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発言のやり取り

条例予算特別委員会 経済振興分科会2026年3月13日(金) 開催

1. 市営渡船のバイオ燃料活用(家庭系廃食用油)

質疑・意見委員
市営渡船におけるバイオ燃料の活用について教えてください。
答弁執行部
市営渡船7隻のうち1隻を対象に、一定期間使用することを想定しています。環境局の既存事業と連携し、家庭系廃食用油(家庭で使い終わった食用油)から作られたバイオ燃料を使うもので、事業者や市民へのPRにも活用したいと考えています。
質疑・意見委員
これまでもバイオ燃料を使っていたと思いますが、家庭系廃食用油の使用は今回初めてですか。
答弁執行部
市営渡船への活用は令和8年度の新たな取組です。なお清掃船は7年度から事業系廃食用油から作られたバイオ燃料を本格導入しており、8年度も同様に活用します。
質疑・意見委員
バイオ燃料にも様々な種類がある中で、今回家庭系廃食用油を選んだ理由と課題についての見解を教えてください。
答弁執行部
家庭系廃食用油を使う理由は、事業系に比べて有効活用が進んでいないためで、これを原料に活用することで地域内での資源循環の促進や、バイオ燃料の輸送に係る環境負荷の低減を図れると考えています。課題は、既存の燃料に比べてコストが非常に高いことです。
質疑・意見委員
カーボンニュートラルポート(脱炭素の港)形成にはどうしてもコストがかかり、コストと環境効果のバランスは非常に難しいですが、実証の結果を踏まえて今後さらに検討し、結果を報告してください。

2. アイランドシティはばたき公園整備

質疑・意見委員
アイランドシティはばたき公園整備事業は国の交付金を活用しながら進めるとのことですが、分かる範囲で今後のスケジュールを示してください。
答弁執行部
国庫補助を最大限活用して進めており、令和8年度当初予算は国の内示状況や工事の工程を踏まえ7年度より少ない額を計上しています。できるだけ早く整備が完了するよう努めますが、完了時期は国の内示状況にもよるため今のところ未定です。
質疑・意見委員
最終的にはガイダンスセンターの整備に向けて検討していくとのことですが、現在の来場者数を教えてください。また、地元の人が中心か、遠方からの来場もあるか、来場者の属性を示してください。
答弁執行部
この公園は出入口が複数あり自由に出入りできるため正確な来場者数は把握していませんが、指定管理者によると土日の多いときで200人程度の来場があると聞いています。土日を中心にイベントを行い、そのアンケートでは、参加者の半数は東区からで市外からの来場もあると聞いています。
質疑・意見委員
市民からの要望は何か聞いていますか。
答弁執行部
イベント参加者の感想として、鳥や生物、植物について勉強になった、鳥の大群が現れて感動した、鳥に関心を持つようになったといった肯定的な意見を多く聞いています。
質疑・意見委員
ガイダンスセンターができることで野鳥観察の場所という位置づけが明確になると思いますが、ベンチなどの設置の意見や、小さい子を連れて行っても退屈するという意見も聞きました。長く滞在してもらえる設備の設置なども検討の範囲に入りますか。
答弁執行部
現在ガイダンスセンターの整備に向けた検討を行っており、あわせて小さな子どもたちが楽しめる遊具の設置なども考えており、種類や規模を検討している段階です。
質疑・意見委員
遊具の設置などをすれば、市民の憩いの場としてより認知され来場してもらえると思います。また、道路が住宅街を抜ける位置づけになると思うので、できるだけ住宅街を通らない形での誘導もお願いします。

