会議のまとめへ戻る

発言のやり取り

条例予算特別委員会 生活環境分科会2026年3月13日(金) 開催

1. 脱炭素化推進とごみ減量・資源化(補助見直し)

質疑・意見委員
市民が省エネやごみ減量、環境に負荷をかけない暮らし方をするためには、一人一人が自覚しないとすばらしい計画を立てても改善することはなかなか難しいと思います。全体予算が増額している一方で補助事業が縮小している理由を教えてください。
答弁執行部
令和8年度の予算編成に当たっては、埋立場などの施設整備やプラスチックの分別収集に伴い予算が増額することが見込まれたことから、各事業の執行状況などを踏まえ一部の補助事業の廃止・縮小を行っています。
質疑・意見委員
自動車部門の脱炭素化推進について、予算額が減少している主な理由を教えてください。
答弁執行部
プラグインハイブリッド車を対象から外したこと、実績に基づいてEV車の補助想定台数を見直したことが要因です。また、市有施設への急速充電設備について、12月議会で補正を行った雑餉隈における設置を除いて新規設置がないことによる減です。
質疑・意見委員
家庭部門・業務部門の脱炭素化推進について、予算額が減少している主な理由を教えてください。
答弁執行部
住宅用エネルギーシステム導入支援事業について、太陽光発電設備の導入のハードルが金額的にも下がってきているため対象から外したことに加え、蓄電池の容量に応じて補助額にめり張りをつけたことが要因です。また、脱炭素建築物誘導支援事業について、令和7年度の執行状況等を踏まえ減額しています。
質疑・意見委員
市民への周知等をしっかり行い、取り組みやすい形を模索してください。過去にも不用額が出ていたため、市民や事業所にしっかり事業を周知してください。
質疑・意見委員
家庭ごみ・事業系ごみの減量・資源化について、予算額が減少している主な理由を教えてください。
答弁執行部
地域集団回収等報奨制度の実施について、地域集団回収の回収量等の減少に伴う報奨金の減、地域集団回収アプリの構築に伴う委託料の減によるものです。また、事業系食品廃棄物の資源化推進について、これまでの執行状況を勘案し、食品廃棄物分別保管場所整備費補助金と生ごみ処理機導入支援補助金を廃止し、飼料化・メタン化に係る食品廃棄物処理の補助金を減額したことによるものです。
質疑・意見委員
循環のまちをつくっていくためにも、予算は減ったとしてもしっかり周知徹底してください。

2. 博多湾の栄養塩類・生物多様性

質疑・意見委員
多様性にあふれた自然共生のまちづくりについて、博多湾の栄養塩類の在り方を検討するに当たって道路下水道局との連携状況を教えてください。
答弁執行部
博多湾環境保全計画推進委員会において栄養塩類の在り方を検討しており、環境局・道路下水道局・港湾空港局・農林水産局の4局で事務局を担っています。下水道、漁業など各専門分野の取組を進め、計画の推進を行っています。
質疑・意見委員
博多湾の環境問題は食べ物にもつながってくるため、市民に分かりやすく情報発信してください。
質疑・意見委員
生物多様性の推進について、予算額が減少している主な理由を教えてください。
答弁執行部
消費行動を通した啓発について、令和8年度から見直しを行って減額しています。一方でインターネット上にある生物多様性ふくおかセンターにおいて、企業・NPO等の活動連携依頼を受け付けるなどの強化をしています。
質疑・意見委員
ふくおかレンジャーの育成について、もっと情報発信してください。

3. グリーン購入ガイドライン

質疑・意見委員
グリーン購入ガイドラインについて、庁内に周知徹底され、市民向けにもホームページで発信されていますが、国が出している同ガイドラインのプレミアム基準について説明してください。
答弁執行部
手元に資料がありません。
質疑・意見委員
同ガイドラインを市民も含め徹底してもらう必要がありますが、なかなか進まない部分もあるため、プレミアム基準も参考に改めて周知徹底を図ってください。

