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発言のやり取り

条例予算特別委員会 総務財政分科会2026年3月11日(水) 開催

1. 寄附金の歳入増

質疑・意見委員
寄附金の歳入予算が大きく伸びている理由を教えてください。
答弁執行部
ふくおか応援寄付のほか、個人や企業からの寄附を見込んだ額を計上しています。
質疑・意見委員
今後も寄附金は増加していく見込みですか。それとも令和8年度が突出して伸びるものですか。
答弁執行部
当初予算案には令和8年度の寄附金収入を見込んだ金額を計上していますが、今後の見込みは定かではありません。
質疑・意見委員
令和8年度はどんな理由で増収を見込んでいますか。
答弁執行部
スポーツ振興推進事業寄附金については、令和7年度から1,000万円の増収を見込んでいます。理由は、物価高騰の影響などで福岡マラソンの事業費が増加する見込みの中、可能な限り参加者の負担抑制を図るため、新たに企業版ふるさと納税を活用して寄附金の確保に取り組むためです。また、防災・危機管理事業寄附金は7年度から新たに寄附メニューとして登録したもので、7年度の予算額は他の新設事業等を参考に84万円を計上していました。8年度の予算額は、7年度の実績に基づき938万円余を計上しています。

2. 地域防災計画の見直し(アセスメント・備蓄)

質疑・意見委員
地域防災計画の見直しについて、今回の福岡県のアセスメント調査(被害想定調査)の結果、避難者想定人数が増えたと聞いていますが、何人から何人に増えましたか。
答弁執行部
福岡県のアセスメント調査における想定避難者数の最大値は、前回は警固断層帯の地震で2万5,072人とされていたものが、今回は宇美断層の地震で約23万2,000人とされています。なお、前回の調査では避難所への避難者のみが計上されていましたが、今回は在宅や車中泊など避難所以外への避難者も計上されています。今回の約23万2,000人の内訳は、避難所への避難者が約13万9,000人、在宅や車中泊など避難所以外への避難者が約9万3,000人です。
質疑・意見委員
想定避難者数の見直しに伴い備蓄品の確保などに取り組むのだと思いますが、約23万人の全てに対応するものですか。
答弁執行部
地震被害想定の見直しに伴い全庁的なプロジェクトを立ち上げ対応を検討しており、その中で公的備蓄の在り方も改めて検討することとしています。一方で応急対策として、令和8年度に主要な備蓄8品目の数量を増やし、最大想定避難者の発災直後1日分の必要数を確保することとしています。この8品目について、避難所への避難者として想定される13.9万人分を確保するとともに、食料やミルクについては家庭内備蓄率が4割強であることを踏まえ、避難所以外への避難者数9.3万人の6割に相当する5.6万人分も確保することとしています。

3. 震災対処訓練(SNS・ドローン活用)

質疑・意見委員
震災対処訓練の範囲や対象者を教えてください。
答弁執行部
震災対処訓練では、地震発生時の情報処理や関係機関との対策調整、会議開催など対策本部の運営に関わる図上訓練を実施しており、対象者は災害対策本部の従事者のうち特に事務要員を中心に実施しています。
質疑・意見委員
地域を巻き込んだものではなく庁内での訓練という理解でよいですか。
答弁執行部
そのとおりです。
質疑・意見委員
能登半島地震の際にはもう少し早く自衛隊に来てほしかったとの声もあったと聞いており、訓練の充実を図ってください。
質疑・意見委員
令和8年度の拡充事業とされていますが、中身の充実を図るものですか、それとも回数を増やすものですか。
答弁執行部
今回の新たな被害想定に基づき、SNSやドローン活用など新たな訓練フェーズやシナリオを充実させることで質的向上を図る予定です。
質疑・意見委員
SNSの活用については、正確な情報発信という観点から、速やかにSNSによって情報発信を行う訓練になりますか。
答弁執行部
情報発信に加え、情報を入手する観点からも訓練に取り入れ、分析に取り組むこととしています。

4. 総合ハザードマップの更新

質疑・意見委員
ハザードマップの更新のめどはいつですか。
答弁執行部
福岡県が新たに公表した震度分布等を総合ハザードマップへ反映することとしており、予算が確定し令和8年度に入れば速やかに事業に着手し、総合ハザードマップに実装する予定です。
質疑・意見委員
ハザードマップは既に地域住民に行き渡っていると思いますが、更新したことをどう周知しますか。
答弁執行部
市政だより等で広報し周知を図っていきます。
質疑・意見委員
新旧が混在すると混乱を招くため、しっかり対応してください。