3. 須崎ふ頭の陸上電力供給施設

質疑・意見委員
須崎ふ頭の陸上電力供給施設整備はRORO船(貨物をトラックごと積める船)を対象とのことですが、施設を設置・有効活用するために必要な停泊時間や環境、今後の整備予定を教えてください。
答弁執行部
カーボンニュートラルポート形成に向け船会社に陸上電力供給施設の導入を働きかけていますが、停泊時間が短いとなかなか効果が出ません。船会社からは、通常は船内のディーゼル発電機で電気を作っており、少なくともそのコストと同等にならなければ導入のインセンティブが働きにくいという意見も聞いています。導入を働きかけていますが、そうした状況もあり今後の整備予定は現時点ではありません。
質疑・意見委員
陸上電力供給施設の設置はカーボンニュートラルにとって大きな意味を持ち、今後も技術開発があると思うので、引き続き協議を進めてください。
質疑・意見委員
博多港港湾施設管理条例の改正で、陸上電力供給施設の使用料が1月ごとに17万6,000円とありますが、この金額の根拠を教えてください。
答弁執行部
整備に要した費用や今後の維持管理に要する費用相当分を、施設の耐用年数を踏まえて利用者に負担してもらうという考えに基づき設定しています。
質疑・意見委員
対象船舶が博多-対馬間のRORO船とされていますが、1隻ですか。
答弁執行部
そのとおりです。
質疑・意見委員
博多-対馬間で、博多港へ入港し帰りの荷を積んで行くまでの滞在時間はどのくらいですか。
答弁執行部
現在運航されている船舶の博多港での停泊時間は約10時間です。
質疑・意見委員
船側の整備が進まなければなかなか稼働しないと思いますが、博多港を利用する船舶以外で全国的にこうした動きはありますか。
答弁執行部
全国的な導入状況は、国の資料によるとタグボートや官公庁船への導入が多く、令和6年3月時点で国内48港で導入されています。
質疑・意見委員
船側の整備状況は分かりますか。
答弁執行部
具体的に何隻の船に導入されているかという資料は手元に持ち合わせていません。
質疑・意見委員
港側は48港で整備されていても、船側の整備が進まなければ、脱炭素といいながら有効に運用できないと思うので、働きかけもお願いします。
質疑・意見委員
須崎ふ頭に陸上電力供給施設を造るとのことですが、現在の港湾計画では、中央ふ頭・博多ふ頭・須崎ふ頭も含めて人のにぎわいをつくる地域に指定されています。こうした物流の施設と人のにぎわいをしっかり分けてまちづくりをすべきという話を先輩議員がずっとしていました。須崎ふ頭に必要な設備を整備すること自体はよいですが、港湾計画の中でどんな検討がされて設置が決まったのか疑問です。将来的にはアンローダー(荷揚げ機)も含めてどこかに移転する計画がある中で、どう設置が決まったのか説明してください。
答弁執行部
港湾計画では、須崎ふ頭地区は将来像のゾーニングで人流・賑わいゾーンとして、将来は現在の物流中心から都市的な土地利用に転換する方針です。一方、先行して人流機能の再編に取り組む中央ふ頭・博多ふ頭の大部分が市有地なのに対し、須崎ふ頭は土地の大半が民有地で範囲も広大なため、土地利用の転換には相当な期間を要すると想定されます。今回、陸上電力供給施設を設置した場所は埠頭の先端に近く、設備の耐用年数が15年であることから、将来的なまちづくりの支障にはならないと考えています。
質疑・意見委員
民有地が多くて難しい事情も分かりますが、だからこそ将来の計画を基に、施設や設備を更新するときにはほかに移動できるようにするなどしなければ何年たっても進みません。港湾計画の中で施設の設置について、移す時期や場所の計画も一緒に説明してもらわなければ、いつまでも進まないと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
港湾計画は10〜15年後を目標とし、その先は長期構想で20〜30年後の将来像を定めています。長期構想では須崎ふ頭は都市的な活用に転換を図る方向性が示されており、須崎ふ頭の港湾機能は将来的には箱崎ふ頭の前面に埋立てを計画している海面処分場に移転する方向で考えています。そのためには再編の種地となる海面処分場などの整備を進めないと次のステップに移れません。まずは港湾計画で位置づけている施設の整備を進め、直近ではウォーターフロント地区の中央ふ頭・博多ふ頭の人流機能・にぎわいを整備しながら、中長期的には須崎ふ頭も含めて将来像を検討します。
質疑・意見委員
中央ふ頭・博多ふ頭の人流を検討するとのことですが、土地が狭く、将来的な計画を考えるときはこの須崎ふ頭も含めて検討したほうがよい案が出るのではと思うので、少し長い将来も考えながらまちづくりを進めるよう要望します。

4. 福岡空港国際線(中国路線・発着枠)

