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発言のやり取り

条例予算特別委員会 経済振興分科会2026年3月11日(水) 開催

1. 志賀島の集客促進(市営渡船の活用)

答弁執行部
昨日の分科会で質疑があった志賀島の市営渡船を活用した集客促進事業の実績です。イベント2日間の市営渡船利用者数は令和5年度1,301人、6年度1,573人、7年度1,718人です。来場者数は渡船場横のメイン会場の総売上げと客単価から推計した数字で、5年度3,363人、6年度5,384人、7年度4,351人です。リピート率は、7年度に過去に参加したことがあるか聞いており、25パーセントが参加したことがあると回答しています。イベントは、志賀島の秋の収穫祭が志賀海神社を中心に行われていることや、市営渡船で来られることを知ってもらう意味で効果があったと考えます。準備の中で島内の漁協・JA・事業者の横のつながりが強化されたという声もあります。イベントをきっかけに志賀島に来る人を増やすことが大事で、宿泊事業者と連携したコンテンツ造成にも取り組み、年間を通じた誘客・回遊・観光消費の拡大につなげたいと考えます。
質疑・意見委員
後で資料を提供してください。

2. 全市版プレミアム付商品券

質疑・意見委員
全市版プレミアム付商品券について、これまではスマートフォン決済のみでしたが、今回ははがきでの申込みと紙でのQRコード発行により、今まで使えなかった人にも対象が広がったことを評価します。今回、紙ベースも対象になった経緯を教えてください。
答弁執行部
今回の物価高騰対策が国の重点支援地方交付金を活用した事業である旨を福岡商工会議所・志賀商工会・早良商工会に伝えたところ、委託に向けた企画提案公募で、スマートフォンを持っていない人や操作が不得意な人にも広く使えるシステムの提案があれば行うよう求める旨が仕様書に記載されました。これを受けて、2次元コード付紙チケットによる新たなシステムを提案した事業者が委託先に決定され実現しました。
質疑・意見委員
決定された事業者名と、その事業者の商品券事業の実績を教えてください。
答弁執行部
事業者は株式会社JTB福岡支店で、2次元コード付紙チケットを併用した電子商品券の発行は大阪市で実施した実績があると聞いています。
質疑・意見委員
広く事業を知ってもらい申し込んでもらう流れが必要ですが、今回、市民にはどう周知しますか。また、今までになかった取組があれば示してください。
答弁執行部
これまでの周知方法を踏まえ、まず公式ウェブサイトとコールセンターを立ち上げています。今回は2次元コード付紙チケットを併用するためチラシを全戸配布し、市ホームページや市政だより3月15日号にも記事を掲載し、発行元の各商工会議所・商工会からも事業者を通じて周知を図っています。
質疑・意見委員
はがき付きのチラシ1枚を見てもどうしたらよいか分からない部分が出てくると思いますが、コールセンター以外のサポート体制を教えてください。
答弁執行部
ウェブサイトとコールセンターに加え、より丁寧な対応のため、抽選申込開始日の3月13〜31日まで市役所1階ロビーに平日限定で対面型の相談窓口を設置します。各区でも区役所ロビーやなみきスクエア、あいれふなどで3月13〜31日の期間に各区3日間、相談窓口を設置します。4月に入ってからは市内34か所のソフトバンクの携帯ショップで利用方法を説明できるよう、直接的なサポートに努めます。
質疑・意見委員
このチラシにはコールセンターの番号は書いてありますが、実際に相談窓口があることの記載がありません。市政だよりには記載していますか。
答弁執行部
市政だよりには相談窓口が開設されることを掲載するようにしています。
質疑・意見委員
第4弾までと異なり、消費喚起もありますが、物価高対策の意味合いで活用したい人に広く届くことが必要なので、周知も含めて丁寧に取り組んでください。
質疑・意見委員
はがきで申し込んだ場合とスマートフォンから申し込んだ場合の抽せんに何か差はありますか。
答弁執行部
抽せんは委託先の株式会社JTB福岡支店において、スマートフォンからの申込者リストに専用はがきの申込者を手入力してリスト化し、その中で抽せんするとのことで、申込方法によって区分をするとは聞いていません。
質疑・意見委員
アプリの取得方法が変わり決済先がファミリーマートに限られるとのことですが、その経緯と、ファミリーマートに限定した場合に想定される課題を教えてください。
答弁執行部
第3弾・第4弾の受託事業者は自社でシステムを開発しネクスペイというアプリを取得すれば利用可能でしたが、今回の受託事業者は既存のリージョンペイというアプリの中でネクスペイを運営するため、システムやアプリの取得方法が違います。使用するアプリやシステムの関係で決済先がファミリーマートに限定されたと聞いています。大手コンビニのセブンイレブン・ローソン・ファミリーマート3社で市内に約700〜800店舗ありますが、ファミリーマートは市内で230店舗と限定される点が懸念材料です。
質疑・意見委員
高齢者など苦慮する人も想定される中で、230店舗で最大限のサポートをしてほしいです。ソフトバンクの携帯ショップでの相談体制が4月以降できるとのことですが、飛び込みで行っても対応してもらえますか。
答弁執行部
飛び込みの相談者を排除することはないと考えますが、ソフトバンクも実質的には携帯ショップで本来の業務があるため、市民には事前に予約してもらいたいという周知を行っています。
質疑・意見委員
携帯ショップは電話番号も分からなかったりつながりにくかったりしてハードルが高いのではないですか。私も地域の人へ案内するなどのサポートができればと思いますが、例えば公民館で相談を受けたときに公民館の人がアドバイスできる仕組みなども検討してください。

3. 奨学金返還支援事業

質疑・意見委員
奨学金返還支援事業について、令和7年度に導入し申請件数が60件とのことですが、本事業をきっかけに新たに奨学金返還支援を始めた企業はどれくらいありますか。
答弁執行部
本事業の広報を本格開始した後に奨学金返還支援制度を新たに社内制度として整備・開始した事業者は、60社のうち38社です。
質疑・意見委員
38社が新たに取組を始めたということで一定の効果があったと思いますが、令和8年度も事業者が増えるような取組を考えていますか。
答弁執行部
令和7年度も周知・啓発としてイベントの開催やホームページからの情報発信など様々なツールで広報しており、8年度も引き続き同様の取組を行い、イベント等の開催も検討しています。
質疑・意見委員
本事業を活用した事業者が従業員にどう補助・支援を行っているかについて、アンケートなどは取っていますか。
答弁執行部
補助制度のため取組の内容・実態を踏まえて交付決定しています。把握している具体例で最も多いのは完済するまで支援を行う事業者です。支援期間を入社後10年間と定める事業者や、年齢で定めるなど独自の制度設計をしている事業者も把握しています。
質疑・意見委員
そうした企業の状況も踏まえて、改善点があれば改善しながら引き続き取り組んでください。
質疑・意見委員
代理返還による支援を行っている事業者はどれくらいありますか。
答弁執行部
60社のうち、支援方法を代理返還のみとしている事業者が26社、手当と代理返還の両方を認めている事業者が23社です。
質疑・意見委員
代理返還と、手当により従業員本人が返還する場合の違いを教えてください。
答弁執行部
代理返還は日本学生支援機構に企業が直接返還し、手当は福利厚生の一部として企業が従業員に支払い、返還は従業員本人が行います。
質疑・意見委員
代理返還なら間違いなく返還される一方、手当は従業員本人に返還を任せるため、払わない・払えないなど様々な状況が出ると思いますが、確認していますか。
答弁執行部
本事業は企業の採用・定着に向けた支援として行っており、従業員に直接費用を渡している認識ではないため、奨学金の返還が行われているかは企業が確認するものと考えます。制度の趣旨を従業員にも理解してもらえるよう周知・啓発に努めます。
質疑・意見委員
返還が確実に行われるよう、従業員に対してもぜひ周知してください。

4. 就労相談窓口事業

質疑・意見委員
就労相談窓口事業について、令和4〜6年度の実績を教えてください。
答弁執行部
就職決定件数は令和6年度が311件、5年度が314件、4年度が400件、相談件数は6年度が3,690件、5年度が3,590件、4年度が3,454件です。
質疑・意見委員
就職決定件数の正規・非正規の内訳を教えてください。
答弁執行部
正規従業員は令和6年度が93件、5年度が108件、4年度が113件、非正規従業員は6年度が218件、5年度が206件、4年度が287件です。
質疑・意見委員
正規雇用を希望している人が非正規で採用されている事例もあると聞きますが、就労相談窓口事業はどこが受託し、受託期間はどうなっていますか。
答弁執行部
委託先は株式会社九電ビジネスフロントです。提案競技による公募を実施し令和6年の公募で決定し現在も継続しています。同社は平成25年以降受託しており、一定期間を経て提案競技を行った上で継続受託しています。
質疑・意見委員
公募時に複数の応募がありますか。
答弁執行部
毎回、2〜3者の応募があります。
質疑・意見委員
利用者から同じ内容のセミナーが何年も続いているとの声を聞きますが、いかがですか。
答弁執行部
同じセミナーを継続しているものもあれば、新たに取り入れた内容のセミナーもあります。内容は毎年の契約時に委託事業者と協議し、ニーズも踏まえて改善しながら実施しています。
質疑・意見委員
なかなか就職に結びつかない人や、正規職を希望していたが非正規を勧められ決まった人などに、どんなフォローを行っていますか。
答弁執行部
相談窓口で専門の担当者が伴走型で支援するのが本市の特徴です。事業者の求人内容を求職者側に合わせたり、逆に求職者の希望を求人側に合わせたりして丁寧に調整しています。利用者は基本的に市民や市内事業者が中心で、ハローワークや県などを補完する形で実施し、相互に連携して最終的に就職に結びつけられるよう支援しています。
質疑・意見委員
企業側への働きかけや、どんな職種が合っているかなど求職者へのアドバイスが必要だと思いますが、相談員の対応などについて利用者からアンケートを取ったことはありますか。
答弁執行部
アンケート調査は実施していませんが、事業に関する意見や要望を直接本市が電話やメールで受けることもあれば、受託事業者が相談対応の中で聴取していることもあります。寄せられた意見は本市と委託事業者で共有しながら、改善できる部分は改善に努めています。
質疑・意見委員
より広く利用者の声を聞くためにもアンケートの実施などが必要だと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
アンケートや面談で意見を吸い上げるなど様々な方法がありますが、引き続き利用者のニーズを把握できるよう努めます。

