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発言のやり取り

条例予算特別委員会 総務財政分科会2026年3月12日(木) 開催

1. 困難を抱える女性への支援

質疑・意見委員
困難を抱える女性の立場に立った切れ目のない支援について、法律も制定され相談件数が増えてきているのではないかと危惧していますが、過去3年間の推移を示してください。
答弁執行部
アミカス、保健福祉センター、配偶者暴力相談支援センターでの過去3年間の相談受付総件数は、令和4年度が1万1,354件、5年度が1万1,609件、6年度が1万1,788件です。
質疑・意見委員
やはり増えているようですが、シェルター(一時避難施設)は足りていますか。
答弁執行部
シェルター機能は各都道府県が提供するものですが、本市としても緊急一時保護事業により、緊急避難が必要な世帯を受け入れる保護室を確保しています。また、民間が運営するシェルターも存在します。
質疑・意見委員
相談件数が増加する中でシェルター数の不足を懸念する声がありますが、足りていますか。
答弁執行部
福岡県のシェルター機能については、いつも定員が埋まっている状況にはないため対応ができていると考えています。
質疑・意見委員
令和8年度は困難女性の支援を担う主査を2人増員するとの説明がありましたが、その職務内容を示してください。
答弁執行部
市内全域の女性相談支援をサポートする役割を担うこととしており、具体的には各区の女性相談支援員等へのケースワークの助言や、相談者の同行支援などを行っていく予定です。
質疑・意見委員
勤務場所を固定するのではなく、各区を巡回するという理解でよいですか。
答弁執行部
本拠をアミカスに置きつつ、必要に応じて各区を巡回し、現場で必要な支援を行っていくことを想定しています。
質疑・意見委員
我が会派は以前からステップルームの必要性を述べてきましたが、いかがですか。
答弁執行部
様々な困難を抱えた女性が一時的に避難した後、日常生活に戻っていく上での中間施設としてステップハウスやステップルームが必要との意見と承知していますが、本市では母子生活支援施設などを活用しながら生活の立て直しを支援しています。
質疑・意見委員
そのような施設の重要性は理解しますが、ステップルームについても検討してください。

2. SNS人権侵害救済サポート事業

質疑・意見委員
SNS人権侵害救済サポート事業の新規実施に伴い職員が増員されるとのことですが、予算はその人件費と考えてよいですか。
答弁執行部
この事業は、拡散しやすいSNS等による人権侵害の被害救済に向け、市民が迅速に対応できるよう、24時間チャットボット相談窓口の設置や、削除申出手続などの伴走サポート、必要に応じた弁護士相談を実施するものです。予算は会計年度任用職員の人件費およびチャットボットの構築に係る委託費等を見込んでいます。
質疑・意見委員
会計年度任用職員は何人になりますか。
答弁執行部
会計年度任用職員は1人増員の予定です。また、チャットボットの構築等のため主査を1人増員することとしています。

3. ハートフルフェスタ

質疑・意見委員
ハートフルフェスタの予算額は例年900万円だったと思いますが、令和8年度は50万円増額し950万円とした理由を示してください。
答弁執行部
人権問題に関心のない人にも関心を持ってもらえるよう企画内容を充実させることとしており、50万円を増額しています。
質疑・意見委員
どんな充実を図るのか説明してください。
答弁執行部
若い世代に人権問題への関心を高めてもらうため、ハートフルフェスタにおいて若者が興味を持ちやすい講師を選定するなど、企画内容の充実を図っていきたいと考えています。

4. 予算資料の整合性

質疑・意見委員
配付資料について、当初予算案等の概要と当初予算案等説明資料に若干のずれが生じています。例えば概要では2ページに新規事業で広域支援体制の強化105万円と記載されている一方、説明資料には記載されていません。加えて、概要では家庭内備蓄等の啓発強化が新規事業とされていますが、説明資料では拡充事業となっています。これらの違いを説明してください。
答弁執行部
当初予算案等の概要では、重要施策や新規・拡充事業を中心に令和8年度予算の特徴的な取組を示しています。一方、当初予算案等説明資料は局全体の予算を漏れなく記載しているものです。作成時期もまとめ方も異なり文言等に若干の違いはありますが、基本的な中身に違いはありません。
質疑・意見委員
文言の違いであれば構わないと思いますが、概要に新規事業として記載するのであれば説明資料にも同様に記載してほしいです。整合性を持った資料を作成するよう要望しておきます。

5. 九州広域支援体制の強化(TKB避難所訓練)

質疑・意見委員
広域支援体制の強化として105万円が計上されていますが、具体的に何を新しく実施しますか。
答弁執行部
令和8年度の九州広域支援体制の強化の予算105万円は、九州市長会と連携した広域支援訓練に係る経費として計上しています。
質疑・意見委員
どんな訓練をいつ、どういうメンバーで行いますか。
答弁執行部
平成28年の熊本地震への対応を踏まえ、九州の各市が一体となって災害に対応することを目的に、28年10月に九州市長会の中に防災部会を設置しています。令和5年度以降、被災地への迅速な移動や避難所の立ち上げから運営など、広域支援に係る一連の手順を実動で確認することを目的に毎年訓練を実施しています。8年度は熊本地震から10年という節目に当たることもあり、熊本市がTKB(トイレ・キッチン・ベッド)を重視した避難所訓練を実施する予定です。九州市長会防災部会では、この熊本市の訓練を活用し、参加する関係機関との連携構築も視野に入れつつ、県域を越えて各自治体が資機材を持ち寄る『持ち寄り型TKB避難所訓練』を実施する予定です。時期は今のところ5月を予定しています。
質疑・意見委員
平成28年から実施しているとのことですが、なぜ新規事業としているのですか。
答弁執行部
訓練自体は令和5年から実施していますが、これまでは基本的に人を運ぶ、応急的な物資を運ぶという訓練内容でした。今回はTKBを重視した訓練を行い、実際にトイレカーやキッチンカーを派遣するため、新たな取組として記載しています。
質疑・意見委員
トイレカーの納車は、この訓練に間に合いますか。
答弁執行部
4月にトイレトレーラーが納車される予定であり、この訓練で活用したいと考えています。
質疑・意見委員
TKBを重視した訓練であるならば、必ず納車が間に合うようにしてください。

