1. 新規就農者育成総合対策
質疑・意見委員
新規就農者育成総合対策について、認定新規就農者数を示してください。
答弁執行部
令和7年度は24件で、そのうち1件が法人です。
質疑・意見委員
認定を受けるには専業でないと駄目なのか、兼業でも受けられるのか。認定の要件が分かれば示してください。
答弁執行部
認定に当たっては、経営規模や生産を計画した『青年等就農計画』という5か年計画を審査します。具体的な要件は、所得水準で年間250万円以上を目指すこと、労働時間が年間150日以上かつ1,200時間以上となることなどで、事実上は専業の人が満たしていると考えます。
質疑・意見委員
兼業でなく専業でしっかり取り組む人を認定してサポートする趣旨だと思いますが、新規就農者の中でも収入に結びつかないなどで農業を断念した人がいると聞きました。認定を受けていても断念するケースはありますか。
答弁執行部
認定を受け国の支援制度を活用している就農者を巡回して営農状況を確認していますが、支援の受給期間中または満了後に農業経営の継続を断念した人が過去に数人程度いました。
質疑・意見委員
栽培には技術が要る部分もあると思いますが、技術面以外に離農した原因として考えられることはありますか。
答弁執行部
病気や転居によるもの、夫婦で共同経営者として認定を受けていたが配偶者のみ別の仕事をすることになり離農したケースが過去にありました。
質疑・意見委員
都市型農業として通勤しながら始める人もいると聞きますが、国の制度のため認定までの要件のハードルが高く、認定の有無で補助金等の支援に差が生じると考えます。国が補助しないところを本市が補助する事業だと思いますが、認定に至らずとも状況を見ながら最終的に本格参入したいという人に対し、今後どんな支援ができると考えていますか。
答弁執行部
新規就農者の営農が安定的に継続・定着するよう、事前の相談段階から将来的な目標を確認しながら研修制度の案内や相談に応じています。認定を受けたほうがメリットが多いため、可能な限り認定を目指すよう誘導することが重要と考えます。認定制度は5年間で満了となりますが、その後も軌道に乗れば認定農業者を目指したり地域計画に位置づけることで国や県の制度の活用も見込まれるため、様々な制度の活用を誘導しながらできるだけ定着が図れるよう努めます。
2. Fukuoka Flower Showと花の購買習慣・一人一花
質疑・意見委員
Fukuoka Flower Showがいよいよ開催されますが、花卉農家に与える影響をどう考えていますか。
答弁執行部
Fukuoka Flower Showは、市内産の花や世界でも有数の花などを市民や来訪者に楽しんでもらえるよう進めていると聞いています。市民を中心に花への機運が高まることを市内の花卉農家も期待しており、福岡市内産花き魅力向上事業でより付加価値の高い花を作ってもらえるよう生産者を支援しています。このイベントの中で市内産花卉の販売とPRブースを設置し、生産者自らが花のPRと販売を行う予定で、市内産の花の魅力のPRにしっかり取り組みます。
質疑・意見委員
令和6年の調査では切り花への年間支出額が本市は主要52都市中42位と、花のある生活を目指す上で課題があります。8年度は新たにマーケティング事業を行うとのことですが、どんなことを行いますか。
答弁執行部
切り花の年間支出額は、最近示された令和7年の調査では主要52都市中50位とさらに下げています。市民に花を購入してもらうことが重要と認識し、市内産花きマーケティング事業を新規に立ち上げました。内容は、花の支出額が多い都市の施策の調査、花を購入しない理由やどんなきっかけで買うのかを探るための市民アンケートです。花を購入している人には市内産の花を選んでもらうプロモーションを、購入する習慣がない人にも様々な切り口でプロモーションを行い購入につなげます。民間のアイデアやノウハウを活用したいため、提案競技を実施してより効果的に進めます。
質疑・意見委員
市民がなかなか花を買う習慣がないことについて今後課題を探るとのことですが、高付加価値の花となると価格も高くなり、かえって手が伸びないのではないですか。高付加価値な花の生産を目指すのはなぜですか。
答弁執行部
花にも様々な種類があり、一輪が非常に高価な花もあればそうでない花もあります。高付加価値な花の生産を目指すのは、例えば茎が太いもの、まっすぐ伸びているもの、色合いが鮮やかなものなど、より高い価格で市場で売買される花の生産に向けて生産者を支援するもので、高級な花のみを生産するのではなく、もともと安価な花も少しでも高く売れるような幅のある支援を想定しています。
質疑・意見委員
花屋でフラワーアレンジメントを作る際、今の時期は青色の花がなかなかない、こういう花が欲しいといった意見もあると思うので、意見も聞きながら取り組んでください。
質疑・意見委員
本市の一人一花運動では切り花でなく鉢植えなど土に植える花が多い印象ですが、市内の花卉農家との連携はありますか。また、市内の花卉農家は切り花が主体ですか。
答弁執行部
市内の花卉農家は切り花を多く生産しています。一人一花運動との連携では、Fukuoka Flower Show初日の特典付き入場チケットを購入した人に市内産の花をプレゼントします。また、取材があった際に市内の花卉農家に、どんな花をどんな思いやこだわりで生産しているかを伝えてもらうなど、市内の花卉農家のPRにもつなげています。
質疑・意見委員
一人一花運動でまちでは多くの花を見かけるようになりましたが、家庭で花を飾っている人は少ない状況です。市内の花卉農家が今後も継続的に発展できるよう引き続き取り組んでください。
3. 森林経営(意向調査・境界明確化・木材価格)
質疑・意見委員
森林経営に係る意向調査・境界明確化について、参考資料に森林境界の明確化は約200ヘクタール・同意率約6割とありますが、意向調査の回答率はどれくらいですか。
答弁執行部
意向調査は令和元年度から開始し、5年度までの調査件数が2,056件、回答は1,267件で全体の6割です。
質疑・意見委員
同意率も回答率も6割ですが、同意率が回答率ということでよいですか。
答弁執行部
意向調査は今後の森林管理の意向を聞くもので、森林整備を円滑に実施する前提として森林境界の明確化を行っています。参考資料の表で同意割合が57パーセントなのが境界の明確化で、意向調査の回答率も6割ですが、特に関連するものではありません。
質疑・意見委員
意向調査の結果、管理困難のため誰かに委ねたいという人が47.8パーセントいますが、そうした意向の人にどんな対応を予定していますか。
答弁執行部
令和元年度から意向調査を実施していますが全て終わっているわけではなく、残りの調査と並行し、管理困難で誰かに委ねたいと回答した人については、森林の状況も踏まえ、林業経営ができるよう森林所有者と林業経営体をつなぐことを今後検討します。
質疑・意見委員
山林を相続した人が自分の山林がどこか分からない場合や遠方に住んでいる場合もありますが、荒廃したままで土砂災害の危険性や、突然売買されて開発される危険性への課題認識を教えてください。
答弁執行部
人工林は適切に管理しなければ荒廃し土砂災害のリスクが高まる懸念は承知しています。一方で私有林の林業経営を持続的に行ってもらうことが望ましいため、荒廃の恐れがある私有林は県の森林環境税を活用して本市が間伐を行うほか、伐採木の運搬経費や林業機械のリース経費の補助など私有林の林業経営を支援しています。また、森林の立木を伐採する場合は森林法に基づき市に伐採届を提出してもらいます。
