人にするなど対応も進めているが、それでも依然として人手が不足している。校長が指導しても100時間を超える教員については、個別に報告書を提出させていると思う。100時間超えの状況について、校長が把握しながら本人もつい頑張ってしまうケースが多いと考えているが、それではいけない。体調や年齢、親の介護などの事情により、クラブは持ちきれず、早めに退勤したいという人もいるはずである。前回達成できなかった以上、今回は80時間超の人に焦点を当て、倒れられたら市の責任という認識で臨むべきである。残業の基準は45時間であり、本来は45時間超全員分の検証を求めたいが、とんでもない件数になるため、最低でも80時間超、100時間超の実態を示し、なぜ抑制できないのか要因を明らかにしてほしい。校長がいくら指導しても従わない、あるいは校長に頼られてクラブも授業も両方やりたいと言う人に業務が集中していないかを確認したい。80時間超が2回続いた人は、業務を削るルールを設けるべきではないか。例えば、クラブを2年間は担当させない等、ルールを守れない人に子どもの指導を任せられないというレベルで業務を減らすべきである。現場はできる人に頼りがちで、保護者や子どももそれを歓迎する傾向があるが、今の社会ではそれではいけない。最低限、過労死ラインを超えないことが大前提であり、超えてはならない。第2次プログラムでは、少なくとも80時間超の要因等を明らかにし、情報を共有してほしい。学校現場でクラブは不可、コマ数を減らすといった措置を検討、実施すべきであり、まずは情報を共有してほしい。第2次プログラムを作ったのに再び達成できなければ、教職員の魅力はさらに低下し、採用にも響くと懸念する。採用については、魅力がないと応募が減り、良い人材の安定的な確保が難しい。場合によっては、個に応じた学習の支援も含め、大学生など関心のある人をボランティアではなく有償のアルバイトとして確保して、先生のサポートに入る仕組みを検討してはどうか。年齢要件等もあるし、研修も必要になるかもしれないが、教職員の試験に落ちた人材を雇っている状況では不足が見込まれ、現状は保育分野と同様に人がいない状況である。また、一部の先生にしわ寄せが継続していないかという点について、学校を閉めるときは最後に帰宅する教職員が施錠するのだろうが、朝は誰が開けることになっているのか。そもそも勤務時間をどのように算出しているのか尋ねる。
答弁執行部
出退勤時間については、アプリを活用し、職員カード等をタッチすることで記録している。
質疑・意見委員
タッチを忘れた場合どうなるのか。
答弁執行部
忘れた場合やうまく打刻できていなかった場合には、管理職等が記録を修正することになっている。
質疑・意見委員
校長から将来もあるし頑張っていると評価されている一部の教員に、開錠などの早朝業務が頼られがちになっていないか。早朝に来ること自体は構わないが、早く来た者が鍵を開けるという暗黙の運用はルールとして妥当なのか疑問である。例えば、開錠当番を明確に役割分担として定め、何時までに開錠するかの基準を設けるべきではないか。実質的に早く来た教員が開けるルールになっているのではないかと思うが、現状のルールと運用を尋ねる。
答弁執行部
朝早く来た先生が開錠しているのが現状である。
質疑・意見委員
そのために、暗黙の早く来なければならないというルールが生まれていないか心配している。どうせ早く来いと言われるから朝練をするという流れになっていないか。朝練のよしあしはあるが、時間を確保した上でやるのであればよいが、授業を持ち、朝練をして、さらにほかの業務もして結果として80時間を超えたり、授業のこま数は少ないが性格的に頑張り過ぎて80時間を超えてしまう人もいると思うが、その実態を報告してほしい。仕事があって朝早く来るのは構わないが、鍵開けを一部の人に固定しないという整理をしてほしい。校長から頼られて毎朝開けざるを得なくなる状況があっては困る。帰りも同様で、管理職として誰か残らなければならず、そのために自分の子どもが犠牲になるケースが過去にあったと聞いている。こうした点から、次こそもう許さないという姿勢で取り組むべきである。