5. 事業承継支援と商店街の振興

質疑・意見委員
官民連携事業承継支援事業について、令和8年度の具体的な取組を教えてください。
答弁執行部
令和7年度に市内の21の関係機関が集まって発足した事業承継コンソーシアム『FUKUOKA LINK』を活用し、各機関の連携強化や事業者への周知・啓発を推進します。また、本市独自にイベントの開催、事業承継計画を策定した企業の進捗管理をサポートする専門家派遣、新たな融資制度などを現在検討しています。
質疑・意見委員
コンソーシアムを構成する主な団体を教えてください。
答弁執行部
市内に本店のある金融機関、国の金融機関、商工団体、士業団体、自治体、国で構成されています。
質疑・意見委員
事業承継に関する市の課題認識を教えてください。
答弁執行部
後継者の選定のほか、事業承継の完了にかなりの時間を要することが大きな課題と認識しています。
質疑・意見委員
事業承継には時間がかかるのに、経営者が自分事として捉えず先延ばししている状況もあると聞きます。事業承継を促す早めの働きかけが非常に大事だと思いますが、そうした取組は検討していますか。
答弁執行部
早めの着手は重要と認識しており、FUKUOKA LINKのメンバーが連携して啓発を一体的に行うことに加え、各機関が個別に会員や顧客へ周知を図り取組を広げることに主眼を置いて活動していきます。
質疑・意見委員
商工金融資金について、事業承継を支援する新たな資金を創設するとのことですが、どんな用途に使える資金ですか。
答弁執行部
事業承継に当たって発生する項目に対する資金で、例えば現経営者の借入金の借換え、株式の取得費用、事業用資産の取得費用、相続税の納税費用など突発的に発生する資金を想定しています。本市の制度融資は信用保証をつける必要があるため、今後、福岡県信用保証協会と協議しながら信用保証で認められる内容を詰めていきます。
質疑・意見委員
株式取得にも使えると聞き、かなり柔軟な設計だと感じました。事業承継は今後ますます大きな課題になると思うのでしっかり取り組んでください。
質疑・意見委員
商店街の振興について、令和7年度まで実施していた商店街魅力向上支援事業がなくなっていますが、その経緯を説明してください。
答弁執行部
令和5〜7年度までの3年間の時限で実施していた事業で、7年度をもって終了しています。
質疑・意見委員
同事業の概要と、支援の効果について追跡調査などを行う予定はありますか。
答弁執行部
同事業は、商店街の魅力を向上させ集客力を強化することで商店街の活性化と持続的発展を促進する目的でした。得られた成果や知見は今後、他の商店街支援施策に組み込み、広く周知することで商店街が自主的に取り組む活動に生かしてもらいたいと考えます。
質疑・意見委員
これまで経年で商店街支援を行ってきましたが、令和8年度はよりフェーズを上げて支援するのか、これまでと同様の取組を進めるのか、いかがですか。
答弁執行部
商店街は地場中小企業者の集積であり、必要な予算を確保して支援してきました。近年はコロナ禍や物価高騰対策も必要となり、主にプレミアム付商品券事業を実施しています。商店街は地域住民の暮らしを支え買物の場を提供する地域経済の担い手であり、交流やにぎわいの場を提供する地域コミュニティの担い手として重要な存在という認識で取り組んでいます。買物弱者などの社会課題が取り上げられた際には社会課題解決型補助金による支援を、急増するインバウンドの消費を取り込むための講習会や地域観光連携事業など時限的な支援も行ってきました。今後は商店街魅力向上支援事業で得られた成果を他の施策に組み込み、より多くの商店街へ周知し活動に生かしてもらいます。また、従前4年に一度実施してきた商店街実態調査を7年度から毎年実施し、8年度から支援体制を1係1主査から2係に強化しています。国・県・関係機関と連携し、限られた予算の中で必要な予算を確保し支援に努めます。
質疑・意見委員
私の近くの商店街にも空室のまま埋まらないところがあり寂しく感じます。商店街は地域住民に欠かせず、まちをつくる上で大事な場所だと思うのでしっかり取り組んでください。

6. グローバルスタートアップと海外展開支援

質疑・意見委員
グローバルスタートアップ推進事業の予算額の内訳を教えてください。
答弁執行部
主な内訳は、近年RAMEN TECHの名称で開催している国際ビジネスマッチングイベントの開催経費が9,551万円、海外展開支援プログラムの実施経費が2,817万円余、グローバルビジネス支援窓口運営経費が2,996万円余、海外展開伴走支援の実施経費が1,280万円、スタートアップビザの実施経費が1,393万円余です。
質疑・意見委員
2億円を超える額を計上し令和8年度は増額していますが、本事業が創業や第二創業に特化しているのはなぜですか。
答弁執行部
これから創業する人や創業間もないスタートアップには、海外展開の事業計画が不十分だったり、販路拡大の人材や資金が不足したり、海外現地のネットワークがないなどの課題があります。これを解決するため、グローバルビジネス支援窓口で相談に応じ人材や海外ネットワークを紹介し、海外展開支援プログラムで海外ビジネスに必要なスキルや知識を学ぶ講座を開催し、国際ビジネスマッチングイベントで国内外の投資家や企業との商談の機会を提供しています。
質疑・意見委員
本事業を既存の中小企業が利用する想定はしていますか。
答弁執行部
既存事業のうち、国際ビジネスマッチングイベントはスタートアップだけでなく市内の中小企業や大企業にも国内外を問わず幅広く参加してもらっており、海外展開支援プログラムもスタートアップが中心ですが地場の中小企業や大企業にも参加してもらっています。
質疑・意見委員
説明資料を見ると、どうしてもスタートアップ企業の支援に偏っているように思えます。既存の事業者も海外展開や販路拡大の際には各国の事情もあり資金面やノウハウ、手続で苦慮する場面が多いと思うので、既存の中小企業にもしっかり支援が行き届けばよいと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
本事業はスタートアップ中心の施策ですが、市内中小企業や大企業も幅広く利用できるメニューもあるため、関係部署とも連携して取り組みます。市内中小企業の海外展開は、海外市場へのビジネス展開の促進に関する取組で支援しており、食やグリーンテック関連産業などを中心に、商工会議所や中小機構とともに相談窓口を設置して一元的に相談を受け、国の助成メニューや制度の案内などのサポートを行っています。
質疑・意見委員
知人から、牛肉を海外展開する際に様々な支援を受けて少しずつ始めたという声も聞きます。国内の消費が落ち込む中で海外展開を考える企業もあると思うので、既存の中小企業にも支援をお願いします。

7. 水素ステーションの営業再開

質疑・意見委員
水素ステーションの営業再開の時期と、予防保全実施の内容を教えてください。
答弁執行部
現在、長期休業の原因となった水素圧縮機の入替え工事を実施中で、令和8年5月の営業再開に向けて取り組んでいます。これまで年に一度の法定点検など定期点検を実施してきましたが、今後は長期休業に至らないよう予防保全を強化します。水素ステーションの部品や設備はまだ汎用性がないものが多く、注文から納品まで1年以上かかる場合があるため、休業期間中に共に運営する民間事業者と早めに交換したほうがよい部品や交換時期を協議しています。8年度からは安定的な運営に向けて取組を強化します。
質疑・意見委員
水素リーダー都市とうたっていますが、閉鎖中は水素で走る給食配送車を十分に活用できなかったり利用者にも不便をかけたと思うので、今後このようなことがないようしっかり取り組んでください。

8. 観光振興(高付加価値旅行・広域連携・博多旧市街)