質疑・意見委員
林業離れも出ていますが、林業経営を委託する場合、その受皿となる事業者はいますか。
答弁執行部
市内の森林の伐採等を行う事業者として、森林組合を含めていくつかの林業事業体があり、荒廃した森林でも森林経営に適した森林であればそうした事業体が経営の委任を受けることは考えられます。
質疑・意見委員
伐採された木は、チップにしてバイオマス発電に活用したり木材として販売する以外にどんな用途がありますか。
答弁執行部
伐採された木は基本的に原木市場で買ってもらいますが、大きさや曲がり具合などによってA材・B材・C材と等級が分かれ、建築用材に適したものは建築用材に、曲がっているものや細くて用材に活用しにくいものはチップ材として使われています。
質疑・意見委員
現在、木材の価格が低迷したままで、伐採コストより販売価格のほうが安く赤字になるため、令和7年度から補助を行っていると思いますが、補助により収支はどうなると見込んでいますか。
答弁執行部
令和7年度からの補助事業により私有林の伐採が進んでいる事実はありますが、実際の収益は確認していません。
質疑・意見委員
木材の価格が低迷する中で、森林所有者が林業経営をしようとしても委託事業者も苦しい状況だと思います。令和8年度は地域産材の使用や民間施設の補助も増やすとのことで、その出口部分を盛り上げなければならないと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
本市は3分の1が森林で豊富な森林資源があるため、切って・使って・植えて・育てるという森林資源の循環利用が非常に重要と考えています。森林の公益的機能を維持しつつ、木材利用も含めて森林資源の循環利用を促していきます。
4. 農山漁村地域の振興
質疑・意見委員
説明資料15ページに農山漁村地域の振興とありますが、本市は人口が167万人から増えていく中で、農山漁村地域は過疎化・高齢化が進んでいます。その原因について考えを聞かせてください。
答弁執行部
農山漁村地域は農業・漁業といった第1次産業が主要な産業ですが、山間地が多く大規模な農業ができないことや、担い手の減少など様々な要因があり、結果的に人口減少につながっているのではないかと考えています。
質疑・意見委員
農業・漁業の衰退に加え、市街化調整区域や農業振興地域の整備に関する法律、都市公園法などが関わり住宅を造れないなどの規制が多いこともあります。その中で農山漁村地域の振興をうたっていますが、最終目標はありますか。
答弁執行部
農山漁村地域における農業・漁業の継続のための支援を行っていきたいと考えています。例えば、高齢化や人口減少で農道の草刈りや水路の泥上げなどもともと地域でできていたことが難しくなっているため、令和7年度から市民ボランティアで支える『農村地域みんなで支える農業プロジェクト』を行っています。また、地域の魅力を感じられる特産品を作りたいという声を受け、それを支援する『農山漁村地域ブランディングプロジェクト』も実施しています。
質疑・意見委員
様々な理由で農業・漁業も衰退し、公共交通が脆弱で病院や買物をするところがないため、農山漁村地域はますます人口が減っています。農林水産局だけでなく総務企画局などと一緒に取り組む必要があります。志賀島では島外から数人がイチゴ農家として新しく入ってきていますが、志賀島に住みたくても住めず市営住宅などを借りてよそから毎日通う状況です。地元のヒアリングでも、新しい人が来ないためなじめないとのことでした。まず農林水産局として、農業・漁業をしたい人がその地域に住めるよう何か考えるべきだと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
志賀島など市街化調整区域の住環境については、住宅都市みどり局において、住宅に困っている人の確保は賃貸住宅市場全体で対応するのが基本的な考えですが、農山漁村地域である志賀島の定住化については地域の特性や住民のニーズ、住宅の必要性を踏まえて引き続き検討していくと聞いているので、関係部局とも連携していきます。
質疑・意見委員
人口が減っている地域なので、住宅都市みどり局にも市営住宅などを考えてもらうよう言っています。他都市には農業専用の市営住宅などを農林水産関係部局の予算で確保しているところもあるため、農業・漁業をしたい人がその地域に住みたいというときは農林水産局で頑張って取り組んでもよいのではないですか。
答弁執行部
農業者・漁業者を対象とした市営住宅という事例は農林水産局としても把握しています。住宅都市みどり局と情報共有し、地域のニーズも踏まえてしっかり連携していきます。
質疑・意見委員
住宅都市みどり局と言わず、農林水産局の仕事だと思って、できれば次の5か年計画の中にしっかり盛り込むよう要望します。
5. 海業推進事業
質疑・意見委員
海業推進事業について、海業という言葉の意味と狙いを教えてください。
答弁執行部
海業は、元は昭和の頃に神奈川県三浦市で漁港周辺の活性化を目指して取り組んだ事業と聞いています。近年、水産庁がこれを漁村活性化のため全国的に展開しようと取り組んでおり、海や漁村の地域資源の価値や魅力を活用する事業と位置づけられています。
質疑・意見委員
志賀島にも海業の施設ができるとのことで、民間事業者の参入で活性化し働き口ができ漁業関係者の所得が増えるのは非常によいことですが、住むところがないという課題があります。全国の海業施設の成功事例の一つである和歌山の施設を視察しましたが、スーパーを経営する民間事業者・漁協・行政の三者が一体で開発して活気ある施設ができた一方、何もなかった漁村に突然観光客が押し寄せ、周辺道路や駐車場が整備されておらず終わりのない渋滞が続く状況になっています。施設はにぎわっていますがトイレ不足などの問題が山積しています。海業推進事業には民間事業者へのヒアリングとありますが、こうした問題には住宅都市みどり局や道路下水道局と協力しながら課題を認識しなければならないと意見を述べておきます。
質疑・意見委員
海業推進事業の令和8年度の予算額1,538万9,000円には国費などは含まれていますか。
答弁執行部
全て市費で、国費等は入っていません。
質疑・意見委員
国に補助等を要求することはできないのですか。
答弁執行部
ハード面の整備など国庫補助の対象事業もあります。今後、補助の対象となる事業があれば協議していきます。
質疑・意見委員
交通整備やトイレの整備など全てを農林水産局が財政負担すると大変なので、本市全体の施策として海業に力を入れるなら、総務企画局・財政局・住宅都市みどり局・道路下水道局からも財源を集められる体制を整えてほしいと要望します。
質疑・意見委員
北崎地区に近い二見ヶ浦の夫婦岩は夏場に観光客が非常に多くアクセスが課題です。交通機関が昭和バスのみで車内は満員です。新しいホテルもでき海岸線は人気ですが、バスに乗れない人も出て、マイカーの観光客による渋滞が発生し海が汚されるとの事例もあります。海岸を活用する政策には財源の確保が必要なので、本市全体の事業として考えてほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
西区周辺については、令和8年度、海づり公園の緑地部分の活用方法などの検討をさらに進めます。その際は来場者の交通手段や駐車場の確保もしっかり検討します。