市としてルールを決め、朝も当番制にするなどして、当番でない日は早く来なくてよいと言えるようにしてほしい。先生が不足している中でどうしようもない状況が続いているため、暫定的にでも外部人材の手を借りる策を検討してよいのではないか。小学生の学習面でもどこが分からないのかと立ち戻りたいが、現場は今その余裕がない。掛け算をあやふやのまま上がり、割り算や小数でつまずく子どもが出ている。人員を増やし、正職員も増やすという目標は理解しているが、他の策も検討すべきである。第2次プログラムでも月30時間以下という平均値の目標はあるが、事情があって残業がゼロという人も当然いる。役割分担をしっかりし、校長がきちんと指導しなければ、目標だけを掲げて第1次プログラムの二の舞になり、時間が少し減っただけで終わってしまう懸念がある。第2次プログラムでは、やり遂げる覚悟が必要であると思うが、どのような姿勢で取り組むのか所見を尋ねる。
答弁執行部
プログラムの策定に当たっては、より実効性のあるものとなるよう学校現場としっかり意見交換を行い、現場での問題、課題を丁寧に聴取したうえで取組を検討してきたところである。学校と教育委員会が一体となって目標を達成するという思いを強く持って取り組んでいきたいと考えている。また、数値目標については、80時間超の状況も含め、現状を把握し、取組や数値の改善が停滞している場合には、学校現場の声を確認しながら、取組の新設や拡充など適宜見直しを行いながら進めていきたいと考えている。
質疑・意見委員
心配しているのは、今の答弁が第1次の考え方とほとんど変わらない点で、校長が言ってもうまくいかないところがある。残業を減らせば、一時的には学校が困ることになるがそれも仕方がないのではないか。そこを乗り越えてでもやらなければならない。そのために人を雇わなければならないなら雇えばよいと思うが、応募自体が少ない中では、雇いたくても雇えない状況である。だからこそ、教職課程を取ろうとする学生が先生を目指したいと思えるようになり、受験者が増えるように大学1年生でも関われるようなアルバイトや手伝いの募集ができないか検討が必要ではないか。市が第1次の目標を達成できていない以上、校長に対しては授業こまを減らせ、兼務は駄目、クラブも駄目と市として明確に線を引く必要がある。それで一時的に学校全体の効率が下がっても、皆でルールを守ることで後からよくなっていくと考えており、校長の粘り強い対応に期待している。ぜひ、80時間以上となっている教員の実態について、調査した結果を報告してほしいと意見を述べておく。
質疑・意見委員
いじめについては、未然防止をぜひ重視してほしい。いじめが起きてから、毅然として罰するという姿勢は理解するが、それだけでは子どもは幸せにならない。子どもであれば多少のいざこざはあるし、軽い気持ちでしたことが、やり過ぎたかな、反省しないといけないと気づけるような機会が大事であり、未然防止の観点を強くお願いしたい。研修やカウンセラー、ソーシャルワーカーの配置など取組は進めていると承知しているが、施設の在り方も併せて検討すべきである。以前から述べているように、病院ではフロアごとにナースステーションがあり、何かあったらすぐに対応できる環境がある。学校でも同様に、見渡せる場所に先生がいる空間を整備し、職員室に全員が戻らなくても子どもの近くで過ごせる場所をつくるべきである。子どもが気軽に来られ、何かあればすぐ大丈夫かと一言声をかけられるような安心感が大切である。新築や建て替えの際には、ぜひナースステーション的な機能を持つスペースを設けてほしい。そこに学生アルバイトなども配置し、一緒に子どもに寄り添える体制をつくることも可能である。プレハブを建ててまでとは言わないが、建て替えや新築の機会にはモデル的にでも導入すべきである。空き教室が多い学校では比較的つくりやすい。職員室に全員が集まることで管理上の利点もあるが、子どもが安心して相談でき、先生がフロアに寄れる環境のほうが、未然防止に寄与すると考える。先生と合わない子どももいるため、個に応じて大学の研修生などが寄り添える居場所があるとよい。もう1点は、過大規模校では職員室が過密で、いじめと言われてもおかしくないような状況がある。机を置く場所もない学校があり、これではどうするつもりなのかと疑問に思う。空き教室やプレハブを活用し、ナースステーション方式の配置を含めて検討してもらいたいと意見を述べておく。