5. 災害体験VR機器の導入

質疑・意見委員
地域防災力の向上に関して、災害体験VR機器の導入について具体的に示してください。
答弁執行部
災害の疑似体験を通して市民の防災意識や自助力の向上を図るため、地震や風水害などの疑似体験ができる災害体験VRソフトおよびVRゴーグルを導入するものです。導入後は出前講座や防災イベント等での活用のほか、地域や団体への貸出しを行っていきたいと考えています。
質疑・意見委員
災害体験VRは世間にあふれており、現在はスマートフォンによる簡易的なものも多くなっていますが、例えば本市に特化したソフトを作成するなど、市販品との違いや特色を示してください。
答弁執行部
VRソフトは令和8年度に提案競技を実施し具体的な内容などを決めていきたいと考えていますが、より市民の防災意識の啓発につながるようなものを選定していきます。
質疑・意見委員
多くの既製品があると思いますが、本市に特化したものとなるよう取り組んでください。

6. 帰宅困難者対策(帰宅支援ステーション)

質疑・意見委員
企業との共働による帰宅困難者対策の推進について、現在何社と協定を結んでいますか。
答弁執行部
災害時帰宅支援ステーションに関する企業との協定数は令和7年度時点で29あり、施設数としては県内で3,397施設、市内で1,143施設です。
質疑・意見委員
そのステーションにはコンビニ等も入っていると思いますが、店舗自体が登録されていても、アルバイトも含む従業員が内容を理解し実効性を担保することが不可欠だと思います。発災時にはどんな連携が取れますか。
答弁執行部
災害時帰宅支援ステーションは、徒歩帰宅者に対して水道水やトイレ、地図等による道路情報のほか、テレビやラジオ等で知り得た通行可能な道路に関する情報などを提供してもらうこととしています。過去には災害時に適切な支援が行えるよう協定事業者に各店舗の従業員への周知などを通知したことがありますが、県と連携しながら、協定事業者に対する従業員への周知などの働きかけを定期的に行っていきたいと考えています。
質疑・意見委員
アルバイトなどは入れ替わりも多いと思われるため、定期的な周知に取り組んでください。

7. 家庭内備蓄の啓発(ショート動画)

質疑・意見委員
家庭内備蓄の啓発について、SNSを活用してショート動画を作成するとのことですが、予算額を教えてください。
答弁執行部
予算額は500万円を計上しています。
質疑・意見委員
家庭内の備蓄率が40パーセントと低水準にとどまる中、市民が1回視聴して終わるのではなく何度も見たくなるような興味を引く動画を作成する必要があると思いますが、いかがですか。
答弁執行部
啓発ショート動画の内容は提案競技を実施の上、効果的なものになるよう努めていきたいです。
質疑・意見委員
何が好評を得るのかは予測し難いですが、何かとコラボレーションするなど見る側が興味を持てるよう工夫することで備蓄や防災への関心を高め、市民の防災意識の向上につなげてほしいと意見しておきます。

8. 自主防災組織

質疑・意見委員
地域防災力の向上について、これまでの資料には自主防災組織という文言が記載されていたと記憶しています。今回の資料には記載されていないようですが、記載しないこととしたのですか、以前から記載していなかったのですか。
答弁執行部
令和7年度当初予算案等説明資料でも、指摘の文言は記載していません。
質疑・意見委員
これまでも指摘してきたように、全校区で自主防災組織が十分に整備されているとは言い難い状況にあると思います。今回の資料に示されている地域の自主防災活動に関する記載内容が大きな枠組みにとどまっており、地域が形だけの防災訓練を実施していればよいという形骸化を招かないか懸念しています。東日本大震災における、いわゆる釜石の奇跡は、日頃の継続的な訓練が実際に命を守った事例であり、地域の実情に応じた具体的な防災訓練を行うことが極めて重要だと考えます。したがって、まずは自主防災組織を確立した上で、地震や風水害などの災害種別について各校区の特性に応じた防災訓練が適切に実施されるよう取り組むことを求めておきます。