質疑・意見委員
西区周辺に限らず志賀島についてもしっかり整備してください。
6. 発明!発見!ご当地水産物事業
質疑・意見委員
発明!発見!ご当地水産物事業について、福岡らしさをアピールできるご当地水産物の商品開発や販路拡大・PRを支援とありますが、現在、福岡ブランドの水産物の商品開発は何種類あり、どんなPRをしていますか。
答弁執行部
本事業は本市を代表する水産加工品を目指して民間事業者等に公募を行い、年1件程度を採択して開発支援から行っています。販売まで至ったものとして、博水という企業のHAKATA BOKOMEN!というかまぼこを麺状にした商品があり、販売店で売り出し本市も販売に協力しています。今開発しているものとして唐泊の常温の干物があります。干物は冷凍物が多く長時間持ち歩けず観光客が手に取りにくいため、常温保存できる干物の開発を支援しています。
質疑・意見委員
ブランド化とは少し違うかもしれませんが、博多漁港などでとれる魚の中で、これぞ福岡という魚は何種類ありますか。福岡でとれる魚として一番に名前が上がる魚は何ですか。
答弁執行部
福岡でとれる代表的な魚はタイです。タイは二双ごち網という福岡で開発された特殊な漁法でとられ、新鮮なうちに手元に届く魚です。年間を通して旬のような魚で、めでたい席には必ずある魚として代表的です。また、博多雑煮で必ず使われるブリも本市で多くの漁獲量があり、この2魚種が代表的な本市の水産物と考えています。
質疑・意見委員
よそから来た人に福岡でおいしい魚として紹介するのはゴマサバなどになりますが、大分や長崎など別の場所でとれた魚で、福岡の魚があまり知られていない気がします。年々魚を食べる文化が減っており、食育の面ですが、子どもたちに福岡の魚はこれだと教えることも大事で、魚を食べる文化の継承に努める必要があります。全国共通の課題だと思いますが、他都市のブランド化の取組など参考になる事例は調査していますか。
答弁執行部
他都市でも食育や地産地消は給食を活用している事例が多く、地元でとれた魚を近くの小学校の給食に使っているところが多いと考えます。本市でもブリなどは加工しやすいため複数回給食で取り上げてもらったり、令和7年度は次代へつなぐ地産地消推進事業の特別な給食提供の中で、特別にアレンジした料理で子どもたちに食べてもらう手法を取ったりしています。
質疑・意見委員
先日、愛媛県に調査に行きましたが、愛媛県では愛媛でとれる魚をどう売り出すかに注力しています。福岡と同様にブリが多くとれるため、みかんの皮を粉末にした餌をブリに与え『みかんブリ』としてブランド化していることが特徴でした。魚の売り方でも感動した点があり、子どもたちをターゲットに愛媛でとれる魚を『お魚獲レカ』というカードにしています。カードは20種類あり、魚の特徴やおいしく食べる調理法などが書かれ、県内のスーパーや魚屋で500円以上の水産物を購入するとカードが1枚もらえます。子どもがカードを集めるのを楽しみにし、親子で魚を買い学びながら食べることにつながっています。本市の令和8年度の施策にはこうした取組はありませんが、9年度以降にできればよいと思います。子どもやその親世代が関心を持つ手法を取ることで魚を食べる文化にもつながると思うので、検討をお願いしたいですが、いかがですか。
答弁執行部
みかんブリはおそらく養殖で、出荷前にミカンを配合した飼料を与えるなどしてブランド化して売っているものです。大分でもカボスを利用した養殖が行われています。本市も養殖の魚を売り出すに当たり、紹介のあったカードのような手法も含め工夫していきます。福岡でとれる魚はタイ・ブリ・カワハギ・サワラ・ヒラメなどほとんどが玄界灘の魚で、長崎や糸島と同じ漁場でとり合う形なので、それらの地域とも連携しながら、令和9年度から新たな計画が始まる中で様々なアイデアを検証していきます。
7. イノシシ被害対策(被害・報奨金・遭遇時対応)
質疑・意見委員
イノシシ被害対策事業に関して、まずイノシシの被害にはどんなものがありますか。
答弁執行部
主に農作物の被害ですが、市街地に出没した際は人的被害が発生する場合があります。
質疑・意見委員
イノシシを捕獲した場合の報奨金はいくらですか。また、その財源は何ですか。
答弁執行部
報奨金は成獣1頭あたり1万1,000円で、財源は国からが7,000円、本市から上乗せして4,000円を支給しています。
質疑・意見委員
報奨金の額はいつから1万1,000円になったのですか。
答弁執行部
令和5年度からです。
質疑・意見委員
報奨金額を上げることで捕獲高が増えたなどの実績はありますか。
答弁執行部
イノシシの捕獲数は令和4年度が1,748頭、5年度が1,133頭、6年度が1,827頭で、報奨金を上乗せしたからといって必ずしも捕獲数に結びつくものではないと思いますが、猟友会の捕獲意欲のためにも必要と考えています。
質疑・意見委員
今宿駅の近くでイノシシが会社員を襲った映像をテレビで見た記憶がありますが、イノシシが市街地に出てくることはよくあるのですか。
答弁執行部
イノシシは本来の生息域の山林から餌を求めて山林近くの農村地域に出没し、農村地域を入口として市街地に迷い込んでくることがあると考えています。
質疑・意見委員
イノシシはドングリを食べて生きているのにミカンやイチゴ、キャベツなどの農作物を食べるようですが、人里に下りてくる季節は春先ですか、それとも冬眠前ですか。
答弁執行部
イノシシの出没が多くなる時期は秋から冬にかけてです。ドングリなどを主食とするためドングリがある時期は山の中にいますが、4〜8月に子育てをし、その時期が終わった秋から冬頃に、少し成長したイノシシが好奇心で市街地に下りてくることも考えられます。
質疑・意見委員
人間がイノシシと遭遇したときはどうすればよいか、市民向けに教えてください。
答弁執行部
イノシシは本来臆病で警戒心が強く、人の姿を見たり物音を聞くと多くの場合逃げていきます。ただ、興奮しているときに至近距離で遭遇した場合は注意が必要です。まず刺激を与えずそっと離れ、追いかけたり大声を出したり刺激しないでください。子どものイノシシがかわいいと思って近づくと近くには必ず親イノシシがいるため、特に注意が必要です。
質疑・意見委員
こうしたことを市民向けに発信してほしいですが、現在どんな啓発を行っていますか。
答弁執行部
ホームページにチラシを掲載し注意喚起するとともに、毎年市政だより11月15日号にもイノシシへの注意を呼びかける記事を掲載して啓発しています。
8. ICT・IoTを活用した捕獲活動支援
質疑・意見委員
ICT・IoTを活用した捕獲活動支援の取組内容を教えてください。
答弁執行部
設置した箱わなの見回りは必要不可欠なため、見回りの省力化と猟友会の負担軽減のため、イノシシが捕まったら捕獲者に通知が行く捕獲通知システムを導入しています。また、クラウド上にわなの位置情報や目撃被害状況を集約し電子地図上にアイコンで表示して可視化する鳥獣害対策のクラウドも導入しています。今後もこうしたものを活用しながらイノシシの捕獲に努めます。
質疑・意見委員
本市がフィールドを提供し企業が能力・技術を使って本市としては無償で実証実験ができるmirai@というものがありますが、捕獲事業に関する取組状況を教えてください。
答弁執行部
今後、被害のさらなる減少を目指し、より効率的な技術やアイデアを民間事業者から募集し実証実験を行って効果を検証する予定です。令和7年11月21日〜12月26日まで募集した結果、6社の応募があり、現在、実証フィールドや実証時期の調整を行っています。