4. PFASの調査(水道局連携)

質疑・意見委員
PFASの水道水質基準改正に関して、水道局と連携を行っているか教えてください。
答弁執行部
検査方法や検出状況などについて情報交換を行っています。
質疑・意見委員
環境局が2009年にPFASの汚染実態調査を実施した後、年数が経過していますが、その後の調査は行わないのですか。
答弁執行部
当該調査については国との共同研究により実施したもので既に調査は終了しています。調査結果を受けて環境水中の要監視項目の設定などがなされたと認識しています。今後の調査の予定はありません。
質疑・意見委員
水は世界中を巡り巡って自分たちに戻ってくるため、水質は重要です。水道局の調査対象はあくまでも水道水であり、環境中に放出されているPFAS関連物質はたくさんあるため、環境局からも国にPFOS・PFOA以外のPFASについての規制を働きかけるとともに、博多湾や河川がどういう状況なのかしっかり調査するよう要望しておきます。

5. 小学校の環境・食の資源循環プログラム

質疑・意見委員
小学校リサイクルチャレンジ事業および小学校における食の資源循環推進プログラムについて、より力を入れている取組があれば説明してください。また、小学校における食の資源循環推進プログラムの予算額が減額となっている要因を教えてください。
答弁執行部
小学校リサイクルチャレンジ事業については、4年生に環境学習を行っており、学んだことを実践する場として家庭で分別した雑がみや廃食用油を小学校で回収するイベントを実施し、学習への理解を深めていきたいと考えています。参加する子どもたちと保護者が家庭で分別に取り組む機会をつくることで家庭内におけるリサイクル習慣の定着を図ることを目的とし、令和8年度は雑がみの回収イベントを5校、廃食用油の回収イベントを5校の計10校で実施したいと考えています。小学校における食の資源循環推進プログラムについては7年度は6校で実施していますが、8年度の目標としては8校で実施できるよう教育委員会と協議しながら進めていきたいと考えています。なお、予算額の減額の要因については事務費の見直しによるものです。
質疑・意見委員
子どもたちが取り組むことでそれが家庭にもつながっていくものだと思っているため、しっかり力を入れて進めてください。
質疑・意見委員
廃食用油をうまく回収していくための工夫等について、教育委員会とは具体的に協議を行ったりしていますか。
答弁執行部
廃食用油の回収は油をペットボトルに入れ持ってきてもらうこととなるため、しっかり蓋を閉めることなど教育委員会と協議しながら周知を図っていきたいと考えています。
質疑・意見委員
子どもたちが決めたルールを守りながら活動できるようしっかり取り組んでください。

6. ペロブスカイト太陽電池(学校設置・モニター)

質疑・意見委員
国産ペロブスカイト太陽電池の普及促進について、市有施設での率先導入とありますが、令和8年度において新たに学校施設にペロブスカイト太陽電池を導入する予定はありますか。
答弁執行部
12月議会において議決された令和7年度予算の繰越し分の小中学校3校に設置する予定としています。
質疑・意見委員
発電量が分かるモニター等の設置について、教育委員会とはどんな協議をしていますか。
答弁執行部
発売前であり詳細な発電量は示されていませんが、現時点において、設置している香椎浜小学校ではペロブスカイト太陽電池がどんなものかといったことを表示するモニターをあわせて設置しています。
質疑・意見委員
子どもたちが実際にモニターを見ながら、電気がどのくらいできているのかなどを学習の中に落とし込み、省エネや再生可能エネルギー等について学んでもらいたいですがどうですか。
答弁執行部
小学生に対する環境教育としては、環境全般に関する副読本を環境局で作成しており、授業等で活用しています。
質疑・意見委員
子どもたちの声を取組の中に反映させ、それを市ホームページや市政だより等で発信し、環境に関する市民のやる気を高めてもらいたいです。

7. 小型充電式電池・乾電池の回収

質疑・意見委員
小型充電式電池等の回収の推進に関連して、市民にとって乾電池の回収方法等が分かりづらいようですが、乾電池に関する周知等は行っていますか。
答弁執行部
アルカリ電池等の乾電池については、区役所等の資源物回収ボックスや家電量販店等に設置する電池回収ボックスで回収を行っており、出し方については市政だよりやホームページ、家庭ごみルールブック等での周知を図っています。

8. 生ごみ堆肥(処理機・堆肥活用)