質疑・意見委員
部活については、全部を民間に任せればよいとは思っていない。やりたい先生もいるし、生徒側にもこの先生に見てもらいたいという期待があると思うため、そこは否定するものではない。ただし、負担軽減のために、可能であれば2人で担当するなどの工夫をしっかり検討してほしい。全部を民間任せにするよりも、先生が部活を持ちながらも負担が減らせる仕組みを整えるほうが、ほかの面でもよいのではないか。勝つことばかりが目標ではないし、やりたい子どもを伸ばすためにも、専門性の高い地域指導者の活用なども考えられるため検討を求めておく。
質疑・意見委員
民間プール事業者等に水泳指導を委託するというのは、外部の施設を利用するという意味なのか、学校のプールに民間事業者が来て教える形も含むのか尋ねる。
答弁執行部
今回のプログラムに記載している民間プールとの連携については、水泳指導を民間プールへ移動して実施することを想定している。
質疑・意見委員
プールを造るには費用が何億もかかるし、夏場だけの利用である。区の市民プールや民間のスイミングスクールなどの施設は屋内であるため、夏だけでなく早い時期から、あるいは9月か10月初めまで利用期間を延ばすことができる。しかし、今ある場所だけ使うという発想では、学校によってばらつきが生じる。遠くまでバスで移動するとなると無駄が多く、時間ロスも大きい。もし本当に民間活用がよいと判断するなら、市として土地を貸してでも民間プールを誘致するくらいの取組が必要ではないか。複数校で利用したいというニーズがあるなら、市が土地を探し、適切な土地があれば民間に働きかけることもできる。市として何十年使いますと示すことで、民間事業者がそれなら建てようと判断する可能性もある。市が土地を民間に貸し、その代わりに平日の昼間は学校授業として子どもを優先して使用するという条件を設定することも考えられる。単にある施設を使うという発想だけでは、制度は進まないのではないかと思うが、今回の方針ではそのような取組も考えていくものと理解してよいか。
答弁執行部
民間プールの活用については、利用可能な施設数に限りがある状況である。こうした点を踏まえると、民間プールを活用する学校は可能な限り増やしていきたいと考えている。その一方で、学校の建て替えや新築などの計画に当たっては、地域の実情を踏まえ、個別に検討していく必要があると認識している。その選択肢の一つとして、屋内プールの整備も挙げられる。整備方法については、民設民営なども含め幅広く検討していきたいと考えている。
質疑・意見委員
近場に適地があれば、条件次第で市が土地を貸すことや、民間側から3校程度の利用が見込めれば整備したいなどの提案があれば、契約を結んで実施することも可能である。今後、学校の建て替えや増築がある地域では、そのタイミングでこうした手法を併せて検討すべきである。遠方へのバス搬送を前提にするのは非効率であり、区のプールの建て替え等の機会があるならば、その活用も意識してほしい。既に建て替えた学校ではプールを設置せず、バス搬送前提としている例もある。校庭が狭いなど個別事情は理解するが、次に新築、建て替えの機会があれば、市が整備しなくても可能な用地がある場合には、用地を貸与して民設民営で整備する方式も検討すべきである。たとえば40年の定期借地で民間が建設し、一定の学校が優先的に利用できるようになれば、学校施設はアセットとして80年であり、児童生徒数が一挙に半減することも考えにくく需要に応えられると思うため、積極的に民間活力の活用を求めておく。
質疑・意見委員
