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発言のやり取り

条例予算特別委員会 福祉都市分科会2026年3月17日(火) 開催

1. 野菜摂取の推進

質疑・意見委員
野菜摂取の推進を始めることとなった経緯を教えてください。
答弁執行部
国民健康栄養調査によると、福岡県における1日当たりの野菜摂取量の平均値が男性234グラム、女性227グラムとなっており、目標の350グラムに男女とも100グラム以上足りない状況です。都道府県の中で男性が下から4番目、女性が下から3番目となっており、この結果を受け、野菜摂取1日プラス100グラム以上を推進する取組を開始するものです。
質疑・意見委員
外食や中食など様々なアプローチがありますが、どんな施策を進めていくのか、具体的な取組内容を教えてください。
答弁執行部
本市では以前から食生活改善推進員などを活用して地域の中で栄養に関する健康教室などを進めてきましたが、無関心層にも届くような自然と野菜が取れる環境づくりに着手したいと考えたところです。外食については、市内の大学とモデル事業を実施し、学食での掲示やメニューを変える等の工夫をすることで野菜摂取量がどの程度上がるのか検証を行います。令和8年度は2大学において検証を重ね、効果が認められたものについては市内の他の大学に広めていきたいと考えています。また、中食については、市内のスーパーマーケットの野菜を使った総菜等についてどんな工夫をしたら摂取量が上がるのか調査を進めていきたいです。
質疑・意見委員
予算額の内訳を教えてください。
答弁執行部
3,145万5,000円は食育推進に係る予算額の合計であり、そのうち424万1,000円が野菜摂取推進事業です。調査などに係る委託料や大学でのワークショップ開催の費用などを見込んでいます。
質疑・意見委員
令和8年度は調査や大学との取組等を実施し、9年度以降はそこを拡大した取組を進めていくという理解でよいですか。
答弁執行部
そのとおりです。効果のあった内容について、市内多くのところで実施できるように取り組んでいきたいです。
質疑・意見委員
住んでいて健康になれるまちにということも含めて様々な店舗に協力してもらわなければならないと思うため、現在行っているものも進めていきながら、ぜひすばらしい事業となるようしっかり取り組んでください。
質疑・意見委員
いかに野菜を取れていないかというインパクトがあれば野菜を食べてもらえるのではないかと思います。令和7年度に南区でベジチェックを行うイベントを実施したと思いますが、その効果や体験した人の状況等を教えてください。
答弁執行部
具体的な人数については把握していませんが、ベジチェックは様々なイベントで活用しており、体験した人からは自分の日々の食事で取れる野菜の量が実感できたという感想をよく聞きます。ベジチェックに加えて、食生活改善推進員協議会においても野菜を実際に量り、1日の目標である350グラムを実感してもらうという取組を実施しています。市民がしっかり実感できて野菜摂取につながるような取組を進めていきたいです。
質疑・意見委員
実際に体験して我々もかなり衝撃を受けたため、可能であれば2大学の学食においてもそのようなことが実施できたらよいと意見を述べておきます。
質疑・意見委員
農林水産局との連携について教えてください。
答弁執行部
地産地消は食育を推進する上では関連深く重要なものであり、次期の第5次福岡市食育推進計画の見直しにおいて地産地消と一体化した計画とする方向です。農林水産局もそれに併せて、生産者と消費者の距離を縮めるための取組や、教育の現場などで農業体験などを通じ食に関心を持ってもらう取組などを進めていきたいと考えており、農林水産局のみならず教育委員会やその他の関連局ともしっかり連携していきたいです。
質疑・意見委員
近辺に農家があったり農地が広がったりしているような大学とメニューのコラボがあれば、より地域性も高めていけるのではないかと思うため、そこは工夫してもらいたいです。

2. 慢性腎臓病重症化予防

質疑・意見委員
慢性腎臓病重症化予防に向けた対策の推進について、令和8年度に新たに行う取組およびかかりつけ医・専門医連携の仕組みを全市展開する内容について詳細を教えてください。
答弁執行部
慢性腎臓病対策については、令和5年度から3年間、南区と西区において医療連携の仕組みについて試行事業を実施しました。その中で腎臓専門医とかかりつけ医の役割分担などを整理することができたため、8年度に市医師会と協議した上で全区に展開していきたいです。腎臓専門医も充足しているわけではないため、各かかりつけ医の診療と腎臓専門医へ紹介するタイミングを明確にしながら、かかりつけ医と腎臓専門医の顔の見える関係をつくっていきたいです。
質疑・意見委員
かかりつけ医がなるべく早めに腎臓の専門医に相談してほしいという流れだと思います。例えばかかりつけ医と市医師会との間で、糖尿病の1〜5段階の2程度になったら連携する等、診療の取組が決まってきたということですか。
答弁執行部
腎臓の疾患は診断された後、長く付き合っていく疾患であるため、その間、誰がどのように診ていくのかという課題がありました。かかりつけ医で定期的に検査を行い、このような状態になったら腎臓専門医に相談するという基準を明確にしようとしているところであり、登録医制度や研修なども検討しながら進めています。
質疑・意見委員
患者はかかりつけ医にも腎臓専門病院にも二重に通う可能性があると思っています。ただ、なるべく早めに介入することで透析や重症化を予防し医療の質の維持につなげていくことは非常によいことだと思っています。全市への展開ということは、モデル事業を行っていた南区・西区以外にも腎臓専門医の紹介が行われるということですか。また、腎臓専門医の数について把握していますか。
答弁執行部
腎臓専門医の数については手元に資料がありませんが、健診結果に応じてかかりつけ医や専門医につなぐ基準を整理し、健診機関などで共有していく方向で考えています。
質疑・意見委員
透析には1年に700万円程度の医療費がかかっているという現状であるため、1人でも多くの人が救われるよう早めに推進してください。