6. 地域防災計画の全面的な見直し

質疑・意見委員
地域防災計画の全面的な見直しについて、改めてスケジュール感を教えてください。
答弁執行部
現在、地域防災計画のさらなる実効性向上に向け見直しの原案作成を進めています。先日、福岡県より新たな地震被害想定が示されており、その対策を検討の上、本計画に反映する必要があるため、今後しっかり検討を行い、令和8年度中には見直し案を整理したいと考えています。
質疑・意見委員
議会への報告はいつになりますか。また、令和8年度中に作成し9年度に施行となりますか。
答弁執行部
地域防災計画の見直しは、議会へ報告の上、パブリックコメントも実施する予定です。具体的な時期は未定ですが、令和8年度中には議会へ報告したいと考えています。改定時期は、8年度中に見直し案をまとめ、最終的には防災会議で正式に決定されるため、9年度以降になると考えています。

7. 個別避難計画

質疑・意見委員
個別避難計画の作成実績と進捗状況、併せて令和8年度の取組内容を教えてください。
答弁執行部
避難行動要支援者に係る同意者名簿における個別避難計画の令和6年度の作成数は4,469件、作成率は約26パーセントであり、5年度は3,414件、約19パーセントでした。8年度は、特に優先度が高い要支援者に対し福祉事業者と連携した計画の作成を進めます。また、市職員による地域向けのワークショップを行うとともに、7年度から新たに開始したコーディネーターを活用したワークショップの実績を検証の上、拡大して実施するなど支援の充実に努めていきます。
質疑・意見委員
令和8年度の作成率の具体的な数値目標はありますか。
答弁執行部
政策推進プランにおいて、中期的な目標として令和10年度までに計画作成件数を1万件とすることを掲げています。今後、コーディネーターや市職員によるワークショップ、福祉事業者と連携した取組によって年1,500件程度増やしていきたいと考えています。作成率については、分母となる名簿の登載数が転居や施設入所等により増減する可能性があること、分子となる計画を作成した要支援者についても同様の可能性があるため明確に示すことは難しいですが、7年度の名簿登載数が約16,000人であることから考えると、年1,500件作成すれば9〜10ポイント程度増えると想定しています。
質疑・意見委員
現在の作成件数が4,469件で、令和8〜10年で1万件にするという理解でよいですか。
答弁執行部
作成件数の最新の実績は令和6年度のもので、7年度から10年度の4年間で1万件を目指すこととしています。
質疑・意見委員
作成率は都市によってばらつきがあると思いますが、熊本や神戸など大災害に見舞われた都市では作成率が高いと思います。熊本などは先進的に取り組んでいると聞いているため、そのような手法も取り入れながら進めてください。

8. ツナガルプラス(インセンティブキャンペーン)

質疑・意見委員
ツナガルプラスの利用拡大に向けたインセンティブつきキャンペーンの実施について、インセンティブの内容を示してください。
答弁執行部
このキャンペーンは令和6年度から開始しており、7年度は現在実施中ですが、アプリをダウンロードした人に防災グッズを抽せんでプレゼントしています。
質疑・意見委員
防災グッズの具体的な内容を教えてください。
答弁執行部
令和7年度は防災カタログギフトをプレゼントしています。
質疑・意見委員
インセンティブの効果を教えてください。
答弁執行部
令和6年度はキャンペーン期間である3月のダウンロード数が12,000件以上増加しました。令和6年4月から7年2月までの月平均のダウンロード数は2,000件弱であり、6倍程度増えています。

9. 帰宅困難者対策・一時滞在施設の備蓄

質疑・意見委員
企業との共働による帰宅困難者対策の推進について、具体的な取組内容を教えてください。
答弁執行部
帰宅困難者対策として、市有施設の活用や民間施設への協力依頼のほか、天神ビッグバンや博多コネクティッドなどの建て替え誘導策を活用しながら一時滞在施設の確保を進めています。また、事業所の一斉帰宅抑制に向けたガイドラインや一時滞在施設運営ガイドラインの周知・啓発を行うとともに、関係機関と連携した一時滞在施設への誘導訓練にも取り組んでいます。
質疑・意見委員
企業の協力による一時滞在施設は幾つありますか。また、その企業の備蓄状況等を把握していますか。
答弁執行部
現時点では市有施設も含め48施設、3万5,766人分の一時滞在施設を確保しています。また、本市で把握している範囲では、食料は約2万食、水は約1万5,000リットルが備蓄されている状況です。
質疑・意見委員
一時滞在施設のため長期間滞在することはないとは思いますが、約3万5,000人の収容人数に照らし備蓄品が不足していると感じます。企業に対して備蓄品の拡充を促す必要があると思いますが、対策は取っていますか。
答弁執行部
一時滞在施設の備蓄品だけでは不足している状況と認識しており、引き続き施設管理者に対して備蓄品拡充の協力要請を行っていきます。また、発災時に物資が不足する場合には、災害時応援協定に基づく企業からの支援物資の活用に加え、周辺の小売店や飲食店への商品提供の働きかけによって不足分を確保したいと考えています。
質疑・意見委員
協力企業は天神や博多などの都心部に集中していると認識していますが、郊外部などの観光地での対策はどうなっていますか。
答弁執行部
福岡県による新たな被害想定を踏まえ、都心部に限らず観光地など人の集積するエリアを対象として、令和8年度に帰宅困難者の実態調査を実施したいと考えています。