質疑・意見委員
高付加価値旅行の推進による誘客事業の令和8年度の取組のうち、コンシェルジュの養成セミナーの具体的な内容を教えてください。
答弁執行部
本市が誘客しようとしている高付加価値な体験を好む旅行者は日本を深く知りたい人たちで、特に地方で高付加価値な体験をする人はガイドをつけることが大半です。1つの場所のガイドではなく福岡や九州などエリアでの滞在中に同行して要望に応じた提案を行う『スルーガイド』であるためコンシェルジュと呼んでいます。養成セミナーは、候補者を集めた勉強会や福岡のコンテンツを知ってもらうガイドツアーなどを実施する予定です。
質疑・意見委員
おもてなしサポーターも養成していると思いますが、コンシェルジュとどう違いますか。
答弁執行部
おもてなしサポーターは基本的にボランティアですが、コンシェルジュは通訳ガイドの資格を持ち仕事にしている人たちを主なターゲットとしています。
質疑・意見委員
広域連携誘客事業のうち、西のゴールデンルートの取組の現状を教えてください。
答弁執行部
西のゴールデンルートは19の自治体と一緒に取り組んでおり、令和7年度は大阪関西万博への共同出展や、ウェブを中心とした旅行中の外国人への情報発信に取り組みました。その結果、万博期間中の大阪を起点にした外国人の西のゴールデンエリアへの移動は、エリアによって異なりますが昨年同時期に比べ1.3倍から3倍ほどに増加しました。欧米豪からの宿泊者数もエリア全体で伸びており、特に福岡は昨年比132パーセント程度の増加幅で推移しています。
質疑・意見委員
福岡の魅力を伝えることや、福岡都市圏・九州圏の中でどう魅力向上させるかは高付加価値旅行者の推進にも関わり取り組むべき課題ですが、九州や周辺地域との連携はどうなっていますか。
答弁執行部
九州の自治体との連携事業も複数実施しています。海外向けでは熊本市や鹿児島市など九州新幹線沿線の自治体と連携し、食・城・温泉など各都市の魅力を合わせて海外にPRし九州全体に集客・周遊してもらえるよう取り組んでいます。福岡都市圏では主に日本人対象ですがデジタルスタンプラリーなどで国内客の誘客に努めています。
質疑・意見委員
オープントップバスも太宰府に行くようになったと聞いており、近隣の自治体とも協力しながら取り組んでください。
質疑・意見委員
世界観光ガイドの国際会議の開催状況と、開催を契機に今後どんな成果が得られるのかを教えてください。
答弁執行部
世界観光ガイド連盟総会は令和8年2月9〜13日の5日間、福岡国際会議場で開催され、世界47の国地域から約620人、うち海外からは約520人の参加がありました。日本文化を学ぶワークショップやガイドスキルトレーニングのほか、サステナビリティや文化・歴史をテーマとしたスタディーツアーが実施され、参加者全員が博多旧市街のまち歩きを体験しました。海外参加者の約9割が欧米からで初来日の人が多かったと聞いています。これまで福岡に接点の少なかった層に観光や伝統文化を体験してもらったことで、今後ガイドの視点や言葉で世界各国へ情報が発信され長期的な誘客につながると考えます。福岡・九州で活躍するプロの通訳ガイドのスキル向上も図られたと考え、質の高い観光の推進につなげたいです。
質疑・意見委員
来場した観光ガイドに福岡の魅力を発信してもらうことが期待できますが、それを継続するのは難しい面もあると思います。一過性のものとならないよう取り組んでください。
質疑・意見委員
博多旧市街プロジェクトの予算額の内訳を教えてください。
答弁執行部
主な内訳は、博多旧市街フェスティバルの実施で3,102万円余、伝統継承施設の基本計画策定で2,366万円余、商店街と連携した川床の設置運営で2,000万円、歴史的景観と調和した装飾の設置で1,214万円余、寺社等と連携した体験コンテンツの造成で642万円余、博多旧市街PR動画制作・主要駅での配信で493万円です。
質疑・意見委員
昼のコンテンツを充実させ夜のコンテンツにも取り組んできており、両方が充実するとよいですが、現状の認識として昼と夜のどちらの課題のほうが大きいですか。
答弁執行部
昼も夜も充実させる必要があると考えます。夜は食など福岡の強みがある一方、コロナ禍以降、人出が戻りきれていないとの意見もあるため、インバウンドをしっかり取り込む課題があります。昼はランチとディナーの間に観光する場所が分からないという声が依然あり課題なので、市内全域の観光資源を磨き上げて回遊につなげたいです。
質疑・意見委員
夜の観光客の行動は天神や中州周辺に集中していると感じますが、見解を教えてください。
答弁執行部
夜の観光客の動きのデータは持ち合わせていませんが、都心部に集中していると考えられるため、例えば福岡城でイベントを開催するなど都心部以外の地域に少しずつ広げるよう取り組んでいます。一方、夜に郊外でイベントを行う場合は住民からの反発も考えられるため、地域と協議しながら取り組む必要があります。
質疑・意見委員
市内全域に広げるには地元の理解が必要なので、しっかり取り組んでください。

9. 宿泊事業者の受入環境の充実支援

質疑・意見委員
宿泊事業者受入環境充実の支援について、予算額の内訳を教えてください。
答弁執行部
大きく分けると宿泊事業者への各種支援として3,600万円余、補助事業として5,800万円余を計上しています。各種支援は、業界に特化した合同就職説明会、観光関連産業の中核人材を育成する研修プログラム、経営者向けの賃金上昇や人材定着のセミナー、福岡観光コンベンションビューローと地域の観光関連事業者による観光産業の魅力発信などです。補助事業は宿泊事業者向けに生産性向上のデジタルツールなどの導入補助です。このほか、観光客が被災したときの対応や手ぶら観光の推進に係る宿泊事業者向けセミナーを2回程度開催する経費として500万円余を計上しています。
質疑・意見委員
補助事業について、令和7年度は補助額やメニューが拡大されたと思いますが、8年度もそうですか。
答弁執行部
補助事業の予算額は令和7年度とほぼ同等です。メニューの変更点として、バリアフリー化の名称をユニバーサル対応に変更し宿泊事業者に周知することを予定しています。
質疑・意見委員
令和7年度は外国人向けの説明会を実施していたと思いますが、8年度は実施しますか。
答弁執行部
令和7年度は留学生に特化した合同就職説明会を実施しましたが、8年度は実施しません。
質疑・意見委員
理由を教えてください。
答弁執行部
宿泊事業者からの要望を踏まえ、令和7年度は留学生に特化した合同就職説明会を日本人とは別日程で実施しましたが、留学生は学校単位や団体で来ることが多く、事前に情報を把握し宿泊事業者に伝えることで対処できると判断し実施しないこととしました。
質疑・意見委員
入国管理局の審査が以前にも増して厳しくなり、特に特定技能制度ができてから留学生にとって宿泊事業者への就職は高い壁があります。留学生の働きたいという意欲を宿泊事業者にもしっかり認識してもらう必要があると意見を述べておきます。

10. 博物館リニューアル(南側広場・駐車場・防犯)

質疑・意見委員
博物館リニューアル推進事業について、令和7年度に入札が不調となり再度公募手続きを行うとのことですが、どんな整理を行っていますか。
答弁執行部
10月に不調になりましたが、事業者へのヒアリング結果を踏まえて事業費の再積算や公募資料の精査を行うなど、早期の再公募に向けて準備を進めています。
質疑・意見委員
それに先立って南側広場のオープンに向けた作業が進んでいると思いますが、オープンの時期を教えてください。また、事業者が見つかるまでの間、予定している休憩施設や飲食スペースをどう運用する考えですか。
答弁執行部
南側広場は令和8年秋頃をめどにオープンしたいと考え工事を進めています。レストラン施設はPFI事業で管理運営することとしており、入札が不調で運営事業者が決まらない状況です。事業者が決まるまでの間、レストラン施設や交流施設を本市でどう活用するかは現在検討中です。
質疑・意見委員
以前と変わった点として、外構の擁壁が撤去されて24時間誰でも入りやすくなり、屋根つきの休憩スペースもあることを踏まえ、地域住民が防犯面で非常に不安を感じているという声を聞きます。最近、博物館の隣の総合図書館で事件が起こったこともあり防犯意識が高まっていますが、防犯面・安全面の対策をどう考えていますか。
答弁執行部
南側広場は現在も夜間警備業務として定期的な見回りを行っています。今後も警備体制は継続し、あわせて現在の工事の中で防犯カメラを増設するなど夜間の防犯安全性を高めるよう調整しています。近隣住民や警察などの意見も聞きながらルールづくりをしていきます。
質疑・意見委員
防犯カメラを増設して監視を強化するとのことですが、警備する側もルールがなければ注意できないと思います。夜間に中にいる人に退出を促すにもルールが必要だと考えますが、いかがですか。
答弁執行部
警備員もルールがなければ追い出すようなことはできないため、オープンに合わせて地域住民や警察の意見を聞きながら何時まで利用できるかなどのルールを決めていきます。
質疑・意見委員
深夜開放はしないという認識でよいですか。
答弁執行部
現在、近隣住民から不安の声も聞いています。柵などがあるわけではないため完全に閉鎖するのは難しいですが、基本的なルールとして深夜は利用しないことを求めていく形になると考えます。
質疑・意見委員
オープンまであと半年ほどしかありませんが、地域を一番よく知る住民の声も聞きながら、ルールづくりとその徹底を図ることを求めておきます。
質疑・意見委員
博物館のバスの駐車場を10台分から20台分に増やす計画と聞きますが、バスの往来が今まで以上に増えるということですか。
答弁執行部
現在約10台分のバス駐車場がありますが、大規模校が来たときや修学旅行が重なったときは10台以上の来館があり、その場合は周回してもらったり他の場所へ行ってもらう状態です。今後、駐車できる台数は増えますが、多くのバスが来るのは修学旅行の時期などに限られるため、1年中ずっと多くのバスが往来する状況になるとは考えていません。
質疑・意見委員
限られたスペースでバスの駐車台数を増やす点が住民の理解を得られない部分ではないですか。また、博物館の出入口2か所のうち1か所は住民の生活スペースを通行し通学路でもあるため危険性を指摘する声もあります。そうした声は届いていますか。しっかりとした取組を求めますが、いかがですか。
答弁執行部
博物館の駐車場の出入口は現在、南側と東側の2か所です。東側道路は生活道路として利用されており、満車による渋滞の際には迷惑をかけています。現在、区役所や警察と協議しながら、南側と東側の出入口をどう利用すれば交通量の調整ができるか検討しています。
質疑・意見委員
狭い道を大型バスが通行することは安全面で非常に危惧しており、でき得る限りの改善を求めておきます。
質疑・意見委員
今回、駐車場の必要台数を250台として設計していると思いますが、本市が都市交通基本計画で公共交通機関の利用促進や脱炭素を進めていることと逆行しているように感じます。この点をどう整理すればよいか説明してください。
答弁執行部
これまでも展覧会やイベントで満車になった際は、来館者用の約180台に加えて関係者用の約70台を合わせた約250台で対応していました。この250台を維持することは利用者のアクセス向上のためにも必要な規模と考えます。
質疑・意見委員
住民からは、立体駐車場ができることに関して日頃の生活に関わるため懸念しているとの声を聞きます。博物館は本市が誇る大事な財産ですが、地元住民の協力がなくては成り立たない部分もあります。今後もしっかり協議を重ねてほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
これまでも住民説明会のほか、陳情の代表者や地域の自治協議会の役員などと個別に話をする場を設けてきました。南側広場のルールづくりに関しても周辺住民の声をしっかり聞き対応していきます。

