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発言のやり取り

条例予算特別委員会 生活環境分科会2026年3月10日(火) 開催

1. 予算全体と漏水事故への対応

質疑・意見委員
予算については、物価高騰等の様々な影響により、計画的に事業を進めていたとしても増減が生じると思いますが、計画どおりに進められないことが予測されるものはありますか。
答弁執行部
物価上昇等の影響により支出が増加し厳しい状況となっていますが、今回の予算編成においては取りやめた事業はありません。
質疑・意見委員
水は大事な命と健康を守るものであるため、漏水事故などもあると思いますがしっかり対応してください。

2. 水質管理(PFOS・PFOA・環境局連携)

質疑・意見委員
水質管理の充実について、PFOSやPFOAの水質基準の改正に対応するとのことですが、目標値が基準値と同一で数値的には変わっていません。市としてどう対応しますか。
答弁執行部
PFOSおよびPFOAについては、市の水道原水および水道水からはこれまで一度も検出されたことはなく問題ないと認識しています。改正後に義務化される水質検査や結果の公表等は既に対応済みのため、これまでどおりの対策を続けていきます。
質疑・意見委員
ヨーロッパやアメリカでは厳しい基準が設定されており、日本の基準値はアメリカの10倍以上の数値となっています。消防関連においては当該物質が含まれるものも使用可能となっているため、米軍基地周辺等で高い数値が出ることもあります。環境中に放出されているものであるためしっかり検査はされているものの、検出限界値がアメリカの基準よりも高い状況です。検査には技術も必要と聞いているため、しっかり人材育成にも取り組んでください。また、機器の不具合等がある場合には多額の費用が必要ですが、更新等を行い不具合がないよう対応してください。
質疑・意見委員
水質管理について、環境局と連携した取組はありますか。
答弁執行部
環境局とは検査の方法等について、日頃から情報共有に取り組んでいます。
質疑・意見委員
機器も様々な種類があるため、環境局とも連携しより正確に検査してください。検査で数値に問題がないとしても安心はできないため、しっかり取り組んでください。

3. 検針・料金収納の民間委託と検針員の処遇

質疑・意見委員
検針および料金の調定・収納等に要する費用について、営業所業務民間委託料が10億7,700万円余とありますが、営業所の箇所数を教えてください。
答弁執行部
営業所は市内各区にあり7か所です。
質疑・意見委員
委託先は何か所ありますか。
答弁執行部
市内の営業所を3ブロックに分けており、東・博多営業所を東部ブロック、中央・南・城南営業所を中部ブロック、早良・西営業所を西部ブロックとしています。3ブロックに分けて委託を行っていますが、東部ブロックと西部ブロックは同じ事業者が受託しているため、現在は2事業者に委託しています。なお、東部ブロックのうち博多営業所については検針業務のみを民間委託しており、残りの業務は水道局の直営となっています。
質疑・意見委員
委託先は2か所とのことですが、検針員に対する委託料は同等の金額を振り分けていますか。
答弁執行部
3ブロックそれぞれについて5年おきにプロポーザルによる受託者選定を行い委託料を決めています。検針員に支払われる賃金等の人件費については各事業者が決めているため、事業者によって多少異なるものと認識しています。
質疑・意見委員
例えば検針時に水が流れっ放しの状態に気づき、それをきっかけとして中で住人が倒れていることを発見できる等、検針員の仕事は非常に大切です。検針員に対する処遇に関して、見守りに関する業務についてもしっかり賃金の支払いがなされるよう、市が管理することを求めておきます。

4. 水道技術研修所での人材育成

質疑・意見委員
人材育成の推進について、水道技術研修所における実技研修の内容を教えてください。
答弁執行部
西区羽根戸にある配水池の上部を有効利用し、平成13年に研修所を開所しています。研修室のある建物のほか、屋外地上部には水道管を配管し、水道管の分解や組立ての訓練ができる施設や、地中部には疑似漏水させている施設もあり、漏水箇所を特定する機材を使って訓練を行っています。
質疑・意見委員
職員用の研修施設ですか。外部の人も利用できますか。
答弁執行部
水道局職員のほか他局の職員も受け入れており、都市圏も含めた他都市の水道事業関係者も受け入れています。また、日本水道協会の受託事業として民間事業者にも講習を実施しています。
質疑・意見委員
年間受講者数を教えてください。
答弁執行部
令和7年度は767人です。
質疑・意見委員
増加していますか。
答弁執行部
横ばい傾向です。
質疑・意見委員
人口減少の中、技術の継承が長年課題と聞いており、そのような研修施設があるのであれば有効活用し、できるだけ多くの技術者を育ててもらい、また、様々な人が研修を受講できるようにしてもらいたいと要望しておきます。