質疑・意見委員
生ごみ堆肥化容器の購入補助について、乾燥式電動生ごみ処理機を購入した人は増えていますか。
答弁執行部
乾燥式電動生ごみ処理機は令和8年度から新たに追加する品目であるため、現時点では実績がありません。
質疑・意見委員
回収した生ごみの堆肥はどう活用していますか。
答弁執行部
市で集めた生ごみ堆肥は、市民向けの講座のほか、一人一花運動に取り組んでいる団体やイベントでの配布、フラワーショーでの活用等を行っています。
質疑・意見委員
家庭菜園をしている家庭にも配布していますか。
答弁執行部
家庭菜園をしている人に限定した配布は行っていませんが、市のイベントなどで配布する際に、家庭菜園をしている人も含めイベントに来た人に渡しています。
質疑・意見委員
堆肥の配布について周知は行っていますか。
答弁執行部
イベントでの配布を行う際には周知・広報を行っています。
質疑・意見委員
物価高騰により自宅のベランダで野菜を栽培する人が増えており、そうした人が肥料を必要とする場合に提供を受けられるよう周知してください。

9. 指定ごみ袋(多言語・イラスト・プラスチック分別袋)

質疑・意見委員
指定袋関連経費について、ごみ袋の印刷代が含まれているのであれば、その金額を教えてください。
答弁執行部
指定袋は印刷も含め製造委託しており、印刷代のみの金額は把握していません。
質疑・意見委員
以前から要望していますが、本市には多くの外国人が居住していることから、ごみの分別がしやすいようごみ袋にイラストをつけてもらいたいです。ごみ袋にイラストを入れる費用が高額であれば難しいかもしれませんが、分別しやすいイラストを印刷したごみ袋を改めて要望しますが、いかがですか。
答弁執行部
ごみを分別しやすくなるよう検討を進めていきたいと考えています。
質疑・意見委員
指定袋関連経費について、令和7年度予算額の9億5,000万円余から8年度予算額は10億8,000万円余に増額となった理由を教えてください。
答弁執行部
令和9年2月からプラスチック分別収集が開始されることに伴い、新たにプラスチック分別袋を約2,500万枚製造するため製造枚数が増となったものです。
質疑・意見委員
ごみ袋は石油製品であり、今後石油の高騰が予想される状況で経費の増大により予算を増額したということではないのですか。
答弁執行部
現時点で原油高騰に伴う増は見込んでいません。

10. ごみ減量広報・ルールブック(多言語)

質疑・意見委員
ごみ減量広報啓発活動の実施について、詳細と予算減額の理由を説明してください。
答弁執行部
西部・臨海の2か所にある3Rステーションの企画運営および家庭ごみルールブック作成等の各種広報物に係る経費であり、予算減額の要因としては、令和7年度に3Rステーションの機能等の検討に係る委託料を計上していた分が8年度はなくなったことによるものです。
質疑・意見委員
ルールブックの中身を教えてください。
答弁執行部
基本的なごみの出し方や分別の方法、資源物の回収先等について全般的に案内しています。
質疑・意見委員
ルールブックはどこに置いてありますか。また、何か国語で作成されていますか。
答弁執行部
配布先については、転入手続等の際に区役所の窓口で配布しているほか、希望する学校等にも配布しています。言語については、現在、日本語・英語・中国語・韓国語で作成していますが、今後ベトナム語とネパール語についても追加する準備を進めています。
質疑・意見委員
様々な言語があれば外国から来た人も助かると思いますが、冊子では見ない人も多いと思うため、1枚ものの資料にしたほうが分かりやすいのではないですか。以前他都市に視察に行ったときに、外国語でごみの分別を分かりやすく1枚の資料に掲載したものを見たことがあり、参考にしてください。