質疑・意見委員
福岡空港国際線について、現在中国路線は上海便だけになっていますが、上海便以外の路線が運休になった時期とその影響を説明してください。
答弁執行部
中国路線の運休時期は、青島・煙台が令和7年8月から、広州・西安が7年10月から、北京・大連が8年1月からそれぞれ運休しています。影響については、中国路線の利用者には乗継ぎが必要になるなどの不便が生じていますが、福岡空港全体としては韓国・台湾などからの来訪者が増加し、8年1月の国際線乗降客数が単月最高を記録するなど非常に好調な状況が続いています。
質疑・意見委員
中国便の半分ほどが運休し韓国便などがカバーしているとのことですが、これは発着枠で見ると、運休になった分、韓国便が多く飛ぶようになったという話につながるのですか。
答弁執行部
運休で空きが出れば、航空会社が空き状況を確認して就航しようと努力した結果、増便が行われることがあります。中国便が運休になったところに韓国便などが入ってきたものは一部あります。
質疑・意見委員
発着枠についての考え方を教えてください。運休している状態は、その発着枠を確保したまま飛ばないのですか、それとも枠自体にどこかが参入できる状態なのですか。
答弁執行部
現在運休している中国の航空会社は、発着枠を直近まで保有し運休欠航となったところもあります。枠が返却されれば別便が入ることもできますが、直前で空きが出た場合、航空会社は先までダイヤを組み航空券も販売しているため、別の路線を運休にして福岡路線に回すのは現実的には難しいと聞いています。
質疑・意見委員
運休となっても発着枠が確保されていれば、新規就航路線を誘致してもそれ以外の枠で入るしかないということかと思いますが、発着枠を確保したまま運休欠航となった場合の料金はどうなりますか。
答弁執行部
航空会社が福岡空港を使用した際は着陸料などを払いますが、運休欠航の場合はその分の着陸料などは支払われないので、空港運営会社としては減収となります。
質疑・意見委員
中国便が飛ばない現状がありますが早期復活を望むところで、新規就航路線を増やしてほしいです。新規就航路線を誘致するに当たって、運休が与える影響はどんなものがありますか。
答弁執行部
中国路線の運休がどれくらい続くか見通しが立ちませんが、福岡空港は航空会社の全ての就航要請に応えられるわけではないため調整の後に最終ダイヤが組まれます。運休実績があると保有する発着枠が来年のダイヤ編成の際に剥奪され改めて確保が必要になり得るため、航空会社にもそれなりのデメリットが生じます。なお、韓国であれば30分〜1時間強の路線がもともとあり機材繰りも比較的容易で、福岡空港に発着してまた韓国に戻るのがスムーズにできるため、運休が出たところに韓国路線などが入っている状況です。
質疑・意見委員
滑走路が2本に増えてもコアな時間帯は過密が続き、空き時間帯を活用しようとすると旅行者に不便な時間帯になる場合もあります。既に発着枠が確保されている路線がある中で、新規路線の受入れが今後どう進むかは懸念されるところです。しっかりと新規路線の獲得にも動いてもらえるよう求めておきます。

5. クルーズ船の受入れ

質疑・意見委員
参考資料に、令和7年はクルーズ船のうち外国船社の寄港回数が191回とあり、コロナ前は300回ほどだったと思いますが、今後のクルーズ船の寄港回数の見込みをどう考えていますか。
答弁執行部
令和8年1月1日時点の岸壁予約数によると217回の寄港を見込んでいます。コロナ前の過去最高は平成28年の328回で、まだそこまでの回復には至っていません。28年当時は中国からのクルーズ船が多く観光バスの渋滞などの問題がありました。コロナ後は中国からのクルーズ船でも個人旅行客が増え、外国船社の中国発着の船では半数程度が個人旅行客のものもあり、オーバーツーリズム(観光公害)になりにくい環境変化があります。日本発着のクルーズ船も増え日本人のクルーズ客も増えています。博多港発着ではクルーズセンターのスーツケース預け入れ等のスペースが足りないため、今後適正な規模のクルーズターミナルを検討し、より多様なクルーズを受け入れられる港を目指します。
質疑・意見委員
クルーズ船の誘致を行っていく上での、博多港としての一番の課題をどう考えていますか。