9. 地域防犯パトロールカー活動への支援

質疑・意見委員
地域防犯パトロールカー活動への支援について、令和8年度はどの部分を拡充しますか。
答弁執行部
市の公用車の譲渡台数を増やすこととしています。
質疑・意見委員
塗装を施すなどすぐ使える形で譲渡するのですか。
答弁執行部
本市で車検を実施した上で譲渡し、白黒塗装は地域で実施することとしています。
質疑・意見委員
白黒塗装が大変だという声も上がっていると思いますが、いかがですか。
答弁執行部
地域防犯パトロールカーへの支援は、公用車譲渡のほか、車検代の補助や導入後のガソリン代の支援、軽自動車税の減免など総合的に実施しています。今後とも地域の意見に耳を傾けながら支援していきたいです。

10. 街頭防犯カメラ補助(維持管理費)

質疑・意見委員
街頭防犯カメラ補助について、維持管理費用の助成額を教えてください。
答弁執行部
補助額は1台当たり年間3,000円を予定しています。
質疑・意見委員
3,000円の算出根拠を教えてください。
答弁執行部
防犯カメラにかかる電気料金が年間4,000〜5,000円となっていることを踏まえ、定額で3,000円としました。
質疑・意見委員
維持管理費が高いという声も聞く一方、そもそも設置費用が高くて設置できないという声も聞いています。地域によって様々な事情があると思いますが、令和8年度はどんな支援を考えていますか。
答弁執行部
街頭防犯カメラについては、これまでも設置に係る工事費を含め最大75パーセントを上限に補助してきました。さらに維持管理に係る負担も大きいことから、令和8年度から維持管理費の3,000円分の補助を開始することとしています。今後ともよりよい制度となるよう地域の支援に努めていきます。
質疑・意見委員
75パーセントを補助しているから十分であるとの意見もあるかもしれませんが、やはり地域格差があり、補助があっても設置できないという声もあります。そのような地域の情報も収集してください。

11. 高齢運転者講習会(ふっけいコアセンター)

質疑・意見委員
シミュレーター等を活用した高齢運転者講習会はどこで開催していますか。
答弁執行部
南区の福岡自動車免許試験場内にある、シミュレーター等を設置している『ふっけいコアセンター』という施設で実施しています。
質疑・意見委員
一見すると福岡県の事業のようにも思えますが、県とのすみ分けを教えてください。
答弁執行部
ふっけいコアセンターは福岡県警の施設です。本市の講習会を開催するに当たって、県警に対しふっけいコアセンターの施設利用の申込みと講師派遣の依頼を行っています。本市は受講者募集や申込みの受付、講習会当日の運営等を実施しており、県警は施設の提供と講師の派遣を行っています。
質疑・意見委員
市外の人も対象ですか。
答弁執行部
本市が主催する高齢者運転教室は市内の人が対象です。なお、ふっけいコアセンター自体は市外の人も自由に使える施設になっています。
質疑・意見委員
トラブルまでには発展しないとは思いますが、県内の様々な地域からの利用者がある中で、本市が行う講習の対象者は市内の人だけであるという情報はしっかり周知してください。

12. 自転車の安全利用(ヘルメット)

質疑・意見委員
自転車の安全利用に関して、ヘルメットの未着用が大きな課題だと思います。シェアサイクルが普及しているもののヘルメットが用意されておらず、未着用の利用者が大変多いと感じますが、この点について令和8年度の取組内容を教えてください。
答弁執行部
自転車でのヘルメットの着用については、シェアサイクルの利用者に限らず、街頭キャンペーンや交通安全教室などを通じて福岡県警と連携し着用を呼びかけています。このほか様々な広報媒体を活用し啓発を行っています。さらにシェアサイクル事業者においても、アプリやポート上でヘルメット着用の啓発を行っていると聞いています。

13. 電子回覧板

質疑・意見委員
コミュニティ活動の環境づくりについて、電子回覧板の導入割合を教えてください。
答弁執行部
自治会・町内会約2,300団体のうち、LINEなどのSNSやホームページなども含む、いわゆる電子回覧板ツールを活用して情報発信を行っていることが確認できた団体の数は、令和5年12月時点で41団体、6年12月時点で63団体、7年12月時点で84団体です。
質疑・意見委員
従来の回覧板だとポストに入れておいたり直接手渡すことで在宅しているかどうかが分かるという利点もあったと思いますが、電子回覧板では回覧板を見たかどうか分かりますか。
答弁執行部
講座等を通じて本市が活用を支援している電子回覧板は、LINE公式アカウントやLINEオープンチャットです。基本的にはLINEを使った情報発信のため、例えばLINEオープンチャットであれば既読が何人ついたかは分かりますが、誰が開いたかまでは分かりません。確認が必要な場合には何らかのリアクションを求めるなど、ツールに応じて工夫する必要があると考えます。
質疑・意見委員
LINEを使うことで利便性が高まる一方、一方的な情報発信になってしまう懸念もあります。また、対面による在宅確認や、回覧板がポストに入りっ放しであることを確認できるなど、従来の回覧板の利点が失われる側面もあると思います。一方でテクノロジーの活用によりカバーできる面もあると思うので、そうした観点からも検討してください。