3. ひきこもり支援

質疑・意見委員
ひきこもり成年地域支援センター相談環境の充実について、現在、ひきこもりの人たちがどれくらいいて、どんな取組を検討しているのか教えてください。
答弁執行部
本市におけるひきこもり者数については正確な実態調査は行っていませんが、国が令和4年度に行った調査によると全国で約146万人と推計されています。これを本市の人口で換算すると、おおむね2万人が広義の意味でのひきこもり状態にあるのではないかと考えています。取組については、現在、ひきこもり成年地域支援センターよかよかルームにおいて、本人や家族などからの電話や面会での相談に応じるほか、必要に応じて本人への居場所の提供などを行っています。
質疑・意見委員
ひきこもりの人が2万人ということは、家族も含めると4〜5万人程度がこの状況に悩んでいるのではないかと思います。長期間引き籠ったり、成人期からひきこもりになったりなど様々な状況の人がおり、具体的な取組をしっかり行う必要があると思っています。電話や対面の相談は年間何件程度行われていますか。
答弁執行部
令和6年度における相談件数は、電話が835件、来所が1,069件、相談の実件数で272件です。また、7年12月末までの件数は、電話が539件、来所が943件で、相談の実件数は242件です。
質疑・意見委員
相談には本人が来所する場合が多いのか、それとも家族が来所する場合が多いのですか。
答弁執行部
ほとんどがまずは家族からの相談となっています。家族と相談を行っていく中で、本人が相談に一緒に来るようになるといったケースが見られます。
質疑・意見委員
あいれふの3階から1階に移転することで、例えば相談室を広くするなどの対応は可能ですか。
答弁執行部
現在3階にある相談室を1階に移転させ相談室の数を増やす予定であるため、対応件数も増加していくものと考えています。
質疑・意見委員
相談に行きたいがなかなか外出できないという人が多い現状と思うため、例えば自宅を訪問して相談ができるといったアウトリーチ型の対応もしてほしいですが、現状行っていますか。
答弁執行部
令和6年度から各区に赴いて出張ひきこもり相談会を行っています。本人や家族からは、自宅近くで開催されたため相談しやすかったとの声を聞いています。今後も取組を続けていきたいです。
質疑・意見委員
先日、ひきこもりアウトリーチ支援の講演会が行われました。市民にもひきこもりへの理解をしっかり進めていると思います。このようなアウトリーチも含め、多くの人をしっかりと社会で受け入れることも大事な取組と思うため、今後とも継続してください。

4. がん検診(子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種)

質疑・意見委員
がん検診の推進について、子宮頸がんのキャッチアップ接種が終了となりましたが、2回目の接種を受けられなかった人数などは把握していますか。
答弁執行部
キャッチアップ接種は令和7年度が最終年度となっており、7年12月末時点で5割程度が終了していると推計しています。
質疑・意見委員
これまでキャッチアップ接種の期間を延長した理由は接種が十分に完了しなかったためでしたが、最終的には5割程度の接種にとどまっています。子宮頸がんはワクチン接種により患者が大幅に減った国もあるため、今後、対象者への接種の推進を進める中で分かりやすい案内に努めてください。個別勧奨を行う利点を教えてください。
答弁執行部
対象者に周知が行き届くよう、令和7年2月に本市においてキャッチアップ接種の3回目の接種が確認できない対象者に個別通知を行いました。また、7年12月には接種の完了が確認できない対象者に個別通知を再度送付し、期限の周知と接種勧奨を行っています。
質疑・意見委員
個別勧奨は自身の宛名で届くことに加え問診票が入っており、案内がしっかり記載されているため非常にありがたい取組と思います。ぜひ推進してください。

5. 帯状疱疹ワクチンの接種期限

質疑・意見委員
令和7年度から実施している帯状疱疹ワクチンの費用助成について、65歳以上は国が助成し、50歳・55歳・60歳は本市独自で助成しています。高齢者への案内通知については昨年、8年3月31日を期限として案内が届いていましたが、組換えワクチンは2回接種する必要があり、2回目は3月31日を超えても問題ないと認識していたケースがあったと聞きました。2回目が3月31日を過ぎる場合は延長できないのですか。また、2回目まで含めて期限までに接種する必要があるという認識がなかった人もいると思いますが、このような問合せは届いていますか。
答弁執行部
国の帯状疱疹ワクチン定期接種の対象者は年度年齢の考え方を取っており、該当年度の4月1日から3月31日までに行った接種が助成対象となります。組換えワクチンは2回接種するため、2回とも接種費用の助成を受けるためには2回目も含めて3月31日までに接種する必要があります。1回目を接種した後に一定期間を空けて2回目を接種する必要があるため、市政だよりなどで接種を忘れないよう広報を行っています。
質疑・意見委員
現在も国による高齢者の定期接種は年度年齢の考え方ですか。
答弁執行部
帯状疱疹ワクチンについてはそのとおりです。
質疑・意見委員
市独自の助成は次の誕生日が期限となっています。国の助成については、2回目の接種も含めて年度末が期限である旨を案内すべきではないかと思いますがどうですか。
答弁執行部
個別通知の中で、3月31日までに2回目の接種を必ず終了する必要がある旨を記載していきたいと考えています。
質疑・意見委員
高齢者が混乱することもあると思うため、ぜひ取り組んでください。

6. 子宮頸がんワクチンの健康被害

質疑・意見委員
子宮頸がんワクチンの効果は大いに認められている一方で、接種した人の健康被害や副反応についても重要な問題になっていると思います。本市における子宮頸がんワクチン接種による健康被害の状況と、被害の申立てがあったときにはどんな対応をしているのか教えてください。また、被害を受けた人などから接種の勧奨を強めることについて反対の意見があった場合、どう対応しているのか説明してください。
答弁執行部
HPVワクチン接種に関する健康被害等の状況について、HPVワクチンが定期接種となった平成25年度から令和8年1月末までの本市における予防接種法に基づく医師からの副反応疑いの報告件数は10件です。内訳は、従来の定期接種対象者が8件、キャッチアップ接種対象者が2件です。次に、健康被害の申立てがあったときの対応について、相談支援体制として、接種後の医療や副反応による健康被害救済など制度全般に関する一般的な相談窓口を保健医療局に、学校生活に関する相談窓口を教育委員会に設置するとともに、各区で相談を受け付けています。医療体制について、副反応の症状がある場合は九州大学病院やこども病院など各都道府県において選定されている協力医療機関において医療を提供する体制が整備されています。HPVワクチン接種に係る勧奨については、予防接種法上のA類、集団予防を目的とする接種に該当するため、地方自治体には法律で接種勧奨を行う義務が定められており、これに基づいて接種勧奨を行っています。なお、接種を行う際には有効性とともにワクチンの安全性や副反応についても情報提供を行っており、対象者の接種の判断に役立ててもらっています。
質疑・意見委員
がんの予防に役立つという科学的な知見も出ているため大事なものとは承知していますが、一方で被害を受けた人たちには心を寄せてもらい、補償などの紹介等、本市としてできることに最大限取り組んでもらいたいと要望しておきます。