答弁執行部
本市の地域経済や観光需要拡大につながる誘致を積極的に進めることが大事です。最近の訪日外国人の増加に伴い日本を発着する外国籍のクルーズも増えており、その博多港への寄港誘致をしっかり進めるべきです。課題は、博多港発着クルーズに乗ってもらえる旅行者を増やすため、主に市民を対象とする博多港からのクルーズ旅行の魅力発信が大事なことです。令和7年度から誘致活動の所管が経済観光文化局から港湾空港局に移り、市民へのPR活動も積極的に進めており、今後もしっかり対応します。
質疑・意見委員
中央ふ頭整備事業や博多ふ頭検討事業で老朽化した施設の更新を検討していますが、海外からのクルーズ客をスムーズに誘導するため機能性を考慮して更新する必要があると思いますが、いかがですか。
答弁執行部
中央ふ頭・博多ふ頭の人流機能の検討を進めていますが、発着クルーズを誘致するには現在のクルーズセンターのスペースが不足しています。博多ふ頭はターミナルや上屋(倉庫)が築50年を経過しているなどの課題もあるため、今後とも人流機能をしっかり検討します。
質疑・意見委員
個人で行動するクルーズ客が増え、クルーズセンター周辺に観光バスやタクシーが入り乱れているとの話がありましたが、混雑の解消をどう検討していますか。
答弁執行部
個人旅行客が増えタクシーや路線バスの利用者が増加し、クルーズ船を降りた客を迎えるタクシーの列や、国際ターミナルのバス停まで歩く客と、コンテナを搬出入する物流車両などが交錯しています。これを解消するため、国際定期機能を東側に移す取組を今後も進めます。
質疑・意見委員
東京湾にディズニークルーズの船が入港したり、オリエンタルランドが14万トンのクルーズ船を造船しているという話もある中で、大型化・多様化するクルーズ船への対応で博多港の取組が期待されています。ウォーターフロント地区再整備は、天神・博多に次ぐ第3のまちという位置づけで博多港の再整備に取り組んでほしいですが、現状と今後の取組内容を教えてください。
答弁執行部
ウォーターフロント地区の再整備は、コロナ禍を経た環境の変化を踏まえ、人流・MICE・にぎわいなどの土地利用、交通、回遊機能の方向性など、将来目指すまちづくりについて今後検討していきたいと考えています。
質疑・意見委員
クルーズ船の施設拡充や防災機能の在り方の検討も博多港にとって大切なので対策をお願いします。国際会議がなかなか増えないという話もあり、海外からの観光客も含めMICE施設にも来てもらえるよう老朽化対策などを進めてください。個人旅行客が増えている中、経済効果や誘致戦略を考えると博多港は寄港回数が上位なので、こうした取組はこれからもしっかり進めてください。
質疑・意見委員
博多港でクルーズ船を受け入れるに当たっての将来的な展望を教えてください。
答弁執行部
クルーズ船は戦略的に誘致しており、岸壁予約の際に優先順位をつけて受付をしています。ワールドクルーズや日本発着クルーズ、日本人の乗客が多い日本船社の船は随時受付し、個人旅行客が多い船の予約を優先的に受け付け、寄港しやすい環境をつくり、最後に団体旅行客が主の従来のクルーズ船を受け付ける流れです。ハード整備では、クルーズ船用の岸壁の延伸は完了し、大型クルーズ船に対応できるよう航路のしゅんせつ工事を行っています。発着クルーズや2隻同時着岸にも対応できるようクルーズターミナルの検討を進め、クルーズ機能を充実させます。住宅都市みどり局・経済観光文化局と連携し、海辺の特性を生かして市民にも来てもらえるにぎわいづくりも検討します。
質疑・意見委員
博多港を本市の第3のまちとして位置づけ、ぜひ頑張って取り組んでください。
答弁執行部
令和8年1月1日時点でのクルーズ船の寄港見込数を217回と答弁しましたが、その後キャンセルが出ており、217回のうち半数弱の98回が中国からのクルーズ船です。令和7年の実績では209回のうち中国発着が145回あり割合も高かったですが、今年の予約は少なくなっています。誘致に動いてきたこともあり、日本発着の途中寄港や博多港発着も徐々に増えてきています。1つの地域・国からのクルーズに偏らず、多様なクルーズ船が寄港できるよう、ハード整備と併せて誘致にも取り組みます。