11. 適正処理・リチウムイオン電池の火災対策

質疑・意見委員
適正処理の推進について、リチウムイオン電池等の回収拠点を令和7年12月に大幅拡充し、市民も少しずつ認知してきているかと思います。今月、国において小型家電リサイクル法の中にリサイクルさせていくべき製品を4品目追加するとのことですが、把握していますか。
答弁執行部
電子たばこ、加熱式たばこ、モバイルバッテリー、ポータブル電源の4品目です。
質疑・意見委員
携帯電話の回収については認知が広まっていますが、加熱式たばこや電子たばこなどを回収することについてはあまり知られていません。リチウムイオン電池を回収し、その中からレアメタルを取り出すことが狙いのようですが、令和8年度は本市で120か所程度での回収を目指しており、その中から例えばレアメタルを取り出すようなことは考えていますか。
答弁執行部
回収した使用済小型電子機器等については、小型家電リサイクル法の認定事業者に引き渡し、そこでレアメタル等を抽出し再資源化されることとなっています。
質疑・意見委員
レアメタルは特に中国との関係もあって市民は不安を持っているため、少しでも回収し再利用できるよう進めてもらいたいです。また、特にリチウムイオン電池による発火火災が全国でも相次いだことを踏まえ、東京都では令和8年度予算において、例えばごみの処理工場や企業等に対しリチウムイオン電池等をエックス線で検知できるような機器の導入を補助する新規事業を盛り込んでいると聞きました。本市においても、エックス線やAI等を使って検知が可能なのかどうか検証し、ある程度容易にできるということであれば検討してもらいたいですがどうですか。
答弁執行部
リチウムイオン電池による発火は市の直営の工場等でも考えられるため、そのような新技術の事案をしっかり確認するとともに、民間事業者への補助等も必要に応じて検討を進めていきたいです。

12. ペロブスカイト太陽電池(民間導入・低炭素材料)

質疑・意見委員
国産ペロブスカイト太陽電池について、国補助を活用した導入と導入に向けた実証実験にそれぞれ1,000万円ずつの予算が確保されていますが、令和8年度に向け、既に手を挙げている事業者はどのくらいいますか。今後導入の可能性があるのかも含めて教えてください。
答弁執行部
ペロブスカイト太陽電池については現時点で未発売ということもあり、民間企業で使う予定ははっきりしていません。脱炭素先行地域の中で一部、地行浜のみずほペイペイドーム福岡での設置が令和8年度中には開始される計画であり、可能性としてはあり得ると考えています。
質疑・意見委員
しっかり補助制度の広報に努め、活用してもらえる事業者には積極的に支援してください。道路下水道局による新規事業として道路分野における脱炭素化の取組を掲げており、CO2吸収型カーボンニュートラルコンクリートや低炭素アスファルト等を素材として使うことができないか研究していきたいとの答弁がありました。舗装の中で低炭素アスファルト等が一般的に使われるような時代になればCO2排出量削減に効果があると思いますがどうですか。
答弁執行部
CO2吸収型コンクリート等については、国において道路や河川などの建設現場での実装に向けて試行導入を実施するとともに、国計画では2030年には一般的なコンクリートと同価格を目指す方向性も示されています。コンクリートはCO2を多く排出する分野でもあるため、技術革新の動向も踏まえながらインフラ部門との連携を進めたいと考えています。
質疑・意見委員
他都市の先進事例等を注視しながら、まずは実証実験として本市でも頑張ってもらいたいです。

13. 家庭ごみ持ち去りの過料

質疑・意見委員
過料25万円の内訳を教えてください。
答弁執行部
家庭ごみの持ち去りに対する過料であり、1人当たり5万円の5人分です。
質疑・意見委員
これまで計上されてなかったのはなぜですか。
答弁執行部
令和5年度に初めて過料処分を科しましたが、件数のめどが立たなかったため予算計上を見送っていました。今回、実績を基に年5件分を計上しています。

14. ごみ収集量とごみ処理量の目標

質疑・意見委員
令和8年度の不燃ごみ収集量について、7年度から2,183トン、約15パーセント減となっている要因を教えてください。
答弁執行部
市民の減量意識によるものと考えています。
質疑・意見委員
可燃ごみ収集量の減少と比べて大きな差がありますが、根拠を教えてください。
答弁執行部
収集実績に基づくものです。
質疑・意見委員
ごみ処理量の推移について、どう分析していますか。
答弁執行部
家庭ごみについては、マイバッグの利用や食品ロスの削減などの市民意識の変化、新聞・雑誌等のペーパーレス化などにより減少傾向にあります。事業系ごみはコロナ後の経済活動やインバウンドの再開により横ばいもしくは微増傾向です。
質疑・意見委員
ごみ処理量の目標値はありますか。
答弁執行部
令和12年度までに47万トンとしており、家庭系ごみについては市民一人一日当たりの処理量を400グラム、事業系ごみについては1事業所1日当たりの処理量を9キログラムとしています。