11. ボートレース場のスケートパークと歩道橋整備

質疑・意見委員
10月にボートレース場にスケートボードパークがオープンするに当たり2点気になります。1点目は、若者や子ども連れの来場が予想される中での人流の安全確保です。歩道橋はありますが横断歩道を通ることも想定される中、安全確保の取組を教えてください。2点目は、これをきっかけにボートレースを始める人へのフォローアップで、遊び方や依存症の対策などどんな取組を考えていますか。
答弁執行部
市民ホール側からスケートボードパークへの主な歩行者動線は、市民ホール前と旧市民会館前の信号つき横断歩道、市民ホール前の歩道橋です。歩道橋はバリアフリー対応のため道路下水道局がエレベーターの設置を検討する予定と聞いており、安全性・利便性が図られると考えます。複数の動線を活用して回遊性を確保します。新たにボートレース場に来る人には従前から総合案内所で初心者向けの案内をしており、ギャンブル依存症対策も業界一丸で取り組む対策を引き続き続けます。
質疑・意見委員
市民ホール前の歩道橋へのエレベーターの設置を検討するとのことですが、その実現可能性と、実現可能性が高いなら設置はいつ頃になるか教えてください。
答弁執行部
エレベーターの設置は道路下水道局が令和8年度予算を措置し検討すると聞いていますが、いつ整備されるかは把握していません。
質疑・意見委員
時期は未定とのことですが、あの場所は歩道橋があっても実際には信号を使う人が多いように見受けられるため、エレベーターが設置されるなら朗報です。実際にどう動くのかをしっかり見据えて取り組んでください。

12. 伝統産業振興と関東圏マーケティング調査

質疑・意見委員
伝統産業振興負担金のうち、福岡市伝統的工芸品振興委員会が令和7年度に比べて約240万円減となっている理由を教えてください。
答弁執行部
令和7年度に単年度事業として実施したアトランタ市姉妹都市締結20周年記念事業と、関東圏におけるマーケティング調査事業の2つの事業が終了することが主な要因です。
質疑・意見委員
関東圏におけるマーケティング調査事業の内容と、終了した理由を教えてください。
答弁執行部
毎年4月に東京で開催している博多織と博多人形の新作展の会場である青山スクエアへの来場者や、関東圏に住む伝統工芸品や美術品に興味のある人を対象に、直接調査とウェブ調査を実施したものです。得られた結果を踏まえ、東京で行う新作展など関東圏での販路拡大につなげるための調査事業を単年度で実施しました。

13. 都心部の河川空間の活用(博多川川床など)

質疑・意見委員
観光・コンベンション振興事業負担金のうち、新規事業である博多川川床実行委員会の事業概要を教えてください。また、新規で実行委員会に参画するに当たり何らかのルールがありますか。
答弁執行部
博多川川床は、福岡青年会議所OBを中心とした実行委員会が、令和6年度に開催した日本青年会議所全国大会福岡大会のレガシー事業として、博多の新たな風物詩として水辺ににぎわいをもたらす目的で継続実施したいという意向を持っているものです。本市も博多旧市街の認知度向上や博多川の魅力的な水辺空間の創出に向け実行委員会に参画し、民間と連携して川床事業を盛り上げたいと考えます。負担金の一般的なルールは、法令上、市が負担しなければならない経費や、他の団体と共同で事業を行う場合にその事業の一部を本市が受益する範囲内で負担する経費について負担金として支出しています。
質疑・意見委員
他の団体からも参画してほしいという声かけがあると思いますが、その判断はどう行いますか。
答弁執行部
一般的には、ある事業を実施する際にその事業に関係性がある、もしくは受益する場合には、事業の性質に応じて負担金の範囲に入る事業者や地方公共団体が決まってくると認識しています。
質疑・意見委員
都心部の河川空間を活かした賑わい創出事業について、博多川と那珂川でどんなイベントが行われたのか、実施日数・参加人数・開催時間帯などの概要と、同事業への本市の所見を教えてください。
答弁執行部
那珂川は令和5年度に橋上広場で夜を中心としたイベントを実施しました。開催実績の資料は手元にありませんが、評価としては、上流側に向かって光のショーや飲食ブースを設置し観光客も含めて楽しんでもらい、人通りが多い場所であり新しい観光スポットとなる可能性を感じています。博多川は民間事業者が川下りを実証実施し、7年度は9月1日〜12月末に約3,800人が利用しています。川下りは昼も夜も実施しています。
質疑・意見委員
同事業は宿泊税を充当しているためできる事業でありがたいですが、河川であることから大雨で水かさが増せばイベントが実施できなかったり設備面の不具合が発生することもあるかもしれません。今後の課題があれば教えてください。
答弁執行部
博多川は商店街の裏手に当たり少し暗いため、環境面での改善が今後必要と考えます。那珂川は今後、清流公園や須崎公園の整備が進み護岸のライトアップなども予定されるなど周辺環境が変わるため、変化に合わせてイベントを実施したり水上バスなどのコンテンツの充実を図る必要があると考えます。
質疑・意見委員
川下り事業者に話を聞いた際も課題があると言っていました。同事業は経済観光文化局が単独で実施し予算も持っていますが、河川を所管する道路下水道局は予算が厳しいこともあります。事業者から話を聞いて河川整備の際に川を明るくするなどしっかり予算をつけてほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
イベント実施や実証実施の際には河川管理者である道路下水道局としっかり調整していますが、今後、環境改善に向けて何ができるかも含めて道路下水道局や関係局と協議していきます。

14. 施設入館料の市民・市民以外の料金設定

質疑・意見委員
姫路城や札幌のテレビ塔、鹿児島水族館を含めた鹿児島の14施設が市民以外の料金を値上げするなど、入館料が最近話題です。施設入館料ではありませんが京都市でも市民以外のバス運賃を値上げしていますが、本市でこうした取組をどう捉えていますか。
答弁執行部
入館料等の設定方法は、どんな目的で設定するかによると考えます。市民と市民以外、日本人と外国人など様々な議論がある中で、それぞれの施設の設置目的や戦略、利用者の動向によって設定方法は種々様々と考えます。
質疑・意見委員
大半の施設が維持管理などの兼ね合いから料金の差をつけ、外国人観光客は円安で負担がかからないだろうという判断もあると思います。今は中国人観光客が減少しオーバーツーリズムの状況にはありませんが、例えばアジア美術館が天神の真ん中に来て観光客であふれるようになったときに、観覧料を市民と市民以外で分ける検討など議論としてあってもよいのではと考えますが、いかがですか。
答弁執行部
観光振興の財源確保という観点では、外国人については以前大阪で外国人観光客とそれ以外で分けてはどうかという議論がありましたが、観光客か定住者かを見分けるのが難しい上に事業者の負担になるため現実的でないとして話が終わった事例があります。そうした課題もあるため、まずは他都市の事例をしっかり把握していきたいと考えます。
質疑・意見委員
1年ほど前に本会議でも質問しましたが、博物館や美術館は市民の教育の場として必要な施設で、もともと教育委員会の所管でしたが採算が合わず難しいということで観光客に来てもらって運営しようという話になっていると認識しています。なかなか効果が出ていないため、観光客に来て楽しんでもらう代わりに少し高い料金を払ってもらう考え方はあってよいと思うので、しっかり検討してほしいと要望します。
質疑・意見委員
観光分野とは異なりますが、福岡市葬祭場刻の森では市民と市民以外の料金設定がされており、火葬料は市民が半額で市民以外は市民の倍です。料金設定の際にどんな議論があったかは承知していませんが、市民と市民以外の料金を分けている施設もあるため、検討できるのではないかと意見を述べておきます。

15. 史跡元寇防塁(箱崎地区)の整備活用

質疑・意見委員
史跡元寇防塁(箱崎地区)整備活用事業について、元寇防塁が箱崎で見つかり歴史的財産として整備するものと認識していますが、西区の長垂や生の松原などの元寇防塁は観光資源として使われていないイメージです。せっかく史跡として残っているものが中途半端でもったいないです。箱崎地区の整備方法はまちづくりの進捗に合わせてこれから設計するとのことですが、しっかり観光資源として使い、本市の子どもたちが元寇から日本を守った歴史を学べ、しっかり見学できる空間を整備するよう要望しますが、いかがですか。
答弁執行部
箱崎地区はまちづくりの中でまちに調和した施設で元寇防塁を見せることを検討しています。覆屋で本物の元寇防塁を見せ、その中にガイダンス施設を入れます。これを、博多湾沿岸にある元寇防塁全体を学習してもらう拠点とし、ここを起点に保存状態のよい西区の元寇防塁などに足を向けてもらえるよう取り組みます。箱崎地区は歴史が長く、近世町家や九州大学の博物館などの歴史的建造物が多く残るため、周辺を散策できる機能も持たせようと考えています。元寇防塁の整備は、令和8年度に埋蔵文化財公開活用推進事業として長垂の元寇防塁の外柵改修工事を実施予定で、見学環境の充実に向けた整備改修を進めます。
質疑・意見委員
子どもたちが学べて観光客が福岡の歴史に触れられる施設となるよう取り組んでください。また、冷泉小学校跡地の遺構についても見学できる展示をし、歴史を学べる資料館のような形での整備を検討してください。