10. 志賀島・北崎地区の孤立化対策

質疑・意見委員
本市ではFukuoka East&West Coastプロジェクトに取り組んでいますが、対象エリア内に災害時に孤立化が懸念される場所はありますか。
答弁執行部
志賀島および北崎地区に該当があります。
質疑・意見委員
志賀島や北崎地区には観光客の滞在も少なくありません。本市は観光誘客を推進していますが、災害に遭うと観光客は大きな不安を抱えることになるため、当該地域のリスクを事前に周知することが必要ではないかとの思いもあります。一方で、周知することによる観光需要への影響も懸念されるため、難しい判断であることも理解できなくはありません。いずれにしても、地域住民であれば土地勘や普段の備えによって一定の対応が可能ですが、観光客は所持品も限られるなど不安定な状況に置かれてしまいます。こうした観点を踏まえ、災害時に孤立化する可能性がある地域において観光客向けの対策にしっかり取り組んでほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
孤立化のおそれがある地域については、地域と情報を共有しつつ対策を検討していますが、実際に孤立化した場合には救助活動や必要物資の輸送などについて関係機関と連携して対応していきたいと考えています。また、観光客への対応については経済観光文化局とも協力しながら検討していきたいです。
質疑・意見委員
消防局との連携も必要となると思いますが、どう連携していますか。
答弁執行部
孤立化するおそれがある地域の情報を共有しており、災害時の救助活動などについて検討を進めていくこととしています。

11. 刑法犯認知件数・特殊詐欺被害

質疑・意見委員
以前、刑法犯認知件数に係る目標と実績値が大きく乖離していると指摘しましたが、最新の数値はどうなっていますか。
答弁執行部
市内における刑法犯認知件数は、令和7年は1万5,675件です。
質疑・意見委員
目標を教えてください。
答弁執行部
防犯のまちづくり推進プランにおいて、令和11年に9,000件とすることを目標としています。
質疑・意見委員
年度ごとの数値はないのですか。徐々に減少し、令和11年時点で9,000件になればよいということですか。
答弁執行部
目標値は令和5年の認知件数を基に算出しており、毎年の目標値があるわけではありません。
質疑・意見委員
令和11年の話にはなりますが、人口や観光客、定住外国人などが増えている状況であり、9,000件という数値をそのまま目標とするならば相当な努力を要すると思います。警察や地域などと協力しながら進めていくのだと思いますが、本市として具体的に何ができますか。
答弁執行部
刑法犯認知件数については、主に窃盗犯や特殊詐欺などの知能犯が増えていますが、本市にできることは警察と連携し広報・啓発に取り組むことです。自転車盗が非常に多いため、少しの間でも必ず施錠することなどをしっかり周知・啓発していきたいです。また、特殊詐欺については、これまでも様々な媒体を用いて広報・啓発を行ってきましたが、令和7年8月からは新たにスマートフォン用の詐欺被害防止アプリの無償配布を始めています。これらを活用しながら特殊詐欺対策も進めていきたいです。
質疑・意見委員
本市における特殊詐欺の被害金額は把握していますか。
答弁執行部
令和7年の市内における特殊詐欺の被害額は14億9,211万円です。
質疑・意見委員
推移は把握していますか。
答弁執行部
令和5年は6億9,881万円、6年は9億5,849万円であり増加しています。
質疑・意見委員
本市としては広報・啓発をやるしかないとの答弁でしたが、短期間に金額が倍増していることに驚いており、本当にそれだけでよいのかという思いもあります。1人当たりの金額にもよるかと思いますが、被害件数の推移はどうですか。
答弁執行部
被害件数は令和5年が172件、6年が282件、7年が446件です。
質疑・意見委員
被害件数・被害金額とも増加している現状は看過できないと思います。警察との連携が十分とは言い難く、しっかり取り組んでいく必要があります。市民が意識を高めることも必要である一方で、本市としてできることが限られているとはいえ抜本的な対策を講じる必要があるのではないですか。警察と特別な取組を実施するなど、より踏み込んだ対応を検討すべきだと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
特殊詐欺については、国際電話による被害が多いことを踏まえ、福岡県警では固定電話やひかり電話の国際電話着信を防止するための手続代行を進めています。一方、本市ではスマートフォン向け対策アプリの無償提供などによる啓発を実施しています。双方の取組について、区役所などに共働してブースを設置するなどして周知を図っており、こうした取組を継続していきたいと考えています。
質疑・意見委員
特殊詐欺被害者の多くが高齢者である実態を踏まえると、対策としてスマートフォンにアプリをダウンロードしてもらう方法がどれほど効果的なのか疑問です。事業の有効性を検証する上でも、年代別の利用率などアプリの活用状況に関する数値を把握していますか。
答弁執行部
詐欺バスターというアプリを提供している民間事業者との共働事業として取り組んでおり、現在、事業期間中です。数値等については事業終了時に報告してもらうことになっており、現時点では把握していません。
質疑・意見委員
事業終了はいつになりますか。
答弁執行部
令和9年3月です。
質疑・意見委員
経費はいくらですか。
答弁執行部
スマートフォン用のアプリは民間事業者の無償提供であり、本市として予算は執行していません。
質疑・意見委員
しっかり取組を進めるよう要望するとともに、1年後には刑法犯認知件数が減少することを期待していると意見を述べておきます。

12. 地域防犯パトロールカー(人的支援)

質疑・意見委員
地域防犯パトロールカー活動への支援について、具体的な支援内容を教えてください。
答弁執行部
地域防犯パトロールカーへの支援は、公用車譲渡のほか、車検代の補助や導入後のガソリン代の支援、軽自動車税の減免など総合的に実施しています。
質疑・意見委員
私も青パトで巡回していますが、地域には乗り手がいない状況です。サラリーマン家庭や夫婦共働きが多い中、登下校の時間帯に見回ることは困難で、結果として高齢者を中心に見回りを担当しています。自動車のメンテナンス費用等も大事である一方で、人的支援にも取り組む必要があると思いますが、いかがですか。
答弁執行部
現在、本市では人的支援は行っていませんが、防犯活動を行っている校区などの取組について市政だよりやホームページで紹介し、防犯活動に関心を持ってもらえるよう取り組んでいます。
質疑・意見委員
市職員が青パトで巡回することは困難であると理解していますが、地域では巡回体制の維持が難しくなっており負担の偏りも生じています。エリアによって状況に差があるとは思いますが、ニーズ把握を行いつつ何らかの人的支援を検討すべきと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
防犯パトロール活動については、地域がしっかり活動できるよう地域の声を聞きながら支援に努めていきたいと考えています。