15. 温室効果ガス排出量の目標と推移

質疑・意見委員
温室効果ガス排出量について、2030年度の目標値467万トンの内訳を教えてください。
答弁執行部
家庭部門81万トン、業務部門90万トン、自動車部門156万トン、その他141万トンです。
質疑・意見委員
温室効果ガスの吸収量は予算関係資料のどこかに記載されていますか。
答弁執行部
予算関係資料には記載していませんが、12月議会における脱炭素戦略2040の骨子案の報告資料において、温室効果ガスの吸収・削減貢献量の実績として54.9万トンと記載しています。
質疑・意見委員
今後、排出量と吸収量がトータルで見えるよう資料に記載してください。
質疑・意見委員
温室効果ガス排出量の推移について、昨年の同じグラフから各年の実績が変更されていますが、理由を教えてください。
答弁執行部
実行計画の改訂時などのタイミングで見直しを行う場合があり、国において自動車部門の係数について遡って変更が行われ、そういった変更点を反映させ数値の校正を行っています。
質疑・意見委員
1年前の同じ資料の2030年度の目標値が451万トンであり、今回が467万トンと上昇しており、説明がないと分かりづらいと思いますがどうですか。
答弁執行部
2030年度の50パーセントの削減目標は変更ありませんが、基準年度の2013年度の排出量について、先ほどの自動車部門の係数の変更や、電力消費量について新電力の電力消費量を加味して校正を行った結果、基準年度の排出量が上昇したことが要因です。
質疑・意見委員
予算説明資料だけ見ると数値が変わった理由が分からないため工夫してください。

16. 脱炭素先行地域づくり事業

質疑・意見委員
令和7年度に新設された脱炭素先行地域づくり事業補助金の内容を教えてください。
答弁執行部
同補助金についてはほぼ全額国費の交付を受けるものであり、指定したエリアにおける電気由来のCO2をゼロにするためにかかる経費の一部を補助するものです。
質疑・意見委員
財源の内訳を教えてください。
答弁執行部
国からの補助金に該当する部分が6億5,370万円、その他市費が74万円です。
質疑・意見委員
どこのエリアを指定しているのか、また、指定する上でどんな議論を経ているのか教えてください。
答弁執行部
みずほペイペイドーム福岡をはじめとした地行浜および唐人町エリアと天神エリアの2か所を指定しています。脱炭素先行地域の要件として、2030年度までに電気由来のCO2を実質ゼロにする必要があり、それに向けた開発等が完了すること、また選定されるために一定の電力消費等の規模感が必要であることから、該当するエリアを市内で探して選定しました。
質疑・意見委員
エリアの指定について、もう少し広範に指定されてもいいのではないかと思いますが、再度説明してください。
答弁執行部
エリア指定に当たっては、基本的にある程度面的な広がりが必要であり間が抜けた形では認められないため、その点も踏まえています。市民のライフスタイル等を考えたときに、日常の仕事・買物などを象徴するエリアであること、また脱炭素先行地域の取組については横展開を強く求められることから、有効と思われるエリアを選定しています。
質疑・意見委員
エリアを選定するに当たって他局と協議をしましたか。
答弁執行部
新たな開発を行ったエリアに関する指定であるため、事業者の決定あるいは計画が出た後に住宅都市みどり局等を通じて連絡し協議を行っています。
質疑・意見委員
具体的にどんな要件をクリアすればいくら補助されますか。
答弁執行部
2030年度までに電気由来のCO2を実質ゼロにできる高効率な空調機器や建物のZEB化等に充てられる予定です。令和8年度については、唐人町における建物のZEB化等に約5億8,000万円、地行浜における高効率機器の更新等に6,400万円程度を見込んでいます。
質疑・意見委員
交付対象は何者を想定していますか。
答弁執行部
令和8年度予算においては4者を想定しています。
質疑・意見委員
1者当たりの補助金額が大きくなりますが、そのあたりの工夫・協議をしなかったのですか。集中的に脱炭素化を進めていくという考え方もありますが、薄く広く進める考え方もあると思いますが、協議の経緯を教えてください。
答弁執行部
国の交付金のそもそもの立てつけとして、象徴するエリアを作ってその事業の中身を横展開していき脱炭素化のドミノを図っていくといった趣旨があるため、こういった形での交付を考えています。
質疑・意見委員
エリアを作ることと対象を絞ることは別の議論だと考えます。エリアを指定した上で、色々な主体に取り組んでもらうという方向性もあるのではないですか。
答弁執行部
令和8年度については4者を対象とした交付を予定していますが、今後の計画の進捗次第で天神エリア等において開発等が進んだ場合には、天神明治通り地区まちづくりエリアにおける事業者の脱炭素化等にも交付金を活用していく予定としており、今後の事業の進め方によってより多くの事業者が活用できる仕組みになっています。
質疑・意見委員
国の交付金は令和9年度以降も入ってくることが確約されているのですか。あるいは繰越明許のような形で対応するのですか。
答弁執行部
選定時の計画に基づき、年度ごとに国から交付されます。