5. 検針・徴収業務委託のプロポーザル(労働条件)

質疑・意見委員
債務負担行為の水道料金等検針・徴収業務委託について、内容を教えてください。
答弁執行部
中央・南・城南営業所の5年間分の運営費用で、検針・調定・未納整理等の業務に対する委託料です。
質疑・意見委員
令和8年度に当該業務委託のプロポーザルを行うと思いますが、そのスケジュールを教えてください。
答弁執行部
これまでの実績では、6月頃に募集し、8月頃に事業者への現地説明、秋頃にプロポーザルを行い受託者を決定する流れです。
質疑・意見委員
2018年度に西部ブロックでプロポーザルを実施した際、人件費や労働条件がかなり切り下げられたとの評価をニュース等で目にしましたが、水道局の見解を教えてください。
答弁執行部
当時は労働条件が下がったこともあり、他ブロックに移った検針員もいると聞いています。令和7年度は、東部ブロックを新しく受託した事業者が西部ブロックの受託者でもありますが、東部ブロックの労働条件に合わせて西部ブロックの労働条件も引き上げられていると聞いています。
質疑・意見委員
2018年度に賃金や労働条件が切り下げられた要因をどう考えていますか。
答弁執行部
当時、受託者が低めの価格で受託しており、それが労働条件に影響したのではないかと考えています。
質疑・意見委員
東部ブロックも同じ会社が受託し労働条件等が改善されたとのことですが、その要因は何ですか。
答弁執行部
本市に対してユニオンからの申入れもありましたが、水道局としても受託者と協議を重ね、受託者内でも検討され改善されたと考えています。
質疑・意見委員
引き続き、現状よりも環境が改善されるよう水道局も関わってもらいたいと意見を述べておきます。
質疑・意見委員
令和8年度予定の中部ブロックのプロポーザルについて、プロポーザルの採点表は何点満点なのか、また、主な配点項目を教えてください。
答弁執行部
令和6年度実施の東部のプロポーザルでの数字となりますが、点数は300点満点で、全体を100パーセントとすると、運営18.3パーセント、品質管理25パーセント、管理対応能力18.3パーセント、準備引継8.3パーセント、地場企業参画10パーセント、見積価格20パーセントで評価を行っています。
質疑・意見委員
プロポーザルの配点や制度設計によって労働環境や雇用の承継等が左右されると考えます。水道サービスの維持向上の視点では、価格の点数や雇用の承継、賃金水準、人員配置の適正化等の要素が重要で、その部分の配点バランスをしっかり考えないといけません。価格が高いと評価が低くなり、一方で労働環境をどう担保するのかもしっかり評価しなければ現場で無理を来す状況になるため、実際のプロポーザルの配点や評価項目でたがをはめる必要があると考えますが、いかがですか。
答弁執行部
プロポーザルの配点や評価項目などにより、労働条件をどう確保していけるかという点について、今後検討していきたいです。
質疑・意見委員
注視していくので、ぜひ検討してください。

6. 水道事業会計の収支(物価・金利)