7. RSウイルスワクチンの定期接種

質疑・意見委員
新規事業のRSウイルスワクチンの定期接種について、対象者はどの程度を見込んでいますか。
答弁執行部
RSウイルスワクチンの接種については妊娠28〜36週の妊婦を対象としており、妊娠届出数の過去3年の平均が約1万2,800人で、小児を対象とするA類ワクチンの接種率が約97.2パーセントであることから、約1万2,500人が接種すると見込んでいます。
質疑・意見委員
RSウイルスワクチンは接種したほうがよいとして国も推進を始めたと思いますが、接種費用について教えてください。
答弁執行部
1回当たりの接種費用は約3万円で積算しています。
質疑・意見委員
RSウイルス感染症は特に満1歳未満で感染すると、場合によっては命を落とすこともある大変な病気ということで今回定期接種の対象とするものと思いますが、妊婦のうちに接種することの利点について教えてください。
答弁執行部
今回のRSウイルスワクチンは、妊婦に接種することでその抗体を胎盤を通じて胎児に移行させ、生まれる子どもに効果があるものです。
質疑・意見委員
抗体を持って生まれたら乳幼児のときにも感染しにくく、重症化を予防できると理解してよいですか。
答弁執行部
そのとおりです。
質疑・意見委員
RSウイルスワクチンに対する認知度は高くないと思いますが、どう周知を行いますか。
答弁執行部
RSウイルスワクチンは接種期間が約2か月と大変短いです。周知については、妊婦健診を受ける際に医療機関から案内をしてもらうことや、母子手帳アプリ母子モを活用したプッシュ型通知により接種できる日が近づいたら通知することを考えています。そのほか、ホームページや市政だより、SNS等での周知を考えています。
質疑・意見委員
本事業による効果はしっかり出てくると思っており、妊婦の人たちがワクチンを打つことへの不安を払拭できるようRSウイルスワクチン接種の推進を図るとともに、認知度を高める取組も進めてもらいたいと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
予防接種全般に関して、どんな疾病が対象になるのか、そのワクチンの効果および安全性などを周知しています。RSウイルスワクチンに関しても、2歳までにほぼ100パーセントの乳幼児がRSウイルスに感染することや、ワクチンの接種により肺炎・気管支炎は5〜6割を防止できるなどの効果等について分かりやすい説明に努めたいです。

8. 電子カルテの導入支援

質疑・意見委員
各病院が電子カルテを導入した時期は、どのくらい前になりますか。
答弁執行部
電子カルテの導入時期については把握していません。
質疑・意見委員
端末は長く使い続けると動きが遅くなったり反応が鈍くなったりしてくるため、ソフトウェアの更新や端末の更新等のために新たに予算づけをしてもらいたいと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
電子カルテについては病院によって導入する機器も異なり、各自でソフトウェアの更新などを行っています。また、カルテを電子化していない病院もあります。そのため市から一律に特定の電子カルテを使用するよう指示しておらず、補助等についても今のところありません。
質疑・意見委員
色々な部門でICT機器の導入がなされており、医療においては最先端のものが必要と思うため、最先端の電子カルテの導入支援について検討してください。

9. 葬祭場

質疑・意見委員
葬祭場の管理運営について、生活保護の受給者が亡くなり火葬される場合、遺族がいる場合はその場に立ち会うのですか。また、身寄りがない場合はその後どうなりますか。
答弁執行部
亡くなった生活保護の受給者に遺族がいる場合はその人たちが火葬に立ち合い、遺骨も遺族が持ち帰ります。身寄りがない場合、火葬は市が行うことになり、遺骨については市が一旦保管し、その後親族の調査等を行い、引き取る人がいなければ、三日月山に身寄りのない人の遺骨を納める納骨堂があるためそこに収蔵することになります。
質疑・意見委員
親族等がどうしてもいない人は致し方ないと思いますが、親族等がいる人は生前の関わりがあまりなかったとしても、遺族にも遺骨の引き取りなどの働きかけができる体制づくりを求めておきます。

10. 高齢者のタンパク質・フレイル予防

質疑・意見委員
野菜を摂取することがとても大事であることは分かりますが、例えば高齢者にとっては良質なタンパク質を取ることがとても大事だと感じています。タンパク質を取るための施策や、今後予定している取組などがあれば示してください。
答弁執行部
高齢になるとタンパク質不足によるフレイルなども生じるため、福祉局においてフレイル予防の観点からの栄養の講座などを実施しており、保健医療局においても福祉局と協力しながら高齢者のフレイル予防に取り組んでいます。
質疑・意見委員
野菜を取ることも大事ですが、特に高齢者はタンパク質が不足すると様々なところに影響が出てくると思うため、ぜひ福祉局と連携して取り組んでください。

11. 噛む活FUKUOKA

質疑・意見委員
噛む活FUKUOKAについては令和7年度からの取組と思いますが、どんな成果がありましたか。
答弁執行部
噛む活の成果は短期間で得られるものではありませんが、令和7年11月の事業開始後、現在までに46万2,394個のガムを配布しており、配布に合わせてかむことの大切さについて啓発を行っています。今後、歯科医院に定期的にかかる人の割合や、かむことの大切さを認識した人の割合などで評価していきます。
質疑・意見委員
事業拡充の内容を教えてください。
答弁執行部
予算額としては令和8年度は800万円程度ですが、これは主に協力先へのガムの配送や啓発サイトの維持管理などに充てることとしています。拡充する内容としては、食育と絡めた噛む活の展開として、健康・食育パートナーズの店舗と協力した取組や高齢者教室などでの啓発など、かむことの大切さを啓発する場を広げていこうと考えています。

12. 女性の健康(痩せ・マンジャロ)

質疑・意見委員
女性の健康づくりについて、痩せに該当する本市の女性の割合を教えてください。
答弁執行部
本市独自の統計はありませんが、令和5年の国民健康・栄養調査によると20代・30代の痩せの割合が約20.2パーセントであり、この割合を減らすよう取り組んでいきます。痩せの定義はBMI18.5未満となっています。
質疑・意見委員
BMI18.5未満であったとしても太っていると認識している女性が多いことが問題だと思います。マンジャロの使用状況や健康被害の件数について教えてください。
答弁執行部
マンジャロの使用状況や健康被害件数については把握していませんが、マンジャロ等の使用による健康被害は課題と考えています。大学生へのワークショップの中で痩せがもたらす健康被害について正しく認識していない学生も多かったため、今後の啓発内容について検討していきます。
質疑・意見委員
マンジャロを利用して体重減少を図る人は女性だけに限らない状況です。若い人に注目し幅広い視点を持って検討してください。