質疑・意見委員
令和8年度から実証実験を開始するという理解でよいですか。
答弁執行部
実証実験は整い次第開始したいと考えており、令和8年4月以降になると考えています。
質疑・意見委員
応募があった6社は1社に絞り込むのですか、それとも提案内容によっては6社とも採用するのですか。
答弁執行部
まず応募があった事業者と協議し、場所や時期が合えば6社全て採用したいと考えています。
質疑・意見委員
mirai@を活用し、企業のICT・IoTや新たな発想を捕獲に生かし、極力猟友会の人たちの負担を減らす取組を期待しておきます。
9. 松くい虫防除・住環境保全
質疑・意見委員
松くい虫防除による住環境保全対策事業について、令和8年度は3,400万円余の予算が計上されており、参考資料では市内の松くい虫被害本数が平成25年から減少し横ばいでしたが、令和4年から少し増加した要因は何ですか。
答弁執行部
松くい虫防除は毎年、薬剤散布・被害木調査・伐倒駆除・樹幹注入に取り組んでいます。国有林でも国が防除事業に取り組んでいますが、近年は国有林の被害がかなり増えている状況です。
質疑・意見委員
参考資料のグラフは国有林も含めた被害本数という理解でよいですか。
答弁執行部
グラフは農林水産局所管分と国有林等も含んだ全体の数値です。
質疑・意見委員
市有林の被害本数はほぼ横ばいという認識でよいですか。
答弁執行部
農林水産局が防除を行っている区域の被害木は、令和5年度が1,658本、6年度が1,198本で、被害が少ない状態で抑えられていると考えています。
10. 地域産材利用促進事業
質疑・意見委員
地域産材利用促進事業について、市公共施設整備における木材使用量が令和3年度から増加傾向ですが、7年度の数字は出ていますか。
答弁執行部
施設の整備年度に使用量として計上しており、年度ごとに波があります。令和7年度分は集計中で、現時点では数値は出ていません。
質疑・意見委員
大まかで構わないので、見込みが分かったら報告してください。
質疑・意見委員
地域産材利用促進事業の事業内容として民間施設への木質化等を支援とありますが、支援内容を教えてください。
答弁執行部
令和7年度から事業を開始し、多くの人が利用するなど木材利用の効果をPRできる施設や、幼稚園・保育園など未就学児が利用する施設などを対象に補助しています。木質化に係る工事費や木製什器の購入などが補助対象で、補助率は2分の1、上限額は250万円です。7年度は2件の補助を想定し約500万円の予算を確保していますが、8年度は想定を3件に増やして750万円を計上しています。
質疑・意見委員
地域産材利用促進事業の令和8年度予算額が1億50万円計上されており、6年度も1億円ほど計上していたと思いますが、民間施設への木質化等の支援のほかの内訳を教えてください。
答弁執行部
1億50万円の内訳は、庁舎等の木材利用の推進として公共施設の内装の木質化等の工事請負費9,300万円、民間施設への木質化補助として750万円です。
質疑・意見委員
材料費や工事費を負担しているということですか。
答弁執行部
公共施設の木材利用の推進は工事請負費という形で予算を措置し、各局の木造・木質化に係る工事請負費について農林水産局から各局に予算を令達しています。
質疑・意見委員
補助金のような形で支出しているのですか。
答弁執行部
各局と木造・木質化の内容を協議した上で、木造化についてはRC造やS造などの非木造と木造の差額分を補填することを基本に支援しています。
11. 農業統計(農家戸数・農林業センサス・所得調査)
質疑・意見委員
参考資料に農家戸数・農業従事者数の推移が示されていますが、これは本市の数字ですか。
答弁執行部
国が5年おきに実施している農林業センサスで、本市の数字です。
質疑・意見委員
参考資料1ページの農業の概況について、他の統計資料には最新の令和6年の数字が載っていますが、基本的な農家戸数・農業従事者数には最新の数字が載っていません。数字を把握していないのですか。
答弁執行部
本市は福岡市の農林水産統計書で各種統計データを公表しています。本市独自で調査が可能な項目は年度ごとの最新データを載せていますが、参考資料1ページの農家戸数・農業従事者数は国の農林業センサスの数値で、5年に一度の調査のためその時点での最新データを載せています。
質疑・意見委員
農業政策の基礎となる現状把握は非常に重要で、国の農林業センサスの数値は正確だと思いますが、専業農家や第1種兼業農家などの用語の定義が示されているものについて、本市では直近の数値を把握していないのですか。国の統計ではこの数字、本市独自の統計ではこの数字と示したほうが分かりやすいのではないですか。他の項目が令和6年までの最新データで整理されていることを踏まえると、国の2年のデータより最新のデータがよいと考えますが、いかがですか。
答弁執行部
様々なデータを収集するには何らかの調査が必要で、現時点で農家全体を対象とした調査は国の農林業センサスの結果に頼っています。現段階では本市独自で農家の現状を把握するのは困難と認識しています。
質疑・意見委員
参考資料3ページの農地面積は本市の統計書のデータが用いられ、農家の経営主の平均年齢も市農協のデータですが専業・第1種兼業・第2種兼業といった区分で令和6年度までの数字が記載されています。それを踏まえると、農家戸数や農業従事者数の最新データを本市として把握していない点は少し不思議に感じますが、いかがですか。
答弁執行部
農地面積は農業委員会が農地台帳で一筆ごとに管理しているため把握可能です。農家の経営主の平均年齢は市農協の組合員に関するデータで参考として掲載しています。一方、農業者の人数などは現状では国の農林業センサスに頼っています。
質疑・意見委員
人手不足対策や農村の活性化など様々な施策を実施する上で、この数字は基本中の基本です。国のデータを使うこと自体は正確性の点では理解できますが、本市として把握していないのは信じられません。専業や兼業といった細かい区分までは難しいかもしれませんが、例えば国の農林業センサスでは農業従事者数が2,580人とされており、その数を基に大まかにでも本市独自の調査ができないのですか。
答弁執行部
国の農林業センサスは基幹統計に位置づけられ、多くの統計調査員による大規模調査で把握されたものです。本市としては何らかの簡便な調査手法があれば採用したいですが、有効な手法を把握できていないため引き続き研究します。
質疑・意見委員
正式なデータとして農林業センサスを活用するのは理解できますが、本市としてもある程度把握する必要があると考えるので今後検討してください。
質疑・意見委員
参考資料15ページの福岡市農家所得調査について、調査対象が市農協の組合員世帯とありますが、回答数が3,279戸中425戸とやや回答率が低いのではないですか。正確なデータを取るに当たり、この回答率の低さが結果に一定の影響を及ぼしているのではと考えますが、いかがですか。
答弁執行部
国の農林業センサスは基幹統計として統計法に基づき実施され、調査対象者に回答義務が課されています。一方、所得調査は任意調査として、本市が市農協に委託し、市農協が実施している調査と併せて農家に協力をお願いしているものです。そのため回答率は必ずしも高いとは言えず苦慮していますが、少しでも回答率が向上するよう市農協に協力をお願いしています。