質疑・意見委員
水道事業会計予算案の収益的収支について、例えば水道事業収益が令和7年度と比較して若干上昇していますが、それ以上に支出が伸びており、収支としては7年度より悪化しているように見えます。この要因は何ですか。
答弁執行部
水道事業収益については収入が3億2,700万円ほど増加していますが、主な要因は水道料金収入の増加です。水道事業費用については営業費用が19億6,700万円ほど増加しており、これは物価上昇等により原水および浄水費を中心とした費用が増加していることや、現在、浄水場再編事業として整備している乙金浄水場が令和8年度に完了予定であり、当該工事による構造物の除却費が増加していることが主な要因です。また、計画等では予定していなかった水管橋等の撤去を予算計上したことにより撤去費が約2億円増加したことも要因の一つです。
質疑・意見委員
答弁の特殊要因を差し引くと、表に記載されている収支差は圧縮されるように見えます。今後は収支が改善し安定していくという認識でよいですか。
答弁執行部
物価高騰により投資にかかる費用も増加しているため、今後も減価償却費が増加する見込みです。また、企業債についても利率が徐々に高くなっており支払利息の高騰も考えられるため、令和7年度ほどの費用の増加はないものの、増加傾向が続くものと認識しています。
質疑・意見委員
原材料費の高騰と企業債に対する金利の上昇の2点について、それらの費用を抑えていくため、今後どんな議論をしていく予定ですか。
答弁執行部
昨年3月に報告した令和7〜10年度の中期経営計画においては、現行の水道料金の水準を維持しつつ、水道の安定供給のために必要な維持管理や整備更新を行っていく計画となっています。現行の計画の中では単年度損益の縮小や累積資金の減少を見込んでいましたが厳しい状況となっており、今後も経営努力等を続けながら取組を進めたいと考えています。
質疑・意見委員
特に企業債負担の縮減については、どんな方法があり得ますか。
答弁執行部
企業債残高を縮減するため、しっかり利益を確保していくことが必要になると認識しています。
質疑・意見委員
今後金利の負担が上がる場合、いわゆる返済計画は再計算が必要です。従前からの企業債についてはよいかもしれませんが、今後議会の場でも分かるように説明してください。

7. 水源かん養機能・水道水源かん養事業基金・流域連携基金

質疑・意見委員
水源かん養機能の向上と水源地域・流域との連携・協力については、令和7年度よりも拡充されていますが、拡充の内容と要因を教えてください。
答弁執行部
大きな要因として、水源涵養林の用地を取得する予定にしており、地元から売却希望があり、用地取得費用として1,854万円、買取りの申出があった場合に備え98万6,000円を計上しており、用地取得費として1,953万円を計上しています。
質疑・意見委員
それは森林総合整備補助金が大幅に増額していることと関係がありますか。
答弁執行部
同補助金は水源涵養林の主伐や下草刈り等への国・県の補助金であり、増えたように見える要因としては、令和7年度は資本的収入に計上していた補助金を8年度は収益的収入に計上したことが要因です。
質疑・意見委員
付け替えただけで関連する補助金の増減はないということですか。
答弁執行部
同補助金についてほぼ増減はありませんが、水道水源かん養事業に対する一般会計補助金については、伐採した木材の売却収入が支出より少なかったため、その差額は基金を取り崩して一般会計から受け入れており、約200万円増となっています。
質疑・意見委員
水道水源かん養事業基金の現状と今後の見通しを教えてください。
答弁執行部
令和8年度末の基金残高の見込みは1億4,000万円程度であり、今後、木材売却収入や補助金等を活用し、現長期ビジョンの令和10年度までは基金事業が実施できる見込みです。
質疑・意見委員
基金の終期は決まっていますか。
答弁執行部
終期は決まっていません。
質疑・意見委員
福岡都市圏広域行政事務組合による福岡都市圏流域連携基金は基金残高が少なくなっているということで、今後どうするのかという議論が総務企画局においてなされていますが、水道局は内容を把握していますか。
答弁執行部
流域連携基金事業の運営については、水道局の流域連携課も都市圏総合水対策研究会の委員であり、事業内容は把握しています。
質疑・意見委員
同組合において福岡都市圏流域連携基金事業を継続すると決まったようですが、概要を説明してください。
答弁執行部
都市圏流域連携基金については、福岡都市圏の17市町が連携・協力して、都市圏共通の水源地域や流域との相互理解と連携を深めることを目的としています。平成17年度に設置された基金ですが、基金残高が残り僅かとなる見込みのため、同組合において令和9年度から積立てを再開すると決定したと聞いています。
質疑・意見委員
福岡都市圏の事務事業として実施することは必要だと思いますが、積み立てた基金を使って事業を行うことは分かりづらく、このことについていかがですか。
答弁執行部
同基金については、引き続き水源地域との相互理解を深めていくことが重要であることから、福岡都市圏で基金を積み立て確実に事業を実施していくことが必要であり、再積立てをすると聞いています。基金ではなく毎年予算立てして対応していくことも可能ですが、福岡都市圏は筑後川流域から3分の1の水をいただいており、10年先、20年先もしっかり取り組んでいくという姿勢を示すためにも基金を積み立てていると認識しています。
質疑・意見委員
そのような思いがあるのであれば、同組合の事業報告などで分かるようにしてほしいと意見しておきます。