6. 国際海上コンテナ取扱個数

質疑・意見委員
国際海上コンテナ取扱個数について、博多港全体と輸出・輸入は増え、内貿フィーダーの移出・移入が減りつつありますが、その要因を教えてください。
答弁執行部
取扱個数の内訳には外貿ダイレクトと内貿フィーダーがあり、内貿フィーダーは博多港発着で国内他港を経由して輸出入する航路を利用した貨物です。内貿フィーダーが減り外貿ダイレクトが増えているのは、博多港発着で直接輸出入する航路に切り換わったことを示していると認識しています。
質疑・意見委員
内貿フィーダーの減少が、国内における貨物の取扱個数の減少や他の輸送方法に替わったことを示しているわけではないという認識でよいですか。
答弁執行部
国際海上コンテナ取扱個数の統計は、最終的に海外へ輸出入されるコンテナ貨物の取扱個数を集計したものです。

7. 陸上電力供給施設(停泊時間・補助・増設)

質疑・意見委員
陸上電力供給施設について、停泊時間が10時間程度とのことですが、停泊中ずっとつないだままですか。それとも船側に充電設備があり、ある程度充電したら別の場所に停泊する仕組みですか。
答弁執行部
船舶が着岸し貨物を下ろすなどの作業をした後に、船舶の受電設備から岸壁の給電設備へのコードのつなぎ込み作業を行うと聞いています。停泊中の計器や空調機器などの電源に使うため比較的長い時間使用されると考えますが、正確な時間は把握していません。
質疑・意見委員
現在は博多-対馬間の船が対象ですが、他の船の整備が進み対象となる船が増えた場合の対応はどう計画していますか。
答弁執行部
施設の利用に当たっては本市と船会社で協定書を締結し、利用者の事情で施設を利用しなくなり再開の見込みもなく撤去が必要になった場合はその時点の相応の費用を利用者が負担することとなっているため、継続的に利用されると考えています。陸上電力供給施設は電気を船側に供給するもので、船側に受電設備が必要ですが、通常の船にはないため船内でディーゼルエンジンを回して発電しています。船側の受電設備は、海上保安庁などの官公庁の船やクルーズ船は比較的整備されてきていますが、貨物船は普及していません。今回の博多-対馬間の船は対馬側で陸上電力供給施設を利用しており受電設備が整備済みだったため、博多港側でも対応しました。不定期に着く船は設備の状況や着岸位置が様々なので、今後は定期船について船の造り替えのタイミングを捉えて、船側の整備も含めて船会社と協議しながら整備を推進します。
質疑・意見委員
船側の整備が進むと1基で足りるのかという懸念もあります。この1基で整備は終わるのか、あるいはカーボンニュートラルの考えの下で増やしていくのか、将来的な構想はありますか。
答弁執行部
整備を推進するため、定期的に運航している船会社を中心に働きかけており、船会社から希望があれば設置に向けて必要な協議・調整を行っていきます。
質疑・意見委員
陸上電力供給施設への国の補助はどの程度ですか。
答弁執行部
本体価格の3分の1が国の補助です。
質疑・意見委員
船側の整備が進むのに合わせて、必要であれば将来、陸上側の整備も考えていくという認識でよいですか。
答弁執行部
そのとおりです。