17. 食品廃棄物資源化推進

質疑・意見委員
食品廃棄物資源化推進事業負担金について、3つが減額並びに皆減になっている理由を教えてください。
答弁執行部
事業系食品廃棄物分別保管場所等整備費補助金については、新たに分別保管場所の整備を行わなくても既存の保管場所で分別できた事業所が多いため廃止したものです。事業用生ごみ処理機導入支援補助金については、堆肥化の作業に手間がかかる、従業員の負担を増やせない、処理機を設置するスペースがないなどの意見があり、生ごみ処理機の普及は困難と判断して廃止したものです。廃棄物資源化補助金については、リサイクルの導入までに既存の分別ルールの変更、テナントや従業員の教育などに一定期間を要するため、補助年度内に執行できる金額を考慮し減額したものです。
質疑・意見委員
食品廃棄物の資源化に向けた取組の予算額について、令和7年度と比べた増減を教えてください。
答弁執行部
手元に資料がありません。

18. FUKUOKAゼロカーボンゲート・Jクレジット

質疑・意見委員
FUKUOKAゼロカーボンゲートの具体的な支援内容を教えてください。
答弁執行部
脱炭素の先端技術や新たなビジネスモデルの市内実装等に意欲のある事業者を選定し、資料記載の内容を伴走支援するものです。
質疑・意見委員
経済観光文化局で実施するmirai@との役割分担を教えてください。
答弁執行部
一部重なる部分があるため担当課と連携を取っていきます。この事業は、脱炭素に特化した窓口を開設し脱炭素に係る新技術等の誘導を行うとともに、協業先や資金提供者とのマッチング事業については独自に行っていきます。
質疑・意見委員
住宅用エネルギーシステム導入支援事業とJクレジット制度との関連性を教えてください。
答弁執行部
住宅用エネルギーシステム導入支援事業によって導入された太陽光発電と蓄電池の利用によるCO2削減の価値をクレジット化し売却益を活用しようという取組です。補助を受ける市民の同意を得て、生まれる環境価値を利用する点で関連性があるものです。
質疑・意見委員
クレジットの販売規模はどのくらいを想定していますか。
答弁執行部
クレジット創出事業者の還元率によりますが、年間300〜400万円を想定しています。
質疑・意見委員
事業者がクレジットを販売するのですか。補助を受けた市民との関係性を教えてください。
答弁執行部
クレジット創出については事業者が行い、賛同を得られた補助申請の内容を事業者に提供するものです。