8. 小規模貯水槽の適正管理

質疑・意見委員
小規模貯水槽の適正管理の啓発について、令和8年度の取組を教えてください。
答弁執行部
小規模貯水槽の適正管理については、令和7年度に引き続き水道局と保健医療局が連携し、貯水槽の適正管理を進めるための広報啓発活動を行うとともに、設置者への管理に関するアドバイスや改善指導を実施することとしています。具体的には、ホームページなどによる広報活動や設置者への適正管理のためのパンフレットの直接送付、清掃や点検の実施状況の確認を行っていきます。また、貯水槽設置者などからの管理に関する相談についても、情報提供やアドバイスを実施するとともに、各種団体が主催するセミナーで広報ブースを設置するなど積極的に対応していきます。
質疑・意見委員
小規模貯水槽が適正に管理されていることを物件のメリットとして前に押し出す工夫ができないかということをこれまでも述べてきました。管理会社等の組合と協議し、安全な水道水を飲んでもらうという視点から、小規模貯水槽をしっかり管理しているところは物件としても優良であるということが分かるような取組をしてほしいですが、令和8年度にそのような取組が少しでも進むようなことはありますか。
答弁執行部
水道局としても、より安心して水道水を利用してもらえるよう、設置者に対して貯水槽の適正管理の重要性をしっかり伝えていきます。具体的には、令和5年度に実施したお客様アンケート調査において、利用者から貯水槽の適正管理に関する情報を求めること等のニーズがあり、令和6年に改定したパンフレットへの掲載やホームページ等で情報提供を行っています。また、関係団体と連携してセミナーでブースを設置するなど啓発活動を行っていきたいです。
質疑・意見委員
指摘している点について、難しいのであればどんなところに課題があるのかを分析し、令和8年度は少しでも前に進めてほしいですがどうですか。
答弁執行部
小規模貯水槽の検査については法令の義務がないため、簡易専用水道の法定検査とは位置づけが異なり、ステッカーや検査済証の配布などは難しいことから慎重に検討すべきと考えていると保健医療局から聞いています。また、小規模貯水槽水道において、法定検査の検査基準をクリアしたことが分かるステッカーを配布した場合、ステッカーがない貯水槽は維持管理に問題があるのではというような誤った認識を与えてしまう可能性があることから、慎重な検討が必要と聞いています。
質疑・意見委員
ステッカーが貼られていない小規模貯水槽は適正に管理されていないというのは、誤った認識ですか。
答弁執行部
簡易専用水道については法定検査を受けたときにステッカーを配布していますが、小規模貯水槽については法定検査を受けていないところも多くあり、ステッカーがない小規模貯水槽は適正に管理をされていないのではないかと認識されるおそれもあると保健医療局から聞いています。
質疑・意見委員
検査義務がない状況の中、安心して水道水を蛇口から飲んでもらえるよう取り組んでください。

9. 直結式給水の普及促進

質疑・意見委員
直結式給水の普及促進について、令和6年度の実績として、新築された共同住宅の約99パーセントが直結式給水を選択しているとのことですが、これに対する評価と要因を教えてください。
答弁執行部
直結式給水の推進については、ホームページなどによる広報活動を行うとともに、直結給水相談窓口による相談対応や加入金の減免による費用負担軽減などの取組を行っています。また、関係団体と連携し、各種セミナー等での広報ブースの設置やパンフレットの配布などによる広報活動を行っています。これらの取組により、新築された共同住宅については令和6年度実績で約99パーセントが直結式給水を選択しており、また直結給水率についても年間1ポイントずつ上昇するなど一定の成果があると考えています。
質疑・意見委員
新築された共同住宅の約99パーセントというのは、毎年何ポイントずつ上昇しているのか、また、全体の直結給水率の割合を経年も含めて教えてください。
答弁執行部
直結式給水を採用している割合については、令和2年度は98パーセント、3年度は99パーセント、4年度は98パーセント、5年度は98パーセント、6年度は99パーセントです。貯水槽式については災害時に一時的に利用できるため、相談を受けた際には直結式と貯水槽式のそれぞれの特徴を伝え選択してもらっています。また、直結給水率については、取組を開始した平成14年度末の37.4パーセントから令和6年度末には59.5パーセントとなっています。過去5年間の直結給水率は、2年度は55パーセント、3年度は55.9パーセント、4年度は57.1パーセント、5年度は58.1パーセント、6年度は59.5パーセントであり、おおむね1ポイントずつ上昇してきています。
質疑・意見委員
新築あるいは建て替えをチャンスと捉え、ぜひ引き続き頑張ってもらいたいと述べておきます。