13. 精神障がい者の地域包括ケア

質疑・意見委員
精神障がい者支援体制の構築推進について、精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの具体的な内容を教えてください。
答弁執行部
精神障がい者が地域で安心して暮らすことができるよう、精神障がい者に関わる保健や医療、障がい福祉、介護、住まい、社会参加、就労、地域の助け合い、教育が包括的に確保された地域包括ケアシステムの構築を目指すものです。
質疑・意見委員
地域包括ケアシステムと聞くと福祉局所管の高齢者を対象とした地域包括ケアシステムがありますが、地域との関わりをどう考えていますか。
答弁執行部
地域との関わりとして、民生委員に心のサポーター養成研修等を行っています。精神障がい者に限らず、精神的に不安がある人からの相談対応について傾聴の方法等の研修を随時行っています。
質疑・意見委員
福祉局で実施する高齢者を対象とした地域包括ケアシステムにも民生委員が加わっていますが、精神障がい者への対応も含めて福祉局と連携するものという認識でよいですか。
答弁執行部
精神障がい者が地域で暮らす際に例えばグループホームを利用し支援者が多く関わる状況なども考慮して、高齢者を対象とした地域包括ケアシステムとは別に、訪問看護、障がい福祉サービス事業所等の関係者と連携して取り組んでいます。
質疑・意見委員
福祉局が取り組む地域包括ケアシステムについても、地域が困っている様子であれば保健医療局からも支援・助言してください。

14. RSウイルスの感染・副反応

質疑・意見委員
RSウイルスは2歳未満の乳幼児のほとんどが感染するとのことですが、生後6か月以内に罹患した数を教えてください。
答弁執行部
患者数は把握していません。
質疑・意見委員
生後6か月以内に感染した場合に重症化しないための予防接種と思いますが、予防接種の有無にかかわらず2歳未満は感染するとの理解でよいですか。
答弁執行部
RSウイルスに関しては2歳までにほぼ100パーセントの乳幼児が少なくとも一度は感染するというウイルスです。なお、感染後の症状については個人差があります。
質疑・意見委員
感染を繰り返すことがありますか。一度罹患したら免疫ができるということではないのですか。
答弁執行部
RSウイルスは複数回感染する可能性があります。
質疑・意見委員
RSウイルスは人に感染しますか。
答弁執行部
人から人へ感染し、感染経路として、せきやくしゃみによる飛沫感染、ウイルスが付着した手指や物を介した接触感染の2つが考えられます。
質疑・意見委員
予防接種の副反応について教えてください。
答弁執行部
主な副反応は、接種部位の痛み・腫れ、頭痛、筋肉痛です。まれにアナフィラキシーが見られることもあります。
質疑・意見委員
どの予防接種にも副反応はあると思いますが、どんな周知を行うのかが課題です。特に妊娠中は精神的にも不安であるため、できるだけ不安を取り除いた状態で受けてもらえるようにしてほしいと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
妊婦を対象とする定期予防接種はRSウイルスが初めてです。国が有効性や安全性、費用対効果を認めたものが定期接種化されており、本市としても国からの情報を活用しながら分かりやすい情報提供に努めていきます。

15. 浄化槽利用者への支援

質疑・意見委員
浄化槽利用者への支援について、申請は必要ですか。
答弁執行部
本市においては浄化槽利用料を徴収していないため、法定検査手数料相当額の補助を行いますが、手続きとしては下水道使用料の減免と異なり利用者からの申請を基本としています。
質疑・意見委員
いつから申請することができると広報しますか。
答弁執行部
助成の対象期間は令和8年4月1日から9年3月31日までであり、市政だよりの4月1日号等で周知を行うほか、利用者には直接周知することとしています。
質疑・意見委員
予算額316万円の内訳を教えてください。
答弁執行部
補助金として309万円、郵送料等に係る役務費として7万円となっています。
質疑・意見委員
1件当たりの手数料相当額はいくらで積算していますか。
答弁執行部
法定検査の手数料については浄化槽の大きさによって異なっており、それぞれ換算してこの算定額となっています。なお、一般的な住宅の5〜10人用で5,600円です。
質疑・意見委員
申請見込件数は400件で間違いないですか。
答弁執行部
一般的な住宅以外にも共同住宅など大規模な浄化槽を設置している所も含めた件数となっています。

16. 犬猫の譲渡・殺処分

質疑・意見委員
犬猫譲渡推進事業について、精密検査・診断および治療を獣医師会等と連携して25件実施とありますが、予算額と内訳を教えてください。
答弁執行部
精密検査・診断に係る委託料として103万円です。治療は別途役務費として100万円を計上しています。精密検査・診断については犬10頭、猫15頭、治療は5頭で算定しています。
質疑・意見委員
令和7年度において治療に至った犬猫の実績を教えてください。
答弁執行部
令和7年12月末時点で、精密検査・診断は犬が3頭、猫が2頭、治療は犬・猫ともに1頭です。
質疑・意見委員
本市の犬猫の殺処分頭数は随分減っていると聞いていますが、獣医師の判断で治療に至らず殺処分になることもあると思います。殺処分の頭数を教えてください。
答弁執行部
動物愛護管理センターの獣医師では処置が困難な犬猫については動物病院の獣医師に治療をお願いしていますが、それでも手当てが難しい場合はやむを得ず殺処分しています。殺処分頭数については、令和6年度で犬が1頭、猫が86頭です。
質疑・意見委員
圧倒的に猫が多いです。殺処分する理由は皮膚病が多いからと聞きますがどうですか。
答弁執行部
殺処分の理由については様々ですが、例えば人や動物に感染するような公衆衛生上問題のある疾病に感染している場合や、交通事故等で負傷動物として持ち込まれた著しいけがをしている場合、悪性の腫瘍で治療が難しい場合などがあります。
質疑・意見委員
収容された犬猫について、一旦収容先で診断しその後にまた専門の動物病院に送るのか、それとも収容先で殺処分を決定するのか、流れについて教えてください。
答弁執行部
収容した時点で動物愛護管理センターの獣医師が処置を行い、しばらく様子を見て詳細な検査を行う必要があると判断した場合は獣医師会に依頼し、精密検査を実施した上で治療が困難と診断された場合はやむを得ず殺処分しています。
質疑・意見委員
殺処分が減っているとは言われていますが、できるだけ治療が可能な犬猫は治療するようお願いします。

17. ペットと一緒の避難

質疑・意見委員
ペットと一緒の避難について、進展があれば示してください。
答弁執行部
災害時におけるペットの避難については、地域防災計画において同行避難が原則となっています。ペットと一緒に飼い主が避難所等に向かうことになりますが、一部の飼い主は例えば鳴き声などで迷惑をかけるのではないかなど避難先にペットを連れて行くことに不安があり、あるいはペットと別に生活することを心配して避難所等に行くことをちゅうちょする飼い主がいます。令和6年度からペットと一緒に避難生活ができる同伴避難所として試行的に動物愛護管理センターを用意しており、6年度は1回、7年度は2回開設しましたが避難する人はいませんでした。これまでのところ避難の実績がないため、今後数年間、試行的な開設を継続し同伴避難所の在り方などを検討していきたいと考えています。
質疑・意見委員
災害が起きたときのペットの避難は、確かに本市で何か所かあればよいと思いますが、実際に避難する場所は自分が住む地域になるのではないですか。結局、ペットを連れて避難するのは動物愛護管理センターだけではなく各地域の避難所になると思います。そのため、地域の防災を所管している市民局とペットの所管である保健医療局が一緒になってペットの避難のことを考えていかなければなかなか進まないのではないですか。市民局としっかり連携をとって検討してください。