19. 省エネ設備導入支援事業

質疑・意見委員
省エネ設備導入支援事業の財源内訳を教えてください。
答弁執行部
補助枠については全て国の交付金です。
質疑・意見委員
2月の補正時の事業との差異はありますか。
答弁執行部
2月補正分は物価高騰対策交付金、当初予算分は重点対策加速化交付金を財源としています。
質疑・意見委員
2月も尋ねましたが、照明・空調・換気設備以外にも脱炭素に寄与するものはあると思いますが、今回も対象外ですか。
答弁執行部
そのとおりです。
質疑・意見委員
2月は制度ががんじがらめとの答弁でしたが、今回も国との協議により対象を広げられる余地はないのですか。
答弁執行部
国と詳細な協議は行っていません。
質疑・意見委員
2月に複層ガラスや塗料など具体的事例を挙げたにもかかわらず、国と協議しなかった理由を教えてください。
答弁執行部
建築物のCO2排出量の大部分を占める空調・照明設備の導入に対して支援を実施することが有効と考えています。
質疑・意見委員
今後も対象設備の拡大を検討する余地はないのですか。
答弁執行部
限られた予算であり、空調・照明設備への補助が効果的と考えますが、必要に応じて検討していきます。
質疑・意見委員
ぜひ検討してください。

20. 海洋プラスチックごみ対策

質疑・意見委員
海洋プラスチックごみ対策の推進について、具体的な内容を教えてください。
答弁執行部
6月の環境月間において実施しているラブアース・クリーンアップ清掃活動を都市圏自治体と連携し行うとともに、ポイ捨て防止の啓発も含め海洋プラスチックごみに関する広報・啓発を行っていきます。
質疑・意見委員
以前から要望していますが、海洋プラスチックの要因として人工芝や農薬を入れるカプセルの影響が大きいのではないかと思いますが、取組状況を教えてください。
答弁執行部
国において一般向けのリーフレットや施設管理者向けの対策事例の紹介などの取組があるため、引き続き国の動向を注視するとともに、国の啓発物も活用しながら市民・事業者への周知・啓発に努めていきます。
質疑・意見委員
ぜひ前向きに取り組んでください。

21. 事業系ごみ資源化推進ファンド条例改正

質疑・意見委員
事業系ごみ資源化推進ファンド条例の一部を改正する条例案について、改正内容を説明してください。
答弁執行部
令和8年3月31日までの失効期限を廃止するものです。
質疑・意見委員
条例に失効期限を設けていた当時の背景と理由を教えてください。
答弁執行部
第4次ごみ処理基本計画の削減目標を達成するための手法の一つとして設置したものであり、ファンドの終期を同計画の目標終期に合わせて設定したものです。
質疑・意見委員
改正後は無期限になりますが、今回期限を削除したのはなぜですか。
答弁執行部
ファンドの積立金については、事業系ごみの手数料減免の廃止に伴う収入の一部を原資としていることもあり、その使途については事業者に還元することが適当と考えています。事業系の古紙や食品廃棄物などの資源化について引き続き取組を進めていく必要があるため、今回の改正に至ったものです。
質疑・意見委員
現在のファンドの残高はいくらですか。
答弁執行部
令和7年度末の残高見込みは6億2,895万2,000円です。
質疑・意見委員
ファンドの繰入れや支出のルールを設けていれば説明してください。
答弁執行部
ファンドの運用益とふるさと納税の収益を繰り入れています。支出については参考資料7ページの対象事業および充当額に記載のとおりです。
質疑・意見委員
ファンドの基金が枯渇したら役割を終えるのですか、それともまた違った形で積立てをしながら活用していくのですか。
答弁執行部
ファンドについては当面枯渇する見込みはありませんが、事業系ごみのさらなる減量と資源化については長期的に取り組む必要があると考えているため、対策については今後検討していきたいです。

22. 資源物持ち去り防止対策

質疑・意見委員
資源物持ち去り防止対策について、これまで持ち去りにより本市の歳入にどのくらいの影響が出ていますか。
答弁執行部
持ち去りの件数を全て確認できているわけではないため、その影響額については算定できません。
質疑・意見委員
持ち去りをする人の特徴としてはどんな人が多いですか。
答弁執行部
把握しているデータによると外国人が多い状況も見受けられます。
質疑・意見委員
防犯の観点からしてもしっかり対策すべきです。持ち去るということは買い取る人がいるわけであり、買取り業者に対して何か対策は取れませんか。
答弁執行部
パトロール員が定期的に買取り業者を訪問し持ち去り物を買い取らないよう指導しています。現在、県警との連携を強めているところであり、令和8年度においては県警と合同で買取り業者を訪問・指導することについて検討を進めていきたいと考えています。
質疑・意見委員
買取り側への規制についてもしっかり取り組んでください。
質疑・意見委員
以前、持ち去りを見かけたことがあり声をかけようかと思いましたが、トラブルを避けるために声かけをちゅうちょしました。市民がそのような場面に遭遇した場合はどんな対応を取ればよいですか。
答弁執行部
持ち去りを見かけた際には、可能な限り環境局や区役所へ情報提供を行うよう呼びかけており、それに基づき重点的にパトロールを行う地域を選定したり対策に生かしたりしています。なお、警察からも、持ち去りを見かけた際に不安や危険を感じた場合などは110番通報してもよいということになっているため、警察と連携して対応する体制にしています。
質疑・意見委員
1億円を超える予算を計上しているため、知恵を絞りしっかりとした対策を取ってください。