10. 地震等災害対策

質疑・意見委員
地震等災害対策の推進について、市民局において令和8年度に地域防災計画の見直しが行われるという状況の中で、その見直しの結果によっては、水道局においても耐震や災害対応のさらなる拡充等について検討し得るという認識でよいですか。
答弁執行部
昨年、県において地震に関する防災アセスメント調査の見直しが行われ、県内の主要活断層および南海トラフ地震について改めて地震の被害想定が示されています。県の調査結果では、警固断層においてこれまでの調査よりも大きな被害が生じると想定されていることに加え、警固断層以外のリスクについても新たに示されたところであり、市民局による地域防災計画の見直しも踏まえ、ハード・ソフトの両面から検討していきたいと考えています。なお、県の調査結果の基となる地震に関する調査データについてはまだ具体的に把握できていないため、今後、液状化の範囲なども把握しながら対策等を検討していきたいです。
質疑・意見委員
直結式給水の普及について、危機管理対策の推進に10億8,000万円余の予算が計上されていますが、小規模貯水槽の適正管理・維持管理というのは危機管理という観点から見ても大切なことだと思います。蛇口をひねったときの水が浄水場で作られた水の品質を保っているというのが一番よい形だと思いますが、危機管理の観点で言うと、直結式給水が使えない状況になった場合、貯水槽に安全な水があれば数日は水が出ます。それを考えると、小規模貯水槽の適正管理については横浜市のように条例で管理していくという体制をしっかり進めてもらいたいと思っており、今後の検討課題としてください。

11. マイクロ水力発電

質疑・意見委員
那珂川市の別所接合井に設置したマイクロ水力発電の現在の状況を教えてください。
答弁執行部
別所接合井の小水力発電については令和5年度から発電を開始しており、年間発電量は25万キロワット程度であり、一般世帯の73世帯分を見込んでいます。
質疑・意見委員
これまでも市内での水力発電を要望しており、早良区東入部に可能性がある箇所があるとのことでしたが、令和8年度の計画を教えてください。
答弁執行部
小水力発電のポテンシャルを有する施設としてダムから浄水場へ導水する途中の接合井等が候補となりますが、東入部接合井については導水管の老朽化や急勾配の階段しかないため搬入路の確保が課題となっています。令和8年度は地権者や事業者とのヒアリングや協議を重ね、導入可能性について検討を進めていきたいです。
質疑・意見委員
別所接合井の小水力発電設備は固定資産税が那珂川市に入っていますが、東入部で実現できれば本市の収入となるため、事業者等とも協力してしっかり協議を進めてください。

12. 人工衛星画像による漏水調査・DX

質疑・意見委員
人工衛星画像を使った漏水調査について、どのくらいの範囲・頻度で実施していますか。
答弁執行部
同調査については4年に一度策定している漏水防止調査計画に反映し、令和6年度の調査結果は現計画に反映させ、現在、その計画に基づき漏水調査を実施しています。8年度に市内全域を対象に再度調査委託を実施予定であり、調査結果を次期漏水調査計画に反映する予定です。
質疑・意見委員
令和8年度の新規事業で様々なDXの取組を実施予定であり、業務の効率化に向けて頑張ってください。