質疑・意見委員
所得を知られたくないという心理が働いてこの結果になっているのかもしれませんが、様々な調査項目のうちの1つが所得調査なのか、それとも所得だけを聞いたものですか。
答弁執行部
本調査は市農協において、組合員世帯の世帯構成や収入、資産の状況などを総合的に把握するために実施されており、本市も農業者の所得状況を把握するため当該調査に合わせて実施しています。本調査の所得は売上げを基に算出した推計値として公表しています。
質疑・意見委員
所得を公表したくない気持ちは理解できますが、より精緻なデータを把握するために、多くの農家が青色申告会を利用している中で、今後の施策立案のための調査であるなどの目的を丁寧に伝えて協力を得る必要があります。より多くの回答を得られる調査内容となるよう取り組んでください。
質疑・意見委員
農林業センサス調査について、令和7年が調査年で結果の公表は8年頃と認識していますが、現時点での見込みを教えてください。
答弁執行部
国の農林業センサスは令和7年に調査され、結果は8年3月以降に公表予定ですが現時点ではまだ公表されていません。一方、7年11月下旬に国全体の速報値として、ふだん仕事として農業に従事している基幹的農業従事者に関するデータが公表され、前回調査と比べて約25パーセントの減少が示されています。本市の農業従事者数の推移は全国の傾向に近い割合で推移しているため、今回も全国と同じような減少が見込まれると考えています。
質疑・意見委員
農業政策の基本となる非常に重要なデータなので、今後は何らかの工夫を行う必要があると考え、要望として伝えておきます。
12. 農福連携推進事業
質疑・意見委員
農福連携推進事業について、事業開始時期を教えてください。
答弁執行部
令和2年度から実施しています。
質疑・意見委員
農福連携は農業と障がい者や高齢者などの就労をつなげる事業だと認識していますが、これまでに実際に就労につながった人数など、事業の成果を教えてください。
答弁執行部
マッチング件数の実績は令和6年度末時点で7件です。
質疑・意見委員
これまで何人の就労につながっていますか。
答弁執行部
本事業は障がい者の事業所が農作業の一部を受託する形で取り組んでおり、その作業に応じた工賃が支払われることで一定の成果が上がっています。作業内容にもよりますが、1回あたりの作業はおおむね5人程度で実施されていると聞いています。
質疑・意見委員
国では推進会議を設置し、改正食料・農業・農村基本法により農福連携が法律上位置づけられたと承知しています。その後、本市として新たに進めている施策や事業があれば示してください。
答弁執行部
農福連携は、これまでは農業者から希望があった際に受入れ可能な事業所を探すところから作業内容のマニュアル整備までを含め全体を委託する形で実施してきました。令和7年度からは新たに専門家によるアドバイザー派遣制度を創設し、農福連携に関心のある農家に専門家が関わって業務のコーディネートを行い、実際の発注・実施につなげる事業として取り組んでいます。
質疑・意見委員
農福連携は農業分野と福祉分野が連携して進める事業だと認識していますが、福祉局との連携について教えてください。予算書では福祉局側に農福連携に該当する予算が見受けられなかったように感じますが、どう連携して事業を進めていますか。
答弁執行部
これまでも福祉事業所への情報発信などの面で福祉局と連携してきました。特に令和8年度からはマッチング支援として、アドバイザー派遣制度で農家側が一定程度発注できる環境を整えた上で、その作業内容を福祉局が所管する工賃向上支援センターを通じて各福祉事業所に案内してもらう形でマッチングを図ります。
質疑・意見委員
国の推進会議の内容や新たなビジョンを見ても、人手不足の解消に加え、雇用される障がい者の工賃向上や社会参加の促進が目的だと認識しています。法律の面からも、農福連携と言いながら農業側が主体となって取り組む必要があります。浜松市で開催されたフォーラムで事業所の発表を聞き、農業者側の意欲が高くなければ前に進まないことがよく分かりました。成功している事例では売上が大きく向上している一方で投資も行っています。行政が旗を振るだけでは難しい部分もありますが、農業と福祉のそれぞれの課題を少しでも解決する意味で農福連携は重要なので、重要な施策として進めてほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
農福連携は、まず福祉事業所に関心を持ってもらうため、新規就農者向けの研修の場に福祉事業所の人にも参加してもらうなど農業分野への参画を促す取組を行っています。また、農業者が進めるには様々な環境整備が必要なため、令和7年度から推進事業補助金として必要な資材や物品の購入などを支援しています。今後ともこうした取組をしっかり実施していきます。
13. 花粉発生源対策(無花粉杉)
質疑・意見委員
花粉発生源対策関連事業は全体で約3億4,000万円の予算が計上されており、花粉症に悩む人が増える中、全国的に杉人工林の伐採を進めるとともに花粉の少ない木へ植え替える取組と認識しています。本市として今後10年、30年でどんな目標を立てて花粉を少なくしようと考えていますか。
答弁執行部
花粉発生源対策は、国が令和5年に今後10年間で杉人工林の面積を2割削減する方針を示し、さらに将来的には約30年後に花粉発生源の半減を目指す方針を打ち出しています。これを受け本市も6年度から15年度までに杉・ヒノキ人工林の面積を2割削減することを目標に取り組んでいます。伐採で花粉症の患者数が減るかは必ずしもそうではなく、国では花粉発生量を2割削減できれば飛散量の多い年でも平年並みの水準まで抑制できる効果が期待できるとされています。削減された花粉量がそのまま患者の減少に直結するものではありませんが、10年後・30年後については国の施策や動向を注視しながら引き続き取り組みます。
質疑・意見委員
全国的にも花粉発生源対策で一定の成果を上げている成功事例があると認識しています。具体的な事例を紹介してほしいですが、例えば東京都の取組状況を把握していますか。
答弁執行部
東京都の詳細な資料は持ち合わせていませんが、国では花粉発生源対策・飛散対策・発症暴露対策の3本柱で取組を進めていると聞いており、それぞれの結果や国の動向を踏まえて今後本市の効果的な取組を検討します。
質疑・意見委員
東京都の取組では無花粉杉の導入が進められ、無花粉杉の開発を行った上で計画的な植え替え事業を実施していると承知しています。企業と連携して苗木の大量生産にも取り組み、全国的にも代表的な成功事例です。全国的には杉人工林を計画的に伐採し、切って・使って・植えて・育てるという循環を確立するのが理想です。本市もこれだけの予算を投じているので、10年後・30年後に少しでも確実に花粉を減らすため今後も全力で取り組んでください。花粉症に悩む人が増える現状を踏まえ、ぜひより確実性を持って取り組むよう要望します。
14. 林野火災への備えとプレジャーボートの不法係留
質疑・意見委員
令和7年に大分市の佐賀関で大規模な火災が発生しましたが、本市の漁港地域にも同様の課題を抱える地域が多いと思います。農家は土地を持ち家が離れていますが、漁業者は船舶などに多額の費用がかかるため長屋のような住まいで住宅が密集し、道路幅も狭く消防車が進入できない地域が志賀島や奈多をはじめ市内各地に多数あります。佐賀関の火災を受け地元は不安を感じており、個人だけで解消するのは難しいです。住宅都市みどり局などと連携し、区画整理や一定のルールを決めて建て替えの促進を行うなど検討してほしいと要望します。