13. 高齢者の免許返納と講習

質疑・意見委員
交通安全教育および啓発について、高齢者の運転免許証返納状況を教えてください。
答弁執行部
市内における運転免許証の返納状況について、令和7年中の65歳以上の返納者は3,886人です。
質疑・意見委員
返納者は年々増えていますか。
答弁執行部
令和7年は6年より128人減っていますが、5年と比較すると700人ほど増えている状況であり、年によってばらつきがあります。
質疑・意見委員
本市では返納者にどんなメリットがありますか。
答弁執行部
交通局において運転免許証返納割サービスを行っており、ちかパス65を購入する際に3,000ポイントを付与しています。
質疑・意見委員
交通局の事業ではありますが、もう少し特典を充実させてはどうかと思います。市民局としては他局の事業という認識ですか、それとも何か検討できることがありますか。
答弁執行部
市民局では、高齢運転者に安全運転を心がけてもらう必要があると考えており、自身の身体機能や判断能力に気づく契機となるようシミュレーターを活用した高齢運転者講習会を実施しています。さらに令和8年度からは、認知・判断・行動に係る反応速度を測定し客観的に認識できる交通安全機材を活用した安全運転教室の開催を検討しており、自身の身体機能の変化に気づくきっかけを提供していきたいと考えています。
質疑・意見委員
シミュレーターを用いた講習会は具体的にどこで行っており、どれくらいの利用者がいますか。
答弁執行部
南区にある福岡自動車運転免許試験場で実施しており、令和7年度における高齢運転者講習会の参加人数は54人です。
質疑・意見委員
令和8年度は具体的に何が拡充されますか。
答弁執行部
シミュレーターは福岡自動車運転免許試験場内に設けられたふっけいコアセンターに固定で設置されているものです。一方で、反応速度を測定する交通安全機材は持ち運びができるため、本市が行う出前講座などで活用することとしており、自身の身体の変化を知ってもらうきっかけづくりに取り組んでいきたいと考えています。
質疑・意見委員
利用実績が54人では少ない印象ですが、いかがですか。
答弁執行部
高齢運転者講習会については、シミュレーターを活用した講習のほかに実際に自身の車を使って運転する講習会も行っています。この講習会はボートレース福岡や消防学校などで行っており、38人参加しています。
質疑・意見委員
単に免許証の返納者が増えればよいのではなく、生活上の必要から返納したくても困難な高齢者がいることは理解していますが、やはり危険を感じた時点で速やかに返納してもらうことが望ましいと思います。その判断材料とするためにも身体機能や認知機能の状態を把握できる講習は重要であるにもかかわらず、受講実績が年間54人、38人というのは少ないのではないですか。本市にできることは周知・啓発や広報等に限られるのかもしれませんが、令和8年度も着実に取組を進めてもらうよう求めておきます。

14. 自転車の安全利用(ヘルメット)

質疑・意見委員
自転車安全利用の推進について、現在のヘルメットの着用率を教えてください。
答弁執行部
福岡県警で調査を実施しており、本市のみではなく福岡地区という調査範囲になりますが、令和7年6月時点で15.5パーセントの着用率です。
質疑・意見委員
数値は増加していますか。
答弁執行部
令和6年7月が11.9パーセントであり、3.6ポイント上昇しています。
質疑・意見委員
ヘルメットを着用している人が増えてきた実感があり、よい傾向にあると思います。以前から述べているように、駐輪場にヘルメット置き場を整備してほしいと思っています。折り畳み式のヘルメットもあるようですが、やはり駐輪場に置き場が整備されることが望ましいと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
駐輪場におけるヘルメット置き場の確保について道路下水道局と協議していますが、スペースの確保が難しいと聞いています。市民局では折り畳み式のヘルメットを紹介するとともに、道路下水道局とも連携して駐輪場においてヘルメット着用に関するキャンペーンなどを実施しており、引き続きヘルメット着用の啓発に努めていきたいです。

15. 飲酒運転撲滅対策

質疑・意見委員
飲酒運転撲滅対策について、直近の事故発生件数を教えてください。
答弁執行部
令和7年の本市における飲酒運転事故は26件です。
質疑・意見委員
これこそ粘り強く地道に訴えていくしかなく、劇的に数字がゼロになるような策がないことは理解していますが、26件発生していることは残念です。予算額の212万9,000円はおそらくメッセージ展等の経費だと思いますが、ほかに何かできることはないのかという思いがあります。これまでの取組に加え、令和8年度に新たに実施するものがあれば示してください。
答弁執行部
飲酒運転撲滅大会や生命のメッセージ展の開催に取り組むこととしています。また、飲酒運転撲滅に向けて様々な民間団体が活動しており、そうした団体とも連携しながら啓発に努めていきたいと考えています。