13. 水道スマートメーターの実証

質疑・意見委員
能古島における水道スマートメーターの実証実験について、結果を教えてください。
答弁執行部
令和6年度に実施した同実験においては、LTEの携帯電話網の通信環境に関する検証を行い、その結果としてはデータ取得率98パーセント以上ということで一定の効果があることを確認できました。7年度は能古島も含めた市内各所において、既存水道メーターの上に装着するアタッチメントタイプのスマートメーターを活用し、自動検針やメーター周辺の漏水の検知機能などについてデータを蓄積している段階です。
質疑・意見委員
水道スマートメーターの機器自体が非常に高額であり、全国的に広まれば価格が下がり導入しやすくなるため、チャレンジしてもらうことが重要だと思います。水道スマートメーターの導入に向けた令和8年度の取組を教えてください。
答弁執行部
令和8年度は、電気事業者との共同検針や通信事業者との集合住宅での集約検針など検針手法に関する実証事業を考えており、実証実験用のスマートメーター100台の購入費用として135万1,000円を計上しています。
質疑・意見委員
ほとんどスマートメーター化ができている電力やガスとの共同検針や様々な通信手段の検討をしっかり行い、最適な方法での水道スマートメーターの実装に向けてぜひ取り組んでください。

14. 施設能力とダウンサイジング(乙金浄水場)

質疑・意見委員
本市の施設能力は日量78万トンですが、乙金浄水場の整備完了によって施設能力はいつから変わりますか。
答弁執行部
現在、本市の施設能力は福岡地区水道企業団からの受水を除き日量59万8,500トンです。乙金浄水場の増設後、高宮浄水場を廃止することで、令和9年度途中から約13万トンのダウンサイジングを行うこととしており、日量46万5,000トンとなります。

15. 渇水対策と緊急連絡管

質疑・意見委員
災害時において福岡都市圏と北九州市を結ぶ緊急連絡管を有していますが、渇水対策での運用は想定されていません。水道長期ビジョン2028の更新を見据え、温暖化や渇水など気候危機の問題に対する新たな取組は検討していませんか。
答弁執行部
本市は過去に大規模な渇水を経験したことを踏まえ、10年に一度の渇水にも耐え得る計画により水源開発を行ってきたことに加え、それを上回る渇水時においても市民生活への影響を軽減できるよう、渇水対策容量を確保した五ケ山ダムの整備を行ってきました。水源開発には長い期間と莫大な費用を必要とすること、2040年に人口のピークを迎えその後需要も減少に転じると見込んでいることなどから、新たな水源開発は考えていません。
質疑・意見委員
予測できない気候危機の状況の中では今あるものを活用することも有効と思いますが、渇水時に緊急連絡管を利用することはできませんか。また、渇水時以外でも活用することは考えられませんか。
答弁執行部
北部福岡緊急連絡管は災害時に5万トンを融通するために設置されたものです。渇水時における利用については、平成6年の大渇水時には北九州市においても同様に渇水が発生しており、本市が水の融通を受けるのは厳しいものと認識しています。また、渇水時以外における活用については、本市では10年に一度の渇水にも耐えられる水源を確保しており、緊急連絡管を活用することは考えていません。
質疑・意見委員
過去の渇水時から状況が変わっているため、今後、広域での検討も視野に入れて丁寧に協議を進めてください。更新するときには大きな費用がかかりますが、だからこそまだあるものを活用できるよう慎重に協議してもらいたいです。全体を考えて、福岡都市圏の水の事情等も含めて検討を進めてください。

16. 減圧給水と消防局との連携

質疑・意見委員
渇水に伴い減圧を実施していますが、火災予防条例の改正も行われた中、消防活動時に消防機器に負荷がかかる可能性があります。地域の山林火災訓練時に減圧の周知が行き届いていないように感じましたが、減圧についての周知、消防局との連携について説明してください。
答弁執行部
今回の渇水に伴い、本市においてもさらなる節水対策として、1月29日から家庭などへの給水に影響がない範囲で配水調整システムを用いた減圧を実施しています。火災が発生した場合、消防局からの連絡により消火活動に必要な水圧を電動弁の遠隔操作により確保しています。今回の減圧給水に関しては、ホームページでの周知を行うとともに、消防局にも出向いて説明を行っています。
質疑・意見委員
水圧の問題は重要なものだと思うため、しっかり周知してください。

出典: 福岡市議会 会議録検索システム
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