質疑・意見委員
プレジャーボート(レジャー用の小型ボート)の不法係留問題の解決のため条例が改正されましたが、それに伴い新たに徴収する使用料は令和8年度歳入予算のどこに計上されていますか。
答弁執行部
説明資料20ページの農林水産使用料のうち、漁港施設使用料に計上しています。
質疑・意見委員
令和8年度に新たに徴収する使用料はいくらと見込んでいますか。
答弁執行部
4,540万3,000円です。
質疑・意見委員
新たな使用料に関連した歳出予算は令和8年度歳出予算のどこに計上されていますか。
答弁執行部
説明資料38ページの漁港基盤整備費の漁港整備費のうち漁港管理経費に含まれており、プレジャーボートの管理経費として4,978万2,000円を計上しています。
質疑・意見委員
プレジャーボート管理経費の4,900万円余は委託費として計上しているのですか。
答弁執行部
そのとおりです。
質疑・意見委員
プレジャーボート管理の委託先を教えてください。
答弁執行部
委託は、令和8年2月24日〜3月10日の期間、市のホームページで業務を引き受ける意向のある事業者がいないか確認する確認公募を実施しました。その結果、参加の意思を示す事業者がなかったため、これから必要な手続を進めていく予定です。
質疑・意見委員
おそらく今後は市漁協に委託することになると思いますが、これまで市漁協が直接徴収していた使用料が、条例に基づき市が徴収し、市から市漁協へ委託料として支払われる仕組みになると認識しています。この点はこれまで再三指摘してきたので詳細は述べませんが、様々な不透明なところがあったのに結局元のさやに戻ってしまうと感じます。市として市漁協に責任を求めない、示された数字をうのみにするのは問題だと改めて指摘し、今後このような対応は見直されるべきだと述べておきます。
15. 中央卸売市場の適正な価格形成(議案第72号)
質疑・意見委員
議案第72号、福岡市中央卸売市場業務条例の一部を改正する条例案について、改正の原因の一つとなっている食品等持続的供給法の概要と目的を教えてください。
答弁執行部
食品等持続的供給法の改正では、飲食料品は物価高・人件費高騰でコストが増える中、生産から販売の各段階でコストを取引価格に十分反映しにくい状況があります。背景には、短期間で品質が低下しやすい飲食料品は売手側の生産者の取引上の地位が弱く、消費者の値頃感が意識された取引が行われやすいという要因があります。国は食料の持続的供給を実現するため、食料全般の取引を対象に、生産者と食品事業者(市場で言うと卸売業者・仲卸業者など)に、コスト等の考慮を求める協議の申出があれば誠実に協議すること、商慣習の見直しの提案があれば検討・協力するという2つの努力義務を課し、取引の適正化を促します。特に値頃感が強い米・野菜・豆腐・納豆・牛乳は指定品目として位置づけ、価格交渉の根拠として活用できるコスト指標を国の認定した団体が作成・公表します。この法律の実効性を高めるには最終的に消費者の理解が必要と考えています。
質疑・意見委員
昨今の原材料高騰などを販売価格に反映させる適正な価格形成が法の趣旨の大きな柱だと思います。生産者と卸売業者の取引では、卸売業者が巨大な資本の企業であるなど力関係は様々です。コストを適正に反映させ、買いたたきや不当な値下げがないようにするのが趣旨ですが、実際には立場の弱い生産者にしわ寄せが行くのではないですか。法の実効性についての見解を教えてください。
答弁執行部
今回の法改正により、卸売市場では開設者が指定品目・そのコスト指標・努力義務の内容を公表することとなります。当事者間については食品等持続的供給法で努力義務を課しており、市場取引で相手から協議の申出があれば誠実に対応することとなり、対応が不十分な場合は農林水産大臣から指導等が行われる仕組みです。
質疑・意見委員
個々の農業者や漁業者が、コンビニやスーパーなどの巨大な小売チェーンに対等に価格交渉するのは難しいのが現実ではないですか。対等でないからこそ法律で定める趣旨でしょうが、その仕組みは食品等持続的供給法でも脆弱で、あまたある取引に農林水産省がどの程度関与できるかという問題もあります。自治体は生産者や消費者を守る立場に立ってほしく、本市は市場の開設者として責任をどう果たすかが問われます。現在、市場で競り取引と相対取引がどのくらいの割合で行われているか説明してください。
答弁執行部
青果市場は野菜・果実とも相対取引(当事者間で価格を決める取引)が中心、鮮魚市場は競り取引が中心、食肉市場は牛が競り取引、豚が相対取引が中心です。
質疑・意見委員
青果市場における競り取引の割合を教えてください。
答弁執行部
おおむね7〜10パーセント程度です。
質疑・意見委員
青果市場は9割以上が相対取引です。相対取引だと市場開設者が関与せず、生産者と小売業者が密室で価格を決めます。その中で買いたたきや囲い込みが行われると生産者にお金が入らず、消費者に不当な値上げが押しつけられます。こうした状況に市場開設者として対策を取れないのですか。また、ふだんからそれが起こらないよう監視する仕組みはないのですか。
答弁執行部
今回の法改正で開設者は指定品目のコスト指標・努力義務の内容を公表します。事業者には努力義務が課されますが、法律上、開設者に指導権限はありません。ただ市場関係者から努力義務等に関して通報があれば、農林水産省の情報受付窓口を紹介するなど適宜対応します。鮮魚市場は数量ベースで令和6年度の競り取引が76.9パーセントで相対取引が少ない状況です。相対か競りかにかかわらず販売記録は全て開設者に提出してもらい、日々の卸売数量や価格は各卸売業者と開設者が速やかに公表します。
質疑・意見委員
相対取引も販売価格を記録しているなら、通常の水準と異なる数値が出た際には事業者に聞き取りを行うのですか。
答弁執行部
原則として開設者からの聞き取りはあまりありませんが、競り入札については毎日販売原票を確認し改ざんされないよう押印しています。全ての原票に目を通すため、価格も含めて原票を提出に来た卸売業者に確認し押印しています。
質疑・意見委員
青果市場ではどうしていますか。
答弁執行部
青果市場でも競り取引と相対取引の価格を公表し透明性を確保しています。現状では競り価格と相対価格の動向はおおむね連動しています。
質疑・意見委員
国の規制緩和で市場の役割が緩くなっていると思います。青果市場では競り取引より相対取引が多く、公が介入できない取引が増えています。農林水産局が生産者の所得を増やす取組をしても、買いたたきがあれば生産者の収入が減り農業をやっていけなくなるのではないですか。せっかく市内産農産物をプロモーションしても不当に値段を上げられて消費者が買わなければ元も子もありません。相対取引が増える中で開設者の役割が非常に大きくなっているのではないですか。考えを聞かせてください。
答弁執行部