生成AIの活用促進について、働き方改革におけるDXの活用という観点では、非常に大切な取組になるのではないかと考えている。授業準備の時間を短縮し、かつ系統的に子どもたちに的確に教えていくという点を考えると、現在、社会全体でチャットGPTを含む生成AIが広く活用されている状況からしても、先生の業務効率化には大きくつながると感じている。そのためには、先生自身のスキルとして、問題解決能力やプロンプトを正確に入力する力が求められる。また、生成AIを使い続けることで、ディープラーニングにより先生ごとの個性が反映されていくという面もある。教育環境において子どもたちにとって最大の教師は学校の先生であり、先生の授業のやり方をAIが学んでいくという意味でも、正しく活用することには大きな価値がある。生成AIが悪いということではなく、こうした新たな技術を上手に取り入れながら、子どもたちの個別最適な学習のために何が最もふさわしいのかを探ってもらいたいと意見を述べておく。

5. 福岡市総合図書館ビジョン(第2次)の素案について

5.福岡市総合図書館ビジョン(第2次)の素案について  本件について、理事者から資料に基づき報告があった。  なお、次のような質疑・意見があった。

質疑・意見委員
図書館ビジョンについて今後の取組の基本方針として、読書バリアフリーの観点や、誰もが楽しめるサービス、バリアフリー図書の充実を図るとの記載がある。昨年、本委員会で他都市の図書館を視察したり、会派で複数の図書館を視察したが、その中で現在の図書館は、かつてのように静かに本を読む場というだけではなく、多様化していると感じた。静かに読書する空間は確保しつつ、飲食可能なスペースがあったり、子どもが遊びながら声を出して利用できるコーナーがあったり、若者向けにはパソコンが整備され調べ学習が充実していたりと、とてもよい雰囲気があった。図書館そのものが多様化し、創造的な場所になっている中で、本市の総合図書館については、ビジョンで未来像は書かれているものの、空間づくりの観点がないように感じている。また、バックヤードが古いなど、市民から問合せがあった経緯もある。そのような中で、現行の総合図書館について、建て替えやリニューアル、バックヤードの改修などの整備は、このビジョンの中で想定していないのかどうか尋ねる。
答弁執行部
第2次ビジョンは各分館も含めた基本的な運営方針であり、個別の施設整備方針や具体的な整備内容は記載していない。指摘のあった総合図書館本館については、公共図書館として蔵書の充実など基本的な役割を引き続き果たす一方、よりよい読書環境の提供の観点から、基本的運営方針に示す居心地のさらなる向上に取り組んでいきたい。具体例としては、おしゃべりができる空間など、これまで本市の図書館にはなかった新しい視点も取り入れ、来館者が魅力を感じ本とともに快適に利用しやすい図書館となるよう工夫していく考えである。
質疑・意見委員
相応の予算がかかるものではあるが、図書館を未来志向で創造的な場として考えるのであれば、箱物としての在り方も含めて検討していく必要がある。現在の施設のままで、ここまでのビジョンを実現していくのは無理があると感じている。空間づくりを進めるためには、施設そのものをどうするのかを考える必要があるため、ぜひ未来志向で、建て替えやリニューアルも含めた検討を要望しておく。
質疑・意見委員
議会質問において、図書館を単なる読書施設にとどめないこと、図書館行政の在り方について、教育委員会単独の枠組みにとどまらずに、経済観光文化局やこども未来局との連携を強化すべきということを要望したが、今回の中間報告ではその点がどのように反映されたのか明確に読み取ることができないようだが、所見を尋ねる。
答弁執行部
総合図書館運営審議会に諮問を行い、議論してもらいながら策定を進めているところである。その中でも、公共図書館としての基本的な取組については、引き続きしっかり継続していく考えである。一方で、今後リニューアルや大規模改修方針等の策定を控える中で、基本的運営方針に掲げている快適な居場所づくりや魅力的な空間づくりなどの工夫を行いながら、今後のリニューアルや大規模改修方針の検討に生かしていきたいと考えている。
質疑・意見委員
議論を進めてもらうこと自体はもちろん重要であるが、このビジョンについては、読書環境の視点にやや絞られすぎており、基盤都市戦略の一部として位置付けるべきではないかと感じている。現状では物足りず、不十分であるというのが率直な意見である。審議会に諮るとのことであるが、議会での質問や、本委員会で出された意見が資料として審議委員にしっかり伝わっているのか尋ねる。