16. アジア美術館の魅力向上

質疑・意見委員
アジア美術館の魅力向上事業について、令和9年度の大規模国際展示の調査・準備を実施とありますが、どんなイベントを想定していますか。
答弁執行部
アジアの現代美術の最新動向を示す展覧会として、アジアのアーティストを福岡に招聘し最新の作品を発表してもらうことを検討しています。
質疑・意見委員
警固公園の地下にアジア美術館の施設拡充を検討していますが、天神の繁華街の一番人が集まりやすい場所だと思うので、様々な人が訪れやすい仕掛けを今からしっかり考えてほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
令和8年2月議会で報告したとおり、令和7年度はアジア美術館の魅力向上に向けた基本計画策定の検討を行い現在取りまとめています。指摘のとおり天神の中心に施設を拡充するため、市民へアジア美術の価値や魅力を伝えられるよう運営面も含めてしっかり取り組みます。

17. Fukuoka Growth Nextの入居運営

質疑・意見委員
Fukuoka Growth Nextについて、入居企業は1年契約が原則で最長2年までだったものが、現在、長いところでは7年入居しているとのことです。スタートアップなのである程度の期限を決めてほしいと決算特別委員会でも意見を述べましたが、令和8年度の運営について検討しましたか。
答弁執行部
Fukuoka Growth Nextの事務局とも引き続き意見交換していますが、度々指摘を受けているため、情報を整理し関係者の意見を聞きながら検討していきます。
質疑・意見委員
現在の入居企業は何社ですか。
答弁執行部
175社です。
質疑・意見委員
175社のうち、毎年何社程度が延長を希望していますか。
答弁執行部
手元に資料がありません。
質疑・意見委員
7年まで入居できる企業と、二、三年で退去させられる企業について、基準はありますか。
答弁執行部
入居期間は原則1年で運営し、1年ずつ延長する形です。基準としては、本市を代表する企業への急成長を志すスタートアップであること、本市に本社機能があり非上場であること、市場性やサービス・プロダクトの成長の可能性とその実現可能性、経営者自体の資質ややる気などです。
質疑・意見委員
Fukuoka Growth Nextに入居する人はある程度やる気があり成長したいと思って入居しています。入居期間に基準がなくさじ加減だけなら不満も出ます。スタートアップを始めたい人が入居し、ある程度成長すれば退去して自分で頑張ってもらう趣旨で始めたものと考えます。令和8年度の運営に当たり、入居期間は最長でも3年とするなどの方針を示してほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
関係者の話を聞きながら検討していきます。
質疑・意見委員
令和8年度の運営の前に方針を決めてほしかったです。引き続き検討してほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
Fukuoka Growth Nextに長期間入居することは決して望ましくないと考えます。短期間で成長して退去してもらう、または合わなければ別のことをしてもらうのは当然です。決算特別委員会で指摘を受け検討していますが、運営にはボランティア精神でメンタリングしている人や資金を出している人もいます。個別には、研究開発に時間がかかる、海外展開に時間がかかるなど様々な条件があります。基準を明確にすべきという課題認識を持っており引き続き検討していきます。

18. 水素リーダー都市プロジェクトの目標

質疑・意見委員
水素リーダー都市プロジェクトはいつから実施している事業ですか。
答弁執行部
平成26年度から実施しています。
質疑・意見委員
スタートしてかなりの年数がたっていますが、当初どんな目標を掲げ現時点でどの程度達成できているなど、示せるものはありますか。
答弁執行部
九州大学や民間事業者とともに、水素普及の課題である水素をどう作るかという部分で、平成26年度に下水バイオガスを使った水素製造が国土交通省の実証事業に採択され、市民の生活排水から水素を作るところからプロジェクトを開始しました。当時は水素の活用先としてトヨタ自動車のミライなどの乗用車を想定していました。国は2030年に80万台という目標を掲げていますが現時点で9,000台程度で、思った以上に普及が進んでいない認識です。令和3年度にトヨタ自動車と連携協定を結び市民の身近な車両での需要拡大に取り組んでいますが、今回水素ステーションが故障し市民や事業者に迷惑をかけていることを実感しています。これまで水素の取組について議会や市民に数値目標は示せていない状況です。
質疑・意見委員
示せる数値もない中で令和8年度も10億円以上の予算が計上されています。水素が環境に優しいエネルギーだとは理解しますが、うまくいかなければ税金の大きな無駄遣いになります。まずは将来の目標や見通しを市民や議会に示してほしいですが、今の時点での目標などはありますか。
答弁執行部
現在の水素の状況や民間事業者の取組、市がこれまで培った経験を踏まえ、今後どんな分野に力を入れ、水素をどう普及させるかという市の取組の方向性について、議会や市民に説明できるよう準備したいと考えます。
質疑・意見委員
本来はそうしたものがあった上で予算を計上すべきです。国が進める事業でもあるためしっかり研究を深め、無駄にならないよう取り組んでください。

19. 地域の観光資源の掘り起こしと祭り振興

質疑・意見委員
観光施策が都心部に偏っていると思いますが、都心部だけでなく地域にも様々な歴史・景観・祭りなどの歴史資源があります。それらを一度しっかりリスト化して市民や議会に示してほしいと要望していましたが、作業は進んでいますか。いつ示せますか。
答弁執行部
地域資源のリストアップについては、現在、よかなびという観光サイトと福岡市の文化財というサイトがあり、これらを作成する作業の一環として、よかなびで観光スポット約700件、福岡市の文化財で文化財約550件をリストアップしています。ただこれで全ての地域の歴史資源が網羅されているわけではないと認識しており、もう一度洗い出す作業を令和8年度に行いたいと考えます。
質疑・意見委員
市民からは、市外から人が訪ねて来たときに市内に連れて行く場所がないという声を聞きます。リストを作って市民の目につくように示し、有識者や市民にこれらの資源をどう観光に生かせるか意見を聞くこともしてよいと思います。まずは議会や市民に資源を分かりやすく示すことをお願いします。
質疑・意見委員
祭り振興事業について、約1億600万円の予算が計上されていますが、このうちどんたくと山笠の予算はいくらで、それ以外はいくらですか。
答弁執行部
どんたく関係が5,652万7,000円、山笠関係が3,880万円、その他の祭りが709万3,000円、その他事務費が353万5,000円です。
質疑・意見委員
その他の祭りの中には、地域に根差した残していかなければならない祭りも多くあると思います。リスト化するものを基にしっかり磨き上げ、必要なところには予算をつけ、残していける対策を要望します。

20. 中小企業の人材確保・定着支援

質疑・意見委員
中小企業人材確保・定着支援事業について、これまでの実績や成果を教えてください。
答弁執行部
令和7年度は採用力・定着力向上プログラムと題した経営者向けセミナーや人事担当者向け勉強会を開催しています。経営者向けセミナーは2回で合計150人、人事担当向け勉強会は6回で各回20〜30人強の参加があり、定員は大体30人としており想定した人数が参加したと認識しています。
質疑・意見委員
実際に人材の確保や定着という成果が目に見えて表れていますか。また、企業からの報告を集計していますか。
答弁執行部
プログラムは令和7年度に実施したもので、現在は取り組んだ内容を企業で生かしてもらっている段階と認識しています。年度末を迎えているため、参加企業から状況をヒアリングするなどして把握していきます。

21. 就労相談窓口の求人開拓

質疑・意見委員
就労相談窓口事業について、企業からの求人情報はどう入手していますか。
答弁執行部
ハローワークの情報や、就労支援事業の受託事業者が独自開拓して新たな求人を確保しています。
質疑・意見委員
受託事業者の独自開拓はどれくらいありますか。
答弁執行部
令和7年12月末現在で989人分の求人を獲得しています。
質疑・意見委員
国の出先機関で、市内の企業から出向した人材で活動している就労相談窓口があると聞きます。人手不足の中では求人を集める努力が必要で、相談窓口では紹介先が一つでも多いほうがマッチングしやすいので、しっかり取り組むよう要望します。