8. みなと100年公園への民間活力導入

質疑・意見委員
港湾緑地みなと100年公園への民間活力導入について、令和8年度の事業内容を教えてください。
答弁執行部
令和8年度の歳出予算として、事業者公募の支援に係る経費に1,168万2,000円を計上しています。具体的には、事業者選定の総合的な支援、協定・契約締結に関わるリーガルチェック、国に提出する港湾環境整備計画の策定などのアドバイザリー業務の委託を予定しています。
質疑・意見委員
今後の大まかなスケジュールを教えてください。
答弁執行部
今後の予定は現時点では未定です。今後、事業化に向けた要件の整理や検討を進め、事業化が見込めると判断した場合には議会へ報告した上で、速やかに事業者公募の手続を進めたいと考えています。

9. 清掃船のバイオ燃料の購入

質疑・意見委員
清掃船のバイオ燃料は、年間契約で購入するのですか。
答弁執行部
清掃船に導入するバイオ燃料は予算として800万円を計上しており、既存の燃料への上乗せ分です。清掃船による清掃業務自体は委託で発注しています。
質疑・意見委員
バイオ燃料の燃料費をどのような形で購入しているか尋ねています。年間分をある程度固定で購入しているのか、それとも変動性があるのですか。
答弁執行部
清掃船による清掃業務は燃料費を含めて業務委託として発注しています。その中で、当初の設定から単価の変動があった場合は契約変更などで対応していきます。
質疑・意見委員
民間の業者が商取引で、業者と交渉・入札を行って燃料を購入しているということですか。それを含めた形で委託料を払っているという理解でよいですか。
答弁執行部
そのとおりです。

10. 防災機能の強化と岸壁の耐震化

質疑・意見委員
防災機能の強化として960万円を計上していますが、その内容を教えてください。
答弁執行部
福岡県が令和7年10月に公表した最新の地震被害想定や能登半島地震時の事例などを踏まえ、博多港における耐震強化岸壁や岸壁背後の在り方について検討していくものです。
質疑・意見委員
県の防災アセスメントが新たに出され、市民局でも本市の防災計画を全面的に見直すことになっています。港湾空港局もそれに連動して防災機能の在り方を検討するのは当然です。現時点で港湾施設の防災対策がどうなされ、どんな計画かという視点で何問か尋ねます。本市は警固断層に位置し地震が起きると被害が大きいと言われます。例えばマグニチュード7.2程度の地震が発生した場合、港湾施設ではどんな被害が出ると想定していますか。
答弁執行部
大規模地震発生時に予測される内容として、代表的な係留施設である岸壁では傾斜・横ずれ・倒壊などが予想されます。岸壁の直背後にコンテナターミナルがある場合は荷役機械の損傷も予測されます。2005年の福岡県西方沖地震でも見られたように、ヤード内では噴砂や舗装のずれ、臨港交通施設である道路でも舗装のひび割れや橋梁の損傷などが想定されます。
質疑・意見委員
古い岸壁の崩壊や倒壊・沈下があり、埋立地である博多港は液状化に非常に弱いのではないですか。福岡県西方沖地震のとき人工島を視察し、道路に大きな段差が生じているのを目の当たりにしました。当時、港湾局は否定していましたが、現地で液状化とはこういうものだと実感しました。道路が損壊すれば物資を運べず本市の経済や暮らしに大きな影響が出ます。岸壁に特化して尋ねますが、岸壁の耐用年数には基準がありますか。
答弁執行部
岸壁の耐用年数は50年と設定されています。
質疑・意見委員
耐震化の基準は存在しますか。
答弁執行部
耐震化の設計基準は、国が定める港湾施設の技術上の基準に基づいており、レベル1の地震動またはレベル2の地震動を踏まえて設計することとしています。
質疑・意見委員
レベル1からレベル2の基準はありますが、本市で予想されるような大規模な地震に対する耐震基準は存在していないと判断してよいですか。
答弁執行部
通常の岸壁にはレベル1地震動を、耐震強化岸壁にはレベル2地震動を適用することとなっています。
質疑・意見委員
博多港として、どの程度岸壁が耐震化され、その基準にかなっているかという数字は持っていますか。
答弁執行部
博多港において耐震強化岸壁の計画は4バース(船をつける区画)あり、そのうち1バースとその延伸部分のみが供用されています。
質疑・意見委員
耐震強化岸壁ではない一般の岸壁、つまりレベル1の耐震化率の数字はありますか。
答弁執行部
一般の岸壁も一定の耐震性を加味した設計です。先ほど答弁したレベル1地震動は、75年に1回程度の地震を想定して設計されているものです。
質疑・意見委員
様々な場所に岸壁がありますが、それらが耐震化の基準を満たしているのか、満たしていないものがあり博多港では現在どれくらいの耐震化率かという数字があるのかを尋ねています。
答弁執行部
博多港の一般的な岸壁はどの岸壁も一定の耐震性は備えています。耐震強化岸壁は、さらにその場所で起こり得る最大の地震を想定し、それが起きても軽微な補修で復旧できるよう耐震性を強化したものです。
質疑・意見委員
尋ねても数字が出てこないということは、住宅都市みどり局が住宅の耐震化について何パーセントと答弁するような数字が博多港にはないのではないですか。耐震強化岸壁について尋ねます。大きな災害を想定した場合、物流や人流の確保、本市に住み続けられず避難が必要となる際にも海路の確保は重要です。計画は4バースで実際に供用しているのは1バースとのことですが、これで物流の確保や避難・救助物資の搬入が確保できるのですか。
答弁執行部
耐震強化岸壁でない既存の岸壁も一定の耐震性を有していると考えています。そのため大規模地震が発生しても通常の岸壁が全て壊れることは想定しておらず、災害時は耐震強化岸壁や損傷を受けていない岸壁を利用しながら、臨機応変に円滑な災害支援・救助活動・緊急物資の輸送などを行っていきます。
質疑・意見委員
本市には市民局が作成する防災計画があります。その防災計画と照らし合わせ整合性を確認した上で、港湾空港局として耐震強化岸壁は今後4バースを目指して進めていく計画ですか。
答弁執行部
博多港港湾計画で定める耐震強化岸壁の位置づけは、本市の地域防災計画と整合を取るようにしており、今後の見直しでも整合を図ります。先ほど計画上4バースと答弁したことを補足すると、令和7年12月議会で報告したとおり、箱崎ふ頭の耐震強化岸壁を1バースから2バースに変更する計画とし、国の審議会が終われば今月中に予定している計画内容の公示手続に進みます。その手続が終われば耐震強化岸壁の計画は5バースとなる予定です。
質疑・意見委員
具体的に耐震強化岸壁を計画している地区名を教えてください。
答弁執行部
耐震強化岸壁は、アイランドシティに2バース、箱崎ふ頭には手続が完了すれば2バース、中央ふ頭に1バースです。
質疑・意見委員
国際コンテナ拠点であるアイランドシティ、国際ターミナルがある中央ふ頭、穀物・エネルギーなどの基幹物流拠点である箱崎ふ頭を先行して整備する考えだと思いますが、その方針で進めてほしいと述べておきます。