14. 公民館へのLINE WORKS導入

質疑・意見委員
公民館への支援について、LINE WORKSの導入にはいくらかかりますか。また、どの点が便利になりますか。
答弁執行部
LINE WORKSの導入に係る予算額は、ライセンス料と業者による導入支援のサポート費用として合計377万5,000円を予定しています。LINE WORKSの導入により、こちらから届けるプッシュ型の情報発信が可能となるなど、利用者への広報ツールとしての活用を想定しています。あわせて、現行では公民館の部屋を利用した際の諸室利用報告書は紙での提出を求めていますが、電子で提出できるようになります。
質疑・意見委員
本市の公民館全てで370万円という認識でよいですか。
答弁執行部
そのとおりです。
質疑・意見委員
諸室利用者をはじめ様々な報告書の提出を求めていると思いますが、それがLINE WORKSでできるということですか。
答弁執行部
今回のLINE WORKSの導入では主に諸室利用報告書の提出を想定しており、例えば公民館の外で活動するサークルの場合、利用報告書を提出するために公民館を訪れる必要がありますが、これを電子で提出できるようになります。
質疑・意見委員
公民館職員の負担も軽減されますか。
答弁執行部
報告書などをデータ化することで、集約作業を効率的に行えるなど業務の効率化につながると考えます。

15. 南地域交流センター

質疑・意見委員
南地域交流センターについて、地域交流センターとしての機能以外にどこまでの機能を付加しようと考えていますか。
答弁執行部
新たな地域交流センターは、市民センターや体育館などの施設を補完する施設として、多くの人に利用される南区西南部地域の新たなコミュニティ活動の拠点として整備していくこととしています。ホールや会議室、体育館などを多目的に利用できるよう整備するとともに、福岡100プラザ南などの既存の公共施設との連携により幅広い市民が利用できるよう検討していきます。
質疑・意見委員
敷地が広いため、例えば子どもプラザ等の機能を付加してもよいのではないかと思いますが、他局が所管している取組を取り入れることは検討していませんか。
答弁執行部
子ども関連の施策などについては、担当するこども未来局で検討されていると認識しています。南地域交流センターは地域の交流拠点として整備したいと考えており、ホールや会議室、体育館などを多目的に幅広い市民が利用できるよう整備していきたいです。
質疑・意見委員
せっかく広い敷地があるため、市民局だけでなく他局の機能を一緒に整備することも検討してください。

16. 早良体育館の改修

質疑・意見委員
早良体育館の改修はいつからいつまでですか。また、現状からどこが改善されますか。
答弁執行部
早良体育館は令和8年10月から9年9月を休館期間とする予定です。改修内容は、空調設備の高効率機器への更新や外壁改修に加え、照明設備のLED化、オストメイト対応設備の設置、視認しやすいサインの設置などにより、誰もが使いやすく安心して利用できる環境を整備するものです。
質疑・意見委員
休館期間について、地域住民にはどう周知しますか。また、近隣の施設ではどんなところが使えますか。
答弁執行部
利用者については、ホームページや館内の周知案内等により休館の数か月前から周知する予定です。また、休館期間中には現在改修を行っている西体育館の改修工事等が終わるため、そのような近隣施設を案内するとともに、公民館等でのアウトリーチ事業として講師を派遣する取組について、これから指定管理者と協議していきたいです。