22. 国内を代表するMICE拠点の形成

質疑・意見委員
国内を代表するMICE拠点の形成事業について、約8億6,000万円の予算が計上されていますが、機能強化に向けた検討のほかにどんな取組がありますか。
答弁執行部
本事業ではマリンメッセB館と立体駐車場をPFI事業で整備しているため、そのサービス対価の支払いに加えて環境整備を行うものです。環境整備は、マリンメッセB館横の民有地の用地買収と併せて駐車場の整備を行います。
質疑・意見委員
国内を代表するMICE拠点の形成という事業名からかなり大がかりな拠点の形成かと思いましたが、マリンメッセA館・B館や国際会議場などの施設が目に浮かびます。本事業についてはMICE拠点の絵が描かれているのですか。
答弁執行部
本市はウォーターフロント地区でMICE関連施設整備方針とウォーターフロント地区再整備構想を策定し、その中でMICE関連施設が一体的に整備され集積したMICE拠点を形成すると定めています。
質疑・意見委員
MICE支援事業について、主催者の多様なニーズに合わせた開催支援を実施とありますが、具体的な内容を教えてください。
答弁執行部
コンベンションやミーティング・インセンティブツアー、展示会などに対する助成を行うとともに、一定規模のコンベンションについては博多駅前でのデジタルサイネージによる歓迎演出や福岡ならではのおもてなし演出による支援を予定しています。
質疑・意見委員
令和8年度の予算額は7年度と比べてどうなっていますか。
答弁執行部
令和8年度はコンベンションの開催件数の増加が見込まれることなどから、1,900万円ほど増額しています。
質疑・意見委員
宿泊事業者受入環境充実の支援について、宿泊業界は人手不足と言われますが、取組の実績を示してください。
答弁執行部
合同就職説明会の実施により令和7年度は現時点で4人の採用に至り、20人程度が面談を行っています。宿泊事業者向けの補助金は7年度から上限額を最大300万円まで引き上げ、対象メニューの追加や客室区分の細分化を行いました。6年度は補助金の予算額4,160万円の約46パーセントの執行に対し、7年度は予算額5,745万円を現時点で約90パーセント執行する見込みで、効果的に活用されていると考えます。
質疑・意見委員
合同就職説明会における参加事業者数の推移を教えてください。
答弁執行部
令和7年度は延べ18社、6年度は延べ41社です。7年度は2日間のうち1日を留学生に特化して実施したため希望が合わない事業者が発生し減少したと認識しています。
質疑・意見委員
減少したことを受け、令和8年度はどんな対策を行いますか。
答弁執行部
まず宿泊事業者のニーズをしっかり把握する必要があります。今把握している中では、多言語人材や調理人材が慢性的に不足しているとの声があります。特に調理人材の集め方に事業者も悩んでいるため、専門学校や人材登録バンクにも働きかけて周知したいです。中途人材も即戦力としてニーズがありますが、現在働いている・周囲の目が気になるなどの理由で合同就職説明会に行きづらいとの声もあるため、令和7年度は試行的にオンライン上で事業者とマッチングする取組を行っており、引き続きアップデートしながら取り組みます。

23. 訪日外国人向け大型貨物輸送

質疑・意見委員
訪日外国人向け大型貨物輸送事業化に向けた推進協議会に対する令和8年度の負担金がゼロとなっていますが、内容を教えてください。
答弁執行部
当該協議会は、西日本側に欧米豪をはじめとした外国人を呼び込む上で大型の荷物があることが大きな課題となっており、JR西日本・福岡県・本市・九州観光機構などで協議会をつくり、実証的に大型荷物を輸送するサービスを実施していたものです。実証期間を終え、JR西日本がサービスとして実装することになったため、令和8年度の事業としては削除しています。
質疑・意見委員
現在はJR西日本のみで行っているのですか。
答弁執行部
現状では、JR西日本が自社のサービスとして新幹線を活用し、大阪から福岡へ、または福岡から大阪へ大きな荷物を運ぶサービスを実装しています。
質疑・意見委員
手ぶらや小さい荷物だけで移動ができるというサービスですか。
答弁執行部
そのとおりで、具体的にはホテルに荷物を直送するサービスです。

24. 地方公共団体金融機構納付金(ボートレース)

質疑・意見委員
地方公共団体金融機構納付金については、モーターボート競走事業会計予算案では開催費に計上されていますが、この内容を説明してください。
答弁執行部
地方公共団体金融機構納付金は、地方財政法附則第32条の2に基づき、公営競技の施行者から地方公共団体金融機構に納める納付金です。この納付金は同機構において基金として積み立てられ、その運用益によって地方公共団体への貸付金の利率の引下げが行われています。
質疑・意見委員
この金額は前年度の売上げを基に算定しているのですか。
答弁執行部
前年度の舟券の売上金額に応じて納付金の額が算出される仕組みです。