23. 河川清掃・産廃指導と県負担金

質疑・意見委員
資源物持ち去り防止対策としてパトロール業務委託に6,400万円余の予算が計上されているにもかかわらず、関連歳入は25万円しかなく、もっと取り締まれないのかと思っています。河川清掃経費について、令和6年度決算分科会でも指摘しましたが、8年度の予算額は6,000万円以上であるのに対し関連歳入は県支出金の300万円しかありません。河川の管理はあくまでも県がやるべきことであり、補助金をもらっても300万円ではこの程度の仕事しかできないということを県にしっかり分からせることも必要です。単純計算すると約20倍の仕事をしていることとなります。我々市議会議員も市内選出の県議会議員に対し、なぜ県からは300万円しかもらえないのに本市は6,000万円も投入しなければならないのかと伝えており、市もきちんと県と交渉してもらいたいです。一方で産業廃棄物処理指導等経費については、8年度の予算額は991万5,000円で関連歳入の県支出金は1,000万円を超えています。このような予算立てが適正で、余れば何かあったときに使うということでよいと思っていますが、関連歳入よりも少ない予算となっているのはなぜですか。
答弁執行部
産業廃棄物処理指導等経費における県支出金については、本市による許可やパトロールの実績に応じ支出金を受けています。
質疑・意見委員
県補助金の20倍の予算を計上する必要があるのかについては疑問であると意見を述べておきます。

24. カーボンニュートラル目標とごみ袋手数料の在り方

質疑・意見委員
国においてはグリーントランスフォーメーションを推進していますが、日本の二酸化炭素排出量は世界においては約3パーセントであり、中国はその11〜12倍です。世界情勢は変わってきており、欧米にも脱炭素に取り組まない国も出始めています。そのような中、2040年に向かって本市はカーボンニュートラルを目指しており、もう少し真剣な姿勢を見せてもらわなければ市民に説明がつきません。ごみの問題について、2005年にごみ袋が有料化され手数料として約73億円が入ってきています。ごみ袋の値段としては1リットル当たり1円、1袋45円ということで導入しましたが、20年間一度も値上げされていません。ごみの処理というのは市町村がやるべきことではありますが、市民も努力・協力しなければならない法律となっており、それをしっかり市民に伝えた上で、排出者責任の観点からも手数料を引き上げてよいのではないかと思っています。それによって得られた財源を有効活用してもらいたいです。世の中の動きが変わっていく中、先駆者である本市が2040年度までカーボンニュートラルが達成できなかった場合はどうするのかという議論も今のうちから始めておかなければならないと思っています。もし達成できなければ責任を取るべきだと思っており、そのため責任ある発言と責任ある行政手腕を発揮しなければならないと思いますがどうですか。
答弁執行部
2040年度のカーボンニュートラル達成に向け、チャレンジ目標として掲げています。この目標は企業も含め多くの市民に協力してもらわなければ、行政が旗を振るだけでは決して達成することはできないと十分認識しています。そのため脱炭素の分野のみならず、ごみの減量をはじめとした循環経済、自然共生の3つの取組をしっかり三位一体で進めていくことが重要であり、今回上程している予算が可決された暁にはしっかり効果的・計画的に執行し、事業の意義について市民に少しでも届くよう取り組んでいきます。

出典: 福岡市議会 会議録検索システム
「会議名でさがす」で条例予算特別委員会 生活環境分科会を選ぶと、2026年3月13日(金)の記録を確認できます。