17. 市民プールのリニューアル

質疑・意見委員
市民プールのリニューアルについて、屋外プールの屋根の完成イメージを見ましたが、これは日陰で休むための屋根ですか、それとも遊べるスペースがあるくらい大きいのですか。
答弁執行部
市民プールリニューアルについては、屋外プールの日よけとしてプール水面に一定程度の日陰ができるよう屋根を設置する予定です。また、屋外プールのプールサイドにも屋根つきの休憩所を新設し、見守りの人も含め利用者が過ごしやすい環境を整備したいと考えています。
質疑・意見委員
親子連れで訪れる人がいると思われるため、保護者が休める場所があることが望ましいです。また、今後の気温上昇は避けられないと考えており、子どもたちが遊べないと意味がないと思うので、できるだけ広いスペースの日陰をつくるよう求めておきます。
質疑・意見委員
屋外に設置される滑り台等の遊具の上には屋根はつかないのですか。
答弁執行部
スライダーやポップアップ噴水などの幼児遊具の新設も予定していますが、日の当たり具合なども考慮しながら屋根や遊具の配置などを検討していきたいです。
質疑・意見委員
過去にも述べてきたように滑り台の温度が異常に熱く使える状況ではなくなってしまうため、できるだけ日陰をつくるよう要望しておきます。

18. 今宿野外活動センター

質疑・意見委員
今宿野外活動センターについて、これまで研修施設としての利用が多く見られましたが、リニューアル後も同様に利用できますか。
答弁執行部
セントラルロッジを建て替えることとしていますが、これまでと同様の機能を備えた研修室を整備することとしており、引き続き無料で使えるようにする予定です。
質疑・意見委員
同施設のほかに子どもたちの育成や研修を行える施設が少ないと聞いています。施設利用者以外は予約が取れないとなると困るとの声を聞いており、そのような団体も使いやすい制度にしてください。

19. 市立集会所の廃止(議案第66号)

質疑・意見委員
議案第66号について、集会所を廃止する理由を教えてください。
答弁執行部
市立集会所は、旧同和対策事業により、歴史的または社会的理由により生活環境等の安定向上を図る必要がある地域およびその周辺地域の住民の生活改善・向上を図るとともに、差別のない、人が人として尊重される社会の実現に寄与するために設置したものです。今回廃止する施設については、西入部集会所は利用者数の減少、千里集会所は周辺の代替施設の整備が進んだことによる必要性の低下が見られたことが主な理由です。
質疑・意見委員
利用者がどれくらい減少したら廃止になりますか。
答弁執行部
令和6年度の西入部集会所の利用者は年間49人であり、ここ数年は数百人台と利用者数が非常に少なかったです。一方で、もともと世帯数が200以下の比較的小さなコミュニティに設置されており、利用者数が少ないことだけをもって廃止の判断をすることは適切でないと考えています。
質疑・意見委員
利用者が少ないというだけではないとのことですが、49人の利用者にはどう説明し納得してもらったのですか。
答弁執行部
地域の説明会では、年間の利用者数が少なく近くの公民館で活動を継続できるということで了承してもらいました。
質疑・意見委員
今後とも集会所の廃止を進めていくつもりですか。
答弁執行部
市立集会所については、令和7年度から利用上の課題や利用状況などのヒアリングを開始したところです。今後、市立集会所をどうしていくかは将来的な検討課題と考えています。
質疑・意見委員
他の市立集会所は、全体平均としてはどれくらい利用されていますか。
答弁執行部
令和6年度は全29の市立集会所で6万6,942人の利用があり、1館当たり2,308人です。
質疑・意見委員
市立集会所は老朽化が進んでおり、今後の在り方について検討しなければならない局面を迎えていると思います。その一方、地域によっては多くの利用者が見受けられるため、丁寧に状況を把握してください。
質疑・意見委員
廃止する2か所の集会所については、地域との協議を踏まえ跡地の活用方法が決まっているのですか。
答弁執行部
跡地の利用に関して地域の意見を尋ねていますが、具体的な意向は示されていない状況です。一方で、本市の遊休財産については基本的に公共用途に活用するという原則があるため、廃止後は他の行政用途への利用に関して庁内に照会していきたいと考えています。
質疑・意見委員
今の答弁では地域からは具体的な要望が示されていないとのことですが、こちらから積極的に希望を尋ねなければ住民は意見を出しにくいのではないですか。集会所を廃止して終わりとするのではなく、積極的に地域の声を把握してほしいです。また、市民局で活用しない場合に各局の利用希望を調査することは理解できますが、結果に対して地域住民から驚きや不満の声が出ることも懸念されます。これまで利用されてきた経緯を踏まえ、地域住民を交えた協議を行うよう要望しておきます。
質疑・意見委員
こういった施設は耐用年数が過ぎたら取壊しになりますか。
答弁執行部
耐用年数については、アセットマネジメントの基準に照らし、鉄筋コンクリート造の場合は70年、木造の場合は50年という一定の水準があります。一方で、地域の実情を踏まえ、耐用年数を超過しても利用されている施設については地域の要望や利用状況を確認しながら判断しており、耐用年数の超過に伴い機械的に廃止するといった運用は行っていません。
質疑・意見委員
集会所の老朽化が進んでいるものの、取り壊されると困るため建て替えを希望するという利用者の声もありますが、いかがですか。
答弁執行部
市立集会所の将来的な在り方については、現段階で具体的な方針は定めていません。現在、地域の課題や利用状況の把握に努めており、地域の声をしっかり聞きながら将来に向けた対応を検討していきたいと考えています。あわせて、施設の維持管理を適切に実施することで利用に支障がないよう努めていきます。