25. 福岡城天守台の発掘調査

質疑・意見委員
福岡城の天守台発掘調査の予算内訳を教えてください。
答弁執行部
天守台発掘調査費は令和8年度に5,248万9,000円を計上しています。博物館における文献調査費も含めると天守の調査費は6,034万円余です。発掘調査費用の内訳は、発掘調査で322万円余、石垣調査で3,339万円余、地盤調査で1,522万円余、広報公開業務で65万円余を予定しています。
質疑・意見委員
天守台の発掘調査については、令和7年8月22日に西日本新聞で『発掘調査拡大』という記事が出ました。私が議会でそれは本当かとただした際、局長は誤報だと答弁しましたが、このように5,000万円余の予算が計上されています。局長が誤報だと言っていたのは虚偽の答弁だったのではないですか。
答弁執行部
8月22日に報道された時点では調査範囲の拡大を検討する状況になく、12月25日に文化庁調査官が現地を視察した際に助言を受け、局内で協議して追加調査の方向性を確認したという経緯があるため、9月議会の時点では調査範囲は今後の進捗を踏まえて検討を進めていく状況だったと認識しています。
質疑・意見委員
12月25日に文化庁調査官の視察後の意見を受けて調査範囲を拡大することに決めたということですが、何月何日に誰がどんな協議をしたか、経緯を詳細に答弁してください。
答弁執行部
令和8年1月5日に局内で、局長・理事・部長・課長・調査担当者が出席した協議で方向性を確認しました。
質疑・意見委員
12月25日に文化庁調査官が視察していますが、その結果は局長にいつ報告したのですか。
答弁執行部
局長には12月25日に報告しています。
質疑・意見委員
12月25日は仕事納めの日ですか。
答弁執行部
仕事納めは12月26日と認識しています。
質疑・意見委員
局長と理事が協議した1月5日は仕事始めの日ですか。
答弁執行部
そのとおりです。
質疑・意見委員
文化庁調査官が視察した日に報告を行い、1日間検討する期間はあったと思いますが、1月5日には決定しています。これは具体的にまともな検討をしたのですか。報告がどんなものか、文化財にどんな影響があるか、公金を使うことに正当性があるかを検討したのですか。
答弁執行部
追加調査案の作成に当たっては、令和7年度に既に実施した調査で地下の状況がある程度判断できたため検討に時間を要しませんでした。なおかつ当初予算に追加調査費を計上する必要があり、1月上旬には局としての方向性を確認する必要があったため短期間で検討を進めました。
質疑・意見委員
1月5日の局長と理事の協議で最終的に調査の方向性を確認したとのことですが、局長と理事の2人で決められるようなことですか。集団的に専門家である職員の意見を踏まえて決めるべきことではないですか。
答弁執行部
1月5日は、これまでの調査結果を踏まえ文化財の専門職の職員が作成した計画案を基に、視察の際の意見なども含めて意見交換し、実際に出土した遺物の状況も踏まえて方向性を確認しました。
質疑・意見委員
発掘範囲を拡大する計画案は、いつから検討を始めたのですか。
答弁執行部
令和8年度の天守閣内部の追加調査の範囲については、12月25日に文化庁調査官が現地を視察して助言を受けた後、局長に報告して以降検討を始めました。
質疑・意見委員
12月25日に助言を受けた後に計画をつくり始め、1月5日の仕事始めの日に局長と理事で決定したということは、文化庁の助言を受けて1日ほどでつくったということです。そのように1日で検討している状況から鑑みれば、発掘調査の拡大はもともと内部で決めていたことではないですか。
答弁執行部
この発掘調査はもともと令和7年度に天守台の内側、8年度に外側という段取りで文化庁に申請しており、7年度の内側の調査から遺構・遺物が確認されました。その上で文化庁の調査官に見てもらった際に、面的に広げたほうがよい、一部は深く掘り下げるべきといった具体的な手法の提示もあり、それを踏まえて文化財専門職の職員が計画を作成しました。
質疑・意見委員
文化庁のアドバイスを受けること自体は悪いとは思いませんが、本市が専門家として文化財をしっかり保全できるのか、予算的に大丈夫なのかをたった1日で検討し計画をつくるのはあまりにも無理があります。そのような進め方をしているなら、8月22日の西日本新聞の記事で報じられた発掘調査の拡大の内容は誤報ではなく正当な報道だったのではないですか。
答弁執行部
8月22日の時点で発掘調査の範囲拡大を検討していなかったことは事実であり、当該報道については誤報であると認識しています。
質疑・意見委員
何としても天守台があってほしい、あったら建立したいという市長の意向があることから、文化庁の視察を受けて極めて短期間で意思決定し調査範囲を拡大する検討の在り方になっているのではないですか。
答弁執行部
今回の調査の目的は、福岡城のかつての状況を確認し適切に文化財を保存するための調査です。この調査により天守に関する研究を進めるとともに、市民により福岡城や地域に関心を持ってもらう契機とするために進めています。
質疑・意見委員
たった1日で計画書を作り、局長と理事で意思決定し、5,000万円を使って令和8年度も発掘調査を行うやり方を聞けば、何か出てくるまでずっと掘り続けるのではないか、文化財の保護が本当にできるのかという疑念を抱きます。このような進め方はやめるべきで、このような予算は到底認められないと述べておきます。
質疑・意見委員
この分科会に臨むに当たり市内の様々な業者から現状を聞いてきました。飲食店は軒並み大変だと言っています。天神の業者は観光客の増加を見込んで従業員を多く雇っていたが中国人観光客が激減し売上げが伸びず7年度は赤字とのことです。南区の業者は従業員を1人解雇して人件費を抑え何とか黒字になったものの、2人でやっていた仕事を1人でやることになり大変だと言っています。飲食店は、政府が方向性を示している食料品の消費税ゼロについて、消費税がゼロになっても仕入れ価格が下がらない可能性があることを知っており潰れるところが増えるのではと危機感を募らせています。もう一つよく聞いたのは地代が上がっていることで、南区野多目で20年営業している床屋は大家から家賃の値上げを告げられたとのことです。路線価を調べると野多目でも1.5倍になっていました。行政として市内の中小業者をしっかり守ってほしいです。新規の物価高騰対策は12月補正の燃料費高騰の支援金と商品券事業の2つのみだと思います。中東情勢が危機的で燃料費がさらに高騰すると言われる中、市内中小業者の燃料費の負担がさらに大きくなる可能性が高いと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
燃料費の今後の推移は不透明な部分が多いと認識しています。世界情勢や市内経済の動向をしっかり注視していきます。
質疑・意見委員
今後さらに燃料費高騰の影響が市内中小業者に出るおそれがある中で、燃料費高騰を補填する本市の支援金は影響額の2分の1の支援であり間尺に合わず、もっと支援割合を増やすべきです。さらに燃料費だけでなく材料費や食材費などに範囲を拡大して直接中小企業を支援する必要があると思いますが、いかがですか。
答弁執行部
12月補正の燃料費等高騰の影響を受けた事業者支援は、できるだけ広く支援するため各事業者に共通する燃料費等を対象としています。今後の情勢は不透明な部分があり、国の支援策の動向や世界情勢を注視する必要があると考えます。
質疑・意見委員
第4弾の見込みが7,800事業者、今回の第5弾が6,600事業者で規模は縮小しています。しかし物価高騰はさらに進むと思うので、さらに拡充する必要があると述べておきます。
質疑・意見委員
商品券事業は物価高騰対策になり得るのかという問題提起をしてきました。ネクスペイの第4弾の事業報告書にある店舗カテゴリーと利用金額を参考に、主にどんな店舗で商品券が使われているか教えてください。
答弁執行部
令和5年度に実施した第4弾のネクスペイで、利用金額が多い業種は多い順にスーパーマーケット、ドラッグストアや薬局、飲食店、その他の小売業、百貨店です。
質疑・意見委員
令和5年度のネクスペイの利用金額はスーパーマーケットやドラッグストアなどの大手企業が上位で全体の半分を占めています。飲食店も全てが地場企業で利用されているわけではないと思います。そのためネクスペイは地場中小企業への支援にあまりつながっていないのではないですか。
答弁執行部
今回の全市版プレミアム付商品券事業は、過去の実績を踏まえてまず迅速にこの事業を行うことで市内の消費喚起による経済効果を見込んでいます。あわせて国の交付金を活用し、6〜7月頃から商店街プレミアム付商品券の発行を支援し、その中で中小企業の集積である商店街の支援に取り組みます。
質疑・意見委員
これまで4度のネクスペイは全て大手企業を中心に利用される傾向で、市も認識していると思います。その中でこれまでと同様にネクスペイを実施するのは不誠実ではないですか。別の方法を模索すべきと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
ネクスペイや商店街プレミアム付商品券事業は、過去の実績でスーパーマーケットや飲食店での利用もありますが、市民が日常的に利用する身近な店舗でも多く使われているため消費の下支えに寄与し、物価高騰対策として一定の効果が望める事業と認識しています。
質疑・意見委員
そうはなっていないと改めて強調しておきます。
質疑・意見委員
令和8年度予算における物価高騰対策は、燃料費の支援を拡充せず、商品券事業も中小企業での利用につながっていないため不十分ではないですか。
答弁執行部
物価高騰対策として、燃料費等高騰の影響を受けた事業者を迅速に支援するとともに、商店街プレミアム付商品券や全市版プレミアム付商品券で市内需要の喚起を行い、市内中小企業の事業や雇用の継続を図ります。これらは令和8年度に予算を繰り越して実施するもので、しっかり取り組みます。
質疑・意見委員
この程度の物価高騰対策では多くの事業者が廃業するのではないかとの強い危機感を持っていると述べておきます。
質疑・意見委員
インボイスの影響は市内の中小企業に重くのしかかっており、城南区の設備業者からはインボイスの計算・事務作業が非常に複雑で消費税の納税額が増えたことを理由に廃業を決めたと聞きます。建設業ではインボイスを理由にした不当な値下げが横行しており、例えば100万円の工賃をインボイス未登録の業者に対し消費税分がないことを理由に90万円に引き下げるといった話や、下請・孫請への値引きを誘発する状況が蔓延しているという話も聞きます。こうした不適切な取引が市内でも行われているため、民間事業者に不公平な取引がないようにすることや、少なくとも市の発注現場では適正な取引を行うよう本市が業者に注意を促すことが必要だと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
昨今の急激な原材料費・労務費の上昇を受け、特に国は中小企業との取引における価格転嫁の徹底を図り物価高騰を上回る賃上げを実現するため、いわゆる取適法の改正を行いました。本市はこの改正を踏まえ、ホームページによる取引適正化に向けた国の施策の情報発信や経済団体と連携した啓発を行い、事業者から直接相談があれば経営相談窓口で適切に対応しています。市が発注するいわゆる官公需についても、受託事業者に適切な価格設定や代金支払いについて財政局とも連携して案内しています。
質疑・意見委員
ぜひ財政局にも情報共有し取組を進めてください。建設労働組合の全国組織である全建総連のインボイス制度に関するアンケートで、16.1パーセントの業者がインボイスを登録しても消費税をもらえないと回答し、登録しないことで相手取引からの受注金額が減ると答えた人が15.7パーセントです。本来は独占禁止法違反に当たりゼロパーセントとなるべきところがこの数字ということは、本市でも同様の状況がはびこっているのではないですか。インボイスをきっかけに廃業するところもあり不当な取引を強要され苦しんでいる業者もあるため、市内中小企業のためにも国に対してインボイス制度の廃止を進言すべきだと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
インボイス制度は、売手が買手に対して正確な適用税率や税額などを伝えるために必要な制度として国が制度設計し導入したものと認識しています。本市としては、中小企業支援・生産性向上・資金調達の確保など様々な取組で中小企業を下支えするとともに、国や商工会議所とも連携しながら制度や国の負担軽減策の周知などを行っていきます。
質疑・意見委員
国の代弁者にならず、市内中小企業者の立場に立った答弁をしてほしいです。ぜひ国に対して進言するよう求めておきます。
質疑・意見委員
かねてから、市内の経済や雇用を支えてきた既存の中小企業や小規模事業者への支援をもっと増やすべきだと述べてきました。中小企業の経営基盤の強化と持続的発展の促進の予算額から金融対策を引いた令和8年度の予算額はいくらですか。
答弁執行部
中小企業の経営基盤の強化と持続的発展の促進16億8,800万円余から金融対策13億6,000万円余を引いた令和8年度予算額は3億2,224万6,000円です。
質疑・意見委員
相談体制や直接支援の予算は3億2,000万円余ということですが、スタートアップなどの新産業に関連する予算、観光・MICEに関連する予算額はそれぞれいくらですか。
答弁執行部
スタートアップ支援に係る予算は7億8,077万円余、観光MICEの振興に係る予算は34億3,800万円余、新産業およびクリエイティブ関連産業の振興に係る予算は16億6,163万円です。
