総務財政委員会
2026年5月15日(金) 開催
総務財政委員会で、災害避難所の充実を求める請願(7年請願第5号)を審査しました。福岡県の新しい被害想定により市内の想定避難者数が2万5,072人から最大約23万2,000人へ見直されることを踏まえ、備蓄の量、分散備蓄、物資の輸送路、避難所の環境について質疑が交わされました。市は令和8年度に発災当日分の備蓄を確保し、全庁横断のプロジェクトで対策を検討すると答え、各会派はいずれも継続審査としたため、結論を得るに至りませんでした。
この日に話し合われた議題
- 1
請願が目指す備蓄の水準(紹介議員への質疑)
委員が紹介議員に、求める備蓄の水準や請願を今出した意義、費用対効果の考え方などを尋ねました。紹介議員は、国際基準であるスフィア基準に沿った水準を目指すべきで、地域防災計画の見直しを待たず年度内から備蓄を進めるべきだと答えました。
質疑・意見 18件答弁 0件 - 2
備蓄食料の入替えと有効活用
備蓄食料の廃棄量や入替え分の配布について質疑がありました。市は、毎年4分の1から5分の1を入れ替え、防災訓練やイベントで配って廃棄せずに活用しているとし、備蓄量が増える今後は更新時期の平準化や活用先の拡大を検討すると答えました。
質疑・意見 4件答弁 4件 - 3
想定避難者数の見直しと地域防災計画
想定避難者数が約10倍に増えた理由と、県の想定をそのまま採用するのかを問う質疑がありました。市は、最大震度が6強から7に見直され、半壊家屋やライフライン被害、車中泊なども算定に含まれたと説明し、災害対策基本法上、県の計画との整合が必要だと答えました。
質疑・意見 5件答弁 5件 - 4
分散備蓄の課題と物資輸送路の確保
分散備蓄が進まない理由、車中泊など避難所外の避難者への物資提供、月隈収蔵庫からの輸送路について質疑がありました。市は、令和8年度に小学校へ食料・水・携帯トイレを配置し、民間倉庫も2か所以上に分けて借り上げると説明しました。
質疑・意見 9件答弁 8件 - 5
備蓄状況の公表と市民への周知
どの避難所に何がどれだけあるのかを市民に分かるよう示すべきだという質疑がありました。市は、法改正で年1回の公表が義務づけられ避難所ごとの内訳も公表しているとしつつ、何日分対応できるかなど、より分かりやすい公表方法を検討すると答えました。
質疑・意見 4件答弁 3件 - 6
新たな被害想定への対策と国・県の動き
新しい想定を踏まえた備蓄の考え方と、国や県の対応について質疑がありました。市は全庁横断のプロジェクトで検討中と答え、県が令和8年2月に備蓄基本計画を改定したこと、国が要請を待たずに物資を届けるプッシュ型支援を拡充していることを説明しました。
質疑・意見 7件答弁 5件 - 7
防災会議の構成と民間事業者との応援協定
防災会議の構成や、食料の確保に向けた民間事業者との協定について質疑がありました。市は、会議は市長を会長に49人で構成され警察・自衛隊やインフラ事業者も参加していること、大手量販店などとも災害時応援協定を結んでいることを説明しました。
質疑・意見 5件答弁 4件 - 8
避難所の感染症対策
避難者が増えることで高まる感染症リスクへの対応について質疑がありました。市は、各防災倉庫にマスクや体温計、消毒液を備蓄し、1人おおむね4平方メートルを目安に間隔を確保すること、体調不良者は福祉避難室で対応することを説明しました。
質疑・意見 2件答弁 2件 - 9
避難所環境の改善と住宅再建
福岡県西方沖地震の当時と比べた避難所環境の改善状況や、仮設住宅の整備の想定について質疑がありました。市は、災害関連死の防止を最も重視し、トイレ・キッチン・ベッドの充実や仮設住宅への円滑な移行に取り組むと答えました。
質疑・意見 2件答弁 1件 - 10
委員外議員の質疑・意見
委員外議員が、スフィア基準の水と市の計画の差や、公助が後退しているのではないかという点を問いました。市は令和8年度に19万5,000人分の水を1人1日500ミリリットル3本で確保すると答え、委員外議員は3日分の備蓄確保と請願の採択を求めました。
質疑・意見 2件答弁 1件 - 11
各会派の意見と請願の取扱い
各会派が請願の取扱いについて意見を述べました。防災体制が十分ではないという認識は共有しつつ、国や県の動向や地域防災計画の見直しを見ていきたいとして、いずれの会派も継続審査としました。
質疑・意見 5件答弁 0件
チャット形式で会議のやり取りを読めます。わかりやすい表現と原文を切り替えられます。