16. 消費生活相談員の確保

質疑・意見委員
消費者対策について、消費生活センターの相談員は定数に足りていない状況だったと思いますが、令和8年度はどうなりますか。
答弁執行部
令和8年4月から1人採用予定です。あと1人不足しているため、応募要件を緩和した上で募集を継続しています。
質疑・意見委員
まずは1人確保できてよかったとは思いますが、以前の議会質問で募集方法には工夫の余地があるのではないかと指摘していました。令和8年度は何か変更点がありますか。
答弁執行部
以前は本市のホームページなどで募集を行っていましたが、現在は消費生活センターのホームページにもバナー広告を掲出しています。また、全国消費生活相談員協会を通じて、同協会に登録している九州圏内の相談員に個別メールを配信しました。今後とも様々な方法による募集を行い、人員確保に努めていきたいです。
質疑・意見委員
先ほど答弁があった募集要件の緩和について説明してください。
答弁執行部
これまでは1年以上の経験年数を求めていましたが、これを撤廃し、国家資格の保有のみを要件としました。
質疑・意見委員
経験年数に関する要件は即戦力として業務を担える人材を確保するために設けられていたと理解しています。しかしこの要件を撤廃するとなれば、新人教育などの新たな育成の仕組みが必要になる可能性があります。そこも踏まえた上での判断だと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
従来から、消費者庁の国民生活センターが実施する各種研修に積極的に参加させるなどの育成体制を確保してきました。また、ベテラン職員が多数在籍しているため、OJTトレーナーによる人材育成を図る予定です。
質疑・意見委員
相談員については定数11人に対し現員数が9人だったと記憶しています。今回1人確保できたとのことですが、依然として1人不足しているため、その確保に引き続き努めてほしいです。また、以前指摘したとおり、本市は他都市と比べて相談件数が極めて多く、1人当たりの相談件数も突出しているため、少しでも現場の負担を軽減できるよう運営してください。

17. 自治会・町内会の加入率と町内会費

質疑・意見委員
コミュニティづくりの支援について、直近3年間の自治会・町内会への加入率の推移を示してください。
答弁執行部
自治会・町内会への加入率については4年に1度アンケートを実施しており、最新の令和4年度の加入率は81.1パーセントです。また、平成30年度は85.7パーセント、26年度は89.1パーセントです。
質疑・意見委員
毎回約4パーセントずつ減少しており、このままでは70パーセント台になるのではないかと懸念します。加入率が減少している要因をどう分析していますか。
答弁執行部
地域に対する関心の低下等により、地域活動に対する理解が薄まっている状況があるのではないかと考えています。
質疑・意見委員
加入率が低下していく状況に歯止めをかけるべく、共創による地域コミュニティ活性化条例を制定したものと認識しています。町内会の重要性が十分に認識されていない現状や、加入することへの負担感などに対する抜本的な対策を講じなければ加入率の改善は望めないのではないですか。このまま現状を座視するわけにはいかず、しっかりとした対策を検討すべきと思いますが、いかがですか。
答弁執行部
地域活動の活性化や参加促進、加入率の向上、担い手不足の解消などを図っていくため、これまでも補助金制度の拡充や担い手の負担軽減に向けた協力依頼の見直しなどを進めてきました。また、デジタル技術を活用した負担軽減と参加促進にも取り組んでおり、令和8年度は電子回覧板の活用など地域活動のデジタル化支援に力を入れていきたいと考えています。また、引き続き地域コミュニティサイト『ふくコミ』などを通して地域活動の魅力を広く発信し、活動の意義を周知していくことなどにより、住民の自主的な参加を促していきたいと考えています。
質疑・意見委員
何度か指摘していますが、家賃に町内会費が含まれていることがあり、自分が町内会員になっているにもかかわらず自覚がない人たちが相当数いると思います。町内会費として200〜300円が毎月家賃に上乗せされて町内会に加入していることになっています。そういった人たちに対して町内会の会員だとしっかり認知してもらわないといけません。不動産事業者も契約するときに当然説明していると思いますが、認識していない人が多い気がしています。この点についていかがですか。
答弁執行部
自身が町内会費を支払っていることや町内会に加入している自覚がない状況は望ましくないと考えています。住民が会費の金額や使途を理解できるよう、地域と区役所が連携して加入促進チラシを作成するなど情報発信の取組も進めています。また、宅建協会などの不動産関係団体とも連携し、事業者を通して加入について住民へ周知するよう働きかけており、引き続きこうした取組を進めていきたいと考えています。

18. 地域づくりアドバイザーの派遣

質疑・意見委員
共創による地域づくりアドバイザーの派遣について、令和7年度の実績を教えてください。
答弁執行部
令和7年度は12月末時点で49回の派遣を行っています。
質疑・意見委員
アドバイザーは何人いますか。
答弁執行部
地域活動に助言や指導を行える人材として、地域コンサルタントや集合住宅関係者、防災関係者など16人、12団体を登録しており、地域のニーズに応じて派遣しています。現在は、自治会・町内会や自治協議会が防災活動を行う際の派遣申請が多い状況です。
質疑・意見委員
地域の要望に応じて派遣するという説明だと理解しましたが、本市から積極的な発信はしていますか。
答弁執行部
日頃から各区の校区担当係長が地域のニーズや意見などを聞いており、必要に応じて適切に案内しているものと認識しています。
質疑・意見委員
コロナにより地域活動が停滞し、文化祭や体育祭、敬老会などの行事のノウハウが失われ、人の入れ替わりもあって運営方法が分からず活動しない状況は極めてもったいないと考えます。これらの行事を楽しみにしている住民も多いことから、積極的にアドバイザーを派遣できる仕組みが必要ではないですか。令和8年度はアドバイザーの派遣を積極的に増やしてほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
コロナ下ではアドバイザーの派遣も少なくなっていましたが、令和5年度以降は徐々に増加してきていると認識しています。各区の地域支援課とも密に連携し、地域がどんな活動を推進したいのかということを把握しながら支援していきたいと考えています。
質疑・意見委員
加入率低下とも関係すると思いますが、地域活動が縮小しないよう、無駄の削減や役員負担の軽減による効率化は必要である一方、文化祭など従来から続いてきた行事が人手不足やノウハウ喪失を理由に実施されなくなる現状は看過できないと考えます。コロナ禍で地域活動が大きく変容したことを踏まえ、アドバイザーについては要望があった場合に派遣する消極的な運用ではなく、より積極的に活用を促すよう求めておきます。