20. 公民館の休館日(議案第84号)

質疑・意見委員
議案第84号について、公民館の休館日を定めることにした理由を説明してください。
答弁執行部
今回の改正は、公民館の機能強化という大きな取組の中の一つであり、公民館の運営見直しや業務効率化で生まれた力を住民サービスや利便性の向上に再投資するための環境整備の一つです。公民館を広く住民に利用してもらいたいという考えの下、現在、立ち寄りたくなる公民館づくりに全館で取り組んでいます。公民館の利用を促していくためには利用ルールを明確にし、普段利用しない住民にも分かりやすく示す必要があります。また、現行の臨時休館としての運用は住民には分かりづらく、公民館職員にとっても勤務が不安定になる要因となっています。人手不足と言われる中で公民館スタッフの確保が難しくなっている現状もあります。スタッフが安心して働ける環境を整えることは働き方改革の観点からも重要であり、今後の公民館運営を持続可能なものにしていくためにも必要と考えています。
質疑・意見委員
以前から公民館職員の確保や職務内容が大変であるとの声を聞いているため、今回の改正は致し方ないと思う部分もあります。一方で、公民館の利用率には地域によって差が生じており、月によって濃淡はあるものの、多いときには隙間なく予定が埋まっているところもあります。地域によっては休館日の増加への対応が厳しいところも出てくると思うので、そういった声があれば地域の人が使いやすくなるよう柔軟に対応してください。
質疑・意見委員
議案第84号を踏まえ地域の意見を聞いたところ、自治協議会の会計担当者からは、会計処理が期末や月末に集中するため、3月決算後の4月・5月末が休館になると業務に支障が生じるとの声がありました。また、別の地域の自治協議会会長からも、月末を確実に休館日とする運用は困るとの意見が寄せられています。一方、ゴールデンウイークや盆期間については従前から休館対応が可能な施設が多いと認識しています。このような意見を踏まえ、柔軟な対応を取ることは可能ですか。
答弁執行部
月末休館日の取扱いについては、改正条例の施行日が令和8年度途中となるため、既に年間計画を立てている団体には混乱が生じないよう柔軟に対応していきたいと考えています。また、月末休館日を活用して施設点検の計画的な実施や職員研修の充実を図ることで、利用環境の整備や職員の質の向上を図り、住民サービスの向上につなげていきたいと考えています。
質疑・意見委員
公民館職員の働き方改革の観点からは今回の制度改正は有益だと受け止めています。一方で、市民ニーズに対応した持続的かつ効率的な運営という点から見ると、より丁寧に市民の声を聴取してもよかったのではないかと思います。地域団体や利用者、サークル等の意見も幅広く確認した上で判断すべきであり、6月1日からの施行は拙速ではないかと感じます。今後は一定の時間をかけて利用実態を把握し、よりよい公民館運営につなげてほしいと要望しておきます。

21. 体育館改修時の指定管理者

質疑・意見委員
早良体育館の改修について、指定管理者は工事期間中にどんな業務を行いますか。
答弁執行部
工事期間中は施設を閉鎖することになるため、指定管理者についてはその間、別の施設や設置が見込まれる臨時窓口で勤務する形を想定しています。今後、これらの勤務体制について指定管理者と協議を進めていきたいと考えています。
質疑・意見委員
西体育館は現在工事中だと思いますが、指定管理者はどんな業務を行っていますか。
答弁執行部
西体育館と東体育館を一体的に指定管理しているため、工事期間中は東体育館で勤務しているほか、総合西市民プールに臨時窓口を設けそこでの窓口対応等に従事しています。
質疑・意見委員
工事期間中の指定管理料はどうなりますか。
答弁執行部
休館により不要となる施設の維持管理費や点検費等は指定管理料から減額しています。一方で人件費等については、雇用確保の観点なども踏まえながら今後、指定管理者と協議を進めていきたいと考えています。