18. 保険料の納付勧奨(SMS・オートコール)

質疑・意見委員
保険料の納付勧奨等事業の取組概要について段階的に説明してください。また、3,800万円の予算の概要を教えてください。
答弁執行部
納付勧奨等事業については、保険料の収納対策としてICTを活用し未納者に早期納付勧奨の取組を行うものです。具体的には、督促状を発送する前に納付勧奨としてショートメッセージサービスを直接スマホや携帯電話に送り、その後、督促状を発送した後、それでも納付が見られない場合は自動的に自宅の電話などに案内を行うオートコールを実施しています。令和6年度の実績で、ショートメッセージサービスを14万1,926件、オートコールを9万3,099件実施しています。8年度の予算額3,800万円については業務委託に係る委託料です。
質疑・意見委員
督促状が届く前にSMSで未納の連絡があり、納付がなかった場合はオートコールがあるという2段階で、それでも納付がなかった場合に初めて督促状が届くという認識でよいですか。
答弁執行部
まず、督促状発送予定者にSMSによる納付勧奨を行ったあと督促状を発送します。督促状発送後も納付がない人に対してオートコールによる納付勧奨を行っています。
質疑・意見委員
SMSを送付することによって未納が減りましたか。
答弁執行部
SMS・オートコールを実施した人のうち3〜5割程度の人が保険料を納付しています。ただ、間に督促状を挟んでいるため、SMS・オートコールのみの効果によるものかどうかは判定できません。
質疑・意見委員
SMSにより、支払うつもりがないわけではなく支払いを忘れていた人に気づきを与えることができるため、とても評価される仕組みと思います。納付者が増えることでオートコールの数は減ってきていますか。
答弁執行部
オートコールについては令和6年度で約9万3,000件でしたが、7年度の11月までの8か月で約7万5,000件です。効果的な納付勧奨を行うためにはまずは相手方との接触が大事だと考えており、オートコールによって気づきを与えたり区役所等へ連絡する機会となっています。
質疑・意見委員
未納が減ったということであれば令和8年度も引き続き実施してください。ただ、メッセージの文章が長く、最後まで読まないと分からないため、もう少し工夫してください。

19. 飼い主のいない猫の不妊去勢手術

質疑・意見委員
飼い主のいない猫等の不妊去勢手術推進事業について、チケット制と思いますが、申込み開始時期およびチケットの使用期間を教えてください。
答弁執行部
飼い主のいない猫等で不妊去勢手術を支援する1600頭のうち、まず500頭は苦情が継続的に寄せられる地域などの野良猫を対象とした選定枠となっており、事業を行う協議会で必要と判断した地域等にチケットを配付しています。また、多頭飼育枠として100頭分を協議会の中で選定し配付しています。最後に個人で手術に取り組もうと考えている市民を対象とした公募枠が1,000頭分あり、令和7年度の募集期間は、第1回目が5月1日から5月20日まで、第2回目が7月1日から7月21日までで、チケットの使用期間は募集後3か月間としています。また、2回の募集において猫が確保できなかったなどでキャンセルが発生したため、追加で300頭分を10月15日から10月21日まで募集を行い、チケットの使用期間は募集後2か月間としたところです。
質疑・意見委員
なかなかチケットが当たらないとの意見が多くあり、余ったチケットもある一方で本当に必要な人に配付されないこともあります。また、チケットは1年を通して使用できません。日が長くなれば発情期が来ますが、最近は冬でも寒くない日が多く、1月に不妊手術をしたところ既に妊娠しているケースがあり、これは1月頭に発情があったことになります。チケットを1年中使用可能にはできないのですか。
答弁執行部
1,000頭分の募集に対し約2,700頭分の応募がありました。年間通して使用可能にできないかとの声があることは把握していますが、事業の実施について年度締めで行っている状況です。例えば1回目の募集が5月1日から5月20日までであれば、手術期間は6月1日から8月31日までの3か月間となります。年度末等に募集を行うと年度をまたいで手術を行う形になってしまうため、1年間をチケット使用可能とすることには課題があり、令和8年度は現在の方法で実施しながら今後の対策を検討したいと考えています。
質疑・意見委員
冬以降はチケットが使えないため動物基金に不妊去勢手術の支援を申し込むしか方法がありません。ただし、これも抽せん制です。会計処理の話が猫の命に関わっているということですが、事務的な話であるため改善できるのではないかと思います。野良猫の殺処分は増えています。春にチケットが当たったため不妊去勢手術を行いますが、冬には頭数が増えて春や夏に減ってということをずっと繰り返しています。ぜひ何か方策を検討してください。

20. 野菜摂取のバランス

質疑・意見委員
野菜摂取の推進について、野菜には様々な種類があり、野菜によって摂取できる栄養素が変わってくるため、そのバランスが非常に重要と思います。これについても併せて啓発してほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
野菜だけでなく食全体のバランス、また、野菜の中でも緑黄色野菜や淡色野菜などもあり、しっかり啓発していきたいです。福岡県でも減塩などについてスマートソルトの取組を進めているところであり、県とも協力しながら野菜を中心に展開していきたいと考えています。
質疑・意見委員
タンパク質も含めて全体のバランスがとても重要と思うため、県とも連携して取り組んでください。

21. 胃がんリスク検査・ピロリ菌

質疑・意見委員
がん検診の推進に関する胃がんリスク検査について、対象年齢はこれまでと同様、35歳と40歳になりますか。
答弁執行部
そのとおりです。
質疑・意見委員
胃がんリスク検査の受診率を教えてください。
答弁執行部
令和6年度は、対象者4万3,136人に対し受診者は2,387人で受診率は約5.5パーセントとなっています。
質疑・意見委員
5.5パーセントは少ないと思います。長崎県が長崎大学と連携して、ピロリ菌検査を大学生や高校生に対し学校等で行う取組があります。ピロリ菌感染は井戸水など幼少期からの生活環境が影響するため、高校生や大学生になれば感染しているケースが多くなると思います。検査の早期実施などによりスクリーニングを図ることができると思いますが、いかがですか。
答弁執行部
胃がんへのピロリ菌の関与については科学的根拠が示されていますが、健康で無症状な人に対する除菌による胃がん予防の効果は国において検証されているところです。ピロリの除菌が胃がんの死亡率にどう寄与するかなどの論点もあり積極的な勧奨には至っていないと認識しているため、今のところは現行の対象年齢の受診率向上に努めていきたいです。
質疑・意見委員
35歳や40歳は仕事や子育てなど多忙な時期であり、がんを身近に感じにくい年齢とも思うため、様々な手法等を検討してください。