19. 地域集会施設への助成

質疑・意見委員
地域集会施設の新築・増改築や借り上げ等への助成について、地域の集会所の数は把握していますか。
答弁執行部
地域集会施設の保有について、令和4年度に2,313団体に対しアンケート調査を行い、調査結果が得られた1,854団体のうち852団体が集会所を保有しているという状況を把握しています。
質疑・意見委員
852団体が保有している集会所について、耐震性や立地箇所の危険性などを把握していますか。
答弁執行部
市民局では詳細を把握していませんが、各区の地域支援課で把握しているものもあると考えます。
質疑・意見委員
各区の地域支援課が対応しているとはいえ、市民局としても集会所の耐震性や立地上の危険性を把握しておいてもよいのではないかと思います。その上で区役所と連携し、建て替えや新築の支援を的確に行う体制を整えてほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
自治会・町内会が保有する施設であることから状況を把握する具体的な方策は持ち合わせていませんが、区役所とも連携しながら情報の把握に努めていきたいです。
質疑・意見委員
市民局にも声は届いていると思いますが、建て替えたいがお金がない、移築したいが土地が見つからないといった話をよく耳にします。地域支援課の係長が一生懸命やっていることは理解していますが、お金を出すだけでなく困っている町内会を的確に支援してください。

20. 3区庁舎の更新

質疑・意見委員
東区・南区・早良区の3区庁舎の更新を踏まえた在り方の検討について内容を説明してください。あわせて、区役所トイレリニューアル事業で早良区役所のトイレ改修を実施することとなっていますが、建て替えを行うこととの整合性を説明してください。
答弁執行部
区庁舎の老朽化対策については、築年数が最も経過している東区・南区・早良区の3区庁舎を対象として令和7年度までに老朽化調査等を実施してきました。8年度は、これら3区庁舎の将来的な更新を見据えた在り方検討に着手するため、検討経費として2,300万円余を計上しています。また、既存庁舎はアセットマネジメント基本方針等に基づき70年を目途に活用する方針ですが、3区庁舎は築54年で今後16年程度使用することからトイレ改修は必要な工事だと考えています。博多区以外の6区庁舎には和式便器が多く残っており、社会情勢を踏まえると洋式化やバリアフリー化は急務であるほか、庁舎を70年間使用するためには設備等の耐用年数を踏まえ今後も適切な時期を捉えて計画修繕を行う必要があると考えています。
質疑・意見委員
令和8年度はどの程度まで検討しますか。具体的な方針等が8年度に示されるのですか、それともまだ先の話ですか。スケジュール感を教えてください。
答弁執行部
令和8年度は、3区庁舎に共通する必要な機能や規模の検討に加え、施設更新における区役所ごとの課題の整理など基礎的な調査を中心に進める予定です。スケジュールについては、直近の博多区新庁舎を整備した際を例に挙げると、まず基礎的な調査を行い、その後整備方針等を取りまとめ、基本計画を策定し、事業者の公募を経て工事に着手するといった手順で進めており、3区庁舎においても同様に進めていく想定ですが、具体的なスケジュールはこれから検討していきます。

21. 公民館の休館日(議案第84号)

質疑・意見委員
議案第84号について、今回の条例改正の目的として公民館職員の働き方改革のほか研修を実施することなどの説明があったと思いますが、改めて確認したいです。
答弁執行部
働き方改革の視点に加え、利用ルールを明確にし利用者にも分かりやすく示すなど、利便性の向上につなげる取組の一つです。
質疑・意見委員
第2条の2において『教育委員会が必要と認める場合は、これを変更し、又は臨時に休館日を設けることができる』とのただし書がありますが、休館日は変更可能ですか。
答弁執行部
例えば休館日に地域行事が予定されており開館する必要がある場合など、地域の状況に応じて対応していくこととしており、変更は可能です。
質疑・意見委員
毎月末日を休館日とする運用では困るとの地域の意見も示されていましたが、これについても実情に応じて対応可能ですか。
答弁執行部
地域行事等で開館が必要な場合などは柔軟に対応していくことになります。
質疑・意見委員
所定の休館日に加えて臨時休館日を設けることはできますか。
答弁執行部
必要に応じて臨時休館日を設けることができます。
質疑・意見委員
休館日の受け止めが公民館ごとに異なっており、主事や館長の理解も統一されていない状況があります。既に月末に行事を予定している公民館も少なくないと思いますが、このままでは月末の休館が必須であると誤解され、地域行事への影響や混乱が拡大しかねないと懸念しています。地域の実情に応じた柔軟な対応が可能なのであれば、そのことを明確に伝える必要があります。現場の混乱を防ぐためにも周知徹底を図ってほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
令和8年度においては年度途中からの変更となるため、既に計画を立てている団体もあることを踏まえ、混乱が生じないよう柔軟に対応していきたいです。区役所とも連携しつつ、公民館に対して丁寧に説明を行いながら運用していきたいと考えています。