質疑・意見委員
既存の中小企業に対する予算は極めて少なく、こうした偏重した予算になっているのは既存の中小企業の評価が低いということだと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
経済観光文化局としては、金融対策だけでなく、経営相談・生産性向上・商店街振興・伝統産業の振興など様々な中小企業支援に取り組んでいます。加えて補正予算を組み、燃料費等高騰支援やプレミアム付商品券事業などにより市内需要の喚起や生産性向上など中小企業の支援にしっかり取り組んできました。
質疑・意見委員
既存企業を支援していないと言っているのではなく、新産業やスタートアップに偏重しすぎているのではないかということです。家賃が安くなるなど様々な優遇制度や補助金が既存企業にはないことが偏重だと言っています。地域に根差し安定した雇用を維持してきた持続型の企業は支援の優先順位が低く、成長型は様々なメニューがあります。成長型を応援するなとは言っていませんが、持続型と成長型のバランスが取れていないのではないですか。
答弁執行部
金融対策を除いた予算額について補足します。まず経営の根幹となる資金繰りをしっかり支えることは中小企業支援として非常に重要です。金融対策を除いた予算と決算は、令和4年度は予算3億9,900万円余に対し決算25億5,000万円余、5年度は2億5,300万円余に対し49億2,000万円余、6年度は3億8,400万円余に対し12億9,900万円余です。補正予算等で社会経済情勢の変化に合わせて迅速に市内中小企業を支援してきたことが予算と決算の差に表れており、本市の経済を支える中小企業を今後とも引き続きしっかり支援していきます。
質疑・意見委員
金融対策を引いた予算額を尋ねたのは、新産業やスタートアップの人たちも同様に支援を受けられるからであり、金融対策を引いた上で比較すると既存企業への支援が極めて少ないです。補正予算で対応しているとのことですが、当初予算から実施すべきだと改めて意見を述べておきます。
質疑・意見委員
本市の経済対策をどう考えるかという点で、本市の産業構造は第三次産業が9割を占めますが、どんなリスクがあると考えますか。
答弁執行部
本市は卸・小売・サービスなどいわゆる商業の割合が高いまちと認識しています。第三次産業は働く場の創出の観点では非常にメリットがある一方、例えば新型コロナウイルスのようなものについては商業・サービスの分野は影響を受けやすいと認識しています。
質疑・意見委員
景気がよいときはよいが後退局面になるとサービス業は真っ先に打撃を受けるという第三次産業の大きな弱点があり、もう一つ、サービス産業は非正規雇用が多く市民の所得が増えにくいという弱点があると思います。だからこそ高付加価値の産業を同時に育成しなければならないと理解しています。令和8年度予算で高付加価値を生む施策についてどんなことを実施しようと考えていますか。
答弁執行部
大きな考え方として、本市の都市の成長に貢献していくことが経済観光文化局のタスクと考えます。成長戦略として、短期的には観光・MICEの振興による交流人口の増加、中期的にはIT・半導体・コンテンツ産業などの知識創造型産業の振興、長期的には支店経済からの脱却を目指し本社機能の誘致をはじめスタートアップの振興に取り組むとともに、長らく本市経済を支えている地場中小企業の振興を総合的に支援していきます。
質疑・意見委員
サービス業が多く生産性が低い産業が集積している本市では、高付加価値を生む産業の育成は一つの戦略としてよいと思います。市長もそれに近いことを言っていますが、うまくいっているのか疑問です。本市は支店経済であると昔から言われ、支店経済からの脱却も本委員会で過去に答弁がありました。それに関連して、立地交付金で本社機能を誘致する戦略はありますか。
答弁執行部
立地交付金は本社機能も適用となっており、重点分野としてしっかり誘致を進めています。
質疑・意見委員
実績を教えてください。
答弁執行部
令和7年度の実績は1月末現在で32社ですが、本社機能の実績はありません。ただ現在企業訪問を行い立地状況の現地確認をしている時期であり、現在聞いているところでは本社機能として数社の実績を見込んでいます。
質疑・意見委員
中期的に見て本社機能は本市に集積されつつあるのですか。立地交付金を受けたものしか答弁できないことは踏まえた上で、その実績を教えてください。
答弁執行部
過去5年間の実績は、令和3年度が7社、4年度が5社、5年度が14社、6年度が1社で、年度によりばらつきはあるものの、しっかり誘致につながっていると考えます。
質疑・意見委員
過去5年間の実績をどう評価していますか。
答弁執行部
本社機能の誘致は各企業において非常に重要な決断が必要な事項であり、その中で年平均6社立地していることは評価できるのではないかと考えます。
質疑・意見委員
立地交付金の適用を受けずに本社を本市に移した事例はありますか。
答弁執行部
把握していません。
質疑・意見委員
政策としてもっと本社を誘致して支店経済から脱却することを長年目指していますが、なかなかうまくいっていないと思うので指摘しておきます。
質疑・意見委員
国際金融機能の誘致はいつから取り組んでいますか。
答弁執行部
令和2年9月にTEAM FUKUOKAを立ち上げ、行政・地元経済界・大学と一緒に取り組んでいます。
質疑・意見委員
令和6年度までの決算額と7・8年度の予算額を教えてください。
答弁執行部
決算額は令和3年度が1,092万円余、4年度が887万円余、5年度が1,091万円余、6年度が1,635万円余、予算額は7年度が2,009万円余、8年度が2,437万円余です。
質疑・意見委員
国際金融機能を誘致する目的を教えてください。
答弁執行部
国際金融取引の担い手となる外資系金融機関や関連企業、金融人材などの誘致に取り組むことで、本市が国内外からの資金のハブとなり、企業の成長に資する投資資金を国内外から呼び込むこと、融資以外での地場企業の資金調達機会を増やすことが大きな目的です。外資系金融機関の進出は地場企業にとって事業拡大の機会となり、海外とのネットワーク構築で海外進出の機会の創出にもつながる可能性があると考えます。
質疑・意見委員
経済の活性化につながるということだと思いますが、これまで誘致実績もある中で具体的にどんな効果がありましたか。
答弁執行部
本市は金融の素地がなかなかないため誘致中心に行ってきました。成果として、例えば誘致した資産運用会社が市内企業に投資したり、拠点を開設した台湾の金融機関のネットワークを活用して現地の仲介業者や卸業者を紹介してもらい台湾で商談会を開催するなど、国内外双方での効果が出ていると考えます。
質疑・意見委員
人材育成の効果を示してください。
答弁執行部
TEAM FUKUOKAの方針として資産運用業・フィンテック・BCPに対応する金融機関を中心に誘致しています。こうした企業が進出することで、これまでなかった金融機関で仕事ができ、市民が高度な人材に触れながら働ける点、外資系企業が来るため福岡にいながらグローバルに活躍できる機会を得られる点で人材育成の効果があると考えます。
質疑・意見委員
一定の成果があるというのが本市の見解だと思いますが、2020年からの取組で実際に誘致した外資系金融機関の件数を教えてください。
答弁執行部
これまでに誘致した外資系金融機関は9社です。
質疑・意見委員
9社を誘致した実績に対する評価を示してください。
答弁執行部
金融機関など国内外合わせて現在43社を誘致しており、その中で外資系金融機関が9社進出していることについては、これまで金融都市として何も素地がない中で誘致できており、一定の成果があると考えます。
質疑・意見委員
本市としてどのくらいの集積を考えているのか、具体的な目標はありますか。
答弁執行部
企業誘致全体として、第10次基本計画に定められている高度な企業集積の目標値60件の中に国際金融の誘致件数も含まれていると考えています。
質疑・意見委員
国際金融機能が集積することのデメリットもしっかり予測しておく必要があると思います。集積を進めると、高所得な金融専門職をターゲットにした高級マンションなどが開発され、都心部の家賃が跳ね上がり、結果として古くから住んでいた低中所得層が郊外に追いやられるジェントリフィケーション(都市の富裕化)を促進するおそれがあるのではないですか。
答弁執行部
海外投資家を優遇して永住権を付与するなどして呼び込む政策を行った国では一部地価の高騰を招いている事案もあると認識しています。本市は誘致により一定の金融の高度人材が来ることは想定していますが、どちらかというと不動産投資を誘発するような金融機関の誘致ではなく、あくまで市内企業の資金調達の機会を増やすため投資資金という新しい資金調達手段を増やすために誘致しています。市民の雇用も増えており、少なくとも現時点ではそうした危惧は想定していません。
質疑・意見委員
国際金融機能が集積すれば高度な人材が集まると予測されますが、見方を変えれば当該分野への採用が加速し地元企業にとって脅威になるのではないですか。ひいては地元企業が人件費の高騰に対応できず人手不足や競争力の低下を招くおそれがあると考えますが、どうですか。
答弁執行部
金融機能の集積に伴い新しい雇用も増加していますが、現在の雇用のボリュームは地元企業の採用に大きく影響を与えるほどとは認識していません。さらに本市が誘致している資産運用業などは多くの雇用を生む産業ではなく、集めた資金が地場企業に回ることで地場企業側の雇用が増えることを見据えて取り組んでいます。
質疑・意見委員
誘致した国際金融機能を持つ企業に対する本市独自の支援メニューがあれば示してください。
答弁執行部
本市独自の施策としては相談窓口の設置等を行っており、立地交付金制度等については該当する企業に従前の制度を適用しています。
質疑・意見委員
本市独自の支援として、税制優遇や補助金の支給は実施していないのですか。
答弁執行部
本市独自の税制優遇や補助金の支給は実施していません。
質疑・意見委員
雇用創出の実績を教えてください。
答弁執行部
国内外の誘致企業43社の総数で506人です。
質疑・意見委員
法人税収について把握していますか。
答弁執行部
税収等については把握していません。
質疑・意見委員
スタートアップ支援も評価が不透明で分かりにくいとの指摘が議会からよく出されていますが、国際金融機能誘致推進事業はどんな指標や枠組みで評価しようと考えていますか。
答弁執行部
国際金融都市に明確な定義があるわけではないため最終的な評価・ゴールを定めるのは難しいですが、一般的には外資系金融機関や金融人材・資金・関連情報が集積し国際金融取引が活発に行われている都市と言われます。本市が一足飛びにニューヨークや香港・シンガポールのような規模になるとは考えていませんが、外資系金融機関や人材が集積し福岡が金融のハブとなることで福岡・九州の企業が成長資金を享受して元気になる好循環を生み出すことを最終目標に掲げTEAM FUKUOKAとして取り組んでいます。1つの評価指標として、海外のシンクタンクが公表する国際金融センターランキングに入れるように取り組むことも指標になると考えます。
質疑・意見委員
明確な指標はないが総合的に判断するものという話だと思います。これまでの答弁は、この取組が地元企業を応援するきっかけになり海外進出にもつながるという話ですが、実際にそれがなされ、それを把握しているのかという観点で尋ねます。本市はシンガポールのオリジンベンチャーズを誘致しており、同社は大学発のスタートアップへの投資を行う投資機能を持つ会社だと認識していますが、本市のスタートアップへの投資額はどのくらいありますか。
答弁執行部
オリジンベンチャーズについて、現時点では市内企業への投資等はありませんが、例えば九州大学などを中心に活動しているパークスと呼ばれる大学発ベンチャーの支援について、一緒に実施することを検討していると聞いています。
質疑・意見委員
台湾のCDIBについて、投資の実績を教えてください。
答弁執行部
台湾のベンチャーキャピタルであるCDIBは令和7年6月に福岡に拠点を構え、先日発表されたとおりFukuoka Growth NEXTに入居する企業に出資していると聞いています。
質疑・意見委員
誘致した金融機関が市内のスタートアップや企業に投資した実績などは、今後明らかになっていくと考えてよいですか。
答弁執行部
経済観光文化局としてもそこがこの取組の重要な要素だと考えています。例えばTEAM FUKUOKAの第1号誘致案件であるMCPホールディングスは、2年前に地元の両地銀や西鉄、東京の金融機関や海外投資家などの出資を得て50億円規模のファンドを組成し、九州で活動するESGやインパクトスタートアップ向けに投資しており、Fukuoka Growth NEXTに入居していた企業や県内の企業にも投資しています。引き続き誘致した企業としっかりコミュニケーションを取り、投資情報を逐一把握していきます。
質疑・意見委員
誘致した企業がどのくらい地元企業に有益な働きをしているかは一つの評価基準になると思います。それがベンチャーや新産業・IT関係だけでなく、これまで本市の経済を支えてきた既存の一般企業にどんな影響を与えるかも含めて今後注視していかなければならないので、どんな評価をしていくかについて経済観光文化局として引き続き検討してください。毎年これだけの公金を支出しているので、市民に説明がつくようにすべきだと意見を述べておきます。

出典: 福岡市議会 会議録検索システム
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