22. トイレカーの導入

質疑・意見委員
トイレカーについて、導入時期と台数を教えてください。
答弁執行部
トイレカーについては、災害時の機動的かつ効果的な運用および福祉の観点から、現在9台の導入を予定しています。納期については早期に実現できるよう交渉しており、トイレトレーラーは遅くとも令和8年4月に1台、小型トイレカーは8年中に7台、大型トイレカーは9年3月までに1台納車予定です。
質疑・意見委員
4月に納車されるトイレトレーラーはどこに配置する計画ですか。
答弁執行部
トイレトレーラーについては拠点での集中管理を想定しており、月隈収蔵庫または本庁舎等での管理を考えています。
質疑・意見委員
本市として初めて導入するトイレカーであることから、積極的にニュース等で取り上げてもらい、本市がこうした取組を開始したことを広く周知してほしいです。加えて、小型車7台も順次納車されると思いますが、地域の防災イベント等の場で市民に実際に使用してもらい、利点や課題・改善点について意見を聞く取組を進めてほしいです。他自治体では篠栗町や須恵町が市民の声を反映して改善を図っていると聞いており、こうした先行事例からも学びつつ今後の活用に生かしてほしいです。まずは予算の繰越しも行ったところであり、計9台の導入を確実に進めるよう求めておきます。

23. 中小河川の監視カメラ

質疑・意見委員
中小河川監視体制の強化について、監視カメラは幾つの河川を対象に何か所増設しますか。
答弁執行部
現在カメラが設置されていない河川を対象に、過去の浸水実績や近隣河川の水位計等の設置状況、地域の意見なども踏まえながら設置場所を検討したいと考えています。現状では香椎川や若久川などの13河川を対象に、13か所設置する想定です。
質疑・意見委員
過去の浸水実績も加味して検討するとの答弁ですが、これまでに綿打川と宇美川の合流地点のほか、須恵川では津屋本町から下った区間、箱崎公園周辺で溢水が発生しており、筥松第2ポンプ場周辺も同様です。今回は未設置の河川を対象とするとのことですが、今述べたような地点にも設置を進めてほしいです。未設置の解消が重要であることは理解しますが、町内会長には高齢者が多く、夜間に川の状況を見に行くことは危険です。監視カメラがあれば自宅で水位状況を即時に把握でき、地域住民への周知の要否を判断することが容易になります。私の地元でも河川監視カメラの設置により町内会長が毎晩見回りに出る必要がなくなり、安全面で大いに寄与しています。13か所への設置を検討しているとのことですが、区役所とも連携し地域の意見を十分に把握して対応してください。令和8年度は、先ほど述べた河川には設置しない予定という理解でよいですか。
答弁執行部
監視カメラが未設置の中小河川を対象として設置を検討しており、具体的な設置場所は地域の意見を踏まえて調整していくこととしています。また、過去に浸水実績がある河川についてはこれまでに設置しており、指摘の河川については現状では対象としていません。
質疑・意見委員
先ほど挙げた3か所は、この20年間で実際に溢水が発生し住宅地内へ流入した地点です。危険性があるという抽象的な話ではなく、現実に被害が生じた場所だからこそ監視カメラの設置を進めてほしいです。こうした設備があれば住民がわざわざ現場へ見に行かずとも状況を把握できるようになり、地域の安心にもつながります。予算上の制約や優先順位などがあることは理解しますが、次の機会にはこれらの地点にも設置が図られるよう求めておきます。

24. 防犯カメラの維持管理費補助・周知

質疑・意見委員
防犯カメラの設置について、これまで補助金の交付や申請後の迅速な設置対応のほか、ポール倒壊時等の保険対応など支援の充実を図ってきたことを評価しています。令和8年度には新たに1台当たり3,000円の維持管理費用を補助対象とするとのことですが、一方で、地域によってはNTTや九電の電柱等にカメラを設置しており、年間1,500円程度の使用料が発生する場合があると聞いています。これらの費用に拡充される維持管理費を充てることは可能ですか。
答弁執行部
今回の維持管理費補助制度において、NTTや九電の電柱等に設置した場合の共架料や添架料等にも充当可能としています。
質疑・意見委員
現在、2,000台を超える防犯カメラに補助を行っていると認識していますが、今回の維持管理費補助制度についてどう案内しますか。
答弁執行部
各区で開催される自治協議会会長の全体会議で案内するほか、各町内会にチラシを配付することなどにより周知を図っていきたいです。
質疑・意見委員
既に防犯カメラを設置している地域については、特に丁寧に情報が行き届くよう対応してほしいです。また、新たに補助金が拡充されるのであれば、これを契機に設置を検討する地域もあるのではないかと思います。さらに、自治会・町内会に限らず他の団体が設置している場合も同様に、周知を徹底するよう求めておきます。