市場の取引価格は、商品の需給や規格・品質などが反映されて当事者間で決定するのが基本と考えます。今回の法改正でも国はその姿勢を基本的に維持しており、卸売市場としては公正な取引の場を提供する観点から取り組む必要があります。取引の結果は迅速に公表しており、当事者間でもしっかり議論されると考えます。食品産業ではコストが反映されず買いたたきにつながる面もあるため今回法改正がされ、全事業者に努力義務が求められ、卸売市場は公正な取引の場であることを踏まえ開設者にその努力義務等の公表が認定要件とされたため条例を改正しています。国も、協議の申入れがあれば速やかに応じること、コスト指標が示されたら尊重すること、一方的に取引条件を決定しないことなどのガイドブックを作成し周知しており、関係する食品事業者全体で取り組む必要があります。生産者も取引の当事者であり、誠実に協議し適正な価格を当事者間で決定してほしいと考えます。事業者から相談があれば本市もしっかり支援し、国が通報窓口を設けるなど実行機関となるため連携して取り組みます。今回の端緒となった食料システム法の改正は、食料・農業・農村基本法で食料安全保障がうたわれ、食料の持続的な生産のため価格形成に合理的な費用が考慮されるようにすべきとされています。本市も、特に値動きの激しい野菜などは野菜・花き生産安定事業で価格の急落に対する収入補填のセーフティーネット事業を、市農協・市東部農協・福岡県の花卉農協の3者と連携して実施しており、各団体から大変喜ばれているので、継続しつつ今後の動向を注視します。
16. 花粉症対策としての広葉樹林化・再造林・安全性
質疑・意見委員
花粉症対策としての広葉樹林化は、生態系の回復と花粉症という国民的課題の解決につながるため歓迎します。地域産材の利用にも引き続き取り組むとのことですが、これは地域経済の循環を生み、地産地消は輸送エネルギー削減の観点で地球温暖化対策としても重要です。地域産材の利用について、令和8年度はどう進めていく考えですか。
答弁執行部
地域産材利用促進事業は令和8年度予算として1億50万円を計上し、内訳は公共施設の木造・木質化などを通じて木材利用を推進するための工事請負費9,300万円、民間の木材利用促進を図る民間施設の木質化等の補助750万円です。
質疑・意見委員
議会としても多くの議員が地域産材の利用を進めてほしい立場なので引き続きお願いします。今回、花粉発生源対策関連事業として3億4,000万円余が計上され、資料には杉・ヒノキ人工林を10年間で2割削減するとあります。花粉症の発生源が減るのはよいですが、市民目線では皆伐(一度に全部伐採すること)による土砂災害のリスクはないのかという懸念がつきまといます。この点について考えを聞かせてください。
答弁執行部
市有林の主伐は、事前に現地調査を実施し、樹齢や成長状況だけでなく既に伐採した箇所との位置関係など災害を招かないよう配慮しながら伐採する規模・箇所を決定しています。福岡県の林政アドバイザー制度を利用するなど専門家の意見を聞きながら計画を立て、植え替えについては伐採木の根を残すことで土砂流出を抑制する機能を保持するよう努めています。大規模な主伐だけでなく、小規模な主伐を分散して行うことで森林への影響も考慮しています。
質疑・意見委員
本市はずっと、根を残すことで山崩れを防止するという主旨の答弁をしていますが、関係書を読むと、一部に根を残しても根が腐ることで山崩れの危険性はゼロではないという専門家の意見がありました。この点について考えを聞かせてください。
答弁執行部
指摘のとおり、根を残してもその後ずっと土砂災害に対して安全というわけではなく、数年後・数十年後には朽ちていくため土砂災害の懸念もあると認識しています。主伐の場合は必ず植え替えを実施し、新しい木を植え成長し根を張ることで土砂災害への抵抗力を持つと考えています。木の根を残しつつ新しい樹木の成長を促すことで、できるだけ土砂災害に配慮して取り組みます。
質疑・意見委員
皆伐した斜面を見ると市民は不安に思います。安全性を確保した上での事業であってほしいですが、大規模な伐採は豪雨時の山崩れを招くおそれがあります。数値目標ありきの乱伐になってはならないと思いますが、再度答弁してください。
答弁執行部
単に伐採面積を増やすだけでなく、土砂災害等に十分配慮しながら進める必要があると考えています。令和8年度から主伐後の土砂流出等の対策に係る予算を要求しているため、緊急時に早急に対応できる体制を整え、災害対策に万全の取組を進めます。
質疑・意見委員
くれぐれも安全性を優先させて取り組んでください。
質疑・意見委員
切って・使って・植えて・育てるというサイクルをスローガンに掲げていますが、切った後の植林コストが高すぎてそのまま放置されるケースが全国で多発しているという話も聞きます。本市の状況を教えてください。
答弁執行部
全国的には再造林がされないままの森林が問題になっていることは認識しています。市有林の主伐後の植え替えは基本的に広葉樹を植えることとし、ヤマザクラ・イロハモミジ・クヌギ・ケヤキなどを、尾根・谷といった場所や標高などできるだけ樹木の成長に適した場所を選定して植える形で取り組んでいます。
質疑・意見委員
木を切ったところには全て植林するというルールが行政内にあるのですか。また、それは今後も永続的に行われるという保障の仕組みが農林水産局にありますか。
答弁執行部
市有林は広葉樹への植え替えを進めており、私有林も主伐に当たっては再造林してもらうことを前提に進めています。森林整備の基準を定めた福岡市森林整備計画を策定し、主伐後には森林の荒廃防止のため適切な方法での天然更新や人工造林を行うこととしています。森林法には、整備計画を遵守せず適切な伐採跡地の更新が行われない場合は市から森林法に基づく勧告等ができる規定もあります。市としても適切な更新が行われるよう取り組み、民間にも強く求めていきます。
質疑・意見委員
現在、本市の民有地で伐採後の再造林が行われず勧告等を行っている事例はありますか。
答弁執行部
森林法に基づき、立木を伐採する場合は市に伐採届を提出してもらい、その中で伐採後の造林の方法・期間・樹種等も含めて提出してもらい、その後の状況報告も求めています。それに違反して再造林せず放置されている事例は把握していません。
質疑・意見委員
民有地はなかなか難しい問題もあり今後様々な障壁が予想されますが、貴重な森林を守る立場で必要な施策を打っていくことを求めておきます。
17. 林業・農業・漁業の担い手不足
質疑・意見委員
林業が業として成り立たず従事する人が少ない現状がありますが、将来的には本市の森林を活用して業として成り立ち、それが森林の保全につながることを展望していると思います。現在、林業従事者の賃金は全産業平均と比べてどんな状況ですか。
答弁執行部
労働環境が厳しいなどの理由で林業のなり手が少ない現状は把握しています。林業従事者の年収について詳細な資料はありません。小規模な家族経営体では林業だけで成り立つのはなかなか難しい状況と聞いています。
質疑・意見委員
農業や漁業も同じですが、担い手なしには衰退します。今でさえそれだけで食べていくのが難しい林業で、携わろうとする人をどう応援するかが今後の課題です。どのくらいの賃金で働いてもらうのか、どんな支援が必要かが今後の研究課題なので引き続き留意してください。
質疑・意見委員
農村地域みんなで支える農業プロジェクトは、市民や学生が農業現場に入って生産者と交流するもので、よい取組であり食農教育や農の重要性を広める観点からも重要です。資料では期待する効果に人手不足の解消と明記していますが、農業応援ツアーの実施などこのプロジェクトは一時的なイベントにすぎず、これで人手不足が解決するとは思えませんが、いかがですか。
答弁執行部