22. 地域の防災訓練・防災士・防災キャンプ

質疑・意見委員
私の地元校区と区役所が連携し大規模な防災訓練を実施しましたが、実行委員会を立ち上げ半年間にわたって準備を進めてきたにもかかわらず、思いのほか来場者が少なかったです。校区として情報発信を行っていたものの、より多くの人に来場してもらいたかったと思いますが、情報発信の在り方についていかがですか。
答弁執行部
各区の総合防災訓練は区が校区と主体的に調整して実施していますが、一部では周知不足や参加者が少ないといった実態もあると認識しています。そのため、参加者の増加に向け区と連携し周知の強化に取り組んでいきたいと考えています。
質疑・意見委員
訓練では炊き出し車両も含め自衛隊からも多くの展示があったほか、一般的なものよりも立派なテントを設営し企業からの参加も受けており、多くの人手と少なくない費用を投じている一方で、来場者が少なくもったいないと感じています。より多くの市民に情報を伝え来場を促す工夫を求めておきます。
質疑・意見委員
各町内を実際に回る避難誘導訓練を行いましたが、避難誘導を担う町内会長には高齢者が多く、訓練後にはぐったりとしている様子でした。その状況を見ていた自治会長と話したところ、実際の災害時に十分に対応できるのかとの懸念を示していました。一方で、テント設営などは若手が対応して円滑に進んでいた状況もあり、地域防災を支える若い担い手の確保が急務ではないかと意見しておきます。
質疑・意見委員
今回の訓練では、博多あん・あんリーダー会に所属し防災士資格を持っている人物が実行委員長を務め、適切に全体指揮を執っていました。他方、他の校区も同様に、防災士など専門的知見を持つ人材が中心となって自主防災組織を運営できていますか。
答弁執行部
各校区の自主防災組織に所属する防災士の数は把握していませんが、博多あん・あん塾の修了者の活動状況は把握しています。今後は防災士の活動状況も含めて自主防災組織の実態把握に努め、各校区で有効な防災活動が行えるよう区と連携して引き続き支援していきたいと考えています。
質疑・意見委員
各校区の防災訓練については、防災士の資格保有者や博多あん・あんリーダー会の所属員が運営に関与する体制を整えることが望ましいと考えます。現状では自治会長などの限られたメンバーが中心となって訓練を行う傾向があるため、こうした専門的知見を持つ人材の参画が広がるよう、積極的な働きかけをお願いします。
質疑・意見委員
私の地元校区では新たに防災キャンプの実施を検討しており、学校のグラウンドにテントを張って一晩過ごし、防災倉庫の備蓄品を活用した炊き出しを行うなど、災害時を想定した実践的な取組を計画しています。他校区での同様の事例を把握していれば示してください。
答弁執行部
具体的な校区名は把握していませんが、防災キャンプに類する取組として、屋外ではなく体育館を活用した宿泊訓練を行っている事例があると承知しています。
質疑・意見委員
今回の企画は青少年育成部の主体的な発案によるものであり、防災訓練を盛り上げようとする姿勢は若い担い手の育成という観点からも大変意義があると考えています。また、各校区の防災倉庫にはテント20張が保管されていると聞きましたが、どうですか。
答弁執行部
各校区の防災倉庫には簡易テントを20張備蓄しています。
質疑・意見委員
今回企画している防災キャンプにおいても、そのテントは利用可能ですか。
答弁執行部
各校区の防災倉庫に備蓄している資機材については、災害時だけでなく平時からの防災活動にも活用してもらいたいと考えています。
質疑・意見委員
防災倉庫は誰が管理していますか。
答弁執行部
地域の自主防災組織も利用していると認識しています。また、防災倉庫の位置や備蓄内容を平時から確認しておくことは重要であり、その機会として毎年、避難所開設訓練を実施しています。訓練には市職員のほか地域住民、とりわけ自主防災組織の構成員が参加しており、公民館長や学校関係者などの施設管理者を併せた3者で避難所開設を想定した確認作業を行うとともに、顔の見える関係づくりを図っています。こうした機会を通じ、備蓄品を地域の共有物として扱えるよう取り組んでいます。

23. 自転車の安全利用と交通安全教室

質疑・意見委員
自転車のヘルメット着用率が高まりつつあることは実感していますが、4月からの法改正により、歩道を走行していた自転車が一斉に車道へ移行した場合の安全確保に懸念を抱いています。けやき通りなどは矢羽根の整備が進んで走行環境は一定改善しているものの、法改正に伴い車道を走行する自転車の数が増えることを踏まえれば、自転車道の整備をさらに進める必要があると思います。道路下水道局に対し自転車道の整備をしっかり働きかけてほしいと意見を述べておきます。
質疑・意見委員
最近、自転車の安全利用に関する広報物が市政だよりに折り込まれていました。交通反則通告制度の内容が記載されていましたが、罰則の種類は驚くほど多く、市民も十分把握できていないのではないかと思います。こうした情報を周知する取組は有意義であり、より多くの市民に届くよう継続して実施してほしいです。また、啓発動画に誘導する二次元コードが掲載されていましたが、動画の内容が従来の注意喚起にとどまっていたため、法改正に即した構成に刷新する必要があると思いますが、いかがですか。
答弁執行部
4月から反則金の適用を含む道路交通法の大幅な改正が行われることから、市民に正しい交通ルールを周知し理解を促すことが重要と認識しています。そのため市政だよりでは反則金の額だけでなく正しい乗り方についても啓発を行っています。また、現在は福岡県警が作成した動画を紹介するようにしていますが、本市としても効果的な周知が図れるよう検討していきたいと考えています。
質疑・意見委員
市内では外国人の自転車利用が多く、並走などの危険行為を見かけることも少なくありません。また、在住外国人のみならず、インバウンド客がシェアサイクルを利用する場合には交通ルールを十分理解していない可能性が高いため、こうした利用者に対する適切な情報発信に取り組んでほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
外国人に対しては、多言語版のチラシを作成した上で周知を図っていきたいと考えています。
質疑・意見委員
中央区が幼稚園や保育所向けに実施している交通安全教室について、実施施設からは内容がコロナ前より簡素化され物足りないとの声を聞いています。以前はDVD視聴に加え、例えば横断歩道の模型等を使った実技指導があったものの、現在はDVD上映とクイズ程度で終了し園児の理解につながっていないとの意見があります。簡素化によって十分な安全教育が行われていない懸念がありますが、いかがですか。
答弁執行部
中央区の実施内容は把握していませんが、市民局では警察官OBと連携し、園児などの子どもを対象に自転車の安全利用を含む交通ルールの遵守に関する出前講座を実施しており、しっかり取り組んでいきます。
質疑・意見委員
中央区の講座は個別事例かもしれませんが、交通安全教室については実効性のある内容となるよう取り組んでほしいです。小学校等への出前講座としてグラウンドを活用した交通安全教室を開催していると思いますが、引き続きしっかり取り組んでください。
質疑・意見委員
小中学校および高校における自転車教室については、これまでの取組の欄に記載がありませんが、新規事業ですか。
答弁執行部
小中学校および高校における自転車教室は、これまでも学校の授業の中で継続して実施してきたものです。このほかにも、小学生向けの自転車乗り方教室において交通ルールの啓発を行うとともに、中高生向けにVR動画を活用した出前講座を実施しています。
質疑・意見委員
安全教室について、運動場で実際に自転車に乗って行うものではなく、教室で交通ルール等を教える形式ですか。
答弁執行部
ほとんどの小学校で実技を伴う講習を行っていると聞いています。
質疑・意見委員
今まで何校で行っていますか。
答弁執行部
交通安全教室自体は、全ての市立小中高校で行われています。
質疑・意見委員
主催は教育委員会ではなく市民局ですか。また、指導は誰が行いますか。
答弁執行部
主催は教育委員会です。警察などから講師の派遣を受け講習を行っていると聞いています。
質疑・意見委員
教育委員会が主催とのことですが、市民局はどんな取組を行っていますか。
答弁執行部
市民局においては、小学生向けには自転車の乗り方教室の中で交通ルール等の啓発を行っており、中高生向けには出前講座にVR動画を用いて実際の事故の様子を体験してもらう講習を行っています。
質疑・意見委員
小学校の低学年や保育園児等は、自転車で公道を通行してよいのですか。
答弁執行部
13歳未満の子どもは歩道を通行できるようになっています。
質疑・意見委員
そういった交通ルールがまだ浸透していないのではないですか。
答弁執行部
青切符の導入後も、13歳未満の子どもについては引き続き歩道を走行することができます。どんな場合に歩道を通行できるのかということも含めて周知に努めていきたいと考えています。
質疑・意見委員
13歳未満の子どもが歩道走行中に事故を起こした場合は、親の責任になりますか。
答弁執行部
事故の加害者となった場合には保護者の責任となります。本市としては、保護者に自転車損害賠償保険等の加入の義務を条例で定めています。
質疑・意見委員
市立高校を対象に令和8年度からヘルメットの着用を徹底するような働きかけは行っていますか。
答弁執行部
県立高校が令和7年4月からヘルメット着用を義務化しており、市立高校においてもそれに準じた取扱いとするよう教育委員会から通知が出されていると聞いています。
質疑・意見委員
教育委員会とは連携していますか。
答弁執行部
教育委員会と情報交換を行う中で通知を発出したと聞いています。