22. RSウイルスワクチンの抗体製剤

質疑・意見委員
RSウイルスワクチンについて、これは母子ワクチンに関して定期接種化が予定された国の事業に付随して実施するという認識でよいですか。
答弁執行部
国が定期接種として令和8年度から実施することを決定したことに伴い、全国で実施されるものです。
質疑・意見委員
特に生後半年以内等の子どもの重症化を防ぐという目的だと認識していますが、母子ワクチン以外に重症化を防ぐ薬剤があることは把握していますか。
答弁執行部
国の厚生科学審議会の議論の中で、母子免疫ワクチンのほかに抗体製剤について議論されていることを把握しています。
質疑・意見委員
抗体製剤という、抗体をそのまま小児に打ち一定期間、抗体としての役割を果たすものがあります。これについては保険適用等がされていますか。
答弁執行部
保険適用の詳細は把握していませんが、国においては、抗体製剤は特定の病原菌等に有効な抗体を直接体内に注入し免疫の機能を人工的に獲得させるというもので、ワクチンとは仕組みが全く異なるため、現時点で予防接種法上のワクチンと解釈するのが困難であり、今後、法改正等の議論を進めていくとしています。
質疑・意見委員
現在、予防接種部会等で議論されているところだと思いますが、抗体製剤について、35週以下の早産児や、先天性心疾患の免疫不全等の基礎疾患を持っている患児に保険適用されている薬であると認識しています。保険適用されている場合だと自己負担はかからないという認識でよいですか。
答弁執行部
例えば28週以下の早産で出生した12か月以下の新生児および乳児に対する投与や、免疫不全を伴う乳幼児への投与に保険適用があります。これに関しては通常の保険医療と同様に、子どもであれば本市の子ども医療費助成制度等の適用になると考えています。
質疑・意見委員
ここまで整理すると、ある程度ハイリスクを持った子どもに関しては抗体製剤をほとんど費用負担なく打てるということだと思います。小児科の医師もおおむね、母子健康ワクチンでカバーしきれないハイリスクがない人に関しては抗体製剤は非常に重要な役割を果たすという認識のようです。例えば母親が抗体を打ったときにすぐ生まれてしまうと抗体の移行はうまくいかず、母親がそもそもワクチンを打ちたがらない場合はもちろん子どもに移行しません。そのような場合の補完的な意味で抗体製剤はとても重要な役割を果たすと思っています。アメリカやヨーロッパなどでは使い分けによる定期接種化がおおむねゴールドスタンダードにもなっています。国による議論がこれからなされていくとは思いますが、一部の子どもの健康を守れないという状態は好ましくないと思うため、本市においても対応策として助成等を検討してほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
予防接種については、国において安全性・有効性・費用対効果等が確認されたものに関して定期接種として実施されるものであり、本市でも基本的にその定期接種を実施していきます。RSウイルスワクチンの抗体製剤については国が今後、議論をしていくため動向を注視し、定期接種となれば本市においても実施することになると考えています。
質疑・意見委員
安全性等に関してはある程度確認されているものと思うため、本市としても検討を要望しておきます。例えば35週以下でなく、普通の産院で生まれた35週6日の時期に出生した子どもは一定期間後に定期接種による母子ワクチンが打たれると思いますが、その産院で、この子は母子ワクチンは間に合わないが抗体製剤は保険適用だから打ったほうがよいなどといったことを、産婦人科のクリニックの医師等がきちんと理解して案内できる仕組みづくりが非常に大事だと思います。せっかく保険適用できる子どもたちがいるなら、それに関して産婦人科の医師等が案内できるような認識づくりや周知を行ってもらいたいですが、いかがですか。
答弁執行部
今回のワクチンは妊婦を対象とするワクチンであるため、産婦人科の医師等にワクチンの説明や対象者への案内を依頼しているところです。抗体製剤は生まれた後の小児に対して投与するもので対象が異なりますが、市医師会にも相談しながらできることがあれば対応していきたいと考えています。
質疑・意見委員
医師会と連携して周知に努めてください。

23. 現役世代の健康づくりと医療費

質疑・意見委員
医療費の増に伴い歳出が増加しています。医療費がかかる疾患については、腎臓のCKDや生活習慣病に対する対策は取られており、女性特有のロコモをどう防いでいくかという部分にも取り組んできていると思います。これからは、いかに現役世代の人に健康でいてもらい、しっかりと働き続けてもらいながら医療費の増加を抑えていくことが重要です。そのため、国民健康保険の運営をしている本市としては、協会けんぽや市内の各企業・各店舗と協力しながら、本市の中で健康な状態の現役世代を増やしていくための取組が大事だと思います。令和8年度中にそのような取組ができないか、いかがですか。
答弁執行部
働く世代の健康づくりはとても大事なことだと考えています。生活習慣病とロコモに関しては将来の要介護率を高めているというエビデンスがあり、ながらエクササイズやSNSを使った啓発などに取り組んでいるところですが、働く世代に対してはより一層、啓発に取り組む必要があると考えています。今後、国が推進する健康経営や福祉局が実施しているアクティブFといったロコモ・フレイル予防の取組を活用して働く世代にアプローチしていきます。また、国民健康保険以外の保険者とは生活習慣病やCKDの状況等を共有しながら対策を検討するなどの取組を進めているところです。
質疑・意見委員
時間のかかる対策ということもあり、ぜひ協力しながら全体として高めてください。団塊ジュニア世代が高齢者になるときに、いかに健康な状態のまま歳を取れるかというのが今後の医療費を左右すると思うため、その点も踏まえ広く展開してください。

24. 子ども医療費助成

質疑・意見委員
子ども医療費助成の予算額が令和7年度と比較して減少していますが、理由を教えてください。
答弁執行部
子ども医療費助成の予算額については、過去4年間の1人当たり助成額の平均を基に見込みを算出しています。令和8年度は対象者の減少もあり、7年度よりも少なく見込んでいます。
質疑・意見委員
対象者の減少について、予算額が大きく変わるほどの影響がありますか。
答弁執行部
令和7年度の対象者は約23万3,000人、8年度の対象者は約23万2,000人と見込んでいます。
質疑・意見委員
毎年、予算が補正される際、感染症が広がったことにより子ども医療費助成の追加が発生することが多いです。どうしても避けられない部分もありますが、極力感染しないに越したことはないと思います。この点についてもぜひしっかり手当てを行い、子ども医療費助成の予算が余るぐらいになるようお願いしておきます。