答弁執行部
議会へ報告をしながら議論を進めているということは、審議会の中でも報告している。
質疑・意見委員
審議会においては、議会で取り上げられた事項や本委員会で出された意見を審議会委員に確実に共有した上で審議を進めるよう要望しておく。また、第2次ビジョンを単なる運営方針にとどめず、より大きな設計図として位置づけ、横断的な推進体制を明記すべきと考えるが、所見を尋ねる。
答弁執行部
現状において、総合図書館は学校教育とも連携しながら、教育機関、社会教育機関、あるいは生涯学習施設としての基本的な役割を果たしているところであり、教育委員会の所管の下で運営を行っている。議員からの意見については、今後、総合図書館運営審議会などの場も活用しながら、協議の中で議論していきたいと考えている。
質疑・意見委員
結果として、様々な議論を行った上で、最終的に福岡市総合図書館として、このコアな部分をしっかりやっていきたいという方向になるのであれば、それは1つの方向性としてあり得る。ただ、現状のビジョンは、読書政策にかなり特化した内容になっており、最初から視点が絞られすぎている印象を受ける。本来であれば、まず市全体として、こども未来局であれば子育て環境や保護者が集まる場所、若者支援のハブ機能、経済観光文化局であれば観光拠点施設など、都市としてどのような機能が必要かという議論を行った上で、それらを総合図書館という箱物にどう組み合わせ、シナジーを生み出すかを検討するのが筋ではないか。他都市の先進事例でも、そのような複合的な施設機能の検討が実施されている。その意味では、審議会が現状の課題に沿う形だけで議論を始めてしまうと、十分な検討の幅が確保されず、最初から間口が狭まった状態で議論されているようにも見える。今回示した議論の内容を審議会に共有するとのことであるが、最終的に現在の方向性に落ち着くのであれば、それも1つの結論としてよいものの、まずは一歩引いた視点で検討してもらったほうが、本市としての未来志向のある図書館像につながるのではないかと考えるため、ぜひ検討してもらいたい。
質疑・意見委員
図書館ビジョンについては不十分だと感じている。本市は政令市の中で遅れており、早く追いつく必要があり予算も必要である。政令市の政策比較の資料では、人口規模が大きい都市が上位に来る一方で、一人当たりの指標で見ると本市は最下層の部類である。そこで、市民一人当たりの図書購入費について、本市は断トツで低いと考えているが、その要因についてどのように認識しているか尋ねる。
答弁執行部
図書購入費の予算については、平成30年度までは1億円弱の規模があったが、その後、新たな図書館の開館に伴い増減が生じているところである。一方で、一人当たりの図書購入費については、指摘のとおり本市は低い状況にあると認識している。予算の確保が必要であると考えており、財政状況が厳しい中でも、可能な限り財源確保に努めていきたいと考えている。
質疑・意見委員
厳しい状況であることは理解しているが、声を上げなければ予算はつかない。繰越しが多くあるのであれば、一度図書購入費を増やして、他都市に追いつくべきではないか。議会でもブックファーストの考え方は多くの会派から指摘している。1人当たりの図書購入費については、市が購入した図書の総額を市民数で割ったものと理解している。個人が購入した本の冊数や売れた本の数をベースにした数字ではないと理解しているが間違いないか。
答弁執行部
図書購入費については、市民に貸し出す本を、総合図書館で購入した数字である。
質疑・意見委員
市民が日頃購入している本の数は他都市と比べても決して少なくない一方で、行政が購入している図書購入費の一人当たり額は、政令市の中で最下位の水準である。令和5年度の一人当たりの図書購入費は、本市が40.6円であるのに対し、最も多い都市では 166.8円に達しており、本市は他都市の半分以下の水準でしか図書を購入できていない現状である。また、図書館数や施設規模など、他の関連指標も全体として低水準である。そこで、本市の市民100人当たりの蔵書数は124冊であるが、これは政令市の中で何位になるのか示されたい。