24. 地域防犯パトロールカーの工夫

質疑・意見委員
私の地元でも地域防犯パトロールカー活動を行っていますが、音がうるさいため止めてほしいとのクレームを受け、今は音を鳴らしていません。地域防犯パトロールカーが音を出すことで犯罪の抑止力につながる面もあると思っており、地域住民が活動に対する理解を深められるよう周知等を検討してください。
質疑・意見委員
笹丘校区の青パトに動物のラッピングを施した結果、子どもとの距離が近くなったという事例もあるため、地域住民から活動を応援されるような工夫に取り組んでください。

25. 町内会費の意義の周知

質疑・意見委員
町内会費を払う必要性について、多くの人が疑問を持っているのではないかと思います。また、町内会に入らない前提で入居を進めている不動産事業者もいます。私の校区では、夏祭りやグラウンドゴルフ大会等のポスターやチラシを作成する際に、町内会費の意義を理解してもらうため町内会費の一部を使っていると大きく記載しています。地域の取組ではありますが、町内会費を納める意義を周知することについては本市からも支援してほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
自治会費・町内会費が地域の活性化や課題解決に役立てられていることについて、本市としても市政だよりや地域コミュニティサイトふくコミなどを活用して積極的にPRを行っていきたいです。また、令和4年度からは各区地域支援課に地域広報アドバイザーを配置し、地域の広報活動の支援も行っています。本市も地域と一緒になってPRに取り組んでいきたいです。

26. 福岡マラソン

質疑・意見委員
福岡マラソンについて、走り終わった後のおもてなしエリアに多くのブースが出ていますが、6時間を超えてゴールしたら食べ物がほとんど無くなっていたとの話を聞きました。他の大会では最後までしっかり食べ物が残っていると聞くため工夫してほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
令和7年度の大会から定員を1,000人増員したことに伴い、給食も総数で4,000食程度増やしています。また、前回・前々回の実績を踏まえ配分のバランスを見直しましたが、レース後半やフィニッシュ会場で提供できないことがないよう、次回大会に向け引き続き検討していきたいです。
質疑・意見委員
過去の大会では雨が降ったことが多いです。その際、おもてなしエリアからバス乗り場への動線が土であるため歩きにくかったとの話を視覚障がい者から聞きました。雨が降る可能性があることも踏まえ、例えばシートを敷くなどの対策をしてほしいですが、いかがですか。
答弁執行部
令和7年度の大会ではレース全体において雨が降った状況でした。雨天との予報を踏まえ、フィニッシュ会場においておもてなしエリアを中心にゴムマットを敷設しました。シャトルバス乗り場への動線の中でアスファルト舗装などになっていない部分については、大会の状況を踏まえ対策を検討していきたいです。
質疑・意見委員
ゴールした後に携帯電話がつながらない状況について、対策を検討してほしいですがどうですか。
答弁執行部
令和6年度の大会でそういった声を聞いたことから、7年度の大会では各通信事業者に対応を強くお願いし、一部の通信事業者においては4G回線を5Gに変えるなどの対応を行ってもらいました。次回大会に向け、引き続きできる限り環境改善の要望を行っていきたいです。

27. 使用料・手数料の受益者負担

質疑・意見委員
一般会計歳入の使用料および手数料は施設利用に伴う歳入だと思いますが、この使用料・手数料は何年に一度といった頻度で見直していますか。
答弁執行部
受益者負担の在り方については財政局において全庁的な取扱いを検討していると承知しています。その動きを注視しながら引き続き対応を検討していきたいです。
質疑・意見委員
物価や建築費、人件費の高騰など昨今の情勢を踏まえれば、一定の受益者負担を検討する必要があると考えます。市民局が所管する分野である以上、財政局の検討状況を把握した上で適切な負担の在り方を検討すべきであると意見を述べておきます。

出典: 福岡市議会 会議録検索システム
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