25. 民泊

質疑・意見委員
民泊について、コロナ禍が明けてから少しずつ観光者も増え宿泊施設も増えてきていますが、民泊施設の状況はどうなっているのか、直近の数も含め示してください。
答弁執行部
いわゆる民泊については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により令和元年度から減少傾向となり、4年度末で776施設でした。コロナ明け後、5年度からは増加傾向であり、6年度末で1,294施設、7年12月末現在で1,844施設です。
質疑・意見委員
以前は都心部に民泊施設が多かった気がしますが、最近は南区でも身近なところに民泊施設ができています。今までとは違う状況にあると思いますが、それに伴い新たな課題は発生していますか。
答弁執行部
依然として中央区や博多区などの都心部のほうが数としては多いですが、住宅宿泊事業法、いわゆる民泊新法の届出施設であれば住居専用地域にも民泊を開設できるため、都市部以外にも増えてきている状況です。課題としては、見知らぬ人が出入りしている、騒がしい、ごみ問題などに関する苦情が増加していることです。そのような苦情があった場合は、各区の衛生課が現地に向かい状況を確認し適宜指導するなど対応しています。
質疑・意見委員
地域の人が、もしかして民泊かもしれないと思った場合は、各区の衛生課が相談窓口になりますか。
答弁執行部
地域の人からの相談には原則各区の衛生課で対応しています。住宅宿泊事業法に基づくものについては県が窓口となるため、県の所管課に情報提供し対応を依頼しています。
質疑・意見委員
福岡にとって観光振興は大きな柱である一方、地域に迷惑がかからないようにしたいとの思いがあり、我々も観光振興条例を制定しました。地域のマイナスにならないように取り締まるべきはしっかり取り締まり、また、地域からの相談の窓口が分かりやすく示されることにより経済の発展と地域の暮らしが共存できるよう、保健医療局としても働きかけてもらうことをお願いしておきます。

26. エイズ・性感染症対策

質疑・意見委員
エイズ・性感染症対策について、これまでの取組で梅毒患者の増加に対応するという取組がありますが、性感染症を防ぐという点では学校教育等での性教育が非常に重要だと思います。しかしながら、日本の性教育は学習指導要領上、歯止め規定があることが難しい状況をつくっているのではないかと思います。教育委員会にそのような意見を出しても変わらないとなると、保健医療局として子どもたちも範疇に入れた啓発や教育を行っていく取組を強化できないものかと思いますが、そのような認識や取組についてどう考えているのか、いかがですか。
答弁執行部
若い人の性教育や梅毒等の啓発に関しては、中学校や高校くらいまでは教育現場ということもあり踏み込みづらい面がありますが、大学になるとそういった面が緩和されることから、今後は大学祭等でブースを開設するなどの啓発を検討しています。また、SNSで動画を見てもらう機会等を設けることで若い人にまずは梅毒という病気を知ってもらうということから啓発を行っているところです。
質疑・意見委員
近年、若年層で患者が増えているもしくは減らないと聞いています。教育委員会との兼ね合いが難しいということはよく分かりますが、教育委員会との連携も図り、可能な範囲で保健医療局サイドとして若年層をターゲットにした啓発や教育を充実させてもらいたいと要望しておきます。

27. 動物愛護(殺処分ゼロ・愛護管理センター)

質疑・意見委員
動物愛護管理センター基本構想の策定の予算額が982万円余ですが、動物愛護・適正飼育啓発経費の予算額が令和7年度からかなり減っています。減額の理由について教えてください。
答弁執行部
動物愛護・適正飼育啓発経費について、令和8年度予算が1億287万円余で、7年度予算の1億7,364万円余から約7,000万円の減額となっています。要因としては、7年度は東部動物愛護管理センターの外壁の補修や屋上防水等の工事を行っており、この分が減となったものです。
質疑・意見委員
殺処分について、実質的ゼロということですが、数字的にはやむを得ないものとして、犬が1頭、猫が86頭ということが先ほど示されました。殺処分ゼロを達成している自治体と比較して、本市の取組としては完全にゼロになっていません。ゼロにならない理由も述べていましたが、そのような理由も乗り越えながらゼロにしている自治体と本市の違いは何ですか。
答弁執行部
殺処分について、完全にゼロになっている自治体の要因の一つとしては、収容頭数において、例えば飼い主のいない猫の引き取りをかなり制限している自治体もあります。また、譲渡においては、動物関係団体に収容された犬猫のほとんどを引き取ってもらっているということも理由の一つと考えています。
質疑・意見委員
行政が実質手を下さなければならないということについては、かねてから述べているように担当職員の精神的なストレス等もあり、命を奪うということを行政が行うことについての問題があると思います。NPOや様々な動物関係団体との連携を強めながら完全ゼロを目指す取組をさらに強化してもらいたいです。子猫については人手が必要な問題等もあると思います。予算上も特段の努力をしてもらい、本当の意味で殺処分ゼロを早期に達成するよう求めたいと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
センターの殺処分ゼロという目標については、これまでも子猫や子犬についてはミルクボランティア事業を行うとともに、飼い主からの持ち込みについては安易な引き取りを行わないといった取組を行ってきました。譲渡についても、治療を動物病院に依頼して、これまで疾病等で譲渡困難としていた個体についてもできるだけ譲り渡しを行っていくように進めているところです。また、飼い主のいない猫については、まずはセンターに収容される猫が増えないようにするために不妊去勢手術の支援を行っています。今後については、他の自治体の取組も参考にしながら、動物関係団体との連携等をさらに深めて施策を進めていきたいと考えています。

28. 国民健康保険(法定外繰入れ・滞納・44条減免)