25. 地域コミュニティのトラブル対応

質疑・意見委員
自治会や町内会などの地域コミュニティ内でトラブルが生じた際に、本市にはそれらに対処してくれる受皿がありますか。
答弁執行部
まずは各区の地域支援課に配置している校区担当係長に相談してもらえれば、相談内容に応じて行政職員として可能な範囲で助言を行っていくことになると考えます。
質疑・意見委員
各自治会・町内会では大小様々なトラブルが生じていると聞いていますが、本来であれば地域コミュニティの問題は地域内で解決するのが筋だと考えます。しかし、私の校区では地域内での対処が困難な深刻な事案が発生しており、自治会長と住民との対立が裁判沙汰に至るおそれがある状況で、町内会脱退の話にまで及んでいます。こうした問題がさらに拡大することは避けなければならず、地域支援課にはまず事情を丁寧に聞き取ってほしいです。その上で、地域支援課がこの種のトラブルにどこまで介入することが可能か、見解を教えてください。
答弁執行部
自治会や町内会は基本的には自律する任意団体であり、行政として可能な支援については個別の状況やトラブルの内容を踏まえつつ検討していくことになると考えます。
質疑・意見委員
行政として関わりにくい分野であることは理解していますが、何らかの対処方法を検討してほしいです。自治会や町内会のみならず自治協議会でもトラブルが発生しており、裁判にまで発展し得る事案も生じています。地域コミュニティの財源が裁判費用に充当されるような事態は避けるべきであり、地域支援課に相談が寄せられた場合には市民局としてもしっかり対応してほしいと要望しておきます。

26. 男女共同参画の推進

質疑・意見委員
男女共同参画の推進について、昨今は女性活躍など女性に関する取組が社会に定着してきたと感じます。本市では課長級以上の女性職員の割合について目標を掲げていたと記憶していますが、市民局として把握していますか。
答弁執行部
本市職員の女性管理職比率については総務企画局で目標値を設定していますが、市民局が策定している男女共同参画基本計画の中でも成果指標の一つとして掲げています。現行計画では令和7年度までに20パーセントとすることを目指すこととしており、目標を達成しました。次期計画の目標値については、現在、総務企画局が検討している状況です。
質疑・意見委員
目標値を達成しており、これまで取組を進めてきた努力の結果だと感じます。一方で、女性活躍を推進するあまり男性の活躍が置き去りにならないよう留意すべきではないかと思います。男女共同参画はあくまで男女双方の参画である以上、女性の引上げと同時に男性も一緒に活躍できる方向性も持ってほしいという思いがありますが、いかがですか。
答弁執行部
誰もが個性と能力を発揮して活躍できる職場環境づくりが重要と認識しています。男女双方が活躍できることが必要である一方で、意思決定層に女性が少ないといった課題も残っています。なお、市職員に関する取組は総務企画局が所管しており、同局と連携し取組を進めていきます。
質疑・意見委員
市職員における女性活躍の推進は総務企画局の所管ですが、男女共同参画の推進そのものは市民局が担っていることを踏まえ、男女双方の状況を十分に見極めながら取組を着実に進めてほしいと意見しておきます。
質疑・意見委員
男女共同参画について、男女が互いに理解し合わなければならないと思いますが、校区の男女共同参画協議会の役員はほとんど女性で男性がいません。やはり男女で話し合うことで互いに理解できると考えます。今のところ女性が中心になっているようなところがあると思いますが、いかがですか。
答弁執行部
校区の男女共同参画協議会については女性の委員が中心となっている面もあると認識しています。一方で、男女共同参画を進めていく上では男女が共に意見を出し合い、どうしたら地域での取組が進んでいくのかを考えていくことが重要と認識しています。今後とも区役所などとも連携しながら、男女が共に参画できるよう様々な方策を考えていきたいです。

出典: 福岡市議会 会議録検索システム
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