11. 須崎ふ頭・箱崎ふ頭の老朽化と補修

質疑・意見委員
須崎ふ頭は耐震強化岸壁の予定がありませんが、いつ整備されたのですか。
答弁執行部
須崎ふ頭は範囲が広大なため段階的に整備が進んでいますが、おおむね昭和30〜40年代です。
質疑・意見委員
昭和30・40年代となると、岸壁の耐用年数50年に該当していく地域ではないですか。実際、コンクリートの剥離や鉄筋の露出といった老朽化が顕著という話も聞きます。須崎ふ頭は人流がにぎわう地域へ変える港湾計画がありますが、現状では地元の小規模な運送業者や卸売業者が多く集積している地域という認識で間違いないですか。
答弁執行部
須崎ふ頭は東側が穀物機能、西側が鋼材機能です。埠頭の中心部は倉庫業や一部オフィスもあり、都心部に近い位置関係もあり物流事業者などが事業を営んでいると認識しています。
質疑・意見委員
須崎ふ頭は整備から50年以上経過していますが、老朽化の課題をどう認識していますか。あわせて、老朽化に伴う整備計画があれば示してください。
答弁執行部
須崎ふ頭に特化したことではありませんが、アセットマネジメント(施設を計画的に維持管理する考え方)の観点で、定期的な点検と維持補修を進めています。
質疑・意見委員
須崎ふ頭と同様に箱崎ふ頭も老朽化が進んでいると思いますが、令和8年度のアセットマネジメント推進事業における具体的な取組内容を教えてください。
答弁執行部
アセットマネジメントは、施設ごとの維持管理計画に基づき、定期点検の結果や財政状況を踏まえて補修の緊急性・必要性を勘案して取り組んでいます。劣化が軽微な段階でこまめに補修する予防保全を導入するなど、施設の延命化や予算の平準化を図っています。港湾施設は日頃から補修しても整備から50年に近づくと様々な箇所が劣化し抜本的な改修が必要になります。箱崎ふ頭や須崎ふ頭などの大きな岸壁の大規模改修は国の直轄事業で、小さい岸壁は本市が改修しています。令和7年度は、穀物船が着く箱崎ふ頭の岸壁とコンテナ船が着く香椎パークポートの岸壁の改修を国直轄事業で行い、杭や上部工の腐食防止や舗装の打替えを行い50年以上使用できるよう改修しています。
質疑・意見委員
老朽化した施設を計画的に補修して長く使う努力は承知していますが、老朽化すれば補修箇所も費用も膨らむと思います。建設費や資材の価格が高騰する中で、計画どおりに補修が進んでいますか。
答弁執行部
本市の財政状況を踏まえ限られた予算ですが、しっかり取り組む必要があると考えています。具体的には、安全に直結するもの、運営上必要不可欠なもの、例えば防舷材の取替え、旅客ターミナルや臨港道路の補修などは予算を確保してしっかり取り組みます。
質疑・意見委員
港湾施設の安全性を高め機能を持続する意味で、しっかり予算をつけて計画どおり維持することが求められますが、説明資料にあるライフサイクルコストの縮減とはどんなことに取り組む予定ですか。
答弁執行部
ライフサイクルコストの縮減は、施設を設計する段階から維持管理や最終的な解体処分までのトータルコストを踏まえ、長期的な視点で経費を縮減するものです。具体的には、電気防食工事の際に配線管を鉄製からステンレス製に変更したり、舗装工事で舗装の中にセメントミルクを充填する半たわみ舗装を施すなどして耐久性を向上させ、コスト縮減に努めています。
質疑・意見委員
経費の節減は一見効率的でよさそうですが、行政が実施するものはコストを下げれば何でもよいわけではないとこれまでも述べてきました。メンテナンスコストを削ることが、結果として安全点検の質の低下などを招いていませんか。
答弁執行部
アセットマネジメントは計画を立てていますが、施設ごとに補修・更新の必要性や時期は様々で、経年劣化の実情も踏まえて予算案を編成しています。安全をきちんと確保することは重要で、改修や施設修繕に必要な予算は必ず計上しており、その中で今後のライフサイクルコストの低減につながるよう、これまでに蓄積された新たな技術や工法を実施するものです。費用削減のために安全性がないがしろにされているわけではありません。
質疑・意見委員
公共の安全を市場原理や効率性だけで削ることはあってはならないので、答弁のとおりしっかり取り組んでください。また、長く使うのは一見美談ですが、耐用年数があるものの延命化は言い換えれば今の施設をだましだまし使うことです。安全のためには一定の予算が必要で、こうした事業にはしっかり予算をつけて執行するよう求めておきます。

12. ウォーターフロント地区再整備事業

質疑・意見委員
ウォーターフロント地区再整備事業について、令和8年度の具体的な事業内容を教えてください。
答弁執行部
港湾の人流機能の再編や施設老朽化などを契機として、住宅都市みどり局・経済観光文化局と連携し、MICEや人流機能の集積、貴重な海辺空間などの地区の特性を生かした魅力あるまちづくりに向けて検討を行うものです。
質疑・意見委員
コロナ前に計画されていたウォーターフロント計画では、ショッピングモールなどに人を集めて天神・博多駅に続く第3のまちをつくると市長も息巻いていましたが、コロナも終わったからということで、そのようなまちを検討しようとしているのですか。
答弁執行部
コロナ禍を経て取り巻く環境も変わっているため、改めて民間ヒアリングを行いながら、まちの将来像について検討していきたいと考えています。
質疑・意見委員
懲りずに検討しようとしていますが、パンデミックなどが起きれば一気に消費が落ち込み、本市の産業構造上、痛い目に遭っています。それをコロナが終わって何年もたたないうちに計画して多額の税金が投入されます。そのような大型開発はもうやめるべきだと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
第3次産業が9割を占める本市にとって、都心部の機能強化や魅力あるまちづくりは持続的な発展に重要で、天神・渡辺通、博多駅周辺、ウォーターフロントを中心にそれぞれの都市機能を高めるまちづくりに取り組んでいます。ウォーターフロント地区はコロナ禍以降、MICEの開催状況やクルーズの寄港回数も回復傾向のため、今後これらを踏まえて港湾の人流機能やMICE機能の充実と併せ、市民など多くの人でにぎわい憩う海辺空間の創出に向けて地区全体で取り組みます。
質疑・意見委員
これ以上は本会議で論じるべきことなので、港湾空港局がこうした検討を行うことは注視して、しかるべきときにまた論議したいと思います。

13. 人工島(アイランドシティ)事業

質疑・意見委員
人工島について、令和8年度に68億円の予算がつき、他局の関連予算を合わせれば毎年100億円近くになるのではないですか。先ほど論議したアセットマネジメントの予算40億円と比べると、1つの事業に68億円もつけるという特別扱いのいびつな予算はやめるべきだと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
アイランドシティ整備事業は、港湾機能の強化、快適な都市空間の形成、新しい産業集積拠点の形成、東部地域の交通体系の整備を目的に進めてきており、市民生活や経済活動の活性化、新たな雇用の創出、税源の涵養につながると考えています。居住人口は緑豊かな住環境や教育環境が評価され既に1万6,000人以上が生活しています。今後とも事業計画に基づき港づくり・まちづくりを着実に推進します。
質疑・意見委員
人工島事業の成果の答弁がありましたが、その成果を上げるために巨額の税金が投入されて現在に至っています。経済波及効果は実績値と異なるため、はっきりした効果が分かりません。それにもかかわらず令和8年度に68億円もの予算をつけていることは認めがたいと意見を述べておきます。