質疑・意見委員
国民健康保険について、保険料上昇を抑えるということで一般会計の法定外繰入れをこれまで行ってきましたが、法定外繰入れの中で、負担緩和分以外に法定外繰入れを活用するというのはどういうことですか。
答弁執行部
法定外繰入れの主な内容としては、例えば所得減少や生活保護減免など市の条例で保険料の独自減免を行っている分や、福祉医療波及増分などがあります。また、令和7年度までは出産育児一時金は法定繰入れでしたが、8年度から法定外繰入れとしています。
質疑・意見委員
令和6年度から8年度までの負担緩和分に限定した金額の推移を教えてください。
答弁執行部
令和6年度から8年度まで約35億円で推移しています。
質疑・意見委員
保険料の滞納者について、マイナ保険証の影響により、滞納者に交付していた資格証明書や短期保険証が廃止されていると聞きました。滞納者数の変化について教えてください。
答弁執行部
令和5年度が2万6,172世帯、6年度が2万5,906世帯です。
質疑・意見委員
資格証明書・短期保険証の代わりとなるものはありますか。
答弁執行部
令和6年12月の改正法施行に伴い、資格証明書・短期保険証が廃止され、特別療養費の支給に変更する旨の事前通知を行うという新たな仕組みが設けられました。この仕組みの運用については、本市の収納対策の状況や他都市の状況も踏まえながら慎重に対応する必要があると考えています。
質疑・意見委員
現時点で特段のペナルティは設けていないということですか。
答弁執行部
そのとおりです。
質疑・意見委員
国民健康保険法第44条適用の減免について、制度の内容を教えてください。
答弁執行部
天災などにより資産に甚大な損害を受けたために医療機関にかかった際の一部負担金を支払うことが困難になった人に対して、損害の程度に応じて一部負担金を減免・減額する制度です。
質疑・意見委員
事情があって収入が3割以上減ったケースもあると思いますが、この減免制度について令和7年度に適用された件数は2件程度であったと聞いています。適用した理由を教えてください。また、もっと件数が増えていいと思いますが、取組について検討していることを教えてください。
答弁執行部
令和7年度に適用した減免は、火災により資産に多大な損害を受けた被保険者に対して適用したものです。今後も、損害を受けた人の資産の状況把握を行いながら適切に運用していきたいです。
質疑・意見委員
適用された件数が長年ゼロだったのは解せません。経済状況によって家計が激変したケースに対しても適用してよいのではないかと思います。周知方法など、行政としての取組に不十分な点はなかったのですか。せっかくの制度であるため、必要な人が活用できるようにしてもらいたいですが、どんな取組を行っていますか。
答弁執行部
国民健康保険に加入している世帯に対して送付する通知物に制度の概要を掲載したり、市政だよりや市ホームページ、パンフレット等を活用して広報を図っています。また、大きな災害が発生した場合は災害の状況に応じて個別に周知するとともに、医療機関の窓口においても制度の紹介や区役所への相談を案内してもらうよう医師会を通して協力依頼を行っているところです。
質疑・意見委員
実際には目に留まっていない人も多くいると思うため、さらなる特段の努力を求めておきます。

29. 後期高齢者医療

質疑・意見委員
後期高齢者医療に関して、納付金が約55億円増となる理由を教えてください。
答弁執行部
本市が徴収する現年度分の後期高齢者医療保険料収入増に伴う保険料負担金48億3,015万円余の増、保険基盤安定負担金の6億4,289万円余の増によるものです。
質疑・意見委員
端的に言うと保険料が上がるからということですか。
答弁執行部
保険料収入の増によるものが約48億円であり、被保険者数、保険料率の増および令和8年度から始まる子ども・子育て支援納付金分により増加しています。
質疑・意見委員
数字で見ると保険料の料率が上がることや子ども・子育て支援金の影響があります。納付金が約55億円も増えることはあまりないことだと思い、影響を痛感するところです。

30. 病院機構への負担金・こども病院移転

質疑・意見委員
病院機構に対する負担金の不採算医療等について、毎年20億円出ますが、金額は増やせないという制限がありましたか。
答弁執行部
4年間の中期計画を策定するときに、この4年間で合計80億円程度ということで計画を組んでいます。基本的には毎年20億円と考えていますが、状況に応じて年度間での配分を変更する可能性はあると考えています。
質疑・意見委員
運営費負担金であるため用途の制限がありますか。
答弁執行部
総務省が繰出基準を定めているため、不採算医療のために要する経費など一定用途について制限があります。
質疑・意見委員
運営費負担金とは別に、病院機構に対して別途補助金を本市の判断で出すことはできないのですか。
答弁執行部
地方独立行政法人は基本的に独立採算です。先ほどの一般会計の繰出金に関しては、地方独立行政法人法上、その業務の性質上、機構で負担することが適当でないものに関して支出するとの定めがあります。それとは別に交付金は法令上、支出可能であるかとは思いますが、独立採算が原則であるため、基本的に地方独立行政法人の経営の中で運営すべきものと考えています。
質疑・意見委員
病院事業債元利償還金の内訳は、こども病院移転の際の経費に関するものと思いますが、そう理解してよいですか。
答弁執行部
そのとおりです。法人への移行前後で分かれています。こども病院を建設した際の病院事業債も含まれています。
質疑・意見委員
こども病院の移転経費が当時どのくらいかかり、その後、病院機構がどういう形で借金を返しているのか、そのことに本市はどう関係しているのか、移転に関する経費およびその経費を償還していく仕組み等が分かる資料を要求しておきます。
答弁執行部
後ほど資料を提供します。将来的には令和20年度に病院事業債については完済する予定ということで現在計画されています。

31. オーラルケア28・歯科衛生士の配置

質疑・意見委員
オーラルケア28プロジェクトに5,200万円余の予算が計上されていますが、乳幼児・学齢期、成人期、高齢期、噛む活FUKUOKAのそれぞれの予算額を教えてください。
答弁執行部
内訳については、乳幼児・学齢期が761万円余、成人期が2,779万円余、高齢期が142万円余、噛む活FUKUOKAは800万円を計上しています。
質疑・意見委員
放課後児童クラブ等への歯科衛生士派遣について、放課後児童クラブでの数と放課後児童クラブ等の等とは何を指しているのか教えてください。また、派遣する歯科衛生士の人数および報酬を示してください。
答弁執行部
子どもが学校教育以外で集まる場を想定しており、放課後児童クラブのほかに現在、実績があるものとしては子ども食堂があります。また、派遣する歯科衛生士の令和7年度の実績としては、放課後児童クラブは116回で従事した歯科衛生士が204人、子ども食堂は3回で従事した歯科衛生士が6人です。歯科衛生士の謝礼として8年度は1日当たり9,320円で251万円余を計上しています。
質疑・意見委員
昨年の決算審議のときから、歯科衛生士をもう少し充実させるべきではないかと指摘してきました。保健医療局からもらった資料では、デンタルドクターで正規職員がいない政令市はさいたま市となっていますが、会計年度任用職員が2人いるため、基本的にはどこの政令市もデンタルドクターが1〜4人はいます。歯科衛生士で言えば、北九州市と本市がゼロ人ですが、北九州市は会計年度任用職員が5人おり、本市は1人となっています。平均するとどこの政令市にも7、8人は正規職員がおり、千葉市は歯科衛生士の正規職員が9人で会計年度任用職員が46人と会計年度任用職員が一番多いです。先ほど、1日当たり9,320円で251万円余の予算を計上しているとの答弁がありましたが、会計年度任用職員1人の金額にも満たないということです。本市が予防に重点を置いて頑張ろうということであれば、歯科衛生士の仕事は幾らでもあると思っており、他都市はこれだけの人数を配置しているため、他都市がどんなことに取り組んでいるのか調査し、しっかりと本市の行政に反映させてもらいたいと要望しておきます。

出典: 福岡市議会 会議録検索システム
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