答弁執行部
市民100人当たりの蔵書数は政令市で19位である。
質疑・意見委員
最下位の都市はどこか。
答弁執行部
横浜市である。
質疑・意見委員
本市の1人当たりの貸出数が分かれば示されたい。
答弁執行部
市民100人当たりの貸し出し冊数になるが236冊である。
質疑・意見委員
本市がこのような状況でビジョンを作成するに当たり、指摘したような点に一切触れられていない。総合図書館や分館も少し変わってよいのではないか。コーヒーを飲みながら少し談話できるような場所があってもよいし、漫画が置いてあるコーナーや推理小説などに特化した場所があってもよい。ただ、根本的にお粗末であるという認識がある。このビジョンの中で当たり前を並べるのではなく、遅れている事実をきちんと示すべきである。政令市はどんどん蔵書を増やしているが、本市は全然増えていない。他都市は蔵書数自体が1割程度増えており、公立図書館が購入しているということである。本市の総合図書館は立派かもしれないが、分館、とりわけ古い博多区などは行きたくならない。借りづらいし、蔵書も少ない。区に1か所の図書館として本当にこれでよいのか。どの規模で、総合図書館と分館がどうあるべきか、せめて区に1か所の図書館として蔵書はこれくらいと目標を掲げ、購入方針を示すべきである。そのうえで、民間の活用も進め、お茶を飲みながら読める場所を増やす、学校との連携、公民館や民間施設とのタイアップなども検討する必要がある。少なくとも分館の建て替えは不可欠と考えており、他都市に行っても、福岡市は小学校図書標準の話をするレベルなのかと問われる状況である。教育委員会は財政局に対して、本市は笑いものになっていると危機感を共有すべきである。市長は議会でブックファーストで頑張りますと答弁しているが、実際には何も進んでいない。全てを実現することは難しいと思うが、繰越し予算があるなら図書購入に充てたいと教育委員会から要望していかなければ変わらないと思うが、所見を尋ねる。
答弁執行部
政令市の中で最下位に近い状況であることは認識している。図書購入予算の確保については、財政局に意見をしっかりと伝えていきたいと考えている。
質疑・意見委員
答弁にもあったように本市の市民1人当たり図書購入額は政令市の中でも最下位の水準である。上位の都市では1人当たり160円前後で平均でも70~80円程度である。一方、本市は40円台と人口増で説明できるような差ではなく、実態として大きく遅れている状況にある。これだけ遅れているにもかかわらず、ここに向けた強い改善の意思が見えなかった点が問題であり姿勢として残念である。学校図書も含め、他都市の半分しか購入できていない状況は課題であり、読書環境の整備は大人の責任だと考えている。漫画を含めて本に触れる機会を増やし、子どもが読書は面白いと感じられる環境をつくることは大切であり、そうした経験が子どもの成長につながる。また、予算確保の厳しさは理解するが、繰越し予算が相当ある状況などを踏まえると、子どもたちを守る教育委員会が声を上げないことが問題であり、改善のためにはまず現状を直視する必要がある。今回は答弁は不要であるが、意見を共有して改善に努めるよう要望しておく。
質疑・意見委員
図書購入費については、ここ3年は6,700万円台でほぼ横ばいで推移しており、抜本的に購入予算を増やし、蔵書数を増やす必要がある。あわせて、市民の知る権利、読書の自由を保障する観点から、専門職である司書の正規化は欠かせない。また、提供できる価値は専門性の蓄積に支えられるため、フルタイムかつ身分の安定が不可欠であり、この点もビジョンに加えるべきである。指定管理者制度については、日本図書館協会の調べでも都道府県立図書館で指定管理者を導入しているのはごく少数であり、専門性等の観点からも、市や教育委員会が担当局として責任を持ち地域とともに運営していく形が望ましいと意見を述べておく。

出典: 福岡市議会 会議録検索システム
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