14. カーボンニュートラルポート・特定利用港湾

質疑・意見委員
カーボンニュートラルポートについて、令和8年度に臨港道路等の照明のLED化を行うとのことですが、これによって計画のどの区分のCO2排出量がどれだけ減りますか。
答弁執行部
カーボンニュートラルポート形成計画のターミナル外に該当し、道路以外の施設も含め照明のLED化により約95トンのCO2排出量の削減を見込んでいます。
質疑・意見委員
ターミナル外の2030年度CO2排出量の目標が6.5万トンで、計画策定時の2019年度の21.6万トンから6.5万トンまで削減する必要がありますが、現在の進捗状況と達成の見込みを教えてください。
答弁執行部
ターミナル外は、道路照明灯のLED化のほか、再エネ電力への切替えや太陽光発電設備の設置、事業所の省エネ化や廃棄物の削減など様々な取組を推進します。道路照明灯のLED化は現在約8割が完了しており、2030年度の整備完了を目指して引き続きしっかり取り組みます。
質疑・意見委員
ターミナル外の取組には本市所有施設の脱炭素化のほか民間事業所の脱炭素化があります。今回、道路照明灯のLED化でCO2を削減するとのことですが、一方で民間事業所の取組が進まないと目標達成は難しいのではと意見を述べておきます。
質疑・意見委員
コンテナターミナルにおける太陽光発電設備の導入として令和8年度予算4,300万円を計上していますが、これによりどのくらいのCO2排出量を削減できますか。
答弁執行部
約32トンのCO2排出量の削減を見込んでいます。
質疑・意見委員
CO2排出量を削減することは大事ですが、現状で4年後に目標を達成できるか甚だ疑問です。民間事業者の取組に関して、博多港カーボンニュートラルポート形成推進協議会について、令和7年度と8年度の開催実績と開催計画を教えてください。
答弁執行部
令和7年度は1回開催しており、8年度も1回の開催を予定しています。
質疑・意見委員
会議でどんな意見が出ていますか。
答弁執行部
『民間事業者にとっては環境意識だけで脱炭素化推進によるコスト増を受けることが難しいため、インセンティブ制度づくりをお願いしたい』『バイオ燃料への関心は高まっているがコスト面が課題で、軽油との格差を抑える対策が必要』『倉庫の建て替え時に脱炭素化が進むと考えるが、建て替え時に事業を継続するための代替場所の確保が課題』などの意見が出ています。
質疑・意見委員
インセンティブ制度が少なすぎるという意見が出ています。民間企業は利益を出さないと株主から批判され、利益を出すことが至上命題なので、ボランティアでやりましょうというだけでは動かないのは当然です。だからこそインセンティブが必要なのに、国のイニシアチブが足りなすぎるのではないですか。現在、国でインセンティブ制度は検討されていますか。
答弁執行部
国では、国土交通省や環境省、経済産業省など各省庁が連携して、事業者が活用できるインセンティブ制度の創設に取り組んでいると認識しています。
質疑・意見委員
国はインセンティブ制度を創設しているかもしれませんが、実際は民間事業者が取り組むのは難しい状況だと思います。急いで取り組むべきことなので、このままでは博多港のカーボンニュートラルポートの計画が達成できないという現状をしっかり国に伝えてください。
質疑・意見委員
令和8年度に特定利用港湾として実施する取組があれば示してください。
答弁執行部
現時点では特にありません。
質疑・意見委員
何かあったときにそれに対応するということだと思います。アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃後、イランが取った行動はまず近隣諸国の米軍基地への爆撃で、基地を狙うのは戦争のやり方として当然なのだろうと思います。その意味で、博多港が国に協力して特定利用港湾を受け入れることは、市民の安全や商業港として維持していく役割を放棄していると思いますし、港湾労働者の安全という点でも極めて問題があると思います。改めて、特定利用港湾は返上すべきだと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
特定利用港湾となっていますが、博多港が広く民間に利用される商港であることに変わりはなく、港湾管理者としてこれまでどおり市民生活の安全を確保する立場で、既存の関係法令等に基づき自衛隊等の利用について適切に対応していきます。
質疑・意見委員
今は戦争に巻き込まれているわけではないので港湾機能が維持されるのは当たり前です。有事のときにそれがどうなるのか、維持される保証はないと言っているのです。実際にイランへの攻撃を行った船は横須賀港から出港しており、少しずつ戦争に巻き込まれていくような根を断たなければならないと常々言っています。改めて特定利用港湾を返上することを求めておきます。

出典: 福岡市議会 会議録検索システム
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