このプロジェクトは、従来は農村地域で農道清掃などを共同で行っていたのが高齢化や人口減少で困難になる中、市民ボランティアを募集して農作業や農道清掃などを手伝ってもらうものです。一時的に人手が必要な作業を市民ボランティアが支えることで農業を支えるとともに、参加した市民の農業への理解促進や将来的な担い手の確保にもつながることを期待しています。
質疑・意見委員
人手不足の解消は農林水産局としても大きな課題だと思います。この問題の解消の鍵は、農家が再生産可能な価格保証と所得補償をすることではないかと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
次の生産につながるため、費用が考慮された価格で取引されて収入が確保されるよう、国で新たにそのための取組が進められています。農業生産を維持し職業として選ばれるためにも、所得の向上は重要と考えています。
質疑・意見委員
価格保証と所得補償が大きな鍵なので、それを保障する施策が令和8年度予算にも様々に散りばめられていると思いますが、確実に実行してください。若い人が専業として就農できる環境を整えることが市の仕事だと思うので、改めてお願いします。
18. イノシシ捕獲の猟友会依存と持続性
質疑・意見委員
イノシシ被害対策事業について、資料に猟友会・民間事業者による集中捕獲という文言がありますが、現在イノシシの駆除は猟友会と民間事業者が行っているのですか。
答弁執行部
イノシシの捕獲は、猟友会のほか、民間事業者、自衛箱わな農家が主に行っています。
質疑・意見委員
捕獲したイノシシのうち、猟友会等が捕獲した割合は把握していますか。
答弁執行部
令和6年度に捕獲した全1,827頭のうち、猟友会が1,372頭、自衛箱わな農家が357頭、その他民間等が98頭です。
質疑・意見委員
猟友会の占める割合が極めて大きいことが分かります。熊に関する報道の際に、全国で猟友会の高齢化が進み猟友会がなくなっている地域もあると聞きました。猟友会会員の高齢化について本市の現状を教えてください。
答弁執行部
猟友会の中で捕獲に従事している捕獲隊の平均年齢は、市内の2つの猟友会のうち福岡猟友会が63.7歳、西福岡猟友会が67.6歳です。
質疑・意見委員
猟友会に依存した今の捕獲の状況が今後も続くのか、猟友会が今後も同程度の仕事をしてくれるのかは考えておく必要があります。報奨金は出ていますが業として行っているわけではなくボランティアの要素が大きいです。令和5年度の報奨金が捕獲1頭あたり1万1,000円とのことですが、その後、物価や人件費が高騰する中で今の報奨金で十分という認識ですか。
答弁執行部
猟友会への支援は、報奨金のほか弾代やガソリン代の支援、ICT・IoTを活用した捕獲通知システム、捕獲したイノシシの処分の負担軽減として今津リフレッシュ農園と花畑園芸公園、能古島に冷凍保管庫を設置するなど、様々な形で支援や負担軽減を図っています。
質疑・意見委員
報奨金以外にも支援していることは分かりましたが、今後とも猟友会の意見を聞きながら、どんな経費がかかっているか常に留意して取り組んでください。今後、捕獲の担い手が減っていくことが想定されますが、自治体によっては職員が直接鳥獣を駆除しているところもありますか。
答弁執行部
ガバメントハンターという形で実施している自治体もあると聞いています。
質疑・意見委員
現在の猟友会に依存した取組がいつまで持続できるか引き続き注視しなければなりませんが、将来的にはボランティア性に頼らない公的体制が必要となる可能性もあります。他都市の取組を研究すべきと考えますが、いかがですか。
答弁執行部
引き続き猟友会の負担軽減に努めるとともに、他都市の情報等を収集し研究していきます。
19. 地域ぐるみの生息環境管理支援(緩衝帯)
質疑・意見委員
イノシシ対策として、そのほかに地域ぐるみの生息環境管理支援事業がありますが、どんな事業ですか。
答弁執行部
鳥獣害対策は、捕獲や侵入防止対策と併せて生息環境管理の取組が重要と認識しています。生息環境管理とは、農地や集落の近くにある餌場や潜み場など鳥獣が好む環境をなくし、出没を減らして被害を防ぐ取組です。本市独自の地域ぐるみの生息環境管理支援事業は、地域が主体でイノシシの潜み場となるやぶの刈り払いや放任果樹の除去などの環境整備の経費を支援するものです。
質疑・意見委員
緩衝帯を整備してイノシシの潜み場をなくし、人里と山林の境界を明確にすることは非常に重要です。整備は地域の人に依頼し、かかったお金を支援するということですか。また、その金額はいくらですか。
答弁執行部
地域ぐるみの生息環境管理支援事業の対象経費は人件費・資材費・燃料代・処分代等で、上限20万円の範囲内で助成しています。
質疑・意見委員
助成しているとはいえ、地域の人に協力してもらうことについては、住民参加という名のプレッシャーが地域の人に押しつけられないような配慮が必要です。労働に見合った対価が支払われているか、従事している人がどう感じているかに留意して進めてください。
20. 園芸産地育成事業(ハウス長寿命化)
質疑・意見委員
園芸産地育成事業について、ハウス施設の長寿命化への支援は資材高騰に苦しむ農家の負担軽減につながるためぜひ頑張ってほしいですが、予算案などの概要資料に『意欲ある生産者を支援するため』と明記している理由を教えてください。
答弁執行部
園芸産地育成事業は県の事業に市が上乗せして支援しています。県の事業の要件として、個人で申請する場合は認定農業者に限られること、営農集団として申請する場合は農家が3戸以上集まっていることが要件のため、『意欲ある生産者』という表現で記載しています。
質疑・意見委員
やる気がある人を応援すること自体に異論はありませんが、『意欲ある』とはどの程度の意欲なのか曖昧な表現ではないですか。こうしたバイアスを取り除けばより敷居が低くなり、この制度を利用して事業を拡大しようとする人が増えると思いますが、いかがですか。
答弁執行部
例えばハウスを1棟建設する場合2,000万円程度かかることから、そのうち75パーセントを補助しても農家には500万円程度の自己負担があることを考慮していますが、表現については今後研究していきます。
質疑・意見委員
引き続き検討を重ねながら取り組んでください。
21. 農林漁業の予算確保
質疑・意見委員
農業・漁業・林業は既に業として成立していない現状の中、本当に一刻の猶予もないという気持ちで政策を進めるべきです。そのためにももっと施策を増やして援助する必要があります。市民アンケートでも市内の生産物を食べたい人は多く、生産者に何らかの支援をしたいと思う人も高い割合でいます。もっと税金を投入してでも生産者を応援すべきというのが市民の思いではないですか。まだまだ本市の農林水産関係予算は足りないと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
令和8年度予算は、生産基盤の維持整備と担い手の確保を中心に必要な予算を確保しており、7年度と比べて一般会計で約12億円の増額です。指摘のとおり危機感と緊張感を持って取り組むべきと認識しており、今後とも生産者の声を踏まえつつ必要な予算の確保に努めます。
質疑・意見委員
気持ちの面ももちろん大切ですが、やはり予算をしっかり確保することが農林水産業の持続性を保つ最大の保障になると思うので、改めて要求しておきます。
出典: 福岡市議会